海賊な蛇王龍様   作:エルにー

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21ジャオ ルフィ登場!蛇王龍の遊戯場と化す戦場

ルフィ「エース〜〜!!」

 

エース「ルフィ〜!!」

 

上空から落ちてきた軍艦は白ひげ海賊団の隊長の1人がくり抜いた氷の穴に落ちた。そして落ちた拍子に割れた軍艦の甲板にルフィが現れた。そのほかにインペルダウンから脱獄した者たちがいた。

 

センゴク「ガープ!また貴様の家族だぞ!」

 

ガープ「ルフィ〜……!」

 

ラダン「面白い孫じゃねぇか、ガープ。俺が仲間に入れて欲しいぐらいだ」

 

センゴク「こちらとしては辞めて欲しいが……言っても無駄だろう」

 

ラダン「よくわかってるな」

 

 

しばらくするとクロコダイルは白ひげを見つけて襲いかかった。

 

クロコ「久しぶりだなぁ」

 

白ひげ「懲りねぇ奴だなぁ」

 

クロコ「っ」

 

クロコダイルは左手のフックを振り下ろした。しかし

 

ギュンッ ドンッ

 

クロコ「麦わら……!」

 

ルフィが蹴ってそれを阻止した。更にそれだけでなく

 

ルフィ「んん……うるさい!お前がそんな事決めんな!俺知ってんだぞ。お前、海賊王になりてぇんだろ!海賊王になるのは俺だ〜!」

 

白ひげの威圧に屈しない胆力。

 

ラダン「本当に、面白い奴だ」フッ

 

くいな「そうだね。ゾロが彼の仲間になったのも頷けるよ」

 

ラダン「ニューゲートも気にいる筈だ」

 

くいな「ラダンさんがそこまで推しているのなら、彼が次の海賊王になるのかな?」

 

ラダン「それはわからんぞ。俺は全ての島を回ったつもりだが、解き明かしてない謎が多いし」

 

くいな「そうなんだ。それにしても、彼って怖いものないのかな?白ひげにも啖呵を切るし」

 

ラダン「あるだろうけど、そんな大きいものじゃねぇだろうな。俺だって怖いものはあるし」

 

くいな「意外。何が怖いの?」

 

ラダン「お袋の怒り。子供は母親に勝てねぇって事だ。親父が怒った時が今までで一番怖いがな」

 

ラダンはそのシーンを思い出して顔を青くする。

 

くいな「……何があったの?」

 

ラダン「いつだったか……少なくとも700年前だと思うが、ある馬鹿な奴が妹を攫ったんだ。妹も龍だから簡単には捕まらないが、その妹が比較的弱かったのと、そいつらが特殊な鎖を使って攫ったんだ」

 

くいな「大丈夫だったの?」

 

ラダン「結果的にな。だが、それを知った時の親父は……っ、あれがこっちに向けられたと考えるだけで命の危険を感じる」ブルブル

 

ラダンの手は恐怖で震えている。

 

くいな「……」

 

ラダン「あれ以上の恐怖は一生ないだろうな」

 

 

 

そうこうしているとルフィが突撃し始めた。

 

黄猿「む〜ぎ〜わ〜ら〜。お前を捕まえねぇと天竜人がうるさくてね〜」

 

黄猿は片足を上げて光を集め始めた。

 

イワ「チョット!どきなさんッチャブル!」

 

黄猿「登場早々、ご退場願おう」

 

ラダン「させねぇよ」

 

ボオォッ

 

黄猿が光線を放とうとすると黄猿はラダンが作ったダラエネルギーの檻に閉じ込められた。

 

黄猿「禁忌のラダン……」

 

ルフィ「ラダンっ!」

 

ラダン「よう、ルフィ。面白ぇ登場の仕方だったな」

 

ルフィ「あれしかなかったんだよ!」

 

ラダン「ほら、さっさと行け。俺はエースに関しては手を出せねぇ」

 

ルフィ「よく分からねぇが、ありがとうな!」

 

ピピピピ……

 

ラダン「くまか。まぁ、問題ない」

 

チュドンッ

 

くまはルフィに向けてビームを発射するが、球のダラエネルギーに当たって吸収された。

 

ラダン「さーて、次は誰で遊ぶか」

 

ここからラダンのお遊びが始まる。

 

 

「おおぉぉぉ……」

 

ラダン「ゾンビか」

 

モリア「禁忌のラダン!味方でも敵でもない貴様から影を貰うぞ!」

 

ラダン「やれるもんならやってみろ」

 

?「させない!」

 

シュバババッ

 

「おおおぉぉ……」 「石ぃ……」

 

ラダン「ハンコックか」

 

ギュッ

 

ハン「ハァ……離れていてどれだけ辛かったことか……」

 

ハンコックはそう言ってラダンに抱きつく。

 

ラダン「まだ1時間も経ってないだろ」ギュッ

 

ハン「近くにいるからこそ辛いのじゃ!」

 

ラダン「それは……すまん。配慮が足りなかった」ナデナデ

 

ハン「良いのじゃ。こうして妾のそばにいてくれるだけで……」

 

モリア「貴様らーー!俺を無視して何やってんだ!」

 

ハン「っ」ギッ

 

ハンコックはラダンとのイチャイチャを邪魔したモリアを睨みつける。

 

ラダン「そうだ。ここは共同作業といかねぇか?」

 

ハン「共同……初の夫婦共同作業…!もちろんじゃ!」

 

ラダン「なら、ハンコックに合わせて俺も蹴りで行こうか。背中は任せたぞ、我が妻よ(ハンコック)

 

ハン「っ!もちろんじゃ!我が夫(ラダン)!」

 

ハンコックとラダンは背中合わせになり、迫り来るゾンビすごい連携で倒していく。お互いの死角から迫るゾンビを蹴ったり、ハンコックが回転するタイミングで上空に飛んだり、最後にはハンコックを抱えて空中に飛んでゾンビを一掃した。

そのタイミングでハンコックは嬉しさからラダンにキスする。

 

チュッ

 

ラダン「ん、いきなりだな」

 

ハン「たまにはこう言うのもいいだろう?」

 

ラダン「違いない」ニッ

 

ハン「フフフ」ニコッ

 

ラダンとハンコックはおでこをくっつけて笑いあう。なお、拗ねていたくいなに同じことをしたのは別の話。

 

 

センゴク「ラダン。奴め。この戦場を遊戯場にする気か」

 

ガープ「言っても仕方なかろう。ワシとしては何故あの場面が世界中に見られていないのか気になってしょうがない。周りの海兵も気付いておらんようだし」

 

センゴク「それは私も気になっているが、気にしてもしょうがない」

 

 

エース「来るな!ルフィ!」

 

ルフィ「え?」

 

エース「わかってる筈だぞ!俺とお前も海賊なんだ!思うままの海へ進んだ筈だ、俺には俺の冒険がある!俺には俺の仲間がいる!そこにお前の立ち入る筋はねぇ!帰れ!ルフィ!!」

 

エースはルフィに自分のせいで起きた戦争で死んでほしくない一心で叫ぶ。だが、ルフィの返答は

 

ルフィ「俺はっ!弟だ!!」

 

エース「……っ!」

 

ルフィ「海賊のルールなんて、俺は知らねぇ!」

 

エース「分からず屋が!」

 

 

センゴク「その男もまた未来の有害因子。幼い頃エースと共に育った義兄弟であり、その血筋は革命家ドラゴンの実の息子だ!」

 

ラダン「おぉ、ルフィもとんでもない血筋だな。祖父が海軍の英雄、父親が世界最悪の犯罪者、その本人は恐らくロジャーをも上回る潜在能力を持つ超大型ルーキー。3代で三つの派閥が揃ったな」

 

くいな「でも、彼って父親を知らないんでしょ?」

 

ラダン「名前は知っていても顔は知らねぇだろうな」

 

 

白ひげ傘下の海賊団は白ひげの指示で左右に散開し始める。

 

センゴク「つまらん誘導にも乗らんか。少々野暮だったか。だが、勘を働かせても防げるものじゃぁない」

 

ラダン「そろそろセンゴクの策が始まるか。む、また少し行ってくる」

 

くいな「うん。行ってらしゃーい!」ノシ

 

 

スモー「ローグタウンで何故ドラゴンがテメェを助けたか。よーくわかったぜ、麦わら」

 

ルフィ「く、くそぉ……」

 

スモー「あの時は逃げられたが、今回はそうはいかねぇか」

 

ラダン「離れてもらうぞ」

 

ドンッ

 

スモー「ぐおっ……!」

 

ラダン「無事か?ルフィ」

 

ルフィ「あ、ありがとうラダン」

 

ラダン「構わねぇよ。そうだ。ハンコックからこれを預かっている」

 

ラダンはそう言ってルフィに鍵を渡す。

 

ラダン「それはエースの手錠の鍵だ。これぐらいはいい筈だ」

 

ルフィ「おぉ!ありがとう!」

 

ラダン「礼はいいからさっさと行ってこい」

 

ラダンに促されてルフィは走っていく。

 

スモー「待ちやがれ!麦わら!」

 

ラダン「行かさねぇよ」

 

ガシッ ドゴンッ

 

スモー「がはっ!」

 

ラダンはルフィを追いかけようとしていたスモーカーの頭を掴んで氷にめり込ませる。

 

ラダン「さーて。一旦戻るか」

 

 

 

ミホーク「意外に冷静じゃないか」

 

スパンッ

 

ミホークの斬撃によって凍った津波の上半分が斬られて分裂した。

 

ラダン「やっぱりすげぇな」

 

くいな「それはもちろん。だって鷹の目のミホークは世界一の剣豪だもん」

 

ラダン「そういえば、くいなの剣の腕はどうなんだ?」

 

くいな「そうだね……じゃぁ見せるよ!」

 

くいなはラダンの膝から降りた。

 

くいな「ラダンさんの前でこの子を使えるなんて、夢みたいだよ」

 

くいなは自分の愛刀、秧鶏を撫でる。

 

くいな「行くよ……」

 

そして居合の構えを取る。

 

くいな「フゥー……居合・乱れ鳴き!」

 

スパパパパンッ

 

スゥ……チャンッ ドゴンッ

 

くいなの居合で切り分けられた氷が小さく切り分けられた。

 

ラダン「すごいな……くいなも十分達人の域だな」

 

くいな「これでもまだ鷹の目のミホークには敵わないけどね」ハハハ……

 

ラダン「これから鍛えていけばいいだけだ」ナデナデ

 

くいな「あっ……うん!」

 

 

ミホーク「『地翔鳥くいな』また腕を上げたな。俺に勝つのも時間の問題だろう」

 

くいなを相当評価しておるミホークであった。

 

 

センゴク「この戦争は我々海軍と世界政府が、絶対的正義の名において遂行し、必ず勝たねばならない。どんな手段を用いようともだ」

 

ラダン「随分焦ってるな」

 

センゴク「貴様には到底わかるはずがない。か弱い市民のために我々は悪をこの世から滅ぼす必要がある」

 

ラダン「お前も知ってるだろうが、黒から白が生まれることもあれば、白から黒が生まれることもある。悪と正義は紙一重だ。純粋な混じりっけの無い正義は海軍の中でもほんのひと握りだろうな」

 

センゴク「嫌なほどわかってる。それを承知で私は元帥をしているのだ」

 

そう言うセンゴクの顔にはやつれが見える。

 

ラダン「戦争中で不用意な発言だが、後片付けも終わったら休暇がてらバカンスに行くぞ」

 

センゴク「……その心遣いが今は辛いものだ」

 

ガープ「ワシは正気でいる自信はないぞい……」

 

エース「……」

 

3人の会話についていけないエースであった。

 

 

ラダン「人間兵器か……結構な数がいるし、半数は俺に付き合って貰おう」

 

ラダンは人間兵器パシフィスタの近くに移動した。

 

ラダン「これは完全に機械だな。さて、一緒に遊ぼうじゃねぇか。人化解除」

 

ラダンから眩しい光が発生してラダンは人化を解いた。そこには規格外の巨体を誇る、背中に大きな扇刃があり、腕がある黒い大蛇が姿を現した。

 

シャララアァァァァァァァ!!

 

「あ……あれが蛇王龍……」 「あんなに勝てるわけがねぇ……」

 

「ちぃっ!パシフィスタ!」

 

パシフィスタ数体が構える。

 

ピピピピ……チュドーンッ ドオォンッ ドオォンッ

 

無数のビームがラダンに当たるが、ラダンは無傷だった。

 

「無傷だぞ!」 「パシフィスタでも無理なら手段はほぼないぞ!」

 

クザン「アイス(ブロック)両棘矛(パルチザン)』!」

 

青雉は複数の氷の矛をラダンの全身に当たる。

 

ガンッ ガキンッ パキパキッ

 

ダメージは無いがラダンの全身を凍らせていく。そしてラダンは氷漬けになった。

 

「おおぉぉ!!クザン大将がやったぞ!」

 

クザン「……ちっ」

 

バキッ バキンッ

 

氷は粉々に砕けて全くダメージを受けていないラダンが現れた。

 

ラダン ギロッ

 

クザン「っ!?」ゾクッ

 

青雉は身の危険を感じて後ろに遠く下がった。

 

黄猿「やれやれ、君とは戦いたく無いけど、戦争だからね〜。いく……」

 

黄猿は途中で喋るのをやめた。なぜなら目の前に自分に向かって大口を開けてるラダンがいるからだ。

 

バクンッ

 

「黄猿大将ーー!!」

 

グルンッ ペッ  ドオオォォォォォンッ

 

ラダンはそのまま首を回して黄猿を吐き出した。黄猿は壁にぶつかりぐったりとしていた。

 

シャララアァァァァァァァ!!

 

「ぐおおぉぉ……!」 「ウルセェ……っ!」

 

ラダンがもう一度咆哮を上げると全員が耳を塞いだ。そしてついでとばかりにパシフィスタを踏みつけたり、握りつぶしたり、溶かしたりとパシフィスタで遊び始めた。

 

センゴク「これが禁忌のラダンだ!」

 

センゴクはまた電伝虫を取って喋り出す。

 

センゴク「奴の恐ろしいところはその常識を上回る巨体だ。その巨体故に有効なダメージを与える術がない。そして通るだけでその場所を破壊する。それが奴だ!」

 

センゴクがそう言ってる間にもラダンはパシフィスタを破壊していく。半数を破壊すると人化し、元の場所に戻った。

 

 

 

ラダン「!!」シュンッ

 

ガキンッ

 

スク「なっ……禁忌のラダン!」

 

ラダン「あと一歩遅れてたら刺されてたぞ、ニューゲート」

 

白ひげ「……っ」

 

マルコ「スクアードぉ!!」ドンッ

 

マルコはスクアードの頭を掴んで甲板に打ち付ける。

 

ラダン「さて、どうして己の親父を刺そうとしたか話して貰おうか」

 

スク「う、ウルセェ!こうさせたのはお前らじゃねぇか!」

 

マルコ「なんだと?」

 

話はこうだ。スクアードはかつて仲間をロジャー海賊団に滅ぼされた。エースがロジャーの息子とも知らずに仲良くしてた。最初から白ひげに裏切られてた。傘下の海賊団43人の首を売ってエースを買った。それを赤犬から言われたと。

 

ラダン「赤犬……アイツの正義は行き過ぎてる」

 

センゴク「包囲壁作動!」

 

「はっ!」

 

ラダン「しかし、お前も大分弱ったなニューゲート。長くても三年ってところか……ま、無理をするだろうからこの戦争が終われば……友人として悲しいもんだ」

 

ラダンは空を仰いで呟く。

 

白ひげ「自分が何をしたか、わかってるよな?スクアード」

 

スク「うっ」

 

白ひげ「仮にも親に刃物を突き立てるとは、とんでもねぇバカ息子だ!」

 

白ひげはそう言って腕を振り下ろす。スクアードは死を覚悟して目を閉じる。しかし

 

ギュッ

 

スク「なっ…」

 

白ひげ「馬鹿な息子をそれでも愛そう」

 

ラダン「やはり親というのは偉大だな。子供を愛する。あぁ、経験はあるぞ」

 

ラダンはこれまで育てた捨て子だった我が子達を思い出す。

 

スク「ふ、ふざけんな……お前は俺たちの命を……」

 

白ひげ「忠義心の強ぇオメェらの真っ直ぐな心さえ闇に引きずり落としたのは、一体誰だ?」

 

ラダン「恐らく赤犬だ」

 

スク「白ひげを刺せば傘下の海賊達は助けると……」

 

白ひげ「赤犬がそう言ったのか?オメェがロジャーをどれほど恨んでいるか、それは痛いほど知っている。だが、スクアード。親の罪を子に晴らすなんて滑稽だ。エースがオメェに何をした。オメェとエースは苦しいことも、楽しいことも、辛いことも、何度も何度も仲間達と共に乗り越えてきたじゃねぇか」

 

ラダン「仲間か……家族で言うなら親父達とハンコック、そしてくいな。それに、日和もヤマトもいるか……」

 

白ひげ「エースが誰の子だろうが関係ねぇ。この広い海で俺たちは出会ったんだ。お前たち2人だけじゃねぇ、全員俺の息子なんだ。なぁスクアード。仲良くやんな。決して、エースだけが特別じゃねぇ。みんな、俺の家族だぜ」

 

スク「あっ……ぐっ……」

 

白ひげ「それにしても……全く……衰えてねぇな、センゴク。見事に引っ掻き回しやがって」

 

ラダン「これは俺も我慢ならねぇな。子供を売るだと?馬鹿いいやがって、ドアホが」

 

白ひげ「なんだ。貴様にも子供がいたのか」

 

ラダン「養子だがな。全員生きた時代は違えど、愛情に差をつけたことはねぇ」

 

パン

 

ドシャアァァンッ

 

ラダンの拍手で残っていた津波の氷は砕け散った。

 

センゴク「海賊どもに退路を与えたか。ラダンを敵に回したか?」

 

ガープ「いや……奴が敵対しても恐らく赤犬だけじゃろう。ラダンは昔から赤犬を嫌ってる節があるしの」

 

白ひげ「海賊なら信じるもんはテメェで決めろ!」

 

スク「あ…ああぁぁ……うああああぁぁぁぁ!!」

 

スクアードは自分の犯した罪に涙を零す。

 

ラダン「さて、あぁ言ったが、俺はここからは参加出来ねぇ。精々赤犬に悪夢を見せるぐらいだ」

 

白ひげ「それでも十分だ。ありがとうな、ラダン」

 

ラダン「フンッ、お前はこの戦争で死ぬつもりなんだろう。これぐらいさせろ、バカ息子が」

 

白ひげ「!」

 

ラダン「これまで何人育ててきたと思ってる。今更老体の1人が増えようが変わりはしねぇ。全力で暴れてこい」

 

白ひげ「フッ、子供を何人も持っているのに今更親父か。だが、オメェが親父でもいいかもな」

 

白ひげはラダンにバカ息子と呼ばれて確かな温かみを胸に感じる。そしてそれが息子たちが感じるものと察する。

 

バサッ

 

白ひげ「行ってくるぜ、バカ親父!野郎ども!いくぞ〜〜!!」

 

オオオオォォォォォ!!

 

白ひげはラダンをバカ親父と呼び、船から降りて戦場に参加した。

 

ラダン「ハァ……医者でも寿命と末期の病はどうにもならん。竜になればそれは解消されるだろうが、あのバカ息子が応じるわけがねぇ。せっかくまた出来た息子なのに俺は無力だな」

 

ラダンはため息をつきながらそう言う。

 

ラダン「心置きなく暴れてこい、バカ息子が。願うなら、親子で酒を飲みたいものだ」

 

 

 

 




今回はここまで。
今回はラダンが大分海軍の邪魔をして、遊んでいました。少し、やり過ぎたかな?
初のハンコックとの夫婦共同作業!ドンドンイチャイチャシーンは書けてるだろうか。
くいなは現時点でゾロより大分強いですね。因みに、まだ半竜ではありません。くいなは一刀流で居合が得意という感じです。秧鶏は飛べない鳥なのでそこから取って血を翔ける鳥で地翔鳥。

遊びの一環で人化を解いてパシフィスタで遊ばせました。本来の大きさだとデカすぎるので半分に抑えています。ついでに黄猿も戦闘不能で出来ましたし。
さーて、赤犬をどう料理しようか。ニヤァ

ラダンはこれまで捨て子を何人も育ててきたので、今更1人増えても問題ない。ということでたった数時間、いや、1時間未満か?白ひげがラダンの息子になりました。
白ひげの欲しい家族に子供以外にも親がいてもいいと思った所存です。あっ、でも親戚が足りませんね。ラダンの兄弟と従兄弟らを連れて来ましょうか。

ま、それは置いといて
次回は白ひげが参戦!時間を大幅に早めて執行されるエースの処刑。
ルフィ達は包囲壁を突破できるか。エースを救出できるか。
次回、包囲壁と突破せよ!またも炸裂するルフィの覇王色
お楽しみニンニク

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