スローライフしたかった黄金騎士   作:ユーザーU

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まだ二作品をほったらかしにしてるのに懲りずに新作を書く漢です、すみません


ルト村編
プロローグ


俺は…あることに気づいた

 

ネガ・セルヴィ13歳、男

気づいたというよりは…思い出した?、俺なのか俺じゃないのか、ただ簡潔に言えば記憶(・・)がある、俺の記憶なんだが…それはとてつもなく違和感がある物で…その記憶だと12歳だし、しかもその記憶の結末では俺は最後に死んでいる…つまり、これは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おーい、セルヴィ~!!」

セルヴィ「…ハァ」

全身を写せる鏡とベッド、それとクローゼットにテーブル、キッチン、それぐらいの質素な物しかない俺の愛する木造の家にいつも通りの平和なゆったりペースの1日の始まりを告げる、幼なじみの声が響いた。

???「まだー?」

セルヴィ「…今行くよー」

こっちもちょっと大きめの声で返事するとあの子は満足そうに黙った。

 

(例え前世の記憶(・・)だとしても、今の俺の人生には関係ない)

 

セルヴィ「おはよう、ルナ」

ドアを開けるといつも、通り首のちょっと下ぐらいまで黒髪を伸ばしたルナが居た

ルナ「うん、おはよ!!」

ルナは一言言うと先に仕事場へ行った。

セルヴィ「あ~…眠いな…」

フラフラした足取りで家を出ると、周りでは小さな畑で農作業をしているこの村のじいちゃんばあちゃん達が農作業していた。

セルヴィ「おはよー!!」

朝から畑仕事等で元気に働くじいちゃんばあちゃん達に元気な挨拶をしながらゆったりとルナの後を追った。

ゆっくりボーっと、そしてルナに追い付いた。

井戸を中心にしていて良く人がいる。

ルナ「遅いよ?」

セルヴィ「だって眠いし」

ルナ「まぁ別にいいよ、ほら行こ?」

セルヴィ「そうだね」

少し歩いて村の中央ぐらいに着いた

井戸を中心にした広場だ。

ルナ「狩りとか畑とかお互い沢山やることあるね…」

めんどくさそうに言っているけどいつも楽しそうにやってる

ルナ「ほら、セルヴィもアーロンおじさんの所に行ってきなよ」

セルヴィ「じゃ、行ってくる」

ルナ「いってらっしゃい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある木造の家の前に着くと俺はドアをノックした。

ここはこの村の狩人の一人のアーロンおじさんの家だ。

確か元冒険者でしかもただの有象無象じゃない。

B+、つまりプロレベルだった。

アーロン「おぉ、セルヴィか」

すぐに扉が開いてアーロンおじさんが出てきた。

色白で綺麗な黒髪を少し長めに伸ばしている。

確か結構歳はいってる筈なのに若々しく目が鋭い。

セルヴィ「そろそろ今日の狩りの時間でしょ?」

おじさんは『あぁそういえば』、という仕草をすると「少し待ってくれ」と言って家の中へと戻った

少し経つと弓矢と肩に通す紐が着いた矢筒とナイフを二人分持ってきた

アーロン「ほらよ」

セルヴィ「ありがとう」

道具を受け取るとナイフをベルトに通し矢筒を背負った、おじさんも同じようにした。

アーロン「行くぞ」

セルヴィ「わかった」

 

 

 

 

昔から良く行く近くの森で獲物を狩る予定だ、森への道を歩いている途中おじさんが話かけてきた。

アーロン「今日はとにかく肉だ、肉を取るぞ」

セルヴィ「あっ…そういえば今日は新月だからお祭りか…」

アーロン「なんだ?、忘れてたのか?」

セルヴィ「ハハッ…うっかり」

アーロン「まぁ、とりあえず今日は食いまくるぞ…肉をな!!」

セルヴィ「そうだね!!」

勢いよく答えると今日はおじさんも調子が良いことが分かる、なんだかテンションが高い。

今日は早く終わらせよう、お腹が減って来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、ちょうど狩りが終わった所だった。

三本の矢がの内アーロンおじさんの放った一本の矢だけが綺麗に猪の急所を貫いていた。

セルヴィ「ふぅ…疲れた」

アーロン「あぁ…そうだな、なぁこの猪、ストレスか何かで弱ってるぞ」

セルヴィ「えっ?」

全く気づかなかった…やはりおじさんはプロだからだろうか?。

でも確かにおかしい、この森は環境がかなり良い筈、果物だって沢山実ってるし俺の村の食糧や稼ぎもかなりお世話になってるレベルだ。

その為かなり厳重にこの森の扱いに気を付けてる、だから別に果物の採りすぎで動物の分が無くなるなんて事はないはずなのに。

セルヴィ「たまたまじゃない?」

アーロン「かもな…」

おじさんはまだ気にかけてるようだ。

(何かの理由で生態系が崩れたのか?…しかし何故、まさか外来種か何かか?)

アーロン「…そろそろ帰るぞ…なんだか嫌な予感がする」

セルヴィ「えっ?」

アーロン「早く」

セルヴィ「あぁ…うん」

 

この時、どういう事か分からなくて不思議に思いながら帰った。

そして、この時のおじさんの嫌な予感というのは少し時間を開けて的中する事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の広場で集まってキャンプファイヤーを囲みながら村の人達は大騒ぎしながら夜の祭りを楽しんでいた。

しかし、そろそろ俺の腹は限界だ、マジでムリ。

セルヴィ「…ヤバい」

ルナ「大丈夫?」

セルヴィ「うん…そろそろ……無理…ごめん帰る」

ルナ「気をつけてね?」

セルヴィ「うん……うっ…」

そんな会話をしていると一人の眼鏡を掛けた長髪の男性がよってきた。

シュイ「大丈夫かい?」

セルヴィ「あっ…シュイ先生こんばんは…」

シュイ「君見たいにお腹を壊す人が居ると思ってね胃の薬を幾つか持って来ているんだ、ほらこれを飲みなさい」

セルヴィ「ありがとうございます…」

この村の唯一の医者で皆から慕われてるシュイ先生…やっぱ頼りになるなぁ…。

そのまま粉薬を受け取ってシュイ先生から受け取った水と共に飲み込んだ。

セルヴィ「ふぅ…ありがとうございます、それじゃ」

シュイ「気をつけなよ?」

セルヴィ「はい」

ルナ「それじゃ、おやすみー」

セルヴィ「おやすみ」

そういって少しふらついた足で帰路に着く俺を心配そうに二人がみているのを感じながら帰った。

 

 

 

 

 

 

 

満腹感を越えると起こる気持ち悪さと格闘してやっと家に帰れて今中に入った所だった

セルヴィ「ふぅ…」

???「随分と食った見たいだな」

セルヴィ「うるさいよ…」

頭の中に声が聴こえる。

???「大丈夫か?、坊主」

新月の日だけ何故か聴こえる誰かの声、今までは何なのか分からなかった。

セルヴィ「大丈夫だよ…」

しかし、今は。

???「ホントか?」

セルヴィ「あぁ…大丈夫だよ」

前世の記憶がある、この声はテレビで昔から聞いていた。

セルヴィ「ザルバ

ザルバ「ほう…なんだお前、前世の記憶を取り戻したのか」

セルヴィ「今日は体調が悪いんだ…明日詳しく聞かせてもらうよ」

ザルバ「俺は今の所、新月の日しか喋れないぞ」

セルヴィ「はぁ…そうだったな…でも別に大丈夫だ、自分が異世界転生してお前が転生特典の一つって言う簡単な事は理解してる」

ザルバ「なら、細かい事は大丈夫だな」

セルヴィ「ああ、今の所お前も牙狼(ガロ)も必要にはなってないから、心配なんていらない」

ザルバ「わかった、だったら今日はもう寝ろ、疲れただろ?」

セルヴィ「ああ、おやすみ」

 

そのままゆったりとベッドに向かうと直ぐに意識は眠りへ落ちていった。

 

 

 

 

 




ザルバ「大事な者、それを傷つける者、まだ守る事を知らぬ震えたその手で何を決断する?次回、少年…今はまだ枷となる幼さの中でお前ならどうする?」
 

 


本家風の次回予告はまたやるか分からん
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