続く皐月賞は語るまでもない。ホープフルステークス以上の逆噴射からの大負け。しかしファンは大興奮だった。何せ
「グングン加速するツインターボ!二番手との差は………これは何バ身離れているかは全く分かりません!凡そ50m程か!?」
トレーナーの言葉を信じてゴールする為のスタミナさえもつぎ込んだターボの大逃げ。それは実況者に差をバ身表現させることを諦めさせメートル換算での実況にさせたほど。最近では類を見ない凄まじい大逃げファンは大興奮だった。例え逆噴射することが分かっていても「もしかしたら!?」と思わせるものがあった。だが期待をターボは裏切らなかった。やはり
「最終コーナー入るところで既にあれほどあったリードは僅か2バ身程に!ツインターボ捕まった!捕まった!ツインターボの先頭はここで終わり!」
見事に失速して負けた。これにはファンも
「いけると思ったんだけどなー。やっぱりか」
「あの失速、まるで逆噴射だな」
「ツインターボ!見事な逆噴射だったぞ!」
ファンにも、実況にも、ウマ娘にも
ターボは後先考えず大逃げ、最後には失速する。無理して追いかけず垂れるのを待てば確実に勝てる
そういう考えが定着した。僅か2レースでこうなる程にターボの走りは皆の目に焼き付いた。実際に皐月賞でターボを追いかけるウマ娘は一人もいなかった。
「グヘッヘッヘ」
「トレーナー、悪い顔してるー」
「いやなに、こうも作戦がハマると自然とね」
「次は日本ダービーだよ?こんなので勝てるの?………いや、勝てるからやってるんだよね」
「その通りだターボ。因みに作戦自体は単純だから作戦はダービーの出走前に伝える。何、やることは簡単だからできるかどうかは気にしなくていい」
「分かった!じゃあ今日もトレーニングだぁ!」
ツインターボは気がついていない。全力疾走を最初からやるから垂れるだけで普通の逃げをするならば中距離を普通に走りきれるだけのスタミナが身に付いていることに。やる気マックスでトレーニングに励むターボを見ながら
「現状日本ダービーは勝てるだろう。ダービーが終わればトレセン学園名物の夏合宿、夏合宿でターボのスタミナを更に鍛えて、夏合宿が終わったらスタートの練習、今のうちにスピードを鍛えないとな。あれも作らないと」
兎に角やることが多いトレーナー。ここで翔は複数人掛け持ちしてしかもしっかりと全員に勝利を掴ませるベテラントレーナーの規格外さを実感した。
日本ダービー数日前
「しっかし凄い量だな。なあターボ。負けても得るものはあったな」
「そうだね!こんなに沢山!」
ターボの元に届いたのは凄まじい量のファンレター。というのもあんなに負けたと言うのにターボのファンは増え続けあっさりと日本ダービー出走要件を満たしたのだ。
「見ろよターボ。ターボの大逃げにこんなに沢山ファンがいるんだぞ」
ファンレターにはどれもツインターボの大逃げを称賛する言葉で溢れていた。一着が取れないとまともにファンが増えない時代に異例の量である。しかもたった2レースでだ。
「なあ、今でもこんななんだ。日本ダービーで勝てば………考えただけでも………」
「わくわくが止まらないね!ターボもっと頑張るよ!」
「そうしてくれ!俺も最大限サポートするぞ」
勝てなくてもファンが増える。尖った個性はそれだけで強い武器なのだ。こと逃げウマが減りつつあり走り方が一定になりつつある世の中で、ターボの大逃げは勝てる勝てないは別として一際輝いていた。
日本ダービー当日
「遂にこの日がやって来たな。ターボ。調子は?」
「絶好調だ!ところでトレーナー。ターボの必勝の作戦は?」
「いいか、よく聞け。作戦はな……………………………だ。覚えたか?」
「それくらいなら覚えられるよ!じゃあ行ってくるね!」
「ああ!行ってこい!次は表彰台で会おう!」
自信満々でターフへと駆けていくツインターボ。その足取りは当然のごとくほぼ全速力。いつ、いかなるときも全力なターボの性格が表れていた。当然それを見ていたライバルの脳裏にはしっかりと無謀な大逃げをかますツインターボの姿が焼き付いていた。緊張がマックスになったところで
バサッバサ!
赤い旗が振られ
パーンパパパーンパパパー デデデデン!
日本ダービーの開始を告げるファンファーレが鳴り響いた。
皐月賞は省略しました。案外レース実況を書くのは疲れるので。結果は見えてますし皆さんもさっさと日本ダービーでターボが勝つのが見たいでしょう。因みにアプリ基準なので七夕賞とオールカマーは書くか悩んでます。あれらはアプリ基準だと割りと後の方でしかもG1じゃないので。どうしましょうか。ターボを書く以上書かないといけないんでしょうがあそこまでで大分このターボは勝ちを、しかもG1で積み上げますし……勝って当たり前のレースになるんですよね。
七夕賞とオールカマーは?
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出来レースでも良い!やってくれ!
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やらなくていいよ