海賊な蛇王龍様   作:エルにー

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お待たせしました。


17ジャオ 蛇王龍一行の海軍ドナドナ

ハンコックが海軍の要請を受諾した事、ルフィとラダンもついていく事は瞬く間に女々島に広まった。すぐに出発する事になった。

因みに、ハンコックら三姉妹の奴隷紋はラダンが「妻とその妹達にあんなものを残すわけにはいかない」と言って消した。ソニアとマリーはラダンのことを「お兄様」と呼ぶようになった。

 

港ににて

 

「出航は明朝じゃなかったけ?」 「行き先が変わったらしいよ」

 

「蛇姫様と一緒に中枢の船に乗るんだって」

 

マーガ「ルフィ!」

 

ルフィ「お前ら!」

 

ラダン「仲良さそうだな」

 

ハン「彼は不思議だ。他の男とは全く違う。どこか惹きつけられるものを持っている。覇王色を持っているのも頷けるほどに」

 

ラダン「9年前の時点で俺が知ってる誰よりも素質がある。しかし、久々に海を見るな」

 

ハン「ラダンは9年も寝ていたからの」

 

ラダン「久しぶりに泳いでみるか」

 

ハン「泳ぐ?……あぁ、あの時のか」

 

ラダン「そうだ。あれだ。それじゃ」

 

ザパンッ

 

ラダンは海に飛び込んだ。すると

 

カッ

 

ザパアアアァァッ

 

強い光が発生すると水面が突き上げられ、黒い大蛇が現れた。

 

シュルルルル

 

ルフィ「確か……ラダン?」

 

ラダン『そうだ』

 

「喋った!」 「この声って……もう1人の男!?」 「嘘でしょ!?」

 

ルフィ「海に入っても大丈夫なのはホントだったんだ……」

 

ラダン『能力者ではないからな』

 

ルフィ「てか、なんでその姿になってんだ?」

 

ラダン『久しぶりに海を泳ごうと思っただけだ。なんなら頭に乗っていくか?』

 

ルフィ「お、いいのか!?」キラキラ

 

ルフィは目をキラキラさせてそう言う。

 

ラダン『構わんぞ。特に重さを感じるわけでもないし』

 

ルフィ「よっしゃー!早速乗るぞ!」ピョーン

 

スタッ

 

ルフィ「おぉ、硬ぇ。てか、背中の棘カッケェー!」キラキラ

 

ラダン『子供みたいだな。ハンコックも乗ってみるか?』

 

ハン「では、言葉に甘えて」

 

ハンコックもラダンの頭に跳んで乗る。

 

ハン「懐かしい……最初は怖かったな……」

 

ラダン『そう言うものだ。そろそろ出航したほうがいいんじゃねぇのか?』

 

ハン「そうだな。出航だ!」

 

「「「ハイッ」」」

 

ルフィ「おぉ!乗り心地いいな!これ!」

 

ラダン『親友にも同じことを言われたよ』

 

ハンコックの船とラダンは並行して海を進んだ。

 

 

因みに、

 

「蛇姫様の笑顔よ!今の何カラット?ねぇ、何カラット!?」

 

「蛇姫様の懐かしむお顔もまたお美しい……」 「あぁ……美しすぎて倒れちゃうわ……」ドサッ

 

などでそこそこの数の九蛇の女性が倒れている。ハンコックの満面の笑みを見た日には……ラダンが駆り出される事態になるだろう。

 

 

 

少ししてハンコックは船に戻り、ラダンは何かを企んで海に潜った。ルフィは姿を隠すためにある所に入っている。サロメが壺を巻きつけているが……

 

?「待ち侘びたぞ、ボア・ハンコック」

 

そう言ったのは海軍中将のモモンガであった。

 

ハン「条件はわかってるな」

 

モモンガ「あぁ、大監獄インペルダウンに立ち寄りたいと同行者が誰であろうと手を出さないだったな。許可は降りている。それで、その同行者は?」

 

ハン「もう来ている」

 

ザパアアアァァッ

 

シュルルルル

 

モモンガ「なっ!?」

 

ラダンは海を突き上げて登場した。こう登場したのはただのラダンの遊びである。

 

モモンガ「こいつは!13年前、聖地マリージョアを襲撃し、四皇ビッグマムを海軍に差し出して脅威の65億ベリーの懸賞金をつけられた!禁忌のラダン!何故こいつがここにいる!9年前から行方が知れていなかったぞ!」

 

ラダン『女々島で休眠に入っていただけだ』

 

モモンガ「休眠……だと……?」

 

ラダン『何年か眠りに付くのも一興と思ってな』

 

モモンガ「理解できん……」

 

ラダン『理解できるに越した事はないがな』

 

カッ

 

スタッ

 

ラダンから眩しい光が発生すると、ラダンは人の姿でハンコックの隣に立っていた。

 

モモンガ「そいつが同行者だと?そんなの許可できるか!」

 

ラダン「安心しろ。ただ友人に会いに行くだけだ。それとだ」

 

ラダンはハンコックを抱き寄せる。

 

ラダン「ハンコックは俺の妻だ。手を出したら俺と敵対する事になると肝に銘じておけ」

 

モモンガ「なん……だと!?」

 

ラダン「それともう一つ。女々島アマゾン・リリーは俺の加護を施した。蛇王龍島アマンデュ島と同じ状態だ。手を出そうとしたら、禁忌の闇が貴様らを飲み込むぞ

 

モモンガ「くっ……」

 

ラダンの威圧にモモンガは顔を青くする。因みに、ハンコックは顔を真っ赤にして恥ずかしがっている。

 

モモンガ「……仕方がない。時間がない。早く乗れ」

 

ハン「うむ」

 

ソニア「お姉さま!お気をつけて!お兄様も!」

 

マリー「国のことはお任せください!」

 

ハン「行ってくる。しばし、国のことを任せる」

 

「「「はい!」」」

 

ハンコックとラダンは海軍の軍艦に乗り込む。

 

モモンガ「しかし、あんなに頑なに拒んでいたのに、何が貴様を突き動かしたのやら。まぁ、そこの男が一番可能性があるが」

 

ぐーー

 

ラダン「……すまない、色々とあって忙しかったのと、俺は今日、九年の休眠から起きたばかりで腹が減っている。何か食べるものを用意してもらっていいか?」

 

モモンガ「……海賊に食べ物など恵んでやる義理はないが、まぁ、いいだろう」

 

ラダン「ありがとう。それと、俺は海賊じゃねぇ。探検家だ。犯罪者ではあるが」

 

モモンガ「それはどうでもいい」

 

ラダン「あっ、そう」

 

ラダンはそう答えてハンコックと並んで歩く。

 

ラダン「あのバカ。まだ食い足りなかったのか?確かに俺も何か食いたいが」コゴエ

 

ハン「妾としてはよくあの壺に入れてると思ってる」コゴエ

 

ラダン「ゴムなら入れるだろうと思ったんだ。案の定入れたからよかった。あの壺はサロメのお気に入りという事にできるしな」コゴエ

 

ハン「そうじゃの」コゴエ

 

 

 

壺の中にて

 

ルフィ「せ、せみゃい〜……」

 

 

 

モモンガ「ところで、こいつらはどうにかできないのか?」

 

ハン「それぐらい容易い事じゃ」

 

ハンコックは一瞬のうちに石化した海兵達を元に戻す。海兵達は戻ると共にずっこけた。

 

モモンガ「船を出せ!バカもの!」

 

「「「は、はい!」」」

 

ラダン「やっと出たか。さて、どんな事件が起こるのやら」

 

ハン「楽しそうじゃな」

 

ラダン「そりゃぁな。それに、海軍の軍艦とはいえ、妻との遠出だからな」

 

ハン「ふふ、確かにな」

 

ハンコックはラダンの方に頭を乗せて寄り添った。

 

「誰なんだあいつ……あの海賊女帝があんな顔をするなんて……」 「く〜〜!悔しい!海王類に食べられて死んでしまえ!」

 

モモンガ「口より手を動かせ!」

 

「「は、はい〜!」」

 

 

 

 

海軍本部にて

 

ドタドタッ

 

「センゴク元帥!モモンガ中将から連絡が!ついに折れてこちらに向かってきてるとのことです!」

 

センゴク「やっとか。これで七武海は6人。鷹の目ミホーク、バーソロミュー・くま、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、ゲッコー・モリア、マーシャル・D・ティーチ。そしてボア・ハンコック」

 

「実は、もう一つありまして……」

 

センゴク「なんだ」

 

「ボア・ハンコックの同行者は9年前から行方知らずの……」

 

センゴク「まさか!」

 

「はい。懸賞金65億ベリー 禁忌のラダンです!」

 

センゴク「あやつ……何故今になって現れたのだ……」

 

「モモンガ中将が聞いたところ、「何年か眠るのも一興」とのことです」

 

センゴク「……そうであった。あやつはそんな奴だった……全く、度々神出鬼没で現れたくせに、パタンと来なくなったと思ったら休眠とはな。今後の展開次第ではあやつと敵対する事になるな」

 

「さらにもう一つ」

 

センゴク「なんとなく予想できるが、言ってみろ」

 

「ボア・ハンコックはラダンの妻らしく、女々島アマゾン・リリーは蛇王龍島アマンデュ島と同じ状態とのことです」

 

センゴク「想像の通りだったわ。世界政府には私から伝える。報告ご苦労」

 

「ハッ!」ビシッ

 

センゴク「めんどいものだ……はぁ……休みが欲しいの……」

 

苦労が絶えないセンゴクであった。

 

 

 

 

ザザアアァァン……

 

ルフィ「ふう、やっと出れた!」

 

ラダン「押し込んだ俺が言うことではないが、よくあんな壺に入れたな」

 

ルフィ「俺もビックリしたよ!」

 

ラダン「数日でインペルダウンにつくみたいだ。一緒には行けんが、頑張れよ」

 

ルフィ「おう!もちろん!」

 

ラダン「しかし、九年か……タイガーはどうしてんだろうな……魚人島にも行かんとな。子供達にまた会いに行くと言ってしまったしな」

 

ルフィ「お前、魚人島に行ったことあんのか!?」

 

ラダン「ある。あそこの王と王妃、その子供達とは知り合いだ」

 

ルフィ「へぇ!」

 

ラダン「会いたい奴は多い。妻にしてと言われた日和、ヤマト、くいな。千年竜のあの群れとも会いたいな」

 

ルフィ「千年竜に会ったことあるのか!」

 

ハン「千年竜とはなんなのだ?」

 

ラダン「千年竜は千年ごとにロストアイランドと呼ばれる島で産卵する場所で死ぬ場所だ」

 

ハン「死ぬ?」

 

ラダン「ロストアイランドはあいつらの生まれ故郷でもあり、墓場でもある。俺が知り合った千年竜の群れのリーダーは次の周期で寿命が尽きる」

 

ハン「この世界にそんな生物が居たとは……」

 

ルフィ「千年竜か〜……また会いてぇな〜……」

 

ハン「ところで、ラダンの妻になりたいと言う日和にヤマト、そしてくいなとは誰じゃ?」

 

ラダン「日和とヤマトは……」

 

ルフィ「……」

 

チリチリ

 

ラダンがハンコックに3人の事を話している間、ルフィは燃えているエースのビブルカードを見ていた。

 

ルフィ「エース……」

 

ラダン「さて、腹が減ってきたな。飯を……30人分で十分か?正直、ルフィの腹の底がわからん」

 

ハン「おそらくそれで十分だ。妾が用意する様に言ってこよう」

 

ラダン「頼んだ。食材が足りないなら俺が取ってくるとも言ってくれ」

 

ハン「わかったのじゃ」

 

ラダン「それと、別に思う存分甘えていいんだぞ?」

 

ハン「!はい……///」

 

ハンコックは小さくそう言って扉から出て行く。

 

ラダン「やっぱり可愛いな」

 

ルフィ「よくわかんねぇな」

 

ラダン「ま、いつかわかる。誰かを愛するというのは嬉しいものだ」

 

ルフィ「へぇー」

 

ラダン「それはそうと、エースのこと知らねぇんだけどさ。どんな奴なんだ?」

 

ルフィ「エースは俺がいた島で兄弟の盃って奴をやって、兄弟になったんだ。親は違くてもう俺たちは義兄弟だってな」

 

ラダン「ほう、いいなそういうの」

 

ルフィ「メラメラの実を食べた炎人間で、すんっごく強えんだ!それで白ひげ海賊団って所の2番隊隊長らしい!」

 

ラダン「ニューゲートのところのか。あいつも元気かな……病気だったらしいから多分、長くはないだろうけど」

 

ルフィ「へぇーそうなんだ」

 

ラダン「さて、そろそろハンコック戻って来るかな」

 

ガチャ

 

ハン「戻ったぞ」

 

ラダン「お帰り」

 

ハン「た、ただいまなのじゃ……///」

 

ルフィ「なんか面白えな!ははは!」

 

数分後に料理ができて主にルフィが食べ尽くした。皿を返して部屋の中で寛いでいた。

 

ハン「///」ギュッ

 

ラダン「(可愛いな〜)」ギュッ ナデナデ

 

胡座で座っているラダンの足の間にハンコックは対面で座って抱きしめている。ついでに足でも。頭は肩に置いている。

 

ルフィ「くっつき虫みてえだな!」

 

ラダン「違いないな。可愛い可愛いくっつき虫だ」ナデナデ

 

ハン「むうっ///」

 

シュルルルル

 

ラダン「サロメもか?ほら、来ていいぞ」

 

シュルルルル♪

 

サロメは2人ごと巻きついてラダンの頭に頭を置いた。

 

ラダン「可愛い奴め」ナデナデ

 

シュルルルル♪

 

ルフィ「なーんか緊張感ねぇ気がするなー」うーん

 

こんな感じでハンコックはずっとラダンにくっついて甘えていた。寝る時も抱きついたまま眠った。

 

 

そんな日々を過ごして大監獄インペルダウンについた。

 

ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜おん




今回はここまで。
ハンコックかわええの〜う!もっと甘々にしてみるか。けど、どうやってやるか……とりあえず、ずっと抱きついてる感じにしよう。
ルフィはゴムだし、壺に押し込むことぐらい出来ますよね?
次回はインペルダウンに到着。ルフィを置いてラダンとハンコックは署長のマゼラン、そしてエースに会います。
次回、大監獄インペルダウンの毒人間と火拳
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