本官、異世界で署長になりました!   作:劉鳳

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シリアスな展開が起こっていたのをよそに、休みを満喫していた主人公(笑)のお話です。大陸側の国と違い、余り関わりの無い国での話も入れますので6話位かかるかな?


有給満喫編
第45話 リゾラバin異世界


 

異世界での旅行、いやあ新鮮だね。どうも、本官は許嫁(昇格しましたとも!あっちの世界で言う結納手前位の所ですとも!)のテイルちゃんと共に、長期休暇に入っております。仕事し過ぎ故にとっとと息抜きしてこいと、ワフラ達に背中を押された形だったけど、うん、悪く無い。

 

何と言っても肩出し膝上丈(下手すりゃワ〇メちゃん)の白いワンピース姿のテイルちゃんが可愛い過ぎんだよ!ひゃっはー!……うん、テイルちゃんがドン引いたので自重します。それにしてもここがランボウ王国か、南国の風が心地よい。南国らしい浅黒い肌の地元民、でもみんな何だか不健康そうに見えるなぁ。そう言えばここは魔人が多数派の国だっけか、エルフと違いやや縦方向に長い耳、オーガと違い、控えめな曲がり角、しゃべる人の口元を見ると、やや尖った八重歯。しかし俺が一番驚いたのは、みんななんか体がほっそいのよね。身長も平均が男で160cm位だし、俺がイメージしていた魔人の想像と大分離れてんな……

 

にしても我々じろじろ見られてるな……俺は構わないんだけど、おいこらそこの少年、テイルちゃんを舐め回すように見るのを止めなさい、股間の一物からも手を離しなさい、確かに気持ちは分からんでもないけど。つーか他の観光客も中々扇情的な姿しとりますよ、こちらが凝視するとテイルちゃんがむくれちゃうからしません(全く見てないとは言ってない)。

 

しっかしどこも人が多いな、海水浴するにもこう、無駄に多いと落ち着かないし、先ずは良いとこ探そうかな?ん?何か目の前に超小柄な女魔人さんがムフフどや顔で立ってるんですが。

 

『にひっ、そこのお兄さんお姉さん、泳ぎたいけど良いとこ無いって顔してるね。あたしが良いとこ連れてってあげようか?』

 

怪しい。着ているのもスケスケのパレオがついた水に透けるのではと言う位うっすい白ハイレグ水着に、何かファンシーな杖と言うか某魔法少女的ステッキと言うか……常人ならそのまま見なかった、聞かなかった事にしようって言う格好……他の魔人さん、半袖に長ズボンとかスカートなのに、もしかしてあなた変態?

 

『変態って……アシスそんなんじゃないもん!普通だもん!』

 

口に出てしまった、何かうちの天族の馬お鹿を思い出す口調だな……

 

 

『へっくし!』

 

『どげんしたチェン、風邪か?』

 

『いっ、いいえ、何かどこかでチェンの事話してる感じがして……キスケ兄、心配してくれてありがと♪』

 

『おっ、おう……ところで、チェン……仕事終わったら飯でもどげんか?』

 

『うん!キスケ兄とならいいよ!』

 

『おっ、嬉しいのう、じゃあまた後でな。』

 

 

リゾート地、土地勘無し、こう言う時は旅行代理店に……ってこっちの世界には無いんだった。露出狂(テイルちゃんの格好的に口には出せんけど)な女の子の誘いに乗って良いものか……そう思ってる間に、我が天女テイルちゃん、アシスと名乗る目の前の子に

 

『それじゃ宜しくね、可愛いガイドさん♪』

 

『あっ、ありがと……じゃ、じゃあお二人の気持ちに応えられるかは分かんないけど、良いとこ連れてってあげるね!』

 

あれ?あっという間に打ち解けてるんですが。テイルちゃんの放つ人懐っこい大型犬的雰囲気の前に、同性すら感化されてしまうのか……恐るべし。可愛いはjustice!ルー大〇みたいな事考えちゃったよ。

 

 

アシスと名乗る少女、彼女は客引きをしている女性であったが、清蔵達の持つ独特の雰囲気に、何かを感じ、彼等に近付く。バカップルと言う印象そのままな眼前の美女と野獣コンビ。アシスとしては観光客に少しでも地元を楽しんで貰おうと二人をきっちりともてなす覚悟である。

 

『ねぇねぇ、清蔵兄さん、テイルお姉さん、二人は何歳なの?』

 

『俺は37歳のヒューマ、テイルちゃんは22歳のオーガさ。かなりの年の差カップルさね。』

 

『へぇー、意外だね。清蔵兄さんもっと若いと思ってた。だってずっとズボンが同級生の男の子達みたいにずっとモッコリしてるもん!』

 

『そっ、そう……』

 

清蔵は失念していた。観光地故にみんな露出の高い姿であり、中にはヌーディストスタイルで歩いている人間もいた。終始ギンギンになるのも仕方ないし、目の前のアシスも汗ばんでいたせいか白ハイレグはあられもない所までスケスケだった、こんなんでもこいつおまわりさんです。

 

『テイルちゃん、マジでごめんね、俺なんだかおかしくなっちゃう!やっぱり終身名誉童貞の俺にはこのビーチ刺激が強すぎるわ!』

 

元からおかしいと言ってはいけない。テイルは苦笑しながら、アシスにトイレは何処か聞き、その場所へと行った。十分程して戻ってくると、妙にスッキリした清蔵と、モジモジしたテイルと言う図がアシスに映った。

 

『?どうしたの?』

 

『テイルちゃんに手で一発抜いて貰いまブフオッ!』

 

『せぞさん、ちょっとデリカシー無いよ!メッ!』

 

『はい、テイルちゃんごめんね☆』

 

『大丈夫なのかなこのカップル……』

 

 

その頃ナハト・トゥ本町長屋、テイルの両親達はウエディングドレスとタキシードを本町一の服装職人ダビディ(ドワーフ、90歳)に頼んでいた。テイルや清蔵達にはサプライズと称して秘密にしている。因みにダビディは警察の制服も作っている関係で清蔵やテイルの寸法を知っている、テイルの成長著しい3サイズも合法的に知っている訳だが、職人かたぎなダビディは清蔵のように股間を膨らますような真似は一切しない。

 

『ダビディどん、うちの娘や婿殿の晴れ着は良いもの出来そうか?』

 

子離れ出来ないキイチのソワソワする様子は微笑ましい、菅原〇太宜しくな強面でなければ。ダビディはふぅとため息をつくと、

 

『心配はありもうさん、この町の英雄達の晴れ着じゃあ、最高の逸品にしてみせるけぇ、奥さんと一緒に楽しみにしちょれ!』

 

そう言って腕まくりする。ナハト・トゥは清蔵達の世界に生息する蚕に似た蛾であるルナモスと言う蛾から採れる月の雫と言う糸の一大生産地であり、良質な糸は、王族皇族貴族も御用達の逸品である。それをふんだんに使用したドレスとタキシードは、結婚するカップルにとっては憧れの逸品である。

 

『ふふ、清蔵ちゃん達きっと喜んでくれるけん、楽しみに待っとぉよ♪今は婚前旅行に出掛けてるから、帰ってきた頃に出来るといいんだけど。』

 

『気が早いのう主らは。まあ、寸法は分かっとるし、楽しみにしちょれ!』

 

 

清蔵達はアシスの誘いで人もそれほどいない、それでいて綺麗な砂浜と海を臨む場所にやって来た。ここは通常の観光客が来ない、地元民が主に使用する海水浴場で、斜め向かいに観光客がびっしり並んだメインの長いビーチを臨むと言う中々壮観な光景が広がっていた。

 

『凄いね、ここならあんまり恥ずかしくないかも。あっ、テイルちゃん、彼処が着替えるとこみたいだよ、アシスちゃん、水着って貸し出してくれるのかな?』

 

『うん、地元民用の水着なんだけど、ここなら貸し出し自由だから、好きなのを選んでね♪』

 

因みに観光客用の海水浴場の貸し出し水着は有料である。アシスの見事な心づかいに感謝した二人は、早速水着貸し出しの所へ足を運んだ。

 

『せぞさん、どう?ちょっと恥ずかしいけど、水着着てみたよ。サイズのせいか、こんなのしか無かったけど……』

 

『おお、凄い……おっきいね、何カップ?』

 

『相変わらずエッチなんだから……』

 

何処ぞのAV男優のような品の欠片もない感想を述べた清蔵、しかし、テイルの現在の姿を見たら仕方ないのかもしれない。上は乳首を隠す程の布地しかなく、下は鼠径部が露で性器を隠す程度と言う際どいビキニ、髪の毛以外の体毛が極めて薄いオーガでないととてもではないが下の処理無しで着れる代物では無かった。地元民用と言うだけあり、テイルのような大きい女性用水着は種類が限られていた。一番大きいサイズでありながら、テイルの胸の前に、水着ははち切れんばかりだった。

 

『テイルちゃん、またおっぱい大きくなったね……おぅ凄っ!また出そう……』

 

『じっ、じろじろ見ないでせぞさん、はっ、恥ずかしい!』

 

テイルのバストは推定100cm(のIcup)、うっすらと浮き出た腹筋のラインと括れたウエストにより、終身名誉〇貞な清蔵を殺すにはオーバーに過ぎるグラマーな肉体である。更に適度に鍛え上げられた長い脚、張りがありつつも柔らかそうなヒップ、極めつけが無垢な子供のような童顔にさらりとした長い亜麻色の髪と、僅かに覗く色気あるうなじ……清蔵は公衆の面前でギンギンにおっ立てていた。台詞も合わさって低俗さ全開である。

 

『はっ!ごめんテイルちゃん!俺ってばうっかりテイルちゃんのボディに見とれてしまって……なんて情けない。』

 

股間を無理やり整えると、清蔵も急いでバミューダ水着に着替えた。警察官として身体を鍛え上げてきた清蔵の身体は、鋼のような印象を与える。後背筋と僧帽筋、三角筋の隆起により、見事な逆三角形を描く背中、六つに割れ、腹斜筋もモコモコとしており、露出しているふくらはぎは筋ばっていた。

 

『せぞさんも、格好いい身体だね。逞しくて、そして触ると温かくて柔らかい。』

 

『あっ、触られるとマジでイきそ……』

 

テイルが頬擦りしてくるので下半身の一部は相変わらずカッチカチ、後ろに付いてきているアシスも顔を赤らめて視線を外している。とにかく二人はランボウ王国の西海岸の海で海水浴を楽しもうと、ビーチへと向かった。このバカップルは途中、何人もの人間にひそひそ言われながら見つめられる事になる。

 

『ヒソヒソ……何あの娘、超可愛いしスッゲェ体してるよ、俺あんなん見てたら可笑しくなりそ……』

 

『ヒソヒソ……あのお兄さん、良い身体してるわぁ……抱いて欲しいなぁ。』

 

『……何か急に恥ずかしくなったねテイルちゃん。』

 

『……うん、そうだね……』

 

そう言ってテイルと清蔵がピッタリとくっつくと、周りのガリガリの男集団から

 

『リア充〇ね!』

 

と声がかけられた(ような気がする、あくまで気がするだけ)。

 

『一昔前は俺があの集団のように僻みの目線を向けていたと言うのに、人生分からんなぁホント。最高の娘さんに巡り会えたよ。』

 

台詞で誤魔化しているが、その間もテイルの魅惑の谷間をガン見していた。視線を感じたテイルは、顔を赤くしながら清蔵のわき腹をつまんだ。

 

『おっふ!(我々の業界ではご褒美です!)』

 

 

ランボウ王国西海岸の都市にして首都、ジョンヌ。人口約180万のランボウ王国最大都市。観光地として名高い約50kmに渡って伸びる砂浜、ジョンヌ=ラーディビーチ。遠浅で美しい砂浜と、砂浜から少し沖に出ればサンゴ礁が広がるタイーラ連合国屈指の海水浴及びシュノーケリングスポットである。ビーチには地元の浅黒い肌をした魔人とダークエルフ、ピクシー、ランボウ王国では少数派な肉体派種族剛力族(ヒューマの変異種)の他に、他国からの観光客がそれらと同じ比率で日光浴、海水浴を楽しんでいる。水着を着ていない者もかなりいたが、特に誰も咎める事なく平穏なものだった(ただし、過度な猥褻物の陳列はこの国でも犯罪です)。

 

『テイルさん、泳ぎましょ?』

 

『うん、いいよ♪アシスちゃん!』

 

僅か1日ですっかり意気投合したテイルとアシスの二人は、明るい声をあげながら海に入っていく。アシスは浅黒い肌に白いハイレグ姿(シースルー)で、小柄な体に見合わぬ大きな胸は、テイルと共に清蔵の股間を怒張させる。清蔵も平静を装いながら海に浸かった。ギラギラとした太陽とは対照的に、海水の温度は思いの外冷たかった。清蔵の故郷の海水浴場では茹だるような暑さと、ぬるま湯のような水温と言う感じの海だったので驚きと感動を覚えた。

 

『うーん、気持ちいい……あっ、やべっ!』

 

気持ち良さ+二人の美女の泳ぐ股体と胸により射精していた。股間を押さえて誤魔化しながら泳ぐ事に意識を戻す。清蔵、頼むから自重しろ、18禁になるから(震え声)つーか37にもなってそれでは不安過ぎるぞ……

 

 




下い話になるのは致し方無いッスね、すんませんw魔人が出て来ましたね、ファンタジーの住人のテンプレート的な見た目をしておりますが、魔人側から見れば清蔵やテイル達の方が異常なんですはい。
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