--ポッケ村--
ポッケ村は騒然としていた。
村の男衆は入口に集まり、身体を震わせながら武器を持ち警戒をしていた。そのなかには、元ハンター殿や村のハンター教官にまだまだ頼りないが新米の村専属ハンターもいた。
そんな、力仕事が出来るもの達が集まって警戒をするが、実際皆が心のうちで思っていることはひとつであった。
『暴れられたら終わりだ』
何年も前になるが、実際に様々なヒト里が轟竜に襲われて壊滅してきたのだ。ポッケ村とて、ドスギアノスやドドブランゴといった凶悪なモンスターに襲われる事はあったが、その時は元専属ハンター殿や教官殿に偶然居合わせた、流れのハンター達と協力してなんとか撃退したり、脅威になる場合はハンターズギルドを介して討伐隊を派遣したりした。
しかし、今回は今までのようにはいかない。
腕のあるハンターはいない。元ハンター殿は、ティガレックスによって引退したのだし教官殿も前線を離れて久しいはず。今すぐに、大型モンスターとやり合えるほど立ち回りは出来ないだろう。新米ハンターは言わずもがなだ。
朝から、村の存続が絶望視されているそんな中で一つの老人の叫ぶような声が響いた。
「ちょっと通してくれんか!」
村を守るため、壁として武器を構えていた男衆の間から小柄な老人が割って出てくる。
「古龍観測局の爺さん!?何やってんだ!危ねぇから下がれ!食われちまうぞ!」
「いや、下がらなくとも大丈夫かもしれん。それに、ワシの考えが正しければ下手に刺激する方が危険じゃ。お主達は、下がるか武器を降ろすかして刺激しないようにせい。」
雑貨屋の店主に呼び止められるも、逆に諭すようにこちらから刺激してはならぬと言う古龍観測局の老人。訳がわからない男衆だが、背後から騒ぎを聞きつけたポッケ村の村長であるオババ様に、それに続くようにネコートが声をかける。
「よいよい、あの翁に任せよう。どっちにしろ今から慌てふためいてももう遅いのじゃ。」
「オババ殿の言う通りですニャ。私らがどうこう出来る問題では無い以上、あの御仁に任せるしか手段が取れませんニャ。」
まぁ予想はしていた。今回に関しては仕方ないのだ。
いきなり凶悪なモンスターが、朝から村に現れたら騒ぎになるし警戒されて然るべきだ。攻撃が飛んでこないだけマシと言える。出来るだけの力が備わってないだけかもしれんが。
騒然とする村を見て、どうしたものかと悩んでいると男どもの壁の向こうから小柄な老人が出てくる。記憶の中からなんとか思い出したが、あのヒトはモンスター調査を生業とする団体関係者だったはずだ。
そして制止の声がかけられる中で、落ち着いた声で諭すように落ち着くように呼びかけていた。なんとか対立することは避けられたらしい。
村の住人:ヒェッ!?
ティガ:どないしよ?
爺ちゃん:ちょっと待てい!
ギャグかな?
とまぁ、本編の本編が触りだけですが始まりました。