文章も少なめです。
「ボ、ボス?」
後ろからボスに声を掛けるとこちらに体を振り向いて、久しぶりと言わんばかりの爽やかな笑みを浮かべていた。......ていうか、言いながら振り向いていた
「久しぶりだね、nana」
「どうして家の近くにいるんですか?」
あー、と小さく呟きなが考えるように唸るボスは、勢いよく頭を掻いた。脱退したメンバーである私の家の近くに何故かいたボスに、〝もしかしたらEPに引き戻されるんじゃないか〟と警戒しつつ返答を待った。一分程待つとボスは言いたいことはまとまったようで話し始めた。
「.....実はな。お前を紹介して欲しいって頼まれてな」
「誰にですか?」
「『CrashRabbit』って知ってるか?」
「知りません」
「だよなぁ~。お前はそういう奴だったよなぁ」
お?やんのか?『CrashRabbit』だっけ?それを知らなかっただけで、勝手に納得されるのは、温厚な私でもグーが出るぞ。そんな私の怒気が伝わったのか.....ボスは言い訳をし始めた。
「いや、馬鹿にしてるとかじゃなくてな。まだ知名度的には一部のゲーム界隈でしか知られいないんだ」
「ボスの口ぶりから想像するについ最近出来たプロゲーミングチームか何かですか?」
「まぁ、そんなもんだ。そこのオーナーにnanaを紹介してくれと頼まれたんだ」
「........またやったんですか?」
「ごめんね。ついつい」
EPに所属してた時もボスは何かしらのトラブルを起こしては私を含めた所属プレイヤー達は巻き込まれていた。例えば、「スポンサー契約するにあたって、スポンサー先が私のファンだから一緒にゲームしてやってくれ」とか、「相談なくゲーム講座を開いて、寝ている私をその会場まで運んで行った」等の私の意思関係なく。その都度に渋々事後承諾してやるということがあった。
「と、とりあえず場所を変えてしないか?立ち話しているのも難だしね」
「........誤魔化されませんからね?」
「っ!...なんのことかな?」
如何やら場所変えて誤魔化すつもりだったらしい。この人は普段はちゃんとしているのに、時折ポンコツになるんだよね。家の近くにあったレストラン___〝サイゼリヤ〟に入って席に着いた私達は先程の話の続きをし始めた。
「で?何をやったですか?」
「ミラ〇風ドリアでも食べてみないか?僕の奢りだ」
「..........」
「だって、長々と経緯を説明をするのが面倒.....ゴホン!大変だから腹ごしらえでもと思ってたけど、ちゃんと話さないと帰っちゃいそうだし、真面目に話そうか」
ゴホンと咳き込みんだボスはおちゃらけた顔からピシっと真面目顔へと切り替わった。
「来年に開かれるマッチ大会__『CrashRabbitCup』に今一度nanaとして、参加して欲しいとリテルマーのおじさん.....『CrashRabbit』のオーナーに頼まれたんだ。そして、nanaを参加させてくれたら、今後開くマッチ大会にシード枠として参加させてくれるって」
ボスの弱い所を突かれてしまったか。この人は誰かに優遇される条件を出されると、ポンコツになってしまうのだから困ったものだよね。
「一応確認だけど、『explosion』ってゲーマー業界では上位に入ってるよね?」
「そうだよ」
「だったら、その立場を利用すればよかったんじゃないの?」
「あっ!」
「今更、気付いたの?」
「申し訳ない」
「はぁ.....脱退する時に面倒な手続きを手伝ってくれた恩?があるし、今回で最後だよ?」
「え!?本当に!」
「今回で最後だからね。今後似たようなものを持ってこられても断るからね」
やったぁー、と無邪気に喜ぶ39歳独身男性の姿がそこはあった。
「因みに何のゲーム?」
「あぁ、そうだ。言い忘れてた!『Fortnite』という建築バトルで有名な三人称視点のゲームだね」
建築って、聞くとマイクラのあれを連想してしまうけど、多分違うよね?家に帰ったら、インストールしてみようかな。
Fortniteとは100人のプレイヤーが孤島に降り立ち、建築や武器を駆使して「VictoryRoyal」を目指すバトルロワイヤルです。
次話はフォートナイトを出すのですが、作者はチャプター2からしかやった事がないため、確認しながら書きます。
ですので、どの武器がいつあったかはわからないので色々と大目に見てください
前話、誤字報告してくださった方すいません。忘れてました!
天吹菫様 sk005499様 ユウれい様