海賊な蛇王龍様   作:エルにー

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22ジャオ 包囲壁を突破せよ!またも炸裂するルフィの覇王色

戦争が始まってだいぶ経ったように感じる。

 

白ひげ「ウオオオォォォォォ!!」

 

白ひげは空を掴み、それを下に振り下ろす。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

それによって地面が傾いた。それだけではなかった。周辺の海も傾いていた。

 

ラダン「本当に人間とは思えねぇ力だな」

 

くいな「流石は最強の海賊、って所かな」

 

モビーディック号にいたラダンはくいなの下に戻っていた。

 

ラダン「すまんな、突然飛び出して」

 

くいな「いいよいいよ。少しびっくりしちゃったけど」

 

ラダン「しっかし、周りの被害がでかいな。む」

 

くいな「どうしたの?って、きゃっ!」

 

ラダンはくいなを抱えてそこから離れた。理由は

 

ビキビキッ

 

「処刑台に届くぞ!」 「行けえぇぇ!」

 

白ひげの放った衝撃波が来ていたからだ。

 

ドオォォーーンッ

 

その衝撃波で処刑台が壊れたように思えた。しかし

 

「おい!あれ!」 「さ、三大将……!」

 

黄猿「いてて、流石に痛かったね〜」

 

赤犬「何をやってんじゃ、貴様は」

 

青雉「奴の攻撃だから仕方ないじゃないか?」

 

そう。青雉、赤犬、黄猿の3人が防いだのだ。

 

ラダン「危な」

 

くいな「おぉ、流石三大将。というか、ラダンさんが避ける必要あったの?」

 

ラダン「俺は基本的に傍観者でいるつもりだからな。まぁ、随分と遊んだけど。兎に角、さっきのを防いだら契約違反になるからだ」

 

くいな「なるほど。そう言うことね」

 

ラダン「さて、降りるか」

 

ギュッ

 

ラダン「ん?どうした?」

 

くいなはさらに抱きついて密着して頭をラダンの肩に置く。

 

くいな「……もう少し、このまま……」

 

ラダン「……やれやれ、この甘えん坊さんめが。少しだぞ」

 

くいな「……うん」

 

仲睦まじい2人である。

 

 

ギュイィーン ドゴンッ

 

ルフィ「なんだ!?」

 

巨人よりデカい壁が氷を突き破って現れた。

 

ラダン「包囲壁か?なるほど。これがセンゴクの作戦か」

 

くいな「みたい。けど」

 

センゴク「おい!どうなっている!完璧に作動させろ!」

 

「そ、それが……包囲壁がオーズの巨体を持ち上げきれず、どうやらオーズの血がシステムに入り込み、パワーダウンしてる模様で……!」

 

センゴク「ぐっ……魔人め……!」

 

白ひげ「勝機ありだ」

 

海軍は完全に海賊を囲もうとしたが、それは倒れてなお戦い続けているオーズによって防がれた。

 

センゴク「くっ、仕方がない。やれ、赤犬!」

 

センゴクに言われて赤犬が前に出る。

 

赤犬「流星火山!」

 

両手から溶岩を出して空に向けて放った。

 

ラダン「……これはヤバいな」

 

くいな「……うん。すごくヤバいね」

 

少しすると拳の形をした溶岩の流星群が降ってきた。

 

ドオオォンッ ドオオォンッ

 

それは湾内の氷にあったて徐々に氷を溶かしていく。海賊の足場を無くす気だ。

そしてさらに

 

「早く!岸へ」

 

ガコンッ ガコンッ

 

「あ……あぁ……」

 

ドドドドドンッ

 

「ぎゃああぁぁ!」

 

残った氷に上がっても包囲壁の砲門から狙撃される。

 

「逃げろー!」 「な!?」 「こっちも塞がれてる!」

 

キイィンッ キイィンッ チュドーンッ

 

逆側に逃げてもパシフィスタの猛攻撃を受ける。完全に絶体絶命である。

 

赤犬「終いじゃ!」

 

ヒュオオォォ ドオオォンッ

 

白ひげ「!」

 

「モビー・ディック号が!」

 

ドオォォーーンッ

 

 

ラダン「……一気に形勢が逆転したな」

 

くいな「辛い?」

 

ラダン「………そう、だな。辛くないと言ったら嘘になる。だからといって助けるわけにもいかねぇ。これは、あいつらの戦いだから」

 

くいな「……ごめん。こんなこと聞いて……」

 

ラダン「構わねぇよ。それより、くいなは辛くねぇのか?」

 

くいな「えっ……」

 

ラダン「実質的に海軍を裏切るんだろ?仲の良かった奴ぐらいいるだろ。そいつを裏切って辛くないのか?」

 

くいな「……辛くないなんてないよ」ポロポロ

 

くいなはそう言って涙を流し始める。

 

くいな「実はさ、私にそっくりな子がいるの。私の後輩でよく一緒にいたの。美人剣士姉妹なんて言われてたぐらいだからね。その子を裏切るんだから辛くないわけがないよ……」ポロポロ

 

ラダン「……何回も聞きようで悪いが、本当に俺についてきていいんだな?」

 

ラダンがそう聞くと。

 

くいな「それは勿論だよ」

 

くいなは即答する。

 

くいな「私は9年前からあなたが好き。ううん、愛している。あの子を裏切るのは辛いけど、それでも私はあなたについていきたい。いや、ついていく。その覚悟はとっくに出来てるよ」

 

くいなはラダンの目を真っ直ぐ見て言う。

 

ラダン「ふっ、そうか。ありがとうな」

 

ギュッ

 

くいな「うん」ニコッ

 

ギュッ

 

赤犬「……ムウ……」

 

青雉「あーらら」

 

黄猿「これは〜、居心地が悪いね〜」

 

三大将を無視して2人だけの空間を作るラダンとくいなであった。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ……

 

オーズ「エース……ぐん……」

 

エース「あぁ……」

 

倒れていたオーズが起き上がった。

 

オーズ「エースぐん……うっ……」

 

エース「オーズ……」

 

オーズ「おいら、エースぐん守る……!」

 

白ひげ「オーズ……」

 

センゴク「砲撃準備!」

 

無数の銃口と砲門がオーズに狙いを定め

 

「撃てぇ!」

 

エース「オーズ!」

 

 

ルフィ「早くしねぇと!あいつらはもうエースを処刑する気だ!」

 

ジンベエ「あぁ、なんとかせねば」

 

ルフィ「ジンベエ!」

 

ジンベエ「ん?」

 

ルフィ「ハァ、ハァ、お前に、頼みがある!」

 

ルフィはジンベエに何かを頼んだ。それが何かはすぐわかる。

 

 

オーズ「うぅっ……エースぐん……」

 

黄猿「しぶといね〜」

 

「奴は虫の息だ!撃ち続けるぞ!」

 

黄猿「あ〜いいよいいよ。わっしがやるから。こう言う時は〜頭を狙うのがいいんだよね〜」キュイイィー

 

黄猿は指に光を溜めてオーズの頭に狙いを定める。そこに

 

くいな「海水……?」

 

ラダン「……来たか」

 

ドオオォンッ ザアアァァァッ

 

エース「ルフィ!」

 

ルフィが木の柱を持って現れた。

 

青雉「あーらら。とうとうここまで来たか」

 

赤犬「堂々としちょるの」

 

黄猿「怖いね〜この若さ」

 

そう、ルフィの頼みはジンベエに包囲壁の向こうまで飛ばして貰うことだった。

 

「今、壁の向こうに飛び込んだのエースの弟だ!」

 

白ひげ「フッ、小僧」

 

赤犬「お前さんの執念だけは褒めちゃろう」

 

青雉「だけど、お前にはまだこのステージは早すぎるよ」

 

黄猿「わしらに勝てるわけないでしょう」

 

ルフィ「エースを……返して貰うぞぉ!」

 

ルフィはそう言って木の柱を3人に向けて投げた。

 

白ひげ「あの無鉄砲さ。兄にそっくりだ。オーズ、そこにいろ。オメェの力が必要だ」

 

オーズ「おやっさん」

 

白ひげ「ジョズ切り札だ!」

 

ジョズ「おう!」

 

白ひげ「全員準備を!広場へ突入するぞ!!」

 

 

ガープ「ううっ……」

 

センゴク「構えろ!」

 

「「ハッ!」」

 

執行人2人はセンゴクの合図で処刑用の刀を構える。そして

 

センゴク「やれ!」

 

ルフィ「エースー!!」

 

執行人が刀を振り下ろして、エースに当たる寸前。

 

ザンッ

 

「「があぁっ……」」

 

センゴク「誰だ!」

 

?「フンッ」

 

センゴク「くっ、貴様だけは、白ひげに因縁あるお前は我らに都合良しと思っていたが……クロコダイル!」

 

ルフィ「あっ、あいつ!」

 

ラダン「ほー、あいつはニューゲートと因縁があるから、まさか手助けをするとは思わなかった」

 

かつて、何があったかはわからないが、白ひげに因縁のあるクロコダイルが白ひげの手助けをした。これには誰もが度肝を抜かれた。

 

クロコ「あの瀕死のジジイは後で殺すさ。……その前に、お前らの喜ぶ顔が見たくねぇんだよ」

 

スパンッ

 

ドフラ「おいおい、ワニ野郎」

 

「ど、ドフラミンゴ……」

 

ドフラ「俺をフッて白ひげと組む気か?」

 

クロコ「俺は誰とも組みはしねぇよ」

 

ドフラ「俺を袖にすることには変わりねぇってじゃねぇか」

 

クロコ「まぁな」

 

ドオォォーーンッ

 

「わあぁぁっ!」

 

 

「元帥殿!湾内の海賊達が妙な動きを!」

 

センゴク「なに?」

 

「オーズに向かって進めー!」 「何としても広場へ上がるんだ!」

 

ゴゴゴゴゴゴ……

 

ドンッ

 

「船へ乗り込めぇ!」

 

センゴク「ぐっ」

 

白ひげ「うちの船が出揃ったといった覚えはねぇぞ」

 

海中に潜んでいた白ひげ海賊団の船もう一隻が姿を現した。湾内の海賊はそれに乗り込んで広場を目指して進む。

 

「パドルシップです!こちらに真っ直ぐ突っ込んできます!」

 

センゴク「なに!」

 

「うち沈めろ!モビー・ディックのように!」

 

ドドドドドンッ ドォンッ ドォンッ

 

センゴク「違う!オーズを狙え!」

 

「え?オーズを?」

 

センゴクは海兵にそう言うが、もう遅い。

 

オーズ「いくぞ、みんな!」

 

突っ込んできた船をオーズは掴んで

 

オーズ「うお〜〜!!」

 

そのまま広場へ船を引き上げた。

 

センゴク「あぁ……」

 

ラダン「戦争は最終局面に移ったな」

 

くいな「戦争はさらに熾烈を極めるね」

 

ガープ「う〜ん。やられたな。僅かなネズミの穴1つ抜け目なく狙ってきよった。包囲壁はわしらの障害になりかねんぞ」

 

エース「オヤジ〜〜!!」

 

オーズ「やった……これで……エースぐんを助け……」ドンッ

 

ドドドドドンッ ドォンッ ドォンッ

 

「オーズ!!」

 

複数の大砲を受けたオーズは倒れそうになる。

 

オーズ「エースぐんを、必ず……!」

 

ドオオォンッ

 

オーズはそう言い残して倒れた。

 

エース「くうっ……オーズ……」

 

 

くいな「今度こそ、リトルオーズjrはやられたのかな……」

 

ラダン「いや、まだ生きている。流石はあの巨体と言ったところか。だが、ほっといたら死ぬのは変わらねぇ。持って4時間ってところか」

 

くいな「流石は魔人……」

 

 

そうこうしていると白ひげが広場へ降りた。

 

白ひげ「下がっていろよ、息子達」

 

白ひげはそう言って薙刀を構えて、薙刀に能力をのせて振り下ろした。

 

白ひげ「うおぉぉ〜!!」

 

ビキビキッ ドオォォーーンッ

 

白ひげ「野郎ども!エースを救い出し、海軍を滅ぼせえぇぇ!!」

 

 

 

青雉「アイスボール!」

 

またも構えた白ひげを青雉は氷に閉ざす。しかし

 

ビキッ バキッ

 

青雉「あらら。振動は凍らねねぇな、どうも。」

 

グサッ

 

「覇気で刺した!」 「やったか?」

 

青雉「バカいっちゃお終いよ」

 

パキパキッ

 

白ひげ「ん?」

 

青雉「アイス(ブロック)両棘矛(パルチザン)』!」

 

ジョズ「ぬおォォ!!」

 

ドゴンッ

 

槍を放とうとした青雉をジョズが吹き飛ばした。しかも能力の相性からか口から血を流している。

 

「処刑台は見えてるぞ!この混戦を制すれば!」 「貴様ら海賊にここを通さん!」

 

 

モモンガ「麦わら。海軍中将の名に掛けてここは通さん!」

 

ルフィ「ぐっ、ギア……2(セカンド)……ぐっ……」

 

「限界のようだな、麦わら!『指銃(シガン)』!」ドゴッ

 

ルフィ「があぁっ!!」

 

 

ラダン「ルフィも限界か」

 

くいな「仕方ないよ。まだルーキーなんだし」

 

ガープ「ううっ……」

 

ガープは拳を振るわせていた。

 

センゴク「ガープ。自分の立場をわきまえろ」

 

ガープ「!うっ……」

 

 

ドゴンッ ヒュー ガシッ

 

黄猿によって蹴り飛ばされたルフィを白ひげが掴んだ。

 

黄猿「お〜お〜、白ひげの采配にも焼きが回ったね〜。まさかそんな無謀なだけのクソ雑魚に先陣を切らすとはね〜」

 

?「いたッチャブル!ジンベエあそこよ!」

 

どこからかその声が聞こえた。

 

「どこだ?」 「影?」 「いた!あそこだ!」

 

影の出先を見ると頭がとんでもなくデカいイワンコフがいた。

 

イワ「それ見たことか!だから言わんコフッチャナッシブル!」

 

ジンベエ「ルフィ君!」

 

 

ラダン「あの頭の大きさどうなってんだ?」

 

くいな「さぁ?」

 

 

白ひげ「こいつは十分やった。手当てしてやれ」

 

白ひげはそう言って船員にルフィを放り投げる。ルフィはそれでもエースの元に行こうとするが、無理が重なってついに倒れてしまった。

 

ジンベエ「ルフィ君!おい!」

 

「これはひどい……」

 

ジンベエ「すまん船医。なんとか命をつないでくれ!ルフィ君、ルフィ君!しっかりしろ、ルフィ君!」

 

白ひげ「ほざくだけの威勢の塊。若く無様……」

 

白ひげは処刑台のエースを見上げる。

 

白ひげ「そういうバカは好きだぜ」

 

白ひげは一歩前に出る。

 

白ひげ「グララララ……命のいらねぇ奴は前に出ろ!」

 

「来るぞ!白ひげだ!」

 

白ひげは薙刀を構えてさっきと同じように振った。しかし

 

ガキィンッ

 

赤犬「そう好き勝手暴れてもらっちゃ、この島がもたんわい!」

 

白ひげ「グララララ、守ってみろ!」

 

白ひげと赤犬の圧倒的力がぶつかり合う。

それを皮切りに戦争は熾烈を極めた。傘下の海賊も広場に上がり、パシフィスタもほぼ無差別攻撃を始めた。

 

マルコ「待ってろよい、エース!」

 

マルコはエースに向かって一直線に飛んだ。

 

センゴク「何をしている!撃ち落とせ!」

 

パシュンッ パシュンッ

 

「銃が効きません!」

 

センゴク「構わんから撃ち続けろ!」

 

マルコがエースに届きそうになったその時。

 

ガープ「うらあぁっ!」

 

ドゴンッ

 

ヒュンッ ドガアァンッ

 

「マルコ隊長!」

 

ついにガープが動いた。流石は英雄。

 

ラダン「あんなに悩んでいたのによく自分から出たな」

 

ガープ「これは戦争じゃい。敵が向かってきたら倒す。当然のことだ」

 

ラダン「……未だに葛藤しているようだな。難しいものだ」

 

ガープ「……」

 

エース奪還への大きな壁。それは大勢の海兵と三大将だけではない。三大将をも上回る実力を持つ英雄・ガープ。そして海軍本部元帥・センゴク。その2枚の壁が未だに残っている。

 

ガープ「ここを通りたきゃ、わしを殺していけ!ガキども」

 

 

ラダン「ルフィは消耗が激しいな。まだ動ける切り札があったとしても、戦争が終わった時にはルフィの体はボロボロだろうな」

 

くいな「船長候補君大丈夫かな……」

 

ラダン「まぁ、問題ないだろう。どうやら、家族揃ってしぶといらしいからな」

 

ガープ「……」

 

ラダンはそう言ってガープを見るが、ガープは沈黙を貫く。

 

 

エース「くそッ……俺は歪んでる……こんな時に……!」

 

ガープ「うん?」

 

「今行くぞ!エース!」

 

「すぐ助けてやる!」 「諦めんじゃねぇぞー!」

 

エース「オヤジが、弟が、仲間達が……血を流して倒れていくのに……俺は嬉しくて、涙が止まらねぇ……!」

 

エースは涙を流し始める。

 

エース「今になって……命が惜しい……!」

 

ガープ「ぐっ……」

 

 

 

一方で白ひげは赤犬と戦っていた。その時

 

白ひげ「ぐ……ぐおっ」

 

ポタポタ

 

白ひげは胸を押さえて膝をついた。さらに吐血してしまった。

 

白ひげ「クソッタレ……!」

 

赤犬「寄る年波は越えられんか、白ひげ」

 

ラダン「ニューゲート……」

 

赤犬「冥土への引導。このわしが渡しちゃろうかいのう!」

 

赤犬は溶岩の腕で膝をついた白ひげに殴り掛かった。

 

ドゴッ ドガアァンッ

 

白ひげ「ぐおぉ!!」

 

赤犬の攻撃に白ひげはダメージを負う。

 

ラダン「っ……」グググ……バキンッ

 

くいな「ラダンさん……」

 

ラダン「傍観するのも辛ぇな……」

 

くいな「……うん。そうだね……」

 

くいなは少しでもラダンの気持ちを和らげるためにラダンの手に自分の手を重ねた。

 

ラダン「ありがとうな」

 

くいな「ううん。お嫁さんとして当然のことだよ」ニコッ

 

ラダン「……ありがとう」

 

くいなの笑顔にラダンは微笑みで返した。

 

 

しばらくすると新しい執行人が処刑台に上がり、処刑の準備を始めた。

 

ルフィ「クソぉ!いそがねぇと!」

 

チュドーンッ

 

ルフィ「うおっ!」

 

ピピピピピ……

 

ルフィ「今度はなんだ!」

 

「モンキー・D・ルフィ」

 

ルフィ「しまった!こいつら厄介だ!」

 

パシフィスタが光線を放とうとしたその時。

 

スタッ バッ

 

ルフィ「危ねぇぞ、お前!」

 

「ボア・ハンコック。七武海。攻撃中止。味方だ」

 

パシフィスタはハンコックを認識して攻撃をやめた。

 

ルフィ「そうか。お前達は仲間か。ありがとう、ハンコック!」

 

ハン「早く行け!其方はラダンの船長になる男なのだから!」

 

ハンコックはそう言ってルフィをせかす。

 

ハン「クソッ。ラダンが辛い思いをしているのに妾は何も出来ない。これほど自分が無力と感じたことはない……!」

 

ハンコックは辛い思いをしているラダンに対して何もできないことを悔いている。

 

 

ラダン「ハンコック……すまねぇ、俺が不甲斐ないだけに……」

 

くいな「ラダンさん。そこは謝罪じゃないよ?」

 

ラダン「……フッ、そうだな。後でハンコックには感謝しねぇとな」ナデナデ

 

くいな「ん。えへへ」ニコッ

 

 

白ひげ「ぐっ、うぅぅ……」ジュウゥゥ……

 

青雉「崩れたな、白ひげ海賊団」

 

センゴク「ぐずぐずするな!一気にたたみかけろ!」

 

「白ひげの首を取れえぇー!」

 

「「ウオオオォォォォォ!!」」

 

ドンッ ドンッ

 

グサッ グサッ

 

「「オヤジイィィ!!」」

 

数人に刺され、さらに顔に砲撃を受けた白ひげは倒れそうになる。しかし

 

ザッ

 

白ひげ「来るな!」

 

「なっ」

 

白ひげ「こいつら……これしきで……この俺を殺せると思ったのか」

 

白ひげは徐々に上半身を上げる。

 

白ひげ「助けなんざいらねぇよ。俺は……俺は……俺は白ひげだ〜〜!!」

 

白ひげは薙刀を振り回して周囲の海兵を吹き飛ばす。

 

センゴク「怯むな!奴は手負いだ!」

 

白ひげ「手負いだと……?フッ、笑わせてくれる。この程度で死んでたまるか」ズザッ

 

エース「オヤジ……」

 

白ひげ「俺が死ぬこと。それが何を意味するか。俺は知ってる」

 

ラダン「ニューゲート……」

 

白ひげ「だったらオメェ。息子達の明るい未来を見届かねぇと、俺は死ぬわけにはいかねぇじゃねぇか」

 

エース「あぁ……」

 

白ひげ「なぁ、エース」

 

「死に損ないが!」

 

ドオオォンッ

 

ギャアァァッ!!

 

「なんだ!?」

 

ドオオォンッ

 

ギャアァァッ!

 

「あ、アイツらはなんだ……白ひげと心中する気か!」

 

ジンベエ「ハァ、ハァ、貴様らがわからんでもええわい!」

 

白ひげ海賊団の隊長達とジンベエが白ひげのする中を守るように立つ。

 

センゴク「未来が見たければ見せてやる、白ひげ。やれ」

 

センゴクの合図で執行人が刀を構える。

 

白ひげ「無駄だ!それを俺が止めれねぇとでも……ぐおっ」

 

ドサッ

 

白ひげはまた膝をついて吐血した。赤犬のダメージが相当デカいようだ。

 

白ひげ「ぐうっ……」

 

ルフィ「やめろ!」

 

ルフィもまた阻まれながらも処刑台を目指す。

執行人が刀を振り下ろしたその時。

 

ルフィ「やめろおおぉぉぉ!!」

 

ギイイィィィン

 

ドサッドサッ

 

ルフィの無意識の覇王色の覇気によって執行人、さらに大勢の海兵、海賊が気絶した。

 

ラダン「相変わらず、素質を感じる覇気だな」

 

くいな「これが彼の覇王色……」

 

ラダン「しかもまた無意識ときた。にしても、だいぶ人数を減らしたな。後から起きてくるやつがいるとはいえ、道が切り開かれたな」

 

青雉「おいおい。まじかよ」

 

黄猿「怖いね〜」

 

白ひげ「あの小僧」

 

ルフィ「うおおおおぉぉ!!」

 

ルフィの無意識の覇王色によって切り開かれた道。エース奪還はラストスパートに入った。

 

 




今回はここまで。
場面を飛ばし飛ばしで意外にも書きたい場面が多くて長引きました。
隙があればラダンとくいながイチャつくように書きました。しばらくイチャイチャシーンが有ればラダンとくいながメインになると思います。(女帝に踏まれたくないので頑張ってハンコックとのイチャつきもいれます)ヒソヒソ

マリンフォード編もあと3話ほどで終わる見込みです。その後はちょっとした幕間で2年後になります。
幕間は詰め込めば1話か2話になると思うます。

次回はエース救出からエースの死まで。まさか1話内で救出から死になるとは……
次回、火拳の救出。そして最期
次回までニョロっと待ちましょうま。はて、ニョロっととはなんなのだろう?
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