私の叔父はなんと言うか変わった人だった。育ての親に向かって言うような言葉ではないだろうが、変わっている人だった。俗に言う変人なのだろう。家では常にだらしなく、休日になろうものなら布団から出てこないのは当たり前として、(布団の中で朝昼夕の食事を摂ろうとしたときにはさすがに止めたが...)煙草はスリッパの中に隠す、何処から持ってきたのか知らないが家の中で拳銃をぶっぱなす、(寝ている間にデスボイス系の音楽を数時間流したら止めてくれた)...etcとまぁ、あげだしたらキリがないのだが、こんなのでも考古学の教授の資格を持っていて就職出来ているのだから世の中はわからない。だが悲しいかな。そんな叔父も寿命と病気には勝てない。このヘンテコな文章を書いている1週間前にはポックリと逝ってしまった。正直なことを言うと良く育ててくれたものだと思う。私自身あまり口数が少なく育てるのはかなり苦労をかけたと思う反面、もう少し長生きして欲しかったと思うのは以外と信頼していたのだろう。大学教授という仕事に追われながらも誕生日、授業参観、運動会、といろいろな行事に参加するのがどれだけ難しいのかは昔は解らなかったが、大学生になった今なら解る。とても難しいかということが...悲嘆にくれるのはここまでにしよう。
この日記モドキを手に取ったのは叔父の遺品整理していた時に見つけた妙な物をどうするべきか悩んでいたからだ。私の叔父が考古学の専門なのは先ほども言ったのだがそのなかに一つだけ鍵がかかっている妙な手提げ金庫からこの日記モドキを手に取った最大の理由なのだ。正直言って叔父はあまり管理するのは得意ではなかった。何せこの家で一番古いはずのお手伝いさんが調味料の場所がわからなくなったり、鍋つかみが暖炉の中で燃料代わりになっていたことは数しれず。そんなものだから考古学の発掘した物も一緒に適当にやっているものだと思っていたのだがどうやら違ったようだ。さて、金庫の鍵はどこにあるものやと思って探したのだがこれだけ何故か遺産のリストに何も載っていない。仕方ないのでこれは近くの鍵屋に持っていて開けてもらおう。
教授の死から数時間、鍵屋 電話中
「私です。彼は死にました。ええ、警察によれば事件性はなく事故で片を付けたようです。俺も警察の資料を見たが誰かが教授を殺したとは思えない。ここまでは何の問題もなかったんですがね....」と言いながら空いた金庫の中身を見ながら溜息をついた。中には新聞の切り抜き数枚、それと見ているだけで背筋がぞわぞわしてくるイカとタコを足して割ったような生き物が彫られている彫像が置いてあった。
「これを処分し損ねたのが教授の最後の汚点ですね。で?どうします?彼を監視します?えぇ、俺は必要だと思いますよ。あの島に行かれたら俺たちのやってきたことはすべて無駄になるだろうし、彼に何の危険もなく過ごしてもらうことが教授の遺言だったのをお忘れですか?教授がいなければ我々は恐らく何度も滅ぼされていたことは確かです。間違いなく彼は英雄です。まぁ我々の活動自体が視認されては困るのは確かですが...ばれない範囲で彼を助ければ問題ない」
電話の相手は少し悩んでからそのことを了解する旨を告げた
「譁ー縺励>莉穂コ九?讌ス縺励a縺昴≧縺具シ(新しい仕事は楽しめそうか?)」
「もちろんです。恩人に対して恩が返せますから。それに休暇は楽しくないので」
「縺?∪縺上d繧後h(うまくやれよ)」
「了解です。通信終了」彼は電話を切った
「彼に金庫の中身を渡すわけにはいかないな...よし、盗まれたことにしよう。そうなるといくらか準備が必要だな」
そう言って彼はいくつかの場所に電話をかけ始めた。最もこの努力が無駄になるのは別の話。しかも最悪の形で悪夢が実現することになるとは彼は夢にも思わなかった
次回作は...書いた方がいいのかなこれ?感想などをよろしくお願いします