思いつかなくなってきた。
ヒトの文字がわかるモンスターということで、あの後相当騒がれたし質問攻めにあいかなり疲れた。
当然ながら俺は話せない。正確に言うなら-ヒトの言葉を-と枕言葉が必要だが。
しかし簡単な質問、例えば-Yes-か-No-かで答えられるものなら頷いたり、首を振るだけでいいので楽だった。
難しい質問をしてくる、古龍観測局の爺さんやハンターズギルド職員などには、面倒だが地面を削っては均してを繰り返し文字を書くことでやり取りを行った。
大変な質疑応答だったが、その甲斐あってか男衆にはそこまでビビられることなくなり、顔のすぐ側まで寄ってくれるようになった。
まぁ、古龍観測局の爺さんにあれよこれよと質問攻めにあって解放された時に、大きく鼻息を吐いてぐったりした姿を見せたのが決め手かもしれない。更には、新米ハンターのオトモアイルーであるオモチにトレニャーや村にいるアイルー達が、怖いもの知らずに俺の身体によじ登ってはしゃいでいたのも効いた。
そんなこんなで、ポッケ村の主要なメンツとは友好的になれたのだが、当然野生のモンスターには変わりないのでハンターズギルドを通し、ドンドルマの本部に俺の存在の報告がされるようだ。
そのあたりのことは、古龍観測局の爺さんが詳しい報告書を作って送ってくれるらしく、有難いことなので丸投げさせてもらった。
討伐隊等、俺にとって都合の悪いことは当然ながらあるのだが、それは古龍観測局の爺さんとポッケ村村長のオババ様、ネコート殿とトレジィ殿が連名で経過観察を行うため待ったをかけてもらうように取り計らってもらった。
各方面に顔の効く、錚々たる面々から監視はされるとはいえ保証されるのは助かった。これで、いきなりギルドナイトあたりが討伐に来ることも無さそうだ。
そして話し合いの末、俺はトレジィが所有していた農場の端にあるあの洞窟近くで住まうことになった。当然氷の壁は咆哮で崩壊させ、黒いかけらは食しておいた。
数日は、トレニャーやオモチと話していたので退屈はしなかったがそろそろ話題が尽きてきた頃、到底歓迎出来そうにない気配を感じオモチに知らせ、トレニャーを背中に乗せて村の入口へ向かった。
オモチの話を聞いた面々が、入口に集まっていたので脇にそれてもらい俺が前に出て皆には下がってもらう。
少し前になるが、テノーと共闘し狩ったドドブランゴと配下のブランゴ達。ヤツらがいなくなったことで、新たなグループが雪山に縄張りを作ったことを全く気にしていなかったが、早速近隣の村に御挨拶に来たらしい。
最初の仕事が村の防衛とは、中々どうしてワクワクさせてくれる。
子分が周囲から襲ってくるはずだから、オモチや新米ハンターへ地面に子分が周りから攻めてくる旨を書き、住民達に知らせて対処してもらう。
住民達が、ブランゴの対処のために散開したことで心置きなくボスと対面し、互いに牽制と威嚇を行った。
さぁて、躾のなってない悪カギ小猿とお山の大将には本物の暴れん坊ってやつを、その身で教えてやるとしますか!
ティガレックス君、村に馴染むの巻。
調べててへぇ〜っとなったんですが、マカライト鉱石とそれの加工に使う燃石炭を発見したのがトレジィらしいです。優れた地質学者とも。