《無》我の境地!   作:ゆうてん

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やっと投稿できました!
今回は、少し戦闘描写を取り入れました。
まぁ、本当に少しですがね。

とりあえず、どうぞ!


01:『拳』、全開!②

 

摩梨「…それはどういう……?」

 

そう言った摩梨をよそに、悠斗は気だるそうに体を起こした。その目線は屋上の入口に向けられている。

 

悠斗「………もしかしたら、それを直に見れるかもだぞ。出てきなよ、大体10人くらいか?」

 

 

入口が開かれると、そこには教室で難癖をつけてきた金髪の少年とその取り巻きが10人ほどいた。

それぞれの手には各々の武器が握られている。

 

悠斗「ほお?女のケツを追いかけるのは早いんだな。」

金髪の少年「ふざけてんのも大概にしろ。俺様に楯突くだけでなく、俺の婚約者(フィアンセ)の摩梨を連れ込むなんざ……殺されたいのか?」

 

悠斗「……燕、あいつの言うことは本当か?」

 

 

摩梨の方を見てみると、こころなしか体が震えている。

それを見て即座に理解した。摩梨はこの金髪(クソ)に嫌悪を抱いていると。

 

金髪の少年「お?疑ってんのか?そりゃあいきなり言われればなあ!でもよ……よ~くその足りないオツムで考えてみろ?

 

なんで俺様がお前の居場所を知っていると思う?この広い学校敷地内だぜ?こんなところにいるなんてそんなに考えないだろ?」

 

そう、この少年のいうとおりこの学校は敷地が広いのだ。

それこそ、とある学園都市並みに。一応寮も完備されており、ショッピングできるくらいの施設も揃っている。

その中で、特定の人間を探すのに「屋上」と限定するのは確かにおかしい。

 

誰かが「屋上にいる」とリークしない限り。

 

 

摩梨「ち…違う!私はそんな卑怯臭いことはしない!」

 

摩梨の目には涙が浮かんでいる。群青色の瞳が揺らぎ、今にもこぼれてしまいそうだ。

しかし悠斗は少年の言葉を聞いてから俯いているため表情がわからない。

 

その状態で、悠斗は歩き出す。

 

 

 

 

金髪の少年と、その取り巻きに向かって。

 

 

金髪の少年「…………は?」

 

悠斗「長い高弁垂れてくれてありがとうよ。屑。

さっきから黙って聞いてりゃ、よくもまあいけしゃあしゃあと嘘が付けるな。

 

燕……摩梨は俺の幼なじみ(・・・・)なんだよ。少しぐらいお互いのことは知っているつもりだ。摩梨は…曲がったことが嫌いな真面目っ子なんだよ。そいつが泣きながら『違う』って言うんだぜ?

 

どっちを信じるかなんて、一目瞭然だろ?」

 

あげた悠斗の表情は、冷たいナイフのように鋭く、冷たいものだった。

取り巻きの半数はその威圧に気圧されているようで、冷や汗をかきながら後ずさりしていた。

それを知ってか知らずか、悠斗は右足を半歩下げ、左手を前、右手を後ろに構えた。

そのまま、摩梨を見ずに呟いた。

 

悠斗「摩梨、お前は確かに俺を責め立てた。他の連中と一緒に。

でも、今でも、これからも俺は……お前を信じてるぞ。

 

遅くなったが、”ただいま”。いまから…昔の俺とは違うところ、見せてやるから。」

 

摩梨「………!!あ、ああ!”おかえり”、悠斗!」

 

 

摩梨の目には、さっきの涙はなく、温かい涙が満たされていた。

それを…金髪の少年は黙って見ている訳がなかった。

 

 

金髪の少年「あー、わかったわ。お前、俺の婚約者を横取りするつもりだな?

 

よし、おまえら……殺れ。」

 

取り巻きたちはそれぞれ悠斗に向かって突っ込んでいく。

それを見ていても、悠斗は一歩も動かない。ただ…笑顔を浮かばせているだけだった。

 

悠斗「さて、お前らに忠告だ。お前らの……。」

 

最後まで言う前に悠斗に取り巻きの武器が振り降ろされる。剣、大剣、斧、ハンマーなど、いろいろな武器が様々な属性の魔力をまとって。

摩梨でさえも、その光景に絶望すら覚えた。

 

摩梨「ゆ…悠斗!!!」

金髪の少年「ギャハハハハハハ!!これで邪魔者は「人の忠告は最後まで聞いたら?」は?」

 

見れば、先ほどまで武器にまとっていた魔力がまるで何事もなかったように飛散している。

さらに、取り巻きたちの武器も押し返されている。

金髪の少年を除いて9人いる取り巻きが、だ。

 

悠人「全く、しゃあない。もういっかい言ってやるからきちんと聞いとけ。

 

お前らの魔法、俺に通じると思うなよ?」

 

瞬間、取り巻きたちは四方八方に吹き飛ばされ、フェンスにぶつかり気を失った。

その中心を見ると、悠斗が悠然と立っていた。

周りに青いオーラを纏いながら。

 

その魔力量にそこにいる誰もが驚いている。

金髪の少年はなんとかこらえ、自身の持つ火属性の魔力を大剣に纏わせる。

 

金髪の少年「そ・・・そんな虚仮威し、俺には効かない!」

 

悠斗「ふうん、んじゃ最後の忠告な?

 

 

”俺から目を

 

 

 

 

 

よ?”」

 

金髪の少年「・・・・・・!!!!!」

 

 

目を離したつもりはなかった。一瞬、一瞬瞬きしただけだ。

悠斗は目の前にはおらず、背後に回っていた。油断しきった相手の背後に。

 

悠斗「ほら、離した。

 

 

 

強化『我王咆哮』、拳技『我王牙』!!!」

 

悠斗の魔力を纏った両手突きをまともに食らった少年はフェンスにめり込むように吹っ飛んでいった。どうやら声を出す暇もなく気を失ったようだ。

悠斗の戦いに呆然としていた摩梨に、悠斗は笑顔を向けた。

 

悠斗「な?昔とは違うだろ?」




次回!《無》我の境地!

02:幼なじみと飛び級科学者①

悠斗「・・・なんでもうすでに複数回跨ぐ算段たててんだ?あ?」(胸ぐらを掴んでいる)

いやあ・・・投稿スピードがなかなか安定しないし・・・(冷や汗)


悠斗「おまえ、前ので懲りてないなら・・・もう一回いっとく?」(グーパンがアップを始めました)

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