魔王学院の不適合者 もうひとりの不適合者撃破RTA 作:レンダリング
新興宗教の尖兵になるRTA第四部、はーじまーるよー。
前回はジオルダル枢機卿アヒデくんにビラ配りのお使いを頼まれたところでした。
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現代は2000年前に比べて圧倒的に平和ですし、魔族は基本的に体が丈夫なので食うに困るみたいな人はそうそういません。人々のビラへの食いつきは良くありませんが、目的はモニコちゃんのジオルダル教徒の人からの信用を維持することなので(特に気にする必要は)ないです。
ちなみに人間の街で似たようなことをやると、国家転覆を狙う層が積極的にジオルダル教急進派の皆さんと手を組んで、地底から連れてきた竜に国を襲わせるという恐ろしいことになります。魔族が脳筋でよかった……
さて、貧民街を一周したらビラ配りを終えてジオルダル教会に戻りましょう。モニコちゃんの手にはビラがまだたくさん残っていますが、数日に分けて配っていけばいいので問題ありません。
帰ってきたら昨日の夜にはいなかったジオルダル教徒急進派の人が帰ってきて、祈りを捧げているので真似をして神への感謝をしておきましょう。こういう所作を疎かにしていると、ジオルダル教急進派の人々は警戒心が強いので不信値が上昇してリセです。(2敗)
なお、当然のようにアヒデだけは神への感謝はしていません。やめたら?この仕事
今日の分の布教活動もお祈りも終わったので後は自由時間になります。遊びに行きたいところですが魔力操作の練習をしていきましょう。RTAだからね、仕方ないね……
練習する魔法としては<
というわけで練習するのは<
暇そうにしてる人に話しかけて教えてもらいましょう! 布教の効率化のためと言えば二つ返事で教えてくれます。
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魔法は使えば使うほど魔力操作精度が上達するので毎日ぶっ倒れる寸前までやります。
フラフラになりながら狭い範囲でランダムテレポートを繰り返す女の子……プレイ中は気にしてませんでしたがシュールすぎる……
少女疾走中……
はい、魔王学院の登校日前日となりました。
今はアヒデ枢機卿に連れられて、地底世界のジオルダル教会に向かっているところですね。正式なジオルダル教徒になるための”盟珠の洗礼”は、地底にある教会でないと受けられないからです。
原作のこのタイミングでのジオルダル教は地上での知名度0ですが、モニコちゃんの働きのおかげで魔族のジオルダル教徒も何人か周りについてきてます。<
教会の地下に着きましたね。かがり火が等間隔に設置されていて神聖な雰囲気が漂う部屋です。ええやん、気に入ったわ。
「こんにちは、新たなる信徒の皆さん。いばらの道を進むことを決意した信徒に<全能なる
中性的な見た目をした司教のお兄さん……お姉さん? これもうわかんねぇな……
とにかく、司教の人が説明してくれました。説明の通りに、かがり火の中を覗き込むと透明な水晶がついた指輪が浮かんでいるのが分かりますね。これがこのチャートの最重要アイテムである”盟珠の指輪”となります。もう待ち切れないよ! 早くやらせてくれ!
「その炎の中に浮かぶ指輪を手に取ることが信徒の洗礼となっております。火傷を負わずに指輪を手にすることができたものは、天命に選ばれしものとして”召命の儀”に進むことができるでしょう。」
”召命の儀”というのは、いわゆる召喚魔法のことです。召喚魔法を使うだけの魔力があるかどうかを、かがり火の炎を防ぐだけの反魔法があるかどうかで見るシステムというわけですね。ジオルダル教徒でも気づいている人は少数でしょうがよくできた判別方法です。
「”召命の儀”に進めるものはおよそ10人に1人と言われています。皆さまに<全能なる
十分な魔力を持つのが10人に1人というのは地底の民である竜人基準であり、魔族だともうちょい増えます。魔王学院の入学試験で測定できるほどの魔力があれば十分なので余裕を持って無傷で取ることができますね。(無敗)
早速手を突っ込んでいきましょう! オッスお願いしまーす!
「おお……上々ですね。紛れもなくあなたは天命に選ばれた者です。新たなる者が天命に選ばれる瞬間に巡り会えた幸運に感謝し奉ります。」
難なくクリアできましたね! 周りを見たら他の人は若干ゃ怪我をしているようなので<
ちなみにこの司教の人は、アヒデが連れてきたモニコちゃんたちが地上の者だということを知りません。地上侵略は教皇の意向ではなく完全に末端の独断専行で行われたことが分かりますね、アヒデはこの流れにタダ乗りして地上の利権を得ようとしていたわけです。人間の屑がこの野郎……!
はい、というわけで魔王学院の登校初日となりました。今日のモニコちゃんの服装は混血の魔族であることを意味する白い制服の上に、ジオルダル教徒の白いローブを纏った装いです。白統一の色合いにローブの飾りがアクセントになっていて、めちゃくちゃ可愛いですね! (ノンケになっちゃ)いかん……いかん!危ない危ない危ない……(レ)
ここでのポイントとしては可能な限りギリギリに教室内に入ってアノス様の近くに座ることです。アノスより早く教室に入っていると、アノスの激寒ギャグが確定で飛んできて雰囲気が地獄になるのでそれを回避するためですね。子孫が打ち解けやすくなるための、先祖の粋な計らいに震えろ。
アノスは入学前から史上初の不適合者として避けられているので難なく近くに座ることができます。
ちなみに、モニコちゃんの校章は不適合者スレスレの三角形ですね。暴虐の魔王の知識が一切入ってなくても不適合者にならないとか、これもうわかんねぇな
このあとは、純血派の教師エミリアによる混血魔族へのアカデミック・ハラスメントが行われて暇なので み な さ ま の た め に ~
”召命の儀”、つまり召喚魔法についてかいつまんで説明しましょう!
興味のない兄貴姉貴たちはクラスの班決めが終わるまで飛ばしてください。
召喚魔法は魔力に乏しい地底の竜人たちが編み出した魔法で、<
他の魔法と仕様が大きく異なり、
1,”盟珠の指輪”を持っていないと魔法の発動自体ができない
2,魔力量を参照する代わりに、体内に蓄積できる魔力の余地を参照して呼び出す
3,盟約を結んだ竜や神の力を<
といった特徴を持ちます。
魔力量が少なくてもそこそこの効果を出せるので、ある程度このゲームに慣れてきた中級者以上御用達の魔法となってますね。
なお、モニコちゃんの練度を上げるために<
はい、色々あって班決めが終わりましたね。班リーダーとなるのは立候補制であり、他の生徒は自由に班を選んで入ることができます。今から一週間後に班別対抗試験が行われるので、どの生徒も優秀な班リーダーがいるところに入ろうと必死になっています。当然ですが、班リーダーがゴリゴリの純血派の班に混血魔族が入るとそれはもう酷い目に会うので、混血魔族は入学早々に厳しい試練に合うことになりますね。
1番人気はこの魔族、サーシャ・ネクロン。暴虐の魔王の直系の子孫であり、破滅の魔眼という強力な魔眼も持っています。混血魔族への差別意識も少ないため、純血魔族と混血魔族の双方から高い支持を得ています。魔眼の制御に難がありますが気合十分と言った面持ちですね。
アノス様も班リーダーに立候補しているので、話しかけに行きましょう。オッス! オラ、モニコ!
「モニコか、この前も会ったな。まさか、お前もここの生徒だったとは思わなかったぞ。」
ミーシャがすでに班に入っているのでモニコちゃんも班に入れてもらいましょう。俺も仲間に入れてくれよ~
「お前には聞きたいこともあるしな、いいだろう。」
ヨシ! 初回会話カットできてるあたりガバの巧妙というやつですね! とてもうま
同じく班員となったミーシャとも挨拶をしておきましょう。
こんにちは! わたしモニコ・ホルセラです! これからよろしくね!
「……よろしく。」
バッドコミュニケーションに見えますが、もともと表情が薄い上に喋るのがゆったりしているだけなので、問題はありません。
妹のミーシャが所属した班ということで、班長となったサーシャがこちらにやってきて一悶着ありますが、よっぽど変なことしない限り展開は変わらないのでオールスキップだ。
放っておくと、負けたほうが何でもするという勝負をサーシャ班とすることになります。
ん? 今何でもするって言ったよね?
班別対抗試験は一週間後でそこそこ時間があるので、その間にアノス様に特訓をつけてもらいに行きましょう。この際に役立つのが先日撮影しておいた<
アノスさ~ん、(この魔法使ってたこと)俺知ってるんですよ~?(ONDISK)
「いいだろう。ちょうど俺も、その写真を撮ったときのことについて聞こうと思っていたところだ。なぜあのとき写真を撮っていたんだ?」
ちょっとした雑談フェイズなので、どう答えても大丈夫ですね。
見たことない魔法に心奪われたからです、多分失われた魔法だと思うんですけど(名推理)
モニコちゃんも使えるようになりたい!
「ふむ。それでは、周りに迷惑をかけぬよう場所を移そう。<
デルゾゲード魔王学院の裏側にある魔樹の森に来ましたね。
「どちらの魔法もそこまで難しくはないが、起源魔法<
モニコちゃんは暴虐の魔王のことを、なんかすごい祖先くらいのイメージでしか知らないので起源魔法を扱うのは余裕ですね。これからの授業で暴虐の魔王の知識が強化されればさらなる効果の上乗せも期待できます。
<
自身に<
アノス様が完全にフリーな期間は、かなり貴重です。放課後の時間をフルに使って今のうちに自力で練習できるくらいにしておきましょう。
班別対抗試験がはじまったところで
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
魔族の国ディルヘイドの貧民街、薄暗い月明かりに照らされる形でジオルダル仮設教会は建っていた。
貧民街の住民は寝静まり、昼間の喧騒とは打って変わって穏やかな静けさがあたりを支配する。
仮設教会の中、枢機卿アヒデ・アロボ・アガーツェは人差し指にはめた指輪を祈るように掲げて魔法を唱えた。
「<
指輪の紅い石に火が灯り、複雑な立体魔法陣が石の中に描かれていく。魔法陣から溢れ出した莫大な魔力により、立ち上った魔力の粒子が渦を巻いて、人の形を形成していく。桁違いの魔力により震えだした空気が段々と落ち着きを取り戻していき、魔力の粒子から白銀の髪と金の瞳を持つ少女が現れた。
「私に何のようだろうか、アヒデ。」
現れた少女は神聖な魔力を漂わせながら、静かにアヒデに視線を向ける。
「我が神アルカナよ、地上での信徒を増やすことに成功いたしました。彼らは私の手足となり、浅はかにも神を信じぬ者にも救済をもたらしてくれることでしょう。」
アルカナは感情の乏しい静謐な瞳を僅かに伏せ、アヒデに訊ねた。
「わざわざ地上でも信徒を増やすのはなぜなのだろうか。地上の民は神を必要としていない。」
アヒデは神妙な顔を維持したまま、うやうやしくアルカナに言葉を続けた。
「それは、不適合者アノス・ヴォルディゴードを倒すために他なりません。この戦いは聖戦であり、選定審判を勝ち抜くためには多少の犠牲はやむを得ないということです。本来は無関係の者を巻き込んでしまうことを懺悔いたします。どうか、お許しくださいますよう。」
跪いたアヒデをアルカナは無言で見据えた。
「許しを与える。神託者アヒデよ、これからは正しき道を歩みなさい。」
「<全能なる
アルカナの姿が魔力の粒子に包まれ、魔力の粒子が空気中に溶けていき、部屋にはアヒデのみが残された。
「地上で信徒を増やすのは難しいと思っていましたが、予測を超える人数が集まってきて好都合です。」
アヒデは口元をわずかに緩めながら呟いた。
「随分と計画を早めることができました。感謝しますよ、モニコ・ホルセラ」
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