本官、異世界で署長になりました!   作:劉鳳

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第8話 盛って、散らせて、やっちゃって

 

 

んーと、取り敢えずもう一度確認、オラッ!左手、テイルちゃん側の掛け布団を捲んなや!魅力的なのは判るが風邪ひくやろ!そしてムスコ!いい加減主張を止めろ!きたねぇカピカピの素を出そうとすんな!

 

まだちょいと記憶を整理しよう、このまま記憶がとんだ状態だと、乙女の純血を奪った児玉清蔵容疑者(35)とか洒落ならんオチが待ってるから。

 

ええと……夕方、色々あって疲れたんだよな。もう見る事も出来ない筈の幻覚を見てしまったのもあって、あの日は宿に戻ったんだ。宿に戻ると、おやっさんがディナーの支度と、風呂の準備が出来たと言っていたな。こっちの世界も入浴の習慣がある。お陰で体は清潔なのよ、助かる助かる。

 

 

『ああ、ありがとう。風呂に先に入らせて貰うよ。』

 

『そうですか、かしこまりました。当店は混浴可能でございますので、お連れのお嬢さんと共におたのしみ下さいませ。』

 

いきなり混浴とか垣根越えすぎじゃね?!ほら、テイルちゃんも顔を真っ赤にしちゃってるじゃねぇか!流石にキレるべきよな?!

 

『せぞさん、じゃあ一緒に……ね♪』

 

ええぇっ?!うっ……ええぇっ?!まっマジで良いの?俺のムスコパンパンに怒張して自重を忘れてるんですが!て言うかおやっさん偉く用意してんな!風呂桶に寝巻は分かるけど、ローションとその棒、男根にしか見え無い棒……って何をさせる気だよ?!俺は顔を赤くしながらも、テイルちゃんの手を引きながら、先ずは部屋に戻る、下着を取りに行きたいので。そして、そのまま指定の風呂場に行く……個室やんけ!目の前には店員の娘さん(猫耳の獣人さん……可愛い)が風呂に入る際の注意等を教えてくれた、健気な……俺はそれを聞くと、娘さんに銀貨を1枚チップとして渡した。娘さんは尻尾をフリフリとさせながらお辞儀をすると、笑顔で

 

『お楽しみ下さいませ、ティヒヒ!』

 

と言葉を残して去っていった。お楽しみ下さいって……後で店長に何を吹き込みやがったのか聴取してやろう。しかし初めの一歩が踏み出せない。風俗の姉さんらのようなプロではなく、普通の生活をしてきた娘さんと風呂入るのなんて生まれて初めてだから……

 

『ねぇ……二人で……入ろ?』

 

『うっうぃ……』

 

恥じらいつつもテイルちゃんは積極的だった。元々芯の強い娘だから、恥ずかしがりはするけど、遠慮はしないで俺が引っ張られる形になってる、俺ってばマジ童貞(素人)……とりあえず脱衣場で服を脱ぐ、そして思う。我ながら良くここまで鍛えたものだと自分の体を見て感心した。空の心ながらも、体の方は鍛え続けた。体力に関してだけ言えば、県内でも指折りの能力だったと健康診断で言われたが、やっぱり心が無いとね……

 

にしてもムスコよ、起きるな!とは言えないね。テイルちゃんが一糸纏わぬ姿になっているんだから起きるなって方がおかしい。スベスベの肌、大きな乳房、そして絶対領域は……全く生えて無い為に丸見えなんですけど!テイルちゃん、そこを隠して!顔を隠さなくていいから!ムッムスコが怒張して堪らん!

 

『だっ、大丈夫?とっとりあえず俺に任せちゃれら……』

 

おい、何を任せるって?呂律回ってねぇし!俺は平静を装って洗い湯でまず体を流した。ん?ここ天然温泉か?火山と言うか山も余り無いように見えるのだが……イエローストーン辺りのように実はとんでもないデカイカルデラの中って話かもね……あぁ~イキかける、じゃなくて生き返るわぁ~。テイルちゃんも同じように洗い湯で体を流す。濡れた上に軽く火照った体がエロ……俺は無意識のうちにムスコを念入りに洗っていた。超格好わりぃ……体の汚れを洗い流し、顔を洗っていると、テイルちゃんが背中を流してくれた、嬉しいうぁっ?!急に抱きついて来たんですが!

 

『せぞさんの背中、筋肉質ね……私のパパもせぞさんのような立派な背中をしとったとよ……オーガの奴隷はね、力仕事を休み無くやらされて、本来の種族寿命より早くに亡くなる人が多いの……パパも、体を壊して力仕事が出来なくなって、私達を買っていた地主が私を慰みものにしようって話をパパが聞いて私の為に殺される覚悟を持って亡命したと……

 

ナハト・トゥにたどり着いた時にはもう2度とまともに歩けない程だった。せぞさんはずっと働き詰めだから、何だかパパを見てるみたいで……優しくて、強くて、格好良くて……』

 

最後の言葉が一番俺の胸に刺さった。生まれて此の方容姿が格好いいなんて言われた事無いのよ、北村一輝と照英の怖い所を足して2で割った顔と言われた、どっちも滅茶苦茶顔濃いじゃねえか!しかしテイルちゃん結構ファザコンなんだ、でもそれだけ大切な人なんだろうお父さんは。

 

『ねぇ、せぞさん。』

 

『ん?どうしたの?』

 

『オーガはね、純潔を捧げた人とだけしか子を為せないの。だからこそパパは地主に玩具にされてしまうって亡命をしてくれた……ただのおもちゃになんてしないようにって……でも、せぞさんなら……私は純潔を捧げても、いいよ。』

 

『……俺も、テイルちゃんの事、その……大好きよ。たださ、俺の股間、自重しなくてね……テイルちゃんに体目当てだったの?なんて思われるのが哀しくてさ……だから遠慮しちゃうんだよ。』

 

うん、哀しい迄にヘソまで反り返った俺のムスコ。シリアスな話をしてる間もいきり起ってやがったのよこの馬鹿ムスコ……テイルちゃん、失望しちゃったかな?……ってあの、ミス・テイル、あんたなんばすっとね!

 

『ママが言ってた、男の人は子供を創る為の種を常に作り続けてて、我慢出来ない時は、パパのそれを出させてあげてたって……男の人のを見るのは初めてだけど……頑張るね☆』

 

いやいやいやいや!頑張らなくていいから!つーかテイルマム、娘に何要らん事教えとんじゃ!そっち系の性教育はマジで要らんのじゃ!あの、テイルちゃん?落ち着いて!俺のきったねぇナニなんて握っちゃだめだよ!だっ、誰かぁ、彼女を止めてくれぇ!汚れちゃう!いや、汚しちゃう!

 

 

『えっ?ちょ…』

 

昨日の夕方までを思い出した。そして思った。俺はまだあの時何もしてない、ナニはギンギンだったが。しかし寝る直前までの記憶を完全に思い出せなければ不安で仕方ない。横ですやすやと寝ているテイルちゃんの顔を見る。安らかだけど、目にうっすらと涙の跡が……純潔の話をしていたって事は初めてだった筈。痛かっただろうな……って言ってる場合か!思い出せ、清蔵!あの後何があったのかを。

 

 

『白いモノがいっぱい出たね!ちょっと顔についちゃった!』

 

 

はい回想ストップ。優しく後ろから触られただけでスッゴい濃いのがスッゴいいっぱい出たって、早漏かよ!しかも何あの可愛い顔に顔〇してんだよ!殺すぞ昨日の俺!

 

 

その後俺は恥ずかしさで寂しく自分のオ〇ンを洗って、テイルちゃんのご尊顔を優しく洗ったんだった、腰にタオルを巻いて。きったないのをテイルちゃんの瞼にあんまり焼き付けたく無いのと、しつこいザー〇ンを抑える為に……しっかしザー〇ンって髪に付くと中々落ちないのね……

 

『ひゃっ!せぞさん、くすぐったいよ!』

 

不可抗力でティクビに指が当たってテイルちゃんが声をあげた。ムスコが再び怒張した……あんだけ出しといてまだ立つんか?!テイルちゃんの可愛い仕草だけでこれとか絶対セッキシしたら即落ちだぞおい!何とかテイルちゃんから汚物を取り払った俺は、体を洗い直し、二人で湯船に浸かる……ああ、イキまく……生き返るわぁ。しかし本当にこの娘ええ体してんなぁ、そして性格も良いわ仕草も可愛いわで。あっちの世界じゃ女の子と接する処か受付の亜由美さんにすらろくに話せなかった情けない男は、今、目の前にいる天女のご尊顔と見事な肉体を、視〇……ゲフンゲフン、じゃなかった拝んでいる。

 

『せぞさん、こうやって二人で色々したの、初めてだね?せぞさんは、私と一緒にいて、楽しい?』

 

『もっ、勿論ですとも!』

 

何ゴル〇ーザ口調になってんだよ!ただし言葉は本音だぜ?緊張してどもったけど、天にも昇る思いだ(一発昇っちゃったけど)。

 

『テイルちゃん、俺はこの世界に来る前はさ、やる気の無い人間だったんだ。警察の仕事に一緒に進んだ友人二人が殉職して、心が空っぽになってさ。好きな娘もいない、使命感もないダメな奴だったよ。

 

だけど今は違う。この世界に来て、温かい人々に出会って、そして……天女にも会えた。俺の空っぽだった心は、漸く満たされ、前に進めなかった俺は、やっと大きな一歩を踏み出せた。』

 

『せぞさん……ありがと♪』

 

『ん……』

 

テイルちゃんの唇が俺と重なった……柔らけぇ(深刻な語彙力不足……もっと表現は無いのか)……実はファーストキスだったんだ……童貞卒業よか遅いとかどうなってんのよ……と言うか、その、テイルお嬢様、その格好のままだと、俺のJr.が入ってしまうんですけど!俺は片手で不届きなムスコを減し曲げ、テイルちゃんの体を受けた。スベスベの肌が上気して桜色になっていて、色っぽい。俺はまた唇を重ねようとするテイルちゃんを再び受け入れ、今度は……オフッ!ディープだ!あかん、風呂の中でイキそ……

 

本能と理性の戦いをしながら、最高のスキンシップをしつつ、逆上(のぼ)せそうだったので湯から上がり、体を拭いた。その間テイルちゃんとイチャイチャしてたら、店員のお嬢ちゃんが、

 

『お風呂でおたのしみでしたね、夕食の準備が整いましたのでどうぞ!ウェヒヒヒwww』

 

このやろ覗いてたんか……滅茶恥ずかしいよ!テイルちゃんと二人して顔を抑えた。つーかその笑い方止めい!

 

 

風呂から上がり、夕食にありつく。トウキビのスープ、鶏のモモ肉のロースト、堅めの黒パンに野菜サラダ、デザートは……シャーベットだと?!冷蔵庫の無い世界でこのようなものがあると言うのが凄い!あっ、お嬢さんが何か言いたそうだ。

 

『私、水系の魔法が得意なんです、シャーベットはそれで材料を凍らせて作りました、ティヒ!』

 

『素晴らしいね、料理上手なんだね、ありがとね。はいこれ。』

 

俺はお嬢さんに銀貨二枚を渡す。笑い声とほ〇いさん的物言い以外は中々可愛くて気が利く娘だ。将来は良い家庭を築きそうだな。

 

『さて、頂きます!このロースト肉は、まったりとしていてそれでいてしつこくない味わい!スープも素材の良さが活きたシンプルでいて最高に旨い!サラダは野菜を引き立てるドレッシングの甘酸っぱさが食欲を更に掻き立てる!』

 

いやぁ旨い!俺は美味〇ぼっぽいくどめの感想を述べながら、あれよと完食、一方のテイルちゃんは、終始ニコニコしつつ舌鼓を打っていた。

 

『美味しいね、せぞさん。』

 

『ほんと、最高ですとも!』

 

だからゴル〇ーザになるなよ……食事を終え、部屋へと戻る。途中おやっさんとすれ違ったので一言。

 

『おやっさん、ローションと棒って……』

 

『おたのしみください!』

 

何サムズアップしてんだよ……先ず棒は使わねぇよ?純潔の乙女に使うもんじゃねぇよ?そして行為に及ぶかはヘタレだから期待出来ねぇよ?全く……部屋に戻ると、俺はベッドに座る。ベッドの布団は柔らかく天日干しの匂いに包まれていた。テイルちゃんは鏡の前で髪をとかしている。普通の感性ならこのままヤっちまうのが自然なんだろう。けど俺は、遠慮するよ。二人っきりの時間なんて殆ど無かったのに、工程を飛ばし過ぎだぞと思ったから……嘘、単純に彼女を俺が汚して良いのかと迷ったから(顔〇は事故だから!)。

 

『ふぁ、何だか眠くなって来たなぁ……テイルちゃん、先に失礼するよ、おやすみ。』

 

布団入ってしまえば後は勝手に眠くなる。やっぱり俺は気遣い出来ねぇ……恥ずかしいんだもん。

 

『……ねぇ、せぞさん?』

 

『ん?どうした……のォッ?!』

 

声をかけたテイルちゃんの方を見ると、ぬっ、脱いでる!まっ、まさかね……

 

『せぞさん、私……』

 

そう言うとテイルちゃんは俺に覆い被さる。この娘の心地よい感触を今日は一体何十回体感しただろうか?それだけ体感しながら、ムスコはまだ足りないといきり立っている。

 

『俺は君の体が目当てじゃない……俺は君の体と心、全てが目当てだ!』

 

誰か、誰か俺の口を止めてくれ!凄く下心丸出しな台詞に聞こえる!ムスコのせいでな!

 

『せぞさん……私を……女として、見てくれますか?』

 

『これ程の女性を愛して良いなんて、俺は幸せ者だな。』

 

ちょっ、てめぇ!悪酔いしてねぇかこれ!そういや食前酒飲んだ時、妙にポカポカしたんだよな、酒酔いとは別に。あのじじい&ガキィ、明日はチップ無しね。

 

『私は、せぞさんの事が、好き!こう言う事、初めてだけど……優しく、してね。』

 

俺の本能が告げる、次のお前の台詞は間違い無くこうだ……

 

『いいですとも!』

 

俺はテイルちゃんが痛がらないよう、念入りに前戯をした。ありとあらゆる所を舐め回し、可愛く喘ぐテイルちゃんに優しい笑顔を見せながら、俺は彼女と1つになった。

 

それから……

 

『大丈夫?テイルちゃん。』

 

『うん……ちょっと、痛かった……』

 

『そう……上手く出来なくてごめんね。』

 

『でも……一生の思い出になったね♪』

 

『うん、そうだね。』

 

時間にすると約一時間……二人は抱きあった。テイルちゃんの乙女を……俺は幸せな気分と同時に、済まなさにも似た感情が出た。この娘を泣かすまいとしていたが、幸せの涙を流させちまったなと。こんなくさい台詞が頭をよぎる位、俺は悟ったような気分になりつつ、テイルちゃんと唇を重ね、繋がったまま、10回目の愛撫を行った。

 

 

はい回想終わり……おい、10回って……やり過ぎじゃね?絶倫な方じゃ無いはずなのに何ずっと堪能してんだよ!つーかそんだけやった後の記憶が無いって事は、テクノブレイク起こして彼の世にイキかけたのね俺……危ねぇ。あの綺麗な体に10回も男汁を出したとか何処の豪族様だよ!昨日の記憶を全て思い出した俺は……ああ、ヤっちまったぜ(哀笑)の一言で全部片付きそうだね。山田……見ろ、俺は幸せもんだぜ?但し、言ってて自分に対する皮肉にしか聞こえなかったがね、アッハッハッハ(涙)……とりあえず着替えよう。目の前で寝る天女を起こさぬようベッドから出た俺は、かつて殉職した男に言われた幸せを掴んで元気になれと言う言葉を思い出しながら、異世界の朝日を浴びて、目覚めを促し、ロビーに向かう。ロビーにはあの猫さんがせっせと朝食を用意していた。

 

『猫さん、おはよう。朝食はもうすぐ出来る?』

 

『ゆうべはおたのしみでしたね、ウェヒヒヒwww朝食は直ぐ出せますよウィヒヒヒwww』

 

『えっ?……って、覗いたのかよっ?!』

 

『ウィヒヒヒwサーセンwでも10回とか凄ぇ超絶り』

 

『黙らんかぁクソ猫ォ!』

 

恥ずかしい朝でした。

 

 

 

 

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