海賊な蛇王龍様   作:エルにー

21 / 23
長らくお待たせしました。


20ジャオ 戦争の開始

火拳のエース処刑まで3時間を切った。

海軍本部は厳戒態勢をとり、緊張がこれまで以上に高まっていた。

 

 

元帥室

 

 

バンッ

 

ガープ「ワシは……ワシは納得できんぞ……っ!」

 

センゴク「これは一海賊の処刑ではない。今後の世界に行方にとってどれほど大きな意義を持つか。貴様もわかってる筈だ」

 

ガープ「っ……!」

 

ガープは静かに部屋から出ていった。

 

ラダン「海軍も大変だな」

 

センゴク「今更始まった事ではない。大犯罪者とは、その血筋にまで及ぶのだ」

 

ラダン「エースも不幸な星の下に生まれたものだ」

 

センゴク「そうかもしれぬな。はぁ……」

 

ラダン「全部片付いたらバカンスにでも連れて行こうか?」

 

センゴク「……前向きに検討しておく」

 

ラダン「ククク、了解」ニッ

 

随分ラダンに毒されたセンゴクであった。

 

 

 

 

 

 

三日月型の海軍本部の周辺に五十隻の軍艦、最前列には五名の王下七武海。そして、処刑台は海軍本部大将三名が守っている。左から青雉 クザン、赤犬 サカズキ、黄猿 ボルサリーノ。

海軍の持てる最大の正義の力が待ち構えている。

 

そして、ついにエース登場。

 

 

センゴク「いいな、ガープ。全てを伝えるぞ」

 

ガープ「勝手にせい。ワシは下におるぞ」

 

ラダン「ガープにとっては凄く複雑な戦争なんだろうな。孫同然に育てたと聞くし」

 

センゴク「例え身内でも、それが犯罪者なら全て同じだ。正義に私情を挟むとそれは正義でなくなる」

 

ラダン「俺の場合はどうなるんだ?」

 

センゴク「貴様は色々と規格外だ。貴様も上に来い。貴様の復活を世界に伝えるいい機会だ。それ以降は好きにせい」

 

ラダン「わかった」

 

ラダンはセンゴクと共に処刑台に登る。

 

「センゴク元帥……」 「なんだ?そして隣のやつは誰だ?」 「海兵か?だが、服装から違う筈……」

 

センゴクは海兵から電伝虫をもらい、喋り出した。

 

センゴク「諸君らに話したいことがある。まず、一つ目は私の隣にいるこの男のことだ」

 

ーーーーーー

 

「あの男のことか。海軍元帥が言うほどだから、相当な人物の筈だ」 「だけど、どこかで見たことが……」

 

ーーーーーー

 

センゴク「諸君らも謎に思った筈だ。何故ここにいるのかと。だが、こいつは油断できない、四皇以上に事を構えたくない人物だ」

 

「四皇以上……」 「おい、それって……」

 

海軍将校達が徐々にざわつき始める。

 

センゴク「大半は気づいただろう。こいつは十三年前、聖地マリージョアを壊滅に追い込み、その後四皇ビッグマムを海軍本部に引き渡して脅威の65億の懸賞金をかけられ、九年前に忽然と姿を消した男。その名は禁忌のラダン」ドンッ

 

ラダン「あーあ、ついに世界に姿がバレたな」

 

「なんだと!?あの禁忌のラダンだと!?」 「あの一年に一回広場で眠っていた大蛇!?」

 

ーーーーーー

 

「禁忌のラダン!?」 「九年前に姿を消して以来、ただの御伽噺になっていたやつが!?」 「何故こんな時期に……」

 

ーーーーーー

 

センゴク「私もこいつがこの時期に目覚めたことに度肝を抜かれた。さらに、最悪なことにこいつと白ひげは友人でもある。ラダン、もう一度聞くぞ。貴様はこの戦争をどうするつもりだ」

 

センゴクはラダンに向き、電伝虫越しに言う。海兵、そして一般人も汗を流して喉を鳴らす。

ラダンはセンゴクから電伝虫をとって喋り出す。

 

ラダン「俺は戦争に参加するつもりはねぇ。完全にとは断言できんが、傍観者でいるつもりだ」

 

センゴク「なら、火拳のエースに関しては絶対に手を出さないと誓え」

 

ラダン「それなら構わない。他のやつの邪魔はするかもしれないが、エースに関して手を出さないと誓う」

 

センゴク「信用していいんだな?」

 

ラダン「あぁ、家族に誓って」

 

センゴクとラダンは睨み合う。そのプレッシャーに海兵はたじろぐ。ラダンにとって家族に誓うことは命より重い。ラダン一家はなによりも家族を大事にする。誓いを破ることは尊敬する父親の、産んでくれた母親にの、共に育った兄弟の顔に泥を塗ることになる。

 

センゴク「……貴様の誓いは受け取った。しっかりと守れ」

 

ラダン「わかってる」

 

ラダンはそう言って処刑台から降りる。

 

ガープ「お主も降りてきたか」

 

ラダン「いつまでも上にいても仕方がねぇからな」

 

ガープ「そうか」

 

?「あんたは元気そうだね」

 

ラダン「おつるか。久しぶりだな」

 

おつる「本当にそうだよ。急に姿を消したと思ったら、嫁さんを連れて現れるなんてね」

 

ラダン「それはすまん。と、そろそろか」

 

センゴクはまた喋り出し、エースの出生に関して話し出した。

 

センゴク「お前の父親は、海賊王、ゴールド・ロジャーだ!」

 

ラダン「ほう、かの海賊王のか」

 

おつる「あんたは知らんかったね」

 

ラダン「九年前にはエースなんて名は聞かなかったし(しかし、ルフィの実の兄ではなかったのか……ルフィもとんでもない血筋だろうな。にしても、十ヶ月も出産を先延ばすとはな……母親は強し、か……)」

 

 

 

センゴクの発表から数十秒。白ひげ傘下の海賊の大艦隊が出現した。白ひげ海賊団もどこから現れるか探す。しかし、見つからない。

だが

 

ラダン「へぇ、面白ぇ場所から現れたな」

 

白ひげ海賊団は海中か湾内に現れた。その数は4隻。14人の隊長に白ひげ本人が現れた。

 

ラダン「当然だが、老いたなニューゲートも。何年振りだろうか」

 

 

白ひげ「グラララ、ちょっと待ってなエース」

 

エース「っ、親父いぃ!!」

 

白ひげは薙刀を地面に刺して、両手を横に殴りつけるように広げる。それによって空中にヒビが入る。

 

ビキキッ バキッ

 

海震。白ひげの能力で海軍本部の正面と後ろの海が盛り上がる。白ひげの能力はグラグラの実。曰く、世界を滅ぼす力。

 

 

ラダン「久しぶりだな、ニューゲート!」

 

白ひげ「グラララララ!十年振りじゃねぇか、ラダン!」

 

マルコ「十年もなーにやってたんだよい」

 

ラダン「九年ぐらい休眠していただけだ。長生きには一興だろ?」

 

白ひげ「知らねぇし、知りたくもねぇな」

 

ラダン「それは残念だ。俺はこの戦争、というより、エースに関しては手を出さないと誓っている。友人であるお前に悪いが、わかってくれ」

 

白ひげ「グラララララ、わかってる。お前が参加してくれればすぐ終わるが、仕方ねぇ」

 

ラダン「ま、エースに関してだけ手を出さないだけで、それ以外は何も言われてねぇ。気になるものが有れば邪魔はする」

 

白ひげ「グラララララ、それは楽しみだ」

 

マルコ「やれやれ、ラダンも勝手なことをするもんだ」

 

 

そうこうしていると、海が引いていき、水位が下がっていく。少しすると

 

ゴゴゴゴゴ……

 

ハン「地鳴り?」

 

地震の後にこれまでに類を見ない、海軍本部を軽く飲み込めるほど巨大な津波が押し寄せてきた。

 

ラダン「これはデカいな」

 

津波に飲まれると思ってると、青雉が飛び出し、手から津波に向かって氷を伸ばして瞬く間に津波を凍らした。

 

クザン「アイスエイジ」

 

白ひげ「青雉。若造が」

 

そのまま青雉は白ひげに向かって氷の槍を飛ばすがあっさり壊され、青雉は粉々の氷になって湾内に落ちて湾内の海を凍らした。ある意味戦いのステージを作った。

 

「我らには最高戦力の海軍大将がいる!」 「モビー・ディック号を破壊しろ!」

 

白ひげ海賊団は氷の足場に降りて進撃を始める。

 

ラダン「ついに始まったな」ナデナデ

 

くいな「そうね」

 

ラダン「参加しなくていいのか?」ナデナデ

 

くいな「うん。もう海軍にいる意味がないからね。ラダンのお嫁さんになれるし」フフン

 

ラダン「この小娘が」クシャクシャ

 

くいな「キャー。もう、髪が崩れるじゃん。私は好きだけどさ」

 

ラダンは青雉の座っていた椅子に座り、くいながその膝に座っている。

 

赤犬「貴様ら……」

 

黄猿「あらら、くいなちゃんが裏切っちゃったね〜。ワッチはラダンが怖くて手を出さないけど」

 

ラダン「いい判断だ。向かってくるなら四股を全て切り落とすところだ」

 

黄猿「お〜、怖い怖い」

 

口先では軽く言ってるが、黄猿の足はたしかに震えている。寒さや身震いではなく、ラダンに対する恐怖で、だ。

 

赤犬「裏切りモンが……」

 

くいな「どうとでも言ってください」

 

4人がやり取りしてる一方で

 

ハン「はぁ……ラダンの元へ向かいたい。むさ苦しい男どもに囲まれてるストレスをラダンに甘えることで解消したい」

 

ドフラ「クックックッ、かの海賊女帝が随分毒されてるな」

 

ハン「ラダンになら毒されても構わない。一生添い遂げるのだからな」

 

ドフラ「お熱いこって」ヤレヤレ

 

トン

 

ドフラ「ん?」

 

ミホークが一歩前に出た。

 

 

くいな「ミホークさんが珍しい」

 

ラダン「そうなのか?」

 

くいな「うん。彼は世界でもトップクラスの実力で、彼は認めた相手以外には興味ないから。それだけ白ひげは強いってことかな」

 

ラダン「だろうな。おそらく、現時点で人間最強は白ひげだ」

 

くいな「ラダンさんも認める実力……」

 

 

ドフラ「フン、なんだやんのかお前?」

 

ミホーク「推し量るだけだ」

 

ミホークは黒刀 夜はぬく。世界に12工しかない最上大業物の一本。ラダンはその最上大業物を量産できてしまうわけだが……。

ミホークは黒刀を抜くと縦に一振りする。それによって斬撃が生じて白ひげに向かって一直線に飛ぶ。

 

だが

 

 

ラダン「試すのにちょうどいいな」

 

くいな「何を?」

 

ラダン「まぁ見てろ」

 

ラダンは手に覇王色を纏う。そして

 

パアン

 

ただ拍手した。その音は戦闘音で騒がしい戦場に静かながらも全員の耳に届いた。だが、ラダンの拍手がただの拍手な訳がなく

 

パン

 

ミホークが放った斬撃が弾けて無くなった。それだけではない。ガープもセンゴク、白ひげもラダンの拍手で体が硬直した。

ミホークは目を見開いて硬直していた。そして、察した。

 

ミホーク「(生涯鍛えてもこの者には敵わない)」

 

と。

最初に硬直から抜け出したのは半竜になったハンコックだった。

 

ハン「相変わらず凄まじい力じゃ」

 

 

ラダン「ほら、戻ってこい」

 

くいな「あっ……」

 

くいなはラダンが硬直から抜け出させた。

 

くいな「やっぱりラダンさんはすごいね……想像より遥か遠くにいるよ」

 

ラダン「簡単に俺の千年の努力を覆らせたりはしねぇよ」

 

 

ーーーーーー

 

「拍手しただけで戦場を停止させた……」 「化け物だ」

 

ーーーーーー

 

?「あら、何年も現れないと思ったら」

 

?「ハハハ、彼に常識は通用しないからね。君もわかってるだろう?シャッキー」

 

シャ「フフフ、そうね。一応師匠である貴方の方が彼を知ってるわね、レイリー」

 

レイリー「ハハハ!かもしれないな。彼との再会用にいい酒を調達しないとね」

 

シャ「調達は私に任せて」

 

レイリー「では、任せた」

 

ーーーーーー

 

 

数十秒してやっと全員の硬直が取れた。

 

センゴク「全く。火拳には手を出さないが、まさか戦場を停止させるとは」

 

ラダン「不満か?」

 

センゴク「複雑だ」

 

ラダン「それはすまん。こうしたこともやる筈だから悪しからず」

 

センゴク「この戦争は貴様の遊戯場ではない」

 

ラダン「簡単に操作されるお前らが悪い。もっと鍛えろ」

 

センゴク「一生鍛えても無理だ」

 

ラダン「残念」

 

 

ミホーク「禁忌のラダン、敵に回したくない相手だ」

 

ハン「当然じゃ。妾の夫に敵う相手など、この世界に居らぬわ」

 

 

黄猿「ラダンも白ひげもとことん化け物じみてるね〜。被害少なくすむにゃ、ちゃっちゃと頭取らないとね〜」

 

黄猿はそう言って飛んでいった。空中に浮かぶと

 

黄猿「八尺瓊勾玉」

 

手から無数の光を白ひげに向かって放った。だが、それを何かが飛んできて全て受け止めた。

その人物は白ひげ海賊団1番隊隊長、不死鳥マルコ。トリトリの実幻獣種モデル不死鳥の能力者だ。

 

マルコ「いきなり、キングは……とれねぇだろうよい」

 

マルコは黄猿に急接近して黄猿を足で蹴って吹き飛ばした。

 

黄猿「そう簡単には、いかないね〜」

 

 

ラダンが傍観しているとデカい氷塊が飛んできた。危ないから処理しようと思ってると

 

赤犬「大噴火!」

 

赤犬が氷塊を蒸発させた。そして無数の火山弾を放った。

 

戦争は更に激化し始めた。毎秒誰かが倒れ、毎秒誰かが死んでいく。戦争ていうのは

 

ラダン「不毛なもんだな」

 

ズン

 

ラダン「ん?随分デカい気配だな。巨人よりデカいな」

 

くいな「巨大より?それって……」

 

ズン ズン

 

「来たきたぁ!」

 

?「おおぉぉ!!」

 

その巨人より大きなものは軍艦一隻をあっさり破壊した。圧倒的な巨体、鬼を思わせる顔、頭から伸びる長い角。

その者の名はリトルオーズjr.国引きオーズの子孫である。

 

モリア「オーズの子孫!まだ生き残っていたのか!欲しい……あの死体が欲しい……!」

 

オーズ「エースぐん、ぜってぇ死なせねぇ!」

 

 

ラダン「オーズか。聞いたことあるが、よくあの大きさで子孫を残せたな。リトルって事は国引きオーズよりかは小さいんだよな?」

 

くいな「多分?」

 

ラダン「世界は広いなー」

 

オーズは着実に処刑台に向かって歩いていく。

 

白ひげ「オーズのやつ。仕様のねぇやつだ。死にたがりと勇者は違うぞ!」

 

オーズ「止めねぇで欲じいおやっざん!オイダは助けテェんだ。一刻も早くエースぐんを助けテェんだよ!」

 

白ひげ「わかってらぁ、テメェら!尻拭いをしてやれ!オーズを援護しろ!」

 

 

一方

 

ハン「スレイブアロー!」

 

ハンコックはハートを生み出し、弓を引くようにすると無数の矢が無造作に飛んでいく。そして氷の舞台に降りて

 

ハン「パフュームフェムル!」

 

海賊海軍関係なく蹴っていく。蹴った場所が石になり、砕ける。軽く一掃するとサロメに乗る。

 

「貴様!海兵にまで手を!」

 

ハン「白ひげと戦うことには承諾したが、妾は貴様らの味方になるとは一言も言うておらぬ。男などどれも同じじゃ。あの方以外ともう1人以外は」

 

「ぐっ…ううっ……」

 

ハン「ハァ……妾の美しさに免じて」

 

「お……お前!」

 

海兵はそう異論を発するが頬を染めているから説得力はない。

 

ラダン「全くハンコックは、魔性の女とはまさにハンコックのための言葉だな」

 

くいな「同じお嫁さんなのに負けてる気がするよ……」

 

ラダン「外野がそう言おうと、俺にとってはハンコックもくいなも同じ愛する妻だ」ギュッ

 

くいな「あっ……えへへ///」

 

赤犬「ぬう……」

 

少し居心地が悪い赤犬であった。

 

 

ギュン ギュン ギュン

 

くま「ウルススショック」

 

キュオッ ドオオオォォォォォォォッ

 

くまが作った肉球型のものはオーズに当たり、爆発して爆風を放った。

オーズは少し後ずさる。さが、相当ダメージを受けたようで膝をついた。

 

エース「オーズゥ!!」

 

オーズは立ち上がって砲撃を喰らいながらも進む。意識が朦朧としながらも前へ前へと。

 

オーズ「せめて……ハァ……ハァ……七武海1人でも……!」

 

ドゴンッ

 

オーズはドフラミンゴに向かって殴りつけるが、ドフラミンゴは空中に浮いて避ける。

 

オーズ「……っ」

 

ドフラ「どうかしたか?魔人」

 

オーズ「あ、足が……」

 

オーズの足は何かに引っかかって動かない。そして

 

スパン

 

オーズの右足は斬り落とされた。それによってオーズはバランスを崩す。膝立ちになりながらもエースに手を伸ばす。

 

オーズ「もう少し……エースぐんまで……もう少し……」

 

モリア「ドフラミンゴのやつ!貴重な死体を台無しにしやがって!ドッペルマン!行け〜!ツノトカゲ!」

 

グサッ

 

モリアの出したコウモリが一本の角になってオーズを貫いた。

 

エース「オーズーー!」

 

オーズは貫かれても手をエースに伸ばす。

 

オーズ「エースぐんっ……」

 

だが

 

ドスンッ

 

オーズは倒れてしまう。

 

ラダン「まだ心臓が動いている。生きてはいるが、長くは持たんな……」

 

 

これで白ひげ海賊団が止まると思いきや、その逆。

 

白ひげ「オーズを踏み越えて進め!」

 

ウオオオォォォォォ!!

 

 

ドフラ「フフフフ……たまらねぇ」

 

「ドフラミンゴ!よくもオーズをっ!お前だけは絶対に許さん!」

 

ドフラ「フフフフ」

 

「何がおかしい!」

 

白ひげ海賊団の隊長一人がドフラミンゴに攻撃する。ドフラミンゴはそれを避ける。追撃をしようとするとドフラミンゴは中指の先を曲げる。

 

パン

 

「ウオオオォォォォォ!!」

 

ドフラ「ん?」クイッ

 

ドフラミンゴはまた避けて同じことをする。しかし

 

パン

 

ドフラ「……おかしい。しっかりと刺してるはずだ」

 

パン

 

ドオオォォ

 

ドフラ「ぬうっ……!」

 

パン

 

ヒュウウ ドオンッ

 

ドフラ「ガハッ!」

 

「何が起こっている……」 「なんか手を叩く音がした気が……」

 

ムクッ

 

壁にめり込んだドフラミンゴは起き上がる。その頭からは血が流れている。

 

ドフラ「ククク……そう言うことか。俺の邪魔をするとはな……禁忌のラダン」

 

ドフラミンゴはラダンを睨みながら呟く。貴様に名言を言う余地など与えんby作者

 

 

ラダン「フッ」

 

くいな「何やってたの?」

 

ラダン「頭のおかしいやつの攻撃を無効化してただけだ」

 

くいな「そう?」

 

ラダン「あぁ」

 

くいな「そ。戦争っていつまで続くんだろうね……始まってそんなに経ってないのにもう大分経った気がするよ」

 

ラダン「確かにな。それに、センゴクは何かを仕掛けようとしてようだしな」

 

あちこちで電伝虫が鳴って命令が伝わっていく。

そうしてるとガープが処刑台に上がっていく。エースの右に立つ。

 

センゴク「何をしにきた?作戦に異論でも?」

 

ガープ「いや、相手は海賊に同情の余地はない」

 

センゴク「ならば……「黙れ!」」

 

ガープ「よかろう、ここにおるぐらい」

 

ガープは座りながらそう言う。ガープは目の前の戦場を見ながら過去を思い出す。

 

ガープ「悪党に同情はねぇが……家族は違う……」

 

ガープは静かにそう言葉を零す。

 

ガープ「ぐっ、くくっ……わしゃ、どうすればええんじゃい。ぐっ……!」

 

ガープは肩を震わせ、涙を浮かべる。

 

ガープ「エース貴様!何故ワシの言う通りに生きなんだ!ぐうっ、くっ……」

 

ガープは涙を流しながら言う。任務を取ればいいか、家族を取ればいいか。どちらを選んでも不正解の難しい問題だ。

 

エース「ジジイ……っ」

 

エースの中で覚悟が激しく揺れる。

 

センゴク「今更妙な気を起こせば、お前とて容赦はせんぞガープ」

 

ガープ「フンッやるならとうにやっとるわ!」

 

ただの強がりである。

 

 

ラダン「ん?」

 

くいな「あれ、何かが……軍艦?」

 

ラダン「これは……ふ、ハハハハハハ!」

 

くいな「ラダンさん?」

 

ラダン「ハハハハハハ!どう登場するか気になっていたが、まさかこう来るとはな!俺の船長候補は面白い星の下に生まれたな!」

 

ラダンはそう言って笑い続ける。上空を見ると軍艦が落ちてきている。

 

わあ〜〜〜!!

 

落ちてくるやつの中に麦わら帽子を持ってるやつがいる。

 

エース「はっ……え?」

 

 

?「だーからお前はやり過ぎだってんだよ!」

 

?「こいつの瞬きのせいだ!」

 

?「ヴァターシのせいにする気?クロコ!」

 

?「どうでもいいけど、これ死ぬぞ!下は氷の張ってんだぞ!」

 

 

 

ラダン「やっと来たか。ルフィ!」

 

 

ルフィ「うわあ〜〜!あっ!俺ゴムだから大丈夫だ!」

 

Mr.3「貴様1人助かる気カネ!?なんとかするガネ〜!」

 

イワ「こんな死に方ヤダッチャブル!誰か止めてんぬ〜!」

 

バギー「テメェの提案なんて聞くんじゃなかったぜ!麦わら!ちくしょう!」

 

 

全員上を見てただ呆然としていた。

 

ハン「我が夫の船長候補は変わった男のようだな」

 

くいな「ラダンさんが船長に選んだからどんな人か気になってたけど、ゾロの船長だったんだ。面白い人だねー」

 

ラダン「だろ?面白ぇんだ本当に」

 

 

ルフィ「エース〜〜!」

 

 

次回に続く!




今回はここまで。
戦争中は原作通りは飛ばして、ガープのところのような好きなシーンや、オリジナル要素のあるシーンを飛ばし飛ばしで書いていきます。
戦争開幕早々ラダンやらかしちゃいましたね〜。握手で鷹の目の斬撃を消して、戦争を停止させたし。
ドフラミンゴのは嫌がらせです。私は奴があまり好きではないので。
オーズ……必ずラダンが治療するから待っててくれ。エースに関しては……ラダンが家族に誓って傍観に徹すると宣言したし……今後の展開的に無理。
一瞬ではあるけど、シャッキーとレイリーも登場!
この戦争でガープが一番可哀想ですよね。孫同然に育てたエースの処刑に任務を取るか家族を取るか葛藤し、最終的にはエースは死んでルフィも大怪我を覆った。本当に難しい問題だ。

次回はルフィ上空から登場!更に激化する戦争。ラダンはどんな嫌がらせをするか。
次回、ルフィ登場!蛇王龍の遊戯場と化す戦場
お楽しミニミニ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。