史上最強のレベルカンスト~無能スキル『経験値アップ』が『自動レベルアップ』に進化したので、仲間と共に成り上がる!!~   作:蛮異未成年

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05 油断禁物

 咲苑は先程取得した8個のスキルと元々所有していたスキル6個、合計14個のスキル強化を行うため、新スキルとスキル上げの選択画面に戻り、スキル上げをタップする。

 すると14個のスキルが一斉に表示され、スキルの一つ一つに強化のボタンがあった。

 プラス1とプラス10というボタンがあり、一気にスキルレベルを上げることも可能である。

 

 

 何から上げよーか迷うけど、とりあえずこの限定スキル、自動レベルアップは他人にバレちゃいけないからフェイクのスキルを200まで上げようかな。

 

 

 スキルのレベル上限は200までであり、スキルレベルが上限に達するとスキルに新たな力が宿る。

 咲苑はフェイクのスキルをプラス10の強化ボタンを連打し、200のマックスまで上げる。

 すると『ポカン!!』という音がし、咲苑の視界にお知らせの報告がきた。

 

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『レベルが最大になり、フェイクの新たな能力が解放されました。』

 

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 おぉぉ!!!

 なんかすげぇぇ…

 スキルの最大レベルなんて夢のまた夢だったのに、現実で夢叶えちゃった。

 

 

 ずっと興奮状態である咲苑はスキルが最大レベルになった事についてそこまで感動はせず、新たな能力の解放の方に興味が湧いた。

 

 

 フェイクの新能力か…

 どんなんだろう?

 

 

 スキル上げの最中だがどうしても興味が湧いてしまい、結果的にフェイクの新能力の説明を見た。

 

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 ・フェイク〈最大レベル〉

  《自分のステータスを隠蔽できる。最大レベル以外、自分よりレベルの高い相手にはフェイクは見破られる。最大レベルに限り、虚無の空間という現実世界とは異なる世界に2秒間連れていける。虚無の空間は偽造の世界であるため、相手は破壊が可能である。》

 

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 フェイクのスキル内容は大体理解していたので驚く事もあまりないが、最大レベルのフェイクスキルは普通の限定スキルに少し劣るも限定スキルに追いつけるくらいの強さを誇っている。

 

 

 これがスキルの本当の強さか…

 フェイクはステータスの誤魔化しとして採用したが、普通に戦闘でも使えるほど優秀なスキルだ。

 

 

 さすがの強さに少し感動してしまう咲苑。

 この勢いで咲苑は他のスキルもレベルを上げる。

 そして最終的にかなりのステータスが上がった。

 

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 白崎(しろざき) 咲苑(しおん) 18歳 男 レベル:447

 役職:騎士

 HP:5410/5410 MP:380/380 SP:0

 攻撃力:3760

 耐久力:2330

 速 度:430

 知 性:79

 精神力:89

 幸 運:70

 限定スキル:自動レベルアップLV1

 スキル:身体強化LV22 魔力認知LV1 剣熟練LV2 戦闘熟練LV55 

     剣術LV60 回避LV11 加速LV10 フェイクLV200

     メンタルアクセルLV1 双剣熟練LV71 斬撃LV10 

     強襲LV10 フェイントLV1 連撃LV10

 

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 新スキルやスキル上げのおかげでHPを始めとしたほとんどのステータスが上昇した。

 新たな武器と防具に関してはロードアイアスに行って武器屋と防具屋に行かないと手に入らないので後回しにした。

 そして今回の異常なまでのレベルアップの仕組みが分かった咲苑は遅くならない時間まで魔物狩りをするのであった。

 

 「じゃ、レベル1000目指してとりあえず暴れまくるか!!」

 

 別段そこまで強い魔物と戦う必要はないが、強い魔物ほど上質なアイテムが手に入り、それを金貨と交換できるのでなるべく強くまとめて倒せる魔物を探した。

 咲苑の街からロードアイアスまでの無法地帯には昔から魔物の住処といわれる大量の魔物が潜んでいる特定の場所がいくつかあるので古い記憶を辿り、その場所へと向かう。

 

 「まじで道に迷いそう…」

 

 一度無法地帯に迷えば絶対に目的の場所には辿り着けないほどの広大な森林なので、通った道に目印になる物を置き、元の場所に帰れるようにする。

 

 「さてさて、どこかなぁ…」

 

 自分が強くなりすぎた事に酔っている咲苑は何も警戒せずにひたすら魔物の住処に足を運ぶ。

 歩く事20分、魔物の住処らしき多くの建物を発見し安全確保のために一度身を隠す。

 

 「あそこが魔物の住処か、魔物は…100から200はいそうだな…」

 

 先程の奇襲にあった時の数の倍以上、魔物が潜伏していた。

 念のために魔力認知で敵のレベルを確認するが、その魔物達のレベルは異常だった。

 

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 ヒューマフィンガー オス レベル:717

 役職:魔物

 HP:10328/10328 MP:790/790 SP:0

 攻撃力:5089

 耐久力:4359

 速 度:745

 知 性:32

 精神力:1563

 幸 運:65

 限定スキル:冒険者干渉LV717

 スキル:魔力感知LV134 認知察知LV43 斧熟練LV79 

     斧術LV20 回り込みLV10 命中LV35 瞬斬LV36 

     連撃LV44  強襲LV65 隠密LV76 生存LV23 

     忍び足LV164

 

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 な、なんでこんな強いんだよ…

 さすがにレベルが倍以上の魔物と戦ったら死ぬ、しかも数はさっきの数倍。

 

 

 かなりレベルアップしたとはいえ、まだまだ強い魔物がいると知った咲苑は撤退しようとする。

 だが魔力認知の対策スキル、認知察知を持っている魔物ヒューマフィンガーはすぐに咲苑の存在に気付く。

 

 「キャァァァァァ!!!!!!」

 

 ヒューマフィンガーは大きな悲鳴を上げ、近くいる仲間を呼び寄せ近くに敵がいる事を伝えた。

 

 「今の悲鳴、まさか…まじで最悪だな」

 

 すぐに勘付く咲苑は全力疾走で道中の目印を確認しながら元居た道に戻ろうとする。

 だがその道が地獄の道だとは咲苑は知らなかった。

 

 

   

 

 




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