ファイアーエムブレム覚醒~Susanoh's lust sin~ 作:昆布さん
甲高い金属音が響き渡る。
神々しい光を浴びて輝く女神像。
その翼が凍てつき、黒い何かによって砕かれる。
それはどこかの聖堂。
空を切った刃が高い天井に向けて伸びる柱を切り刻む。
それを確認するよりも早く相対する白髪の男の足が自分の腹にめり込む。
強烈な衝撃に肺から空気が漏れる。
ぐっ。という声を漏らしながらも、自分は固く握りしめた氷の長刀を振るう。
「ッんがあああぁぁっ!」
右脇腹から左肩にかけてを深く斬り付けられ、男の足がたたらを踏む。
「てめぇ…――!」
男は歯を食いしばり、幅広の刀身が特徴的な大剣を構え、こちらに迫ってくる。
自分は甲高く響く哄笑をあげて男を迎え撃つ。
さあ、楽しもうよ、兄さん――!と。
・・・・・
気づけば自分はきれいに磨き上げられた床面に倒れていた。
ああ、あおむけになっているから照明がまぶしくて仕方がない。正直言って今の自分の目には刺激が強すぎる。
でも、そんなことを考えている余裕はない。
あの人は行ってしまった。このままでは取り返しのつかない何かが起こりそうな気がしてならない。
ならば追いかけなくてはいけない。
なんのために?
そんなことはもう決まっている。
あの人を止めるためだ。/兄さんを殺すためだ。
・・・・・
そこからの記憶はあいまいだ。
無我夢中で何かを叫んだようでもあるし、大切な
ただ、確かなこともいくつかある。
兄さんを刺し貫く巨大な剣、そしてそれによって繋がれた白髪の少女。
目を見開き、食いしばった歯の隙間から鮮血を吐き出す兄の顔は苦しそうで。一緒に繋がれた少女は同じように血を流しながら、それでもヘッドギア越しに解るほどに恍惚とした表情を浮かべていて。
そして二人は炎渦巻く異界へと落ちていき、それを追って自分もそこへ飛び込む。
そして、すべての感覚があいまいになっていき・・・
・・・・・
そこはどこでもない場所。
でありながらすべての場所とつながり、かつどこともつながっていない場所。
白の中にある三脚の空の椅子。
そこにいないはずの人間の声がする。
――ザ・ビーストの発生を確認。システムはフェイズ238へとシフト。
――出現軸は2099,12,31・日本。
――事象誤差は7200分の1…前事象誤差は400分の1…マスターユニットの完了は267189・・・修正を開始…
――システムは正常に初期化。
――新たなる確率事象を確認。
――タカマガハラはフェイズ238及び
アニマックスでガンダムUCやってるのを見ながら書きました。
ダグザさんといいギルボアさんといいキャプテンといい、あの作品はおっさんがかっこいいんですよね・・・
さて、わたくし昆布さん、大学が始まって忙しいうえに一度クリアしたゲームをとめなおしているのでものすごく更新が遅くなるのです。
ってうおおおお!ブライトさんキター!
では次回、序章 よく似た男でお会いしましょう。
ちゃおちゃおー。