アノ夜空ニ...   作:TAKER3

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 小説は初心者なので、おかしいところや、間違ったことが多いかもしれませんが、よろしくお願いします。


第一章 無人島で...
1話 島の沖で


  

 

 

 

  ・・・眩しい・・・

 

 なぜ、目覚めた時に眩しいのだろう。電気を付けながら寝てしまったか?最近ずっとこの調子だし、そろそろ消して寝る癖を付けなきゃな・・・。それにしても眩し過ぎないか?そんなに強い照明なはずはないんだが・・・。

 

 とりあえず、体を起き上がらせてみる。少し、何か違和感を感じたが、どうせ眠気が残ってるだけだろう。眩しさの原因を突き止めようと、上を向いてみる。そこにあるのは、少しばかりの雲が広がり、漂っている綺麗な青空が広がっていた。

 

 (え?)

 

 ちゃんと家には屋根があったはずだったが、視界にうつっているのは、雲が広がりどこまでも綺麗な青空だ。

 

 (えっ?ここはどこ?)

 

 しっかりと屋根のあったはずの我が家のまわりには、確かに住宅地があったはずだ。しかし、周りを見回すと、いつもの見慣れた住宅地ではなく、青く、そして静かな海だった。前も。右も。左も。後ろには・・・島?

 

 (どうして俺は、こんなところにいるのだろう・・・。)

 

 物事への理解は早かった方だが、こればかりは今ある状況に脳が追い付けない。なぜこんなところにいるのか。今はそれだけを考えよう。

 

 

 

 とりあえず、寝る前はなにをしていたかを思い出すことにしてみた。

 

 (寝る前は確か・・・。あれ?)

 

 おかしい、寝る前の記憶が思い出せない。夕方くらいまでなら思い出せたのだか、どうもそれ以降の記憶がとんでしまっているようだ。

 

 (これが、記憶喪失というやつなのか...。)

 

 思いだそうと頑張ってみても、やはりそこの部分だけが抜けてしまっている。いくら考えても無駄だと判断したため、この件は保留にしておこう。

 

 (とりあえず、今の状況を確認しておこう。)

 

 周りを見渡す。先程にもいった通り、前、左、右には海が広がり、後ろには島がある。海を見渡しても島などは一切見えない。

 次に自分。寝惚けてたとはいえ、確かに感じた違和感の正体を見つけるためにボディチェックをしてみる。服装は...雨具?らしきものを着ており、下まで繋がっていないチャックを全開にし、上半身の肌が少し見えてしまっている。頭は雨具のような服に繋がっているフードをかぶり、服などには詳しくなかったが、首にはネックウォーマー?らしきものをつけている。そうやって見ていたら、驚くべきものが目に映り込んだ。

 

 (あれ?これって・・・)

 

 映ったのは、男性ならあり得ない、少し丸く膨らんだ胸。詰め物ではなく、ちゃんとした感触もあった。その瞬間、一気に緊張が走った。

 

 (な、なんで俺に...おっぱい!?ど、どうしよう。こんなとこ、誰かに見られたら...!)

 

 なんて慌てているうちに、自分の驚くところをまた発見してしまった。

 

 (肌が...白い?)

 

 白いと言うよりは、青白いといった方がいいのだろう。そして、手などもなんだか小さくなってしまっている。

 

 (どうなっているの...)

 

 自分の姿の驚くべき変貌に、しばらく固まってしまう。辺りには、島一つ見えないところで目覚め、自分には少し膨らんだ胸があり、肌は全身青白い。本当に訳がわからない。というか、今自分ズボンはいてないし。それどころか、パンツも履いてな...。

 

 (あれっ!?俺のっ!?俺のぉぉぉぉぉ!?)

 

 なんと、男性には無くてはならないものすらもなくなっていた。何か分からないが、とにかくショックだ。思わず倒れこんでしまった。

 

 (これからどうしよ・・・。)

 

 そんなことを考えながら、綺麗な青空をただみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「提督、この件についてなのですが...」

 

 そうして話を出したのは、茶色い髪に、大きい胸、大きい傘が特徴の、大和型一番艦大和だ。この件とは、以前まで攻略困難だった海域を一ヶ月かけて制圧しきったことである。

 

 「これにより、新たな遠征場所が解放されました。」

 

 「うむ、本当にご苦労だった。しかし、念のため...」

 

 「かしこまりました。偵察部隊を出撃させておきますね。」

 

 彼の名は、桐屋準一、23歳。彼は、新米提督にもかかわらず、艦娘を巧みに使い分け、今では中将にまで上り詰め、前線で戦う男だ。

 

 「一応、もう一部隊も出撃させておこうかな?」

 

 「大丈夫です。もう制圧してある上に、長門もついていきますから。」

 

 「じゃ、じゃあ大和も...」

 

 「そんなに私をホイホイ出撃させると、この鎮守府の資材がすぐ底をつきますよ。」

 

 「むぅ...。」

 

 彼が新米であったにもかかわらず、沢山活躍できたのはこの用心深さにある。常に最悪の事態を考え、厳しい状況下でも冷静な判断を下せれる。しかし、少し気が弱いため艦娘たちも普通に話し、仲の良い環境ができている。

 

 「よし、では明日、早朝に偵察部隊を出撃。遠征部隊は準備しておくように伝えておいてくれ。」

 

 「かしこまりました。」

 

 そういって、大和が退室すると、準一はいつものことを無意識に言う。

 

 「なんだか、まだ不安が残るなぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふと、目が覚めた。どうやら気付かぬうちに寝てしまっていたようだ。空は夕陽のオレンジ色に、夜の暗くなる前の青色とのぼんやりとした境目が見える。

 

 (どこだっけ、ここ...)

 

 そうしてしばらく考えていると、眠る前のことを思い出せた。

 

 

 (ということは、あれは夢ではなかったのか...。)

 

 出来れば夢であってほしかったなどと考えつつも、体をゆっくりと起こす。目の前には大きく輝く夕陽が光を海に反射させながら、海の水平線に沈んでいく様子である。

 

 「キレイ・・・」

 

 しばらく目の前の絶景に見とれていたが、少し自分の声に違和感を感じた。

 

 (なんか俺の声おかしくね?)

 

 「アーアーアー。」

 

 声を出してみたが、なんだか声が可愛らしい。

 

 (声も変わっちゃっているのか...。)

 

 この程度のことなら驚かなくなってしまった。むしろこの程度でよかったと言える。もういろんな事で脳がパンクしそうだ。再度、夕陽を眺めている。

 

 

 もうすぐ陽が沈みそうだというときに、視界の右側に黒い何かが映り込んだ。何かと、後ろを確認するとそこには、大きい歯がある口、頭と左右についている銃口?なおかつ目がないこいつは...

 

「バッ、バケモノー!?」

 

 それをみるなり、全速力で走ろうとする。しかし、疲れているのか、体にあまり力がはいらない。遅いが頑張って走ったが、あのバケモノは自分に引っ張られているようについてくる。

 

 (え?)

 

 一度止まって確認してみる。そのバケモノが自分にくっついていたように見えたのだ。恐る恐る見てみると、一気に心が重くなった。予想が的中したように、そのバケモノは尻の少し上からしっぽのように自分から生えていたのだ。今日一番驚くことだったが、とりあえずそのしっぽをよくみてみる。

 

 まずはでかい。どうして今まで気づかなかったんだ、というくらい大きかった。そして、感触はプニプニとしているが硬みもある。一部には、飛行機が飛び立つ際の航空路らしきものが、付け根から先端まで一直線についている。

 しっぽの先には、大きな歯があり、しかし目はなく顎には魚雷のようなものがついている。その顔のようなしっぽの先の頭や耳にあたる部分に、頭には3つ、耳には2つの細い銃口らしきものがついている。

 

 (そういえば、戦艦みたいなのにこれのもっと大きい物がついてた気がする。)

 

 ならこれはおもちゃの物なのかな。とか考えつつ、また砂浜に寝転がる。ホント寝る前に何があったんだよ。某ジム施設も驚きの変化だよ。

 

 

 あたりはもうすっかり暗い。しかし昼に寝てしまったせいか、全然寝れる気配がしない。

 

 ぐぅぅぅ

 

 低い音が辺りに鳴り響く。自分のお腹の音だ。そういえば、目覚めてから何も食べていない。さすがにお腹が減ったので、明日は島に探検にいこうと思う。今日はいかない。夜はあぶないからね。うん。

 

 

 目を閉じながら、なぜここに来たのかを考えてみた。今一番と思っている説は身体改造だ。なぜなら、二番目に思っている説の*転生*は自分は絶対信じなかった。しかし、ここまで体を作り替えられるのか、なぜ自分が改造されたのかなど、不可解な点が多い。しかし、やっぱり転生は信じられなかったのでなにがなんでも身体改造の説を考える。

 

 

 

 しばらく考えたあと、やはり*転生*という説が有力になってきた。身体改造といっても肌が白くなっていたり、しっぽが生えていたり、性別が変わっていたりとさすがに無理ではと考えてしまう。一方、転生ならばすべての事に辻褄が合う。転生は信じられないが、それしか他にないので転生ということにした。考えることは考えたので、そろそろ眠りにつこう。

 

 

 

 

 

 空には、雲一つないキレイな夜空が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                       続く?   




 続くかは、分かりません。
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