(多分、おそらく、Maybe)
『さて。回りくどいのは好かんから、お主の深層心理を読んだ際の思い出の世界に送ってやろう。所謂転生というものだ。』
俺の思い出の世界?地球以外にどこだと言うのだ。
俺が過ごした世界は地球しか無かったはzー
『モンスターハンターじゃよ。』
え?
『自覚がないのか?それとも惚けているだけか?
お主の魂に刻まれた思い出の世界じゃろうが。まぁ、少々世界が特殊故にただのヒトとしては送ってやれんが、こちらが一方的に選定して世界から爪弾きにしたのだからある程度の補填はしよう。
なにか望みはあるか?余程魂の質量を逸脱せん限りは何とかしよう。』
ふむ。よくわからないが再度生きられるようだ。
しかし、モンハンの世界か。
正直楽しみでもあり、恐怖もある。
人智の及ばないような存在が闊歩する世界だ。とてもヒト種として転生をはたしてやっていけるとは思えない。
所謂物語の主人公やその周りの連中は、ハンターとモンスターが当たり前の世界だからなんともないだろうし、あったとしてもそれが世界の定めだ。
だが俺は違う。
違う世界で産まれ、違う世界の理で生きてきた俺には向こうのヒトとしての思考が出来ない。
当たり前だが、地球にあんなトンデモ生物は居ないしそれと渡り合える人外主人公も居ない。
考えれば考えるほどヒトとしてやっていける気がしない。
どうすればいいか考えているとカミから提案があった。
『ヒトとして生きてゆけそうにないならばモンスターではいかんのか?まぁ、ヒトでも色々と弄ってやれば強靱な者としてやっていけるかもしれんが、こっちはあまりおすすめ出来ん。
魂の質量を逸脱するような成長をすると再度召し上げられかねんからな。ヒトの限界は思っているよりも低い。
しかしモンスターならばある程度余地はある。』
うん。案外良い考えかもしれない。
モンハンの世界は、異常としか言えない様な進化をしているモンスターに溢れている。
モンスターとして生きていくには、勝手が違い過ぎて不安も恐怖あるが生命として自然の理にそった生き死にが出来はする。
正直転生して直ぐに死が傍らにいるのは勘弁だが、選定されて不穏分子判定を食らうよりかはマシと言える。言えるか?
「えぇい!グダグダしてもしょうがない!ならモンスターとしてやってやらぁ!」
『よし。決心が着いたところでどのような種として産まれるか決めてもらはねばならん。
意思の疎通や会話、環境への適応や知識等の生きていく上で勝手が違うものはこちらで補填してやるとしても、何になるかはお主が決めねば納得はすまい。
余程の高望みをせぬなら叶えよう。』
うむ。まぁそうだよな。
いきなり、ラスボス級になれないよな。
でもある程度は融通してくれそうだし、好きなモンスターになるのが後悔が無さそうだ。
そして俺が好きなモンスターといえばやはりー
「じゃあ、
『ふむ。ティガレックスだな。よかろう。
幼少からだと酷ゆえ成体としての転生にしよう。他に希望はあるか?』
「ならポッケ村の付近雪山に出立したい。他は思いつかないからそれで最後かな。」
『よかろう。余程世界の調和を乱さぬ限り目を瞑ろう。善き生を謳歌できることを陰ながら願っておこう。
では出立だ!』
カミが高らかに声をあげると視界がボヤけだし、意識が落ちる。
そして目を覚ますとー
ーーーーーそこは神秘溢れる白銀の世界だったーーーーー
長ったらしいプロローグを読了して頂きありがとうございました。
次から『ウェルカム トゥー モンハンワールド』です。