中国の軽慶市での「発光する赤児」の報道以来世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力〝個性〟を持つに至った超人社会。〝個性〟を悪用する敵を〝個性〟を発揮して取り締まるヒーローと言う秩序ができそれに伴う社会体系ができていた。俺の両親も父親の方はそれほどでもないが母親の方はヒーローとしてそれなりに名が知られている。
まぁ、そんなヒーロー両親との間に生まれた俺、本田聡もヒーローを志し父さんのように母さんの尻轢かれまくるような安い男にならないように生きてきた(つもり)。そして今俺はヒーローになるための一歩として意最高峰のヒーロー養成学園、国立雄英高校の難関ヒーロー科の実技試験中である。
その試験と言うのが仮想
「スゥ―.......ハァ―...........!」
〝ドパッッーーン!!〟
(クリア.........これで30体目)
無感動に撃破数を数えながらまた空薬莢を排出し引き金に指を掛ける。たった一発の撃ち漏らしもなく俺はひたすら着々とスコアを積み上げていく
(31体目.............32...........33..........34...........35)
機械的に淡々と数えながら引き金を引いていく。眼下では銃声がなると同時に相手取ろうとした仮想敵が次々斃れていくため受験生たちは戸惑っているのが伺えるが関係ない。ただひたすらに撃ち抜く
(三点の敵を7、二点の敵が5、一点が23.....54点か.....まぁ、上出来か?)
銃火器の扱い並びに狙撃は父さん仕込みだ。父さんは個性で言えばあまり大したことないといわれているが驚異的なのは銃火器の扱いと誰よりも優れた狙撃能力である。天性のそれは世間ではあまり知られていないが界隈ではうちの父親を超える以上の遠距離攻撃の精度を誇るヒーローはいないとされているほど。
(まぁ、父さんって家では母さんに滅茶苦茶こき使われてかっこ悪いけどね)
母さんは優しくおおらかではあるがそれでいて結構ずぶといと言うかドSだ。個性は攻撃にむいてはいないが素の近接戦闘能力は高く格闘技を広く修めている。また頭もよく勉強もミスすると笑顔でえげつないオーラを放ちながら折檻してくる。あぁ、思い出しただけでちびりそう..........
「母さんたちや
両親はこの雄英のOBであるため入試に関しても事前に少し聞かされていた。そして、ひょんなことから知り合ったとこの学校に在籍する先輩にもそのことは聞いていた。3人の話では俺なら問題なく倒せるだろうとのことだが相当にデカく堅いらしい。
「
腰のにある本を片手に持ちそう俺がつぶやくとひとりでに本が開き頁がめくれ文字の羅列が空間に浮かび上がると直ぐに別のライフルとその弾丸が現れ先程のライフルは消える。〝具現化〟させたのは対戦車用ライフルである。
(仕組みが同じなら動力部か制御系統を撃ち抜けば一発でいけるだろう)
再び集中力を高め精神統一をし備えていると.........
「来たな.........」
地下の格納庫から巨大な仮想敵が眼前に入る。図体の大きさは脅威だがそれだけだ。見た感じ系統はほぼ同じで精々外装が多少違う程度だ。
(ざっと見この徹甲弾なら余裕で通るだろうな..........って、あそこの二人逃げ遅れてるじゃねぇか!?)
眼下に瓦礫に足を取られたボブヘアーの女子と腰を抜かしてそれを見ている男子がいた
(チッ!ここで撃って前にでも倒れられたら女子の方がヤバい......やりたくないが〝憑依〟による近接戦でどうにか.........って、あの男子やけになってつ込みやがった!!)
こんな時にアレだが俺の個性は『
俺は自前の本または普通に売られているような本に分類されるものに記載されている生命体以外を具現化することができる。父さんは中身のない贋作しか作り出せないのに対し俺は本物をフルコピーしたものを具現化できる上特殊なプロセスさえ踏めば他人の個性や〝技能〟も自身の体に〝憑依〟と言う形で具現化できる。ただ、後者に関しては場合により多大なデメリットが存在する。
例えば想像してもらいたいのだが彼の大英雄ヘラクレスの技能ならどうだろう?彼の逸話などは語るまでもないだろうがその彼の技能の全てを憑依させて果たして人の肉体がついてこられるだろうか?当然答えは否。一時的には可能でも数分.........いや、数十秒もすれば肉体がついてこれず自壊するだろう。
そう、もうお分かりだろうが俺の個性は正面戦闘にはすこぶる向かない。何せ自分へのデメリットがリターンを上回っているためだ。他人の個性も本に記載されていれば使えるが、この離れた距離からすぐに移動し尚且つ女子と男子の二人を確実に守り抜ける個性は生憎と今用意できる本やこの所持している本にはない。確かに母さんの能力で助けて即離脱と言う手もあるにはあるが母さんの能力は自分以外を本に入れるには対象に触れていなければいけない為そんな暇恐らくないため無理である。
だからこそ危険承知での英雄の技能の憑依で一か八かの賭けに出ようと考えている俺の目に映ったのは驚くべき光景だった
(なッ!?なんて跳躍力だ!俺の憑依でもあそこまでとなると難しいぞ!?)
さっきまで怯えていた奴ができるような動きではない為雷の如く衝撃を受ける。飛び降りてその男子の方へ行こうとするのをやめ援護に移る。なぜならその男子は拳を引き絞り力を溜め攻撃を試みようとしているからだ。
(なら俺はアレの腕を落とす!!)
すぐに重量のあるライフルを構え人で言うと腕に当たる部分の結合部に標準を合わせ速射する。
すると身体強化の個性と思われる男子の攻撃よりも早く攻撃モーションを起こしていた仮想敵は突然の狙撃により腕を落とされた隙に............
「SMAAAAASH!!︎!!︎!」
正面からの一撃だった。まるであのNo,1ヒーローオールマイトのような凄まじいそれでドデカい敵は後方へと倒れていった
(ふぅ~何とか二人無事に........ってアイツの腕に足が嫌にボロボロじゃ.........もしかして着地できないんじゃ!?)
安堵すると同時にライフルのスコープで見届けていると異変に気が付いた。男子の腕は黒く焦げたような感じでぶらぶらしておりまるで骨が完全に砕け切ったようにすら見えていた。ただでさえ恐ろしく高い上空にいるためこのままじゃ男子の死は確定だろう
「
(クッソ!間に合えッ!!)
結局なんだかんだ俺はヘラクレスの技能をそのまま憑依させ、強力な痛み止めも具現化させ口に含み、力強く踏み込み砲弾のようにカッ飛ぶ。物によるが基本的には肉体が悲鳴を上げる場合が多いため痛み止めを飲んでから出ないと何もできないのだ
憑依を使った以上俺のダメージも覚悟しなくてはいけないがヘラクレスの技能をもってすれば使うのは恐らく数秒で済むはず........最小限の消耗でことをなせるはず.......
そんな捨て身の救出は..........無意味だった
流石に距離が離れていたため数秒で落下地点につくことができたが地面にぶつかるギリギリと言うこともありダイビングキャッチの態勢で飛び込んだはいいものもう一人いた女子が何かに乗ってぷかぷか浮いて同じく落下点にいて、男子にビンタをかますとその男子も突然浮き始めた
そして俺はと言うと........
「ぐへっ......!!!」
そのままの勢いで瓦礫の山に突き刺さる
(痛.......くはない............けどダサすぎだろ俺.......)
使った痛み止めは結構強力で数時間は効く。そのため突っ込んだ時に衝撃こそ感じても痛みはほぼ感じなかった
(足と腕........あと肋骨に罅入ってるなコレ.........)
痛み止めで少しでも痛いと感じるということはつまり最低でも罅は入っているのだろうと考える。最も今の時代直ぐに治すことができるし、両親の.......特に母さんの扱きや初めて憑依をしたときなんかはもう思い出したくないくらいの激痛だったため骨の数本ならと思えてしまう自分がいる
「何とか立てる.......大丈夫......か..........ナニコレ?」
片腕でどうに這いずろうとする男子とキラキラを口から出す女子が眼前にいた
この時の俺は思わなかっただろう。この男子の凄まじい成長と活躍を.........そしてこれから訪れるトラブルの数々に苦難の日々を——
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名前:本田聡
個性:
自前の本や普通に売られている本などに記されているものなら生物以外の全てをフルコピーして具現化する。ただし、本に触れていない場合は具現化することができないし個性自体も全く使えない。具現化したものは最長で30分は具現化し続けられ、消すのは自由にできる。また本に自身が書き加え新たに記録・編集することもできるが他人の個性を記録するには必ず対象の個性の使用しているところを直接五回以上目視するか3回以上直接くらわなくてはいけない。使い方により大きな代償が必要になる場合があるが基本的に具現化する際にはそれが物体であれば質量に見合った体力を消費し個性の場合も効力に応じた消耗をする。ただ本作オリ主は体力には自信があり、よほどの大規模行使でもなければガス欠にならない。
戦闘スタイル
ライフルを具現化しての遠距離狙撃や物語などに出てくる戦士などの技術を自身に憑依させたりできるためオールレンジで戦える。ただし、能力の憑依は肉体がその技能に適していないと負担が大きくなるためあまり使用しないため、狙撃や銃火器の使用が基本。ただ、そもそもの身体能力は非常に高いため素の近接戦の能力も高い。
ヒロイン:波動ねじれ
入試成績二位(合計76pt)
1-A内での単純な正面戦闘力で言えば轟、爆豪以下ではあるが条件次第では轟と同等以下くらいには並ぶ
ここ最近になってアニメ見始めたのでノリと勢いで書いた設定です。今確実に言えることは二話まで書いてしばらく放置か普通にしばらく放置のどちらかです。恐らくは、ほぼ後者になると思います。最近少しシリーズ増やし過ぎたうえ大学も普通に始まったのでロクアカとダンまちメインにかきたいのでそれ以外は大分スローペースになります。