その後、しずくと侑の情報で40代の男を任意同行させた、名前は清人 正文さん42歳である。
職業は、食品会社の役員である。
「えっ、あの女は死んだんですか?。」
「ええ、一昨日岩手県の平泉の方で白骨死体で発見されたんです。」
「あなたは、死体の発見当日あなたは何をしていましたか?。」
「何言ってるんですか、私を犯人だと。」
「いえいえ、あくまで参考に。」
「そうですか、実は実家へ帰るため秋田へ行っていました。」
「では、あなたは東北新幹線に乗って何処で降りましたか?。」
「何言ってるんですか、私は東京から新幹線「やまびこ」に乗って、盛岡で特急「たざわ」に乗って秋田へ行ったんですから。」
「ほれ、本当ですか?。」
「ええ、間違いないよ。」
清人は、南と高山と桜井に予定手帳を見せた。
「お、本当だ、確かに。」
「アリバイありか。」
「ええ。」
清人 正文のアリバイ捜査は、秋田県警に協力を得ることにした。
1日目 東京出発
午前8時ごろ 東北新幹線「やまびこ」に乗車
盛岡で特急「たざわ」に乗車
秋田の実家へ
4日目
秋田から20時発寝台特急「出羽」に乗る
夜行で帰京
「これで、アリバイは成立ですね。」
「そうですね。」
「裏付けありか。」
「すいませんね、清人さん。」
「ああ、いいですよ、私が犯人じゃないって事が分かれば。」
次の日、歩夢とせつ菜が特捜班にやって来た。
「えっ、彼はアリバイがあった。」
「そうだ、彼は秋田の実家へ行くために、「やまびこ」と「たざわ」に乗っていたそうだ。」
「そうなのか。」
「と言う事は、犯人はどうやって秋田へ行ったのかな。」
「上越新幹線じゃないかな?。」
「それは考えられるけど、秋田へ行くには新潟から特急「いなほ」に乗り換えるはずたよ。」
「なるほど、犯人は上越新幹線を利用して新潟から特急「いなほ」に乗り換えて白新線と羽越本線経由で秋田へ行ったって事も考えられるな。」
歩夢とせつなの推理
上越新幹線を利用する
東京発 新幹線「あさひ1号」に乗車
新潟駅 特急「いなほ3号」に乗車
秋田 13時頃
「仮に乗ったとしても、新潟からは特急に乗り換えなきゃならないんだ。」
「そうよね。」
「それに、帰りは「出羽」に乗って上野へ行ったと言ってたわ。」
「犯人は3人ぐらいじゃないか。」
と、松本は言った。
「考えられるな。」
「その事件は、みちのくにありそうだな。」
「必ず、何かある筈だ。」
「ええ。」
そして、次の日、岩手県の雫川で第二の事件が起きることは誰も予想はしなかった。
彼には、アリバイがあった。
そして、犯人は誰なのか。