史上最強のレベルカンスト~無能スキル『経験値アップ』が『自動レベルアップ』に進化したので、仲間と共に成り上がる!!~   作:蛮異未成年

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※新連載です。
※この物語は決して主人公が初めから最強ではありません。そしてダークファンタジーです。
※少しでも面白いと思ったらブックマークと評価よろしくお願いします。
※本作のキャラステータスは全て計算しています。


第0章 知られざる力編
01 無能スキル


 個人に与えられる限定された特別スキルを限定スキルといい、一人一つ持つことが可能であり、限定スキルは他の一般スキルと違ってレベルアップ以外の進化が可能である。

 未だ詳しくは分かっていないが現在、二段階まで進化可能になっている。

 進化に必要なのはレベルであり、レベルが上がれば個々が生まれたときから持っている役職の昇級も可能になる。

 そんな中、無能スキルと長年言われてきた『経験値アップ』のスキルを手に入れた俺は今日も昼寝をする。

 

 「はあぁぁぁぁ…今何時だ?」

 

 ろくに仕事もしてなければこの世に存在する〝ダンジョン〟にも行っていない男が一人、数時間の睡眠を経て再び睡眠をとろうとしている。

 大きなあくびをした後に近くにあった時計を見るとすでに時間は昼の12時を過ぎていた。

 

 「もうこんな時間か…」

 

 時計をひたすら眺め、これから何をしようか考えている男。

 

 「久しぶりにダンジョンでも行ってみよーかな…」

 

 ここ2年間、ダンジョンに行っていない男は急にダンジョンが恋しくなったのか体を動かしたくなった。

 

 「とりあえずステ確認するか」

 

 引きこもりのニートは2年間一度も確認した事のなかった自分のステータスを確認する。

 

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 白崎(しろざき) 咲苑(しおん) 18歳 男 レベル:12

 役職:剣士

 HP:120/120 MP:20/20 SP:0

 攻撃力:57

 耐久力:30

 速 度:21

 知 性:40

 精神力:39

 幸 運:70

 限定スキル:経験値アップLV1

 スキル:身体強化LV1 魔力認知LV1 剣熟練LV2 戦闘熟練LV3 剣術LV2 回避LV1

 

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 「弱すぎだな…」

 

 自分のステータスを見て、驚くほど弱いことにやっと気が付いた咲苑。

 

 「限定スキルだけ変わってくれたら俺頑張るんだけどな…」

 

 生まれたときから死ぬまで変わらないとされる二つのステータス覧、それが役職と限定スキルだが、変わらないといってもレベルアップで役職の名前などは変わったりするが基本の役職・限定スキルの内容は変わらない。

 その中で最も弱いとされる『経験値アップ』の限定スキルを手に入れた咲苑は中学から高校まで無能者と呼ばれ、ハブられてきた。

 

 「いったいどうやったらこのスキルで強くなれるんだよ…」

 

 久しぶりにダンジョン攻略しようと思ったが、2年のブランク付きと最弱スキルの二つのハンデによりすでに行きたくなくなっている。

 

 トントン

 

 母が俺の部屋のドアをノックする音だ。

 

 「どしたの?」

 

 とりあえず反応してみる。

 

 「そろそろ仕事先とか決めたらどう?2年もそんな生活してたらまともに働けなくなるわよ…」

 

 正論をぶつけてくる母だが、自分の中では正論とは言えない。

 この限定スキルのせいで今一番稼げるといわれている職業につけず、他の職場に行ってもこの能力が俺のステータス覧にあるだけでハブられ、裏で悪口を言われる。

 そんな生活は正論とは言えない気がする、でもいつまでも親に頼るのも正論でない。

 

 「分かってるよ。今日は少し外に出てみるよ」

 「分かったわ、朝ご飯用意してるから食べなさい。私は今から仕事行ってくるわ」

 「あぁ、行ってらっしゃい」

 

 何気ない会話が終わり、母が俺の部屋から遠ざかるとゆっくり起き上がり外に出かける準備をする。

 

 「どうせすぐ帰ってくるし、適当でいいか…」

 

 支度を適当に済ませた後、昼ご飯を食べ食器を洗い玄関まで行き、靴を履く。

 

 「さて、2年ぶりの外と対面だな」

 

 こうして咲苑は運命の扉を開けた。

 

 




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