NOUMINかぶき町日記   作:レタス次郎

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今回はいつもよりは長めです。つまり結局短いです()


NOUMIN日記帳 第六訓

∞月o(`ω´ )o日

 

段々とこの生活にも慣れてきた。この前に購入した家具もちゃんと機能しているし、それに誰かが体調を崩した、なんて事もない。ご近所さんへの挨拶回りも済ましている。皆で野菜を育てるのも案外楽しいものだ。太助君やむーちゃんも頑張って働いて、それを美味しそうに食べてくれている。やっぱり精神年齢オッサンなんでね、自分より若い子達がニコニコしてるのは嬉しいもんですよ。誰がオッサンだよ(錯乱)

 

けど知ってますか?その美味しそうに食べてる野菜、ポチ(仮)の糞を肥料として使ってるんやで。俺は気にしてないがあの二人はどうなのだろうか。まぁそんな事言ってたら野菜食べてらんないわな、黙っとこうそうしよう!

 

そして勿論、稽古は一日たりとも欠かしていない。少しでもサボってたらNOUMINのようにはなれないし、そもそも今の俺の目標は『NOUMINのようになる事』と、『農民(ガチ)になる事』の二つ。手を抜いた時点で目標達成なんて不可能だ。

 

そんな俺の稽古に、最近は太助君とかむーちゃんが参加してくる。別にあんなしんどい事するのは俺だけで十分だと思うのだが、それでも俺が稽古をしているのを見つけると絶対に参加してくる。なんで?(困惑)

気になるので理由を尋ねてみたら、単純に身体が鈍るかららしい。農作業だけで十分だと思うんだけどなぁ、あれって結構疲れるし。

 

正直、俺は出来るだけ彼らから『戦い』を遠ざけておきたい。まぁ、言ってしまえばこれは俺の我儘だ。あんな優しい人達が戦う所が想像出来ないししたくもない。俺が傲慢に思われようとも構わない。そもそも俺だって、NOUMINのようになりたいからと言って、戦いそのものが好きなのかと尋ねられれば、首を傾げざるをえない。仮にもし、戦う事になったとしても、剣を振るうのは俺だけでいい。ワイトはそう思います。

 

 

 

 

 

♬月(^o^)日

 

楽しく野菜を育てようとしただけなのにいつの間にか野菜を売る事になってた

今日この頃。まさか趣味が商売になるとは思ってもみなかったやで…。全然不自由無く暮らせてるから考えてもなかったが、確かにお金があれば皆の趣味にも役立つだろう。ちなみに俺の趣味はNOUGYOUだ。第一次産業最高!

 

という訳で八百屋、開店します。ただし社長は太助君。普通に考えて俺なんかより太助君の方がしっかりしてるに決まってるだろ!

 

 

 

 

♬月(`・ω・´)日

 

開店した。お野菜は出来る限り手に取りやすいような値段にしておいた。経営方針は『お値段以上』である。どっかで聞いた事あんなぁ?そして肝心の売り上げは…上々だ!やっぱり店先にむーちゃん&ポチ(仮)をスタンバらせたのが効いたな!あれは見ているだけで精神が浄化される、言うなれば|地上に舞い降りた天使《ロリッ娘とわんこの組み合わせは全宇宙にて最強》である。つまりロリッ娘は世界を救うのでは?(名推理)

…まぁそれはそれとして。ウン、めっちゃ売れた。もう老若男女問わず売れた。正直なところ、こんなに売れるとは思ってなかったのですんごい驚いている。この調子なら十分な収入は得られるだろう。

 

 

 

 

♂月(´ω`)日

 

今日は定休日なので皆でお出かけした。あんまり知らなかった場所が沢山あって退屈しない。電気屋に居酒屋、更には風俗まであった。風俗はむーちゃんの教育的にNGなので視界を塞いでおいた。俺はガン見した。

 

そして問題はドーナッツ屋だ。むーちゃんが欲しそうに見ていたから俺はつい「好きなだけ食べていいよ」みたいな事を言ってしまったのだ。今思えばそれが間違いだったのだろう。気が付くと、財布の中身がスッカスカのコンビニ弁当(空っぽ)になっていた(白目)。流石に十個以上のドーナッツを食べだした頃からおかしいと思ったんだ。太助君はそのあまりの食いっぷりに震えていた。ポチ(仮)はいつも通りにアホだった。そして、ついに食べ終わったかと思いきや放たれた言葉に俺は恐怖を覚えた。

『喉渇いた』

可愛いけどそれだけなの?てかいつもそんなに食べてないだろ!

………まぁ楽しかったのでヨシ!(現実逃避)

 

 

 

 

▼▽▼

 

時は戦争の終了まで遡る。

 

 

「……終わったな、クソ馬鹿共」

 

 

と、銀時が少し覇気のない声で言う。たった今、彼らの日常を取り返す為の戦いは終わったのだ。今は拠点に戻っている途中である。銀時は疲れて動けないらしく、担架みたいなのに乗せられている。

 

 

「ああ。……それでそのクソ馬鹿共ってのは俺も入ってんのか?」

 

 

 

「当たり前だろ高杉君、えっなに自分は周りとは違うみたいな痛い妄想まだ終わってなかったのん?流石に引くわーってちょっと待って!俺にトドメ刺しちゃうからその刀しまって高杉さんんんんん!妙にシャバシャバなジャムが飛び散るから!俺今動けないから!お願いその刀しまえって300円あげるからァァァァァァァァ!」

 

こいつら急に元気になったな、実はそんなに疲れてないんじゃね?俺はもう傷が痛くて仕方ないよ、その元気が羨ましいよ。

 

 

「その辺にしておけ。こんな事が死因になったら笑えないぞ、決着は拠点に戻ってからだ。具体的にはUNOとかどうだろうか。アレはいいぞ、守備表示とか強欲な壺とかオシリスの天空竜とか様々なカードがあるのだ」

 

 

「それお前色々混ざっちゃってるよ、UNOなのに人が死んじゃうよそれ。闇のUNOか何か?」

 

 

小太郎はしっかりしてるのかと思いきやそうでもなかった。UNOと遊●王は次元が違うから。遊●王は命賭けてるから。UNOは特に何も賭けてないから。

 

 

「……小次郎、そういえばお前は俺と別行動になった後に何があったのだ?お前がそう簡単に敗れるとは思えん」

 

 

 

「そういえばお前途中で来たな、なんか遅れてた癖に満を辞して出てきた感があって腹立ったけど」

 

 

「……それはまず戻ってからにしよう。少し疲れてしまってな、口を開くのもやっとと言った所だ。精々着くまで待っていろ大馬鹿共」

 

 

 

「「「誰が大馬鹿だよ和風剣キチ」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

そして、お別れ宴会にて。

 

 

 

 

「ほらお前もっと飲めよ!蒼の羅刹さんはそんなモンかよォ!銀さん見てみろ、何杯呑んだか分からんくらい呑んでんだぞ?世界がぐるぐる回って見えてんだぞコルァ」

 

 

「す、少し落ち着け。私は酒を愉しんでいるのであって、お前のような大酒呑みでは無いのよ。何故こうも酒を呑ませようとしてくるのだ。それにかなり酒臭いぞ、一度休め」

 

 

佐々木さんが坂田さんにすごく絡まれている。酒が入った坂田さんはとても厄介なのを分かっているのか、どうにかして追い払おうとしているが効果は無いようだ。そもそも、日頃から佐々木さんはこうして騒ぐようなお人でもないので、こうやってはしゃいでいるのは少し新鮮だ。

 

 

「あー気持ち悪い、うっぷ。……悪ぃな、佐々木」

 

 

「…………………………」

 

 

 

うぇぇ…見てるこっちが気持ち悪くなるくらい綺麗なもんじゃ焼きだぁ…。あっ佐々木さんが洗面所に行った。

 

 

 

▼▽▼

 

 

そして暫くして、佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら、今度は高杉さんに絡まれているらしい。

 

 

「ヤクルトは俺の奢りだ、つべこべ言わずにさっさと飲め佐々木」

 

 

「す、少し待て。お前はこの量を一人で飲めと言うのか。いくら何でも乳酸菌取り過ぎで逆に死んでしまうのではないか?それにかなり酒臭いぞ、一度休め」

 

 

なんかさっきも見たような光景だが、今度は高杉さんによってヤクルト地獄に陥ってしまっているらしい。ヤクルトと言えば高杉晋助、高杉晋助と言えばヤクルトと厨二病である。高杉さんのあの謎のヤクルト愛はどこから来ているのだろう。

 

 

「乳酸菌は人生を豊かにするモンだ、うっぷ。それになんで自分だけだと思ってんだ、俺も飲むに決まってんだろォが、うっぷ。———悪ィな佐々木」

 

 

 

「………………………………」

 

 

どうやら、お酒とヤクルトは相性が悪かったらしい。あっ佐々木さんがまた洗面所に行った。

 

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

また暫くして、佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら今度は桂さんに絡まれているらしい。

 

「小次郎よ、少し話さないか?ただ酒を呑むだけというのも味気ないだろう」

 

 

「あぁ、いいぞ。そう、酒は愉しむものよな。薄々私がおかしいのかとも思っていたが、やはり私が正常なのだな。お前とは趣味が合う」

 

 

「そうと決まればUNOをしようか、先攻は俺だ!リバースゥゥゥッッ!」

 

 

 

「少し話さないか?とは何だったのだ。それといい加減UNOと遊●王から離れろ。あとそれUNOのリバースでは無いぞ、カード裏返す奴だぞ。それにかなり酒臭いぞ、一旦休め」

 

 

またさっき見たようなやり取りをしている。というかこんなやり取り、私と佐々木さんはした事がない。……ほんのちょっとだけ。そう、ほんのちょっとだけ嫉妬してしまう。

 

 

「くっ、ならばもう一度ォェェ………!リバースゥゥゥゥゥオロロロロロロロ」

 

 

 

「……………………………」

 

 

 

………リバースッ!ふふっ…。あっ佐々木さんがまた洗面所に行った。

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

またまた暫くして佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら今度は坂本さんに絡まれているようだ。

 

 

「のう小次郎、おまんはこれからどうするつもりじゃ?昨日は詳しい事は聞けんかったからなぁ、今日は酒でも酌み交わしながら話そうぜよ」

 

 

「勿論話そう。ーーその代わり、と言っては何だがな。ひとつ、お前の夢を聞かせてはくれまいか?友として、興味があるのよ」

 

 

「勿論ぜよ!」

 

 

今のところは不穏な気配はないので安心だ。それはそうと、僕も彼らの夢について詳しく聞きたい。……僕も混ざろうかな………。

 

 

「まずは、酒を注ごうか」

 

 

「おお、すまんなぁ!………うむ、美味な酒よあっやっぱ船も酒も駄目じゃ」

 

 

「……………………………」

 

 

 

結局結末は変わらなかった。あっ佐々木さんが洗面所に行った。

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

更に暫くして佐々木さんが戻ってきた。そして、今度は。

 

「佐々木さん、ご一緒してもいいですか?」

 

 

「…!あぁ、勿論だとも。…やはり酒は静かに愉しむものよな」

 

 

今度は、私の番だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




KOSAKUNINは佐々木小次郎のその強さも含めて憧れているのに戦い自体は好きではない矛盾。
ちなみに精神がオッサンなので何がとは言いませんが枯れてきてます。つまり彼はロリコンじゃありません、フェミニストです。
そして攘夷四天王全員にゲロ吐かせてすんませんでした。ゲロくらい誰でも吐くと思うんで許してください(嘆願)

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