際どい判定の中、恐らく憑依なのでそのタグをつけるも、過熱した議論は遂に危険な領域へ突入する気がしたので初投稿です。
誤字報告ありがとうねぇ!ついでに少し修正しますた。
00途中までしか見とらんけど言わなきゃバレへんバレへん……(小声)
あれはいつのことだっただろうか。
初めて私が彼女らを見たのはテレビの中だった。
父が見ていた彼女たちのレースに、幼かった私は釘付けになっていた。
最高時速70㎞/hと言われる彼女たちの速さ、そのスピードの中で、泥や汗にまみれながら競り合い、決死の覚悟で行われるレースに、何度心震わされたことか。
私が物心ついたとき、彼女たちのレース会場へ自ら赴くのにはそう時間は掛からなかった。
私が成長したのもあるが、現地では得られるものも増えた。興奮や感動は勿論、幼い頃理解していなかったことも分かるようになった。
戦術、脚質、コーナーへの突入速度や最終直線での駆け引き、スパートをかけるタイミングや、バ場状態がどれ程ウマ娘たちの脚に影響を与えるのか。など。
レース一つとってもあらゆる側面が存在する。知れば知るほど彼女たちとそのレースに魅了されていく。
おっと、忘れてはならないウイニングライブもまた、私の心を掴んで離さない。彼女らの歌やダンス、一挙手一投足が完成され尽くした芸術品のように美しい。ああ、なんと甘美なのだろう。
率直に言わせてもらおう、この私、
「ウマ娘たちに抱くこの気持ち……」
「まさしく愛だ!」ビリビリビリ
「あ、愛ッ!?」ビクゥ
ウマ娘を愛しているとッ!!!!
ピピッ
「もしもし、ポリスメン?トレセン学園に不審者いんだけど。校門近くで大声出してる変なオッサンが――」
「――トレーナーさん?聞いていますか?」
気がつけば学園内に居た。緑色の服を着たこの学園の秘書と、葦毛の美人ウマ娘と小さめの黒鹿毛なウマ娘のいる、応接室らしきところに。
「すまない、呆けていたようだ。私が校門内で感情を抑えきれなくなったところまでは覚えているんだが」
何分これが事実なのだからそう語った。ハァとため息をつきながら彼女、駿川たづなはこう続けた。
「そうですか、ではもう一度言っておきますね。あまりウマ娘さんたちを怖がらせないでください。デビューの近いウマ娘さんもいるんですから、刺激するようなことは今後控えるように。」
「いや失敬、何分私は我慢弱く、落ち着きのない男でしてね」
「……まあ、貴方がそういう人だというのは聞いていましたが」
彼女曰く私は稀代の変人と称されているらしい。まあ仕方あるまい、空気が読めないというよりは敢えて気にしていないのだから、周りから嫌われてしまうのも無理はないだろう。
「そういうことでは……いえ、なんでもありません。兎も角、一応厳重注意ということでこの事案は収めます。お二人も事情を聞かせていただきありがとうございます」
たづな秘書はそういってこの場にいた二人のウマ娘にお辞儀をした。
「は、はい……トレーナーさんだったんだ……」
黒鹿毛の子は俯きながら弱々しく呟き、
「なんだ、つまんねーの、不審者捕まえたお礼貰えるかもーって思ってたら、まさかトレセンの新人トレーナーだったとはな」
葦毛の子は快活に所感を述べた。表情は唇を尖らせて不満そうにしている。
「む、君は私をオッサンと呼んだウマ娘、ゴールドシップ!よもや君に出会えようとは……」
「お、オッサン、このゴルシちゃんさまを知ってんのかよ!」
葦毛のウマ娘の名はゴールドシップという。美しい見た目とは裏腹に破天荒な子であり、選抜レースでもその無茶苦茶な性格がよく出ている。まだデビューはしていないが、その素質には私も注目していた。
「勿論だとも、このトレセン学園にいる全てのウマ娘は既に把握しているさ」
「え、マジ?このオッサン何者?本当に新人?」
ゴールドシップはたづな秘書に疑問の目を向けるが、彼女は苦笑いを浮かべ肯定の意を示した。
「如何にも新任のトレーナーだが」
当たり前だろう、着任する前にこのトレセン学園の
「ふーん。ま、このアタシに目をつけるなんて、お前、見る目があるなー」
「選抜レースの映像は見させてもらった、特にあのラストスパートには私も度肝を抜いたよ。だがまだ脚は残っていただろう?まだ伸びると思っているのだが、どうかな。君の意見を聞いてみたい」
「お、おう、確かにまだ余力はあったな……あんまおb「やはりそうか!」「うおっ!?」
「失礼ッ!」
「ちょおまっ!」
ふむ、やはりいいトモをしているな、このハムストリングス、なかなかの発達ぐ――
ゲシィイイイ!!
「グオオッ!?」ゴシャァ ドゴォ
「なにてめー乙女の柔肌に気安く触れてんだッ!!?――あっ」
――流石のゴルシちゃんでもしまった、と思ったのだろう、それはそうだ、ウマ娘の身体能力は人間を遥かに凌駕する。フルパワーで咄嗟に放ってしまった蹴りが人間に、ましてや顎にクリーンヒットしたなら普通ひとたまりもない。
ガバッ「失礼と言った!」
「いやそういう問題じゃねえ、ってオマエ大丈夫なのか!?」
少し驚かされたが、なんてことはない。ウマ娘に追いつく為に、人呼んで「グラハム・スペシャル」で体を鍛えた甲斐があったというもの!
「ハハハ!なかなかのキックだったぞ!流石は良いトモをしているだけある!」
「うええ、なんなんだよコイツ、ちょっとこええぞ……」
「ほ、本当に大丈夫なんですか?」
「ええ、心配無用、たづなさん。元は私が蒔いた種、それにこんなことでのびてしまうような柔な男ではありません。」
「は、はあ、それなら良いのですが……」
「い!?いや良くないだろ!コイツアタシの脚を無断で触ったんだぞ!?」
「ああっ!そうでした!あのですねトレーナーさん!みだりに女性、もといウマ娘の脚や肌を触ってはいけないんですよ!デリカシーがないんですか!?」
「む、これは失敬、先に断っておいたのだが、伝わっていなかったか」
「「そういうことではありません!」」
じゃねぇー
「あ、あの、その、ラ、ライス、どうすれば……」
黒鹿毛の子、ライスシャワーは少々引っ込み思案な子だ。選抜、模擬レースにもまだ出ていないようだが、ほう……この子もなかなかいいトモをしている。
「すまない、ライスシャワー。私が言葉足らずなばかりに二人を混乱させてしまったようだ」
「ふへ?いえ!そんなことな……い……よ?」
「「違います!そうではありません!」」
違う そうじゃない
なにやら外野が少し煩いが……まあいい、触るのは駄目なようなので、少々ライスシャワーを観察することにしよう。
フムン、なるほどな、この子には……秘めた激情と才能を感じられる。
「あ、あの、そんなにライスのこと見つめて、どうしたんですか?ライスの顔に、何かついてる?」
「……若いな」「……へ?」
「いや、少々見惚れていただけだ、君のそのじょ――」
ゴッ
「はぐわっ!?」ドンガラガッシャーン メリメリメリッ バゴォ「うひぃあぃ!?」
「なあなあたづなさん、いくらトレーナーとは言え、こいつヤバいぞ」
「ええ、まさかここまで危険な人だとは思っていませんでした」
ええい、何かとんでもない勘違いをされている気がするぞ、空気の読めん私でも流石にそれは分かる!いくら可憐な花だろうとも、それを自ら摘み取り、枯らすような下衆な私ではないぞ!
しかし、ゴールドシップは勿論のこと、たづなさんとやらもなかなかの蹴りだった……もしや。
「ぬぅう、私にそんな趣味はない!彼女の秘めた情熱に、私は少々興奮を覚えただけだ!良いウマ娘、恐らくステイヤーになると!だが気になることが一つできた!たづなさん!!」
「は、はい?」
――あまりの気迫にさっきまで
「貴方、レースに出る気はありませんか」
「はい!?」
「先程の蹴り、ゴールドシップに負けず劣らずの良いものだった!ウマ娘にも負けぬ良い脚をお持ちのようだ、是非スカウトさせて戴きたい!」
私は頭を下げた。この人ならもしくは、人でありながらウマ娘を超えられるかもしれん!
「「「えええ!!?」」」
「ちょ、なに言ってんだ!たづなさんは普通の人間だぞ!ていうか何アタシらウマ娘ほっぽって人をスカウトしてんだよ!?」
「そ、そうだよ!なんでたづなさんをスカウトするかしないかなんて、そんな話になってるの!?」
――なし崩しに話がおかしな方向へ行った――
「え、えぇ……あ、なんていうかその……すいません、無理です……」
フラれたな。そうか。それならば仕方あるまい。
「委細承知した。しかし残念だ、たづなさん。貴方なら私の夢を預けられると思ったのだが」
「え?それはどういう――」
キーンコーンカーンコーン
おや、授業の開始を告げるチャイムがなってしまった。意外にも長話になっていたようだ。
「まずいぞ、ゴールドシップ、ライスシャワー。このままでは君たちは遅刻だ!」
「ああいけない!二人とも急いで教室に行って!後で先生方に事情は話しておくから!」
「は、はい!」ダダダ
「おい!元はと言えばお前が悪いんじゃねえかトレーナー!」
「まあまあゴールドシップさん、まずはちゃんと授業を受けてください」
「チッ、しょーがねーなー、おいボケトレーナー!後でちょっと面貸せや」
「また後で会うとしよう。だが私はボケトレーナーではない!私の名は――」
そういえばまだ名乗っていなかったな、自己紹介を忘れているとは!不肖!そうだ、私の名は――
「グラハム・エーカー……君たちウマ娘に心奪われた男だ!」
「いや、思いっきり名札に
「敢えてもう一度言わせてもらおう……私はグラハム・エーカーであると!」
「あーハイハイ、そういうことにしといてやるよ」
主人公こと楠薫(グラハム・エーカー)トレーナー
実はグラハム本人ではなく自分をグラハム・エーカーだと思い込んでいる狂人
どういうわけか幼い頃 ウマ娘のレースをテレビで見た時に
前世のガンダム00を見ていたグラハムファンの記憶が蘇ってしまい
ファンの摂取していたグラハム成分に精神を侵蝕されて変態と化した お前ELSかよ
尚甦った前世の記憶はそれ以外ほとんどなく自覚もないという 救いはないんですか!?
ウマ娘が好きなのはちゃんと本人の意思です ほんとだよ
ちょっとだけ変態ブーストかかっただけだよ おいオバヒムーヴやめろ着地しなさい
人気に乗じたたけなので取り敢えず失踪します またこいつ流行りに乗ってんな
なんか臭うって?それは君の錯覚だよ(震え声)