一応この作品、パソコンから投稿してるんですがね?どうにも自身の性格が仇になっているようで・・・。
あれです、不器用なんです。二毛作?できるけどどっちか一方おざなりになるよ?
そんなうP主をどうか温かい目で見てあげてください。
[黒燐学園 職員室]
職員室のあるデスクに、栗色の髪をサイドテールに束ねた二十代後半の女性が頭を抱えていた。
彼女の名前は焔 あかね(ほむら あかね)。悠斗の通う2年A組の担任だ。
あかね「う~ん、私は別に偏見とかはないんだけど・・・《無属性》か・・・。」
その内容はもちろん悠斗の魔力の属性についてだ。迫害されるほど差別されている《無属性》をもつ悠斗は少なくとも避けられたりいじめがあったりするだろうし、担任としては対策を考えなければならないのだ。
しかし、この担任・・・それよりもとんでもないことを考えてたりする。
あかね「・・・・・・・・・・・・・ふふふ♡
ふふふふふふふふふふふふふ♡
《無属性》・・・どういうものなのかなぁ♡?文献も指折りしかないし、全部読みつくしたし、まだまだ知らないことが多いのよね♡!!そんな時にちょうど《無属性》の魔力をを持つ悠斗君が来てくれた!!
あぁ!!研究者としての!科学部顧問としての血が滾ってきちゃう!このことを考えているだけでご飯10杯は行けるわね!!」
この先生は化学を専門としている教諭で、自身もまだ謎の多い魔法についての研究者なのだ。
そこに、超希少価値のある《無属性》をもつ生徒を受け持ったことで血が騒いでるのだ。
・・・簡単に言えば生徒を研究対象にしようとしているのだ。
あかね「そうと決まれば!早速科学部で実験の内容を検討しないと!」
そういうと、あかねは机から勢いよく立ち上がり職員室を去っていった。
誰もいなくなった机には、このような資料が置いてあった。
【《無属性》について
・《無属性》を所有しているものはこの世界の人口約70億人のうち、わずか3人となっている。
その背景には迫害により殺害された、とある。
・その他詳細は未だわかっていない。《無属性》を持つ者の発見が出来ておらず、研究が進まないからである】
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放課後、悠斗と摩梨は一緒に帰路についていた。
少し間隔は空いているが、二人で並んで歩いている。
摩梨「そういえば、その・・・こっちに来る前はどこにいたんだ?」
悠斗「ん?ああ、隣の北辰市の学校に通いつつ自身について少しずつ研究してたんだ。そこで第二の家族・・・とは言わないけど、それくらい大事な人たちと暮らしてた。」
摩梨は微笑んではいたが、少し無理矢理な笑顔だった。
それはそうかもしれない。なんせ、昔大人たちに混じって迫害を加えていたのだから、大なり小ない負い目を感じているのだろう。
そんな雰囲気に耐えられなくなったのか、悠斗は手を後ろにやり頭を掻いた。困ったときに出る悠斗の癖だ。
悠斗「あ~、もう別にいいって。昔は昔、今は今だ。俺はもう昔のような『自分を恐れて弱々しい』俺じゃない。自分の運命を受け入れているんだ。大丈夫だよ。」
摩梨「・・・しかし・・・。」
悠斗「・・・!摩梨、ちょっと来て!」
摩梨「うわっ!?」
暗い雰囲気全開の摩梨の手を引いて、近くにあった小高い丘にやってきた。
ここは昔、迫害を受ける前まで二人で遊んでいた思い出の場所だ。通学路はここの前を通ることを思い出した。
夕暮れ時の丘からは、沈みかけの夕日が紅く、登りかけの夜が深青(あお)く、美しいグラデーションを作り上げていた。
摩梨「・・・・・・あ。」
悠斗「懐かしいな。ここでままごととか、追いかけっことかしたっけ・・・。」
悠斗は振り返って摩梨を見つめた。綺麗な青い目はまだ後悔と自責の念が残っているみたいに揺らいでいる。
悠斗「摩梨、今すぐ気にするなっていうのは無理な話だと思う。でも、徐々にでいい。徐々に心の整理をしてくれ。
俺はもう気にしてないから、またこれからよろしくな!摩梨!」
摩梨「・・・っ!ああ、これから・・・か。また、お前と同じ時間を生きれるのか?」
そう言うと、摩梨の目から大粒の涙がこぼれてきた。同時に、悠斗に抱きついた。
しかし・・・・・・。
摩梨「ああ、よろしくな!これから、今まで過ごせなかった時間を取り戻そうな!」
悠斗「もが!?もががああぁぁぁ!!?(それにしたって・・・どうして摩梨の方が身長高いの!?苦しい!?む・・・胸が!!)」
悠斗の身長・・・165センチ
摩梨の身長・・・170センチ
つまり今、悠斗は摩梨のたわわに実った双丘に挟まれて窒息しそうになっている。
悠斗は摩梨が離してくれるまで、酸素供給を訴える体と煩悩と戦っていた。曰く「今までで3番目にきつかった」だとか。
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摩梨「す・・・すまん。恥ずかしいところを見せてしまったな。」
悠斗「あ、あぁ、気にしなくていいよ。」
再び帰路に着いた頃にはすでに辺りは暗くなっていた。そして、悠斗の顔は未だに酸欠なのか、少し青い。
逆に摩梨はなぜか少し艶やかで清々しい顔つきになっていた。
悠斗「っと、俺はこっちだな。」
摩梨「・・へ?悠斗、昔みたいに隣ではないのか?」
悠斗「あ~・・・それでもいいんだけど、前見たら散々荒らされてて使い物になんなかったんだ。だからマンションで一人暮らしだよ。」
摩梨「・・・そうか。」
摩梨の顔が再び悲しみに包まれていった。おそらく悠斗の家が隣だと信じていたんだろう。
それを見て、悠斗は恥ずかしそうに頬を掻いた。
悠斗「7時半。」
摩梨「・・・?」
悠斗「・・・学校、まだ少し迷いそうだから、い、一緒に行ってくれるか?お前んちに迎えに行くから。」
摩梨「・・・!!ほ、ほんとか!?」
悠斗「ほんとだ。約束するよ。」
摩梨の顔がぱああぁ・・・と花が咲いたように笑顔になった。そして悠斗に突っ込んでいくが、悠斗はそれを避けた。
摩梨「なぜ避ける!?嬉しいのを共有しようとしているのに!」
悠斗「やめてくれ、今されたらシャレにならないから。」
ぶーぶーと可愛らしく講義してくる摩梨。見た目は凛とした女の子でクールなところがあるが、結構乙女なところもあるのが彼女の本当の姿だ。ようやく本調子に戻ったと確認した悠斗は摩梨に背を向ける。
悠斗「じゃあ、また明日な!」
摩梨「・・・・・・・・・・・・むう。」
そして、目線を前に向けた瞬間に背中に衝撃を受けた。
後ろから摩梨が抱きついてきたのだ。
悠斗「お、おい摩梨!?」
摩梨「・・・本当に、明日、来てくれるのか?」
肩に乗せている顔を覗けば、こっちを見ている目には不安を感じていることが分かった。
おそらく、自惚れでなければ悠斗がまたいなくなってしまうのでは?と不安になっているのだろう。
そっと、悠斗はポケットからあるものを取り出す。
手に握られていたのは、携帯電話だった。
黒いフレームでボタンではなくタッチ操作で動かすタイプのものだ。
悠斗「摩梨、携帯持ってるか?」
摩梨「あ、ああ。」
悠斗「そんなに不安なら、俺の連絡先教えるよ。少なくとも、不安はなくなるだろ?」
摩梨「・・・わかった。」
摩梨の携帯電話も悠斗と同じものであるが、フレームは銀色だった。
そして、連絡先を教え合い、今度こそお互いの家に向かっていったのだった。
摩梨「絶対!明日!来るんだぞーーー!!!」
悠斗「わかったっての!叫ぶほどじゃないだろ!恥ずかしいんだよおおぉ!!!」
・・・悠斗の姿が見えなくなるまで、摩梨が声を張り上げて確認していたことで、悠斗の精神はごっそり削れたが。
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【燕家 居間】
摩梨は、携帯電話の「天神 悠斗」の文字を見ながらニコニコしていた。
摩梨(悠斗が、帰ってきたんだ。・・・・・・嬉しい!)
???「摩梨、どうしたの?そんなニコニコして。」
テーブルの向かいにいた母、燕 白亜(つばくらめ はくあ)がニコニコしながらこちらを見ていた。
白亜「摩梨、あまり携帯見てないじゃない?もしかして・・・・彼氏?」
??「ぬあぁぁぁぁぁぁぁあぁにいいいぃぃぃぃぃぃ!?くぁるぅぇしいいいぃぃぃぃぃぃ!?」
「彼氏」と聞いた途端、隣の部屋から黒髪を束ねた初老の男性が居間に勢いよく飛び込んできた。
彼は燕 一真(つばくらめ いっしん)。摩梨の父親だ。
摩梨「違います母上、父上。」
摩梨の真面目な態度に父親も母親も真面目な顔になった。
摩梨「悠斗が・・・悠斗が帰ってきてくれたんです。この星辰町に。」
それを聞いた瞬間、両親も摩梨同様悲しい表情をした。
同じく、負い目を感じているのだろう。
一真「そうか・・・、悠斗くんが帰ってきたのか。」
白亜「彼・・・・どうだった?」
摩梨「昔のことを乗り越え・・・大きく・・・・強くなっていました。」
摩梨は柔らかい笑顔で両親に告げた。不良から助けられたこと、連絡先を教えてもらったことを。
一真「・・・そうか。・・・ふふ、悠斗君とまた、話ができるのか。」
白亜「ふふふ♪たのしみだわ♪」
その日、燕家の食卓はとても明るいものになったという。
次回!《無》我の境地!
02:「幼なじみと飛び級研究者②」
いやあ、身長小さいんか!悠斗きゅんは(ΦωΦ)フフフ…
悠斗「お前も小さいくせに。」
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!