本官、異世界で署長になりました!   作:劉鳳

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短いですが、エタり防止の為投稿しました。


第46話 ゆうべはおたのしみでしたね(何もしてません)

 

 

アシスの宿で清蔵とテイルは浴場にて体を洗いあいっこしていた。清蔵は相変わらず恥ずかしがっている。実は同棲してから一緒に風呂に入る事は無く、入る時はラブの付く付かない関係無く宿でのみだったりする。お互い何度も体を重ねている筈なのに、何処かまだ恥ずかしさと言うものが抜けないらしい。清蔵の童貞ムーヴは相変わらず、テイルの乙女ムーヴもしかり。

 

『ふぅ……気持ち良いね♪せぞさん。』

 

『うん……恥ずかしさが抜けないけど、テイルちゃんと一緒にお風呂入るの、その……さっ、さっ最高ですとも!』

 

やや狭い浴室の風呂に、テイルをお姫様だっこする形で入る清蔵、股間の逸物でテイルの背中を押しているような状態は、端から見たら雰囲気台無しである。

 

『こうして二人でゆっくりするのも、久しぶりだね。せぞさん、私まだ上手くせぞさんと仲良く出来て無いけど……せぞさんは、今幸せ?』

 

『俺が最高に幸せって言ったら、嘘に聞こえるかな?でも俺はテイルちゃんと一緒にいられる時間が、本当に一番幸せだよ?それこそどもっていいですともって連呼する位には。』

 

それは心が童貞だからどもってるんだと他人なら突っ込みを入れる所だが、テイルは清蔵の幸せそうな(馬鹿面にしか見えないが)顔を見て、今日一番の笑顔を見せた。

 

(可愛いなもう、食べちゃいたい!)

 

そう思ってなくとも食べる気満々なんだろうと思う位、顔は弛みきっている、警察の仕事時のキリッとした姿しか知らない人間からしたら、情けない位のデレ顔。

 

『すんませんナレーションさん、最近辛辣過ぎませんか?』

 

 

テイル・オーガスタの独白

 

せぞさんが、幸せだって言ってくれた。せぞさんが幸せなら、私も一緒に幸せになりたい、そして、幸せでありたい。信じてもらえないかも知れないけれど、一目見た時から貴方の事が好きでした。最初は本当にパパみたいな雰囲気してたんだけど、せぞさん本人のキリッとした所、可愛い所、そして、ちょっとエッチで面白い所にも惹かれちゃった。

 

だから……せぞさんにとって私がどう映っているのか、聞くのが怖い。けど、聞いた所で、せぞさんはきっと優しい言葉を掛けるのかも知れない。せぞさん、未来の旦那様、何度でも言います、私は貴方の事が大好きです。

 

 

『せぞさん、離れちゃ、嫌……』

 

『はっ、離れるわけ、ないですとも……なっ、なんだ寝言か……一体どんな夢見てるのかな?』

 

風呂に入った後、泳ぎ疲れていたのかテイルは直ぐに眠ってしまった。清蔵は清蔵でテイルが疲れている時は情事を控える位の理性は持っているので、せめて添い寝しようとベッドに潜った途端にその寝言を聞いたのだった。清蔵は改めて眠りにつくテイルの顔を見た。子牛のような角は愛らしく、亜麻色の長い髪は艶やかで美しい。童顔だが目鼻立ちははっきりとしていて整った表情は、見るものを振り返らせる可愛らしさ。しかし、何処か寝顔は泣いているように見えた。

 

『そう言えば辛い少女時代を過ごしたんだったね、テイルちゃんは。何時も明るいから忘れがちだけど、その辛い頃の記憶があるから、みんなに優しく出来るんだよね……大丈夫、俺がついているから、悲しませないよ。』

 

そう言うと清蔵はテイルを優しく抱き締めた。心なしかテイルの表情が穏やかになったのを見ると、清蔵はテイルを抱いたまま、眠りに入った。シリアスっぽいがムスコはしっかり立っていた事も書いておく。

 

『書かんでいい!』

 

 

翌朝、清蔵は朝焼けの時間帯に目覚めた。昨晩抱いていたテイルはそこにいなかったが、柔らかな感触が背中にピタピタと当たった。ハッとした清蔵は後ろを振り返る……目の前にはテイルのお尻があった。

 

『え?……え?……いやいやいや、これはおかしいって!なっ、なんでテイルちゃんのビューティフオーピーチが……ってあれ?』

 

驚いた清蔵、当然である。テイルのお尻にびっくりした以上に、ちゃんとズボンを履いて寝ていたはずの自分も真っ裸になっていたからである。

 

『かっ、考えるのやーめよ……よっよし、二度寝だ!』

 

現実逃避する為、二度寝を敢行した清蔵。後々判明するが、二人共に良からぬ夢を見て寝苦しく、気がつけば服を脱いで逆69状態になっていたのだ。このカップルはそのうち寝ながらセッ〇スをするのかも知れな

 

『しねーよ!勝手に決めつけんなよこらぁ!』

 

 

『おはよう、あれ?二人共どうしたの?モジモジして。ゆうべはおたのしみ?してたの?』

 

堀〇さん的な言葉が出た為に、二人は今朝の出来事を話した。アシスは若干引いていたものの、二人仲良く似たようなポーズで寝ていた事等を聞いて、仲の良さを羨ましがった。

 

『素敵なカップルだね、二人共。だから二人には是非ここでの思い出を作って欲しいな。ランボウ王国は他の国と違って変に感じるかも知れないけど、二人が楽しめる所が一杯あるから、満喫してね。』

 

『ありがとね、アシスちゃん。俺達は時間の許す限りこの国を巡るけど、大方巡ったらまたここに泊まらせて貰うよ。』

 

清蔵の言葉に、パァッと明るい笑みを浮かべるアシス。旅は何が起こるか分からないが、宿の雰囲気が気に入った清蔵は、口約束をした。印象の良い場所を宿にと言うのは、清蔵の癖であろう。南国の旅はまだ始まったばかりである。

 

 

 

 




セッ〇スしてたり、旅行トラブルあったりと、出来てるのを見て我ながら恥ずかしくなり、修正と言う名の書き直し作業してます。これ、清蔵が警察の仕事復帰すんの大分先じゃね?と懸念してますw
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