ファイアーエムブレム覚醒~Susanoh's lust sin~   作:昆布さん

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苦節半年・・・!
今度こそ落とせない講義、上達しないピアノ(音楽演習)、十時帰宅の車校、いろいろありましたが何とかできました!

と、いうわけで。
本編をどうぞ。


二十六章 火の山の死闘

「ほぉ。アイツらシュヴァイン要塞をちゃんと落せたみたいだな・・・で、火山にレンハの部隊を誘い込む…と。しっかりやってくれよ?」

 

・・・・・

 

つ。と頬を伝う汗に細い目を余計に細め、男は苦しくなった息を吐いた。

邪神の臓物と呼ばれる活火山に入ったのだからそれもむべなるかなと言うもの、ヴァルム帝国軍のレンハは吐いた息の代わりに溶岩に熱された空気を吸い込んだ。如何に熱さに強いレンハでも肺を焼くような熱には流石に嘆息しそうになり、それでは堂々巡りと口を閉じる。

そんなレンハの至近に転移の魔法陣が描かれ、その中から現れた男の顔を見ると、彼は抑えていた息を吐く。それは紛れもない嘆息であり、来訪者が望まないものであったことを如実に表していた。

 

・・・・・

 

一方の連合軍。こちらはジン以外の全員が汗をかいていない。

と言うのも単純で、

「ジンさん、やめてもいいんだよ?」

「いや、数も力もあちらが上だ。だからこそそれ以外の要素でこちらが優位に立てるように手を尽くす必要がある」

展開した軍の中心でジンが術式を用いて冷気を放出しているからである。さながら人力空調装置とでもいうべきだろうか。リズや道中で加わった息子のウードの心配する声に脂汗を浮かべながら返答するジンの姿にヨシュアは短期決戦を心掛けた。

と、見張りについていたヴィオールが声を上げた。

「諸君、来たようだよ」

 

・・・・・

 

開戦してしまえば早いものだ。

熱による体力消費が大きいレンハの部隊に対して連合軍の被害は戦う前からジンが憔悴している程度のもの。

クロムとラグナ、カグラが力強く剣を振るう。

ルキナが流麗な剣技を見せれば肩越しに飛来したマークの魔法が倒れる敵を超えてさらにその向こうの敵を撃ち抜く。

戦況はもはや蹂躙と言ってもよく、レンハは肉を切り裂く音を聞いた。

音源に目をやると、否、見ずとも解る。なぜならそこには

「兄上・・・なぜ、とは言うまい。もはやどんな言い訳もあなたを許す理由にはならない」

と、そう言って刃を向ける実妹がいたのだから。

許せとは言わん、兄はそういった。言わずとも分かる心などあるものか、妹はそういった。

兄もまた無言で刃を向けた。妹は怒りの咆哮を放ち、刃を構えた。

決着は一瞬。一息の内に二振りの刃が煌めく。

兄の刃は空を裂き、妹の刃は兄の胸を貫いていた。

兄は安堵の表情を浮かべる。

強くなったと、もうお前は大丈夫だと。

そして、足元の焼けた岩に倒れ伏す、その熱を感じるよりも早くに、レンハは事切れていた。

 

実の兄妹で殺しあうというさまを見せつけられ、少しだけ一人になりたいと言って連合軍のそばから離れたジンにバジーリオの訃報が舞い込んできたのは、それからほんの数刻後のことである。




これだけ時間かけても短いっていうね・・・いや、理由はあるんですよ?レンハVSサイリ、勝負は一瞬ってプロットがあって、そこから進めたわけですから。

・・・まあ、ガワだけの車状態なのは変わらないんですけどね。他にもいきなりスズカゼがイベントで死んだりローレライとトッドが生き残ったと思ったらゼハートがまた死んだり・・・

また長いことかかりそうですが。
次回、 二十七章 王の中の王 でお会いしましょう。
ちゃおちゃおー。
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