ファイアーエムブレム覚醒~Susanoh's lust sin~ 作:昆布さん
しっかり練習して立派なアカツキ使いになりたいと思います・・・試験の後でな!
と、まあアークがらみの話をさせていただいたのでいつもの口上を。
では、本編をどうぞ。
クロム、ジン、ヨシュアのイーリス代表とフラヴィア、バジーリオのフェリア代表で集まり、大きく息をついた。
「直に停戦の使者が来るだろう――はぁ、ここまでだね」
そういって笑うフラヴィアにクロムは喜ぶ気にはなれないと苦い顔を返す。
「苦い勝ちってのもいい経験だ」
バジーリオが苦笑を浮かべながらクロムをねぎらった。
「うちの犠牲も多かった。まずはそいつらを弔ってやらなきゃね。それが済んだら生きてる奴らはまた鍛えるよ」
「すまない、フラヴィア。イーリスとペレジアの争いにフェリアを巻き込んでしまった」
クロムの謝罪をフラヴィアは大いに笑い飛ばす。
「今さら水臭いことを言うんじゃないよ。安心しな、ペレジアは金のある国だ。たっぷり賠償金を要求してやるさ」
「あーあー、かわいそうに。うちの王様は容赦ねえからな」
苦り切った口調のバジーリオ。
「はは。フェリアとだけは、争いたくないな」
率直な感想を述べるクロムは、苦笑ではあるが、ずいぶんと久しぶりに笑ったような気がした。
・・・・・
かくして、ペレジア戦争はイーリスフェリア連合軍の勝利という形で幕を下ろした。
フレデリクは今回の戦争で疲弊した天馬騎士団の再建に向け、槍術指南役として奔走する。ソールとソワレもフレデリクの補佐にあたっている。
ヴェイクは貧民街に戻り、たびたびやってくるミリエルの観察に辟易しているという話だ。それを見ているカラムは相変わらず気づいてもらえないらしい。
ロンクーはベルベットを連れてフェリアに戻った。厳しい寒さも毛皮に包まれたダグエルにはそれほど苦ではないらしい。
ガイアはイーリス王都の郊外に住むことにした。たびたび仕事と言って家を出る彼を待つオリヴィエは傍目からもわかるほどに心配しているが、当人に足を洗うつもりは今のところないらしい。
リヒトは家に戻って魔道の研究をする。最近は身長を伸ばす魔法の開発に取り組んでおり、大きくなれるノノを羨ましそうに見ているらしい。
マリアベルはギャンレルの襲撃を受けた領地の復興に力を注ぐ。
ティアモは生き残った天馬騎士をまとめ上げ、武術指南ではなく組織の再編に力を入れている。気疲れしがちな彼女を支えるためにドニは王都に残っている。現在は自警団のアジトに寝泊まりしているが、あまり悪い気はしないようだ。
グレゴは引き続きイーリスに雇われることになった。仕事はフレデリクたちの穴を埋めることであり、たびたびくたびれた様子でアジトに戻ってきてはドニを巻き込んで飲んだくれているという。
リベラはサーリャを自宅に招き、共に暮らし始めた。呪術師である彼女にとっても聖職者の視点というものはなかなかに興味深いものらしく、二人の関係は良好だ。
さて、肝心要のクロム自警団トップ3は何をしているのかだが・・・
・・・・・
痛い。と、イーリス王城の一室でジンは呻き声を上げた。
「そりゃそんな体であれだけやったんだ。全身の筋肉が悲鳴あげてもおかしくないぜ」
ベッドサイドでヨシュアが苦笑しながら戦術書を読んでいる。
二人はクロムの補佐としてそれぞれヨシュアが政務、ジンが軍事を担当することになっているのだが、今のところ最終決戦での無茶がたたったせいで動けないジンは仕事ができないでいる。
「ジンさーん!」
「リズか・・・どうしたんだ?」
部屋に飛び込んできたリズの尋常じゃない様子にジンは眉根を寄せる。
「お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんがスミアさんにプロポーズしてた!」
「そうか・・・まあいつかはくっつくだろうと思っていたがな。ところでヨシュア」
何だ?という彼に向かってジンの煉獄氷夜の如き三白眼。
「書類、まだ片付いてないんじゃないか?」
「ああ、少しな。昼休みついでに寄ったんだが、そろそろ戻るとするさ」
そういってヨシュアは部屋を出ていく。
それからジンとリズは何事か話していて、部屋から出て来たリズの顔は真っ赤だったそうだ。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・試験が、試験がああああ・・・時間ないのにレポートの原案が思いつかないので現実逃避。けどチャンネル切り替えたらできると思うんだよね、うん。
次回!ここまでで余ってるヨシュアに出会いが訪れる!
では次回、十五章 拾った女性 でお会いしましょう。
ちゃおちゃおー。