NOUMINかぶき町日記   作:レタス次郎

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NOUMIN潜入大作戦 ぱーとすりー

目が覚めたら縄でぐるぐる巻きにされて牢屋めいたナニカに入れられていた件について。

やっちまったぜ。ついロリッ娘を庇ってしまった。まぁ、男なら皆そうするよな?な!(威圧)

 

後、庇ったはいいものの、ロリッ娘は生きているだろうか。例の厨二八咫烏が逃してくれていたら可能性は有るんだろうが、正直アイツが見逃してくれるとは思えない。

 

…はぁ。ホントに何やってんだろう。無関係な人間一人助ける事もできないとはなぁ。

そもそも始めからあの厨二八咫烏を殺しにかかってたらこんな事にはならなかったのだろう。後悔しかないな。

違うんや、勿論殺そうとしなかった理由もちゃんとあるんや。きっとアイツは根っこからの悪人では無くて何か事情があるタイプの敵だ、みたいな勘なんですけどね!

 

 

…ふぅ、スッとしたぜ(情緒不安定)。

まぁ、こんな所出ようと思えば何時でも出られるのだ。ワイのフィジカルを舐めるなよ。もうアレだから。地元じゃ『腕相撲の帝王』とか呼ばれてたから。

じゃあお疲れ様でした、先にココ(牢屋)上がらせてもらいますねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

からだがうごかないよ。

は?もしかしてまだ毒が身体に残ってるのか?いや、そりゃそうか。

普通に考えて抜ける訳ないよね!しかも急に傷が開いてきた。興奮したからかな?だがしかし、こんな事で動けなくなるような鍛錬はしていない。傷口なんて筋肉で塞げば良いのさぁ。

あ、身体に力が入らないんだったわwwwwwふざけんな(豹変)

 

 

え、マジでどうしよう。出られないぞ。誰かが助けに来てくれたら嬉しいが、多分誰も俺が囚われていることには気付いていまい。

こりゃ自分でどうにかするしかない。その為には、まずどうにか牢屋を開けねばならない。ライダー助けて!

 

 

 

 

あっ来た。…ん?何かシルエットが小さくないか?

 

 

 

 

は?オイオイオイオイ、アレってさっきのロリッ娘じゃねーか!

え、何?もしかして俺ってば嵌められたの?そうだよ(自問自答)。

ウン、完ッ全に嵌められたな!いや普通は敵にあんなちびっ子が居るとは考えないと思うんや。まさか敵さん達が子供まで兵士として扱ってるとはな。

人間の屑がこの野郎…。

あっそうこう考えてたら来た。ヤバイヤバイ俺喋れるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは、羅刹さん」

 

私は、鉄格子の中の彼に話しかけた。

 

「やぁ、可愛いお嬢さん。何か用事でも有るか?」

 

「…そうね。私は、あなたに尋ねたい事があるの。何故彼を、『朧』を殺そうとしなかったの?あなたなら彼を殺す…いや、行動不能にはできた筈なのに」

 

そう。私は彼に聞きたい事があるのだ。見張りの為だと言って来たが、私はそんな事はもうどうでもいい。彼にはおそらく、敵を殺す殺さないに関するルールが有るのだ。その中に、朧も当て嵌まっていたのだろう。

 

「いやはや、まさかお嬢さんにも気づかれていたとはな。その様なことに気が付ける辺り、お嬢さんも…戦士、なのだな。

まぁ良い、その問いに答えようか。これは私の勘ではあるのだがな。

奴はおそらく何かしらの事情を抱えている。そういったものから私は奴を殺すべきでは無いと判断した」

 

 

彼は少しだけ、哀しげに言う。

 

 

「さて、これで満足して貰えたかな?お嬢さん」

 

 

 

「…いいえ、後もう一つだけ、聞かせて欲しいの。

あなたは何故、私を庇ったの?庇わなければあなたは彼に勝っていたかもしれないのに。

そもそも、あんな戦場に子供が居るのが不自然だと思わなかったの?」

 

 

私が本当に聞きたかったのは、これだ。本当に意味が解らない。庇う理由も無い筈なのに。私ならそんな事はしないし、しようとも思わなかっただろう。

 

 

それなのに。

何故か、泣きそうになる。私に感情なんて無かった筈なのに。

 

 

 

「…正直、だ。少しだけ、違和感はあったさ。ただ、な。それよりも、この子を助けなければならない。そう、思ったのだ。ふふ、君等からすれば、可笑しいと思うやも知れんがね」

 

 

 

あぁ、そうか。それに理由なんて無いんだ。

この男はたぶん、そういう人間なのだ。

そうだ。そうなのだ。

 

 

「これ、あげる。これを飲めばあなたの体内に残ってる毒は消えるわ。

それと、鍵とあなたの得物も、ね」

 

「お嬢さん、確かに有り難くはあるのだ。だが、このままでは君までもが幕府の敵となってしまうやも知れぬぞ。…何故?」

 

「ふふ、教えない。けれど、ただ、一つだけ。ありがとう」

 

 

 

「くく、私が君に何かをした覚えは無いのだがな。

ところでお嬢さん、名は何と言う?」

 

 

答えるべきなのだろうか。『骸』とは、謂わば私の記号の様なものだ。

 

 

「頼む、答えてくれまいか。

これでは私は君にお礼の一つも言う事ができないのだ」

 

 

…じゃあ。

 

 

「…骸。骸、よ」

 

 

変に思われたりはしないだろうか。

もしそうなった事を考えたら、ちょっと嫌な気分だ。

 

 

 

「…ふむ。骸、というのは可愛気が無いな。

それならば、『むーちゃん』はどうか?ふふふ、とても可愛らしくなったろう?改めて、礼を言うぞ。むーちゃん」

 

 

 

「…ふふっ」

 

「何か面白い事でも有ったか?」

 

「いいえ、何も」

 

 

あぁ、ちょっとだけ。ちょっとだけ、世界が明るく見えた。

 

 

 

 

 





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