八一くんと銀子ちゃんは人生を指し直すそうです 作:まっさん171230
昼休みに毎日執筆を進めるので気長にお待ちください。
2話ほど期間が空くことはなくなると思います。
俺たちは控え室での話し合いの結果、今日ここで「神鍋 歩夢永世名人」に弟子入りを申し込んでみることに決めた。できれば前世でもお世話になった「師匠」に弟子入りしたかったがもう棋士を引退しているのでそれは叶わぬものとなっている。
大会委員会からの呼び出しで俺たちは控え室を出て会場へ向かう。話を聞くに今回は両方優勝ということで大会は終わるようだ。
俺たちは2人そろって表彰台の1番上に立ちトロフィーを受け取った。その後「歩夢」が俺たちに「我に何かやって欲しいことはないか」と聞いてきたので俺たちは声を揃えて
「プロ棋士になりたいので弟子にしてください」
と答えた。
その後俺たちはお互いの両親を交えて話し合い今後の方針等を決めていった。プロ棋士になるために弟子入りすることに親は反対すると思ったが、俺の親はプロ棋士になるのを諦めた身だったので俺がプロ棋士になることに大喜びで賛成していた。
どうやら金華ちゃんの親は俺が準決勝で指した人だったようでこちらも女性二人目のプロ棋士になることに挑戦するのを賛成していた。
こうして俺たちは「歩夢」の内弟子として小学生名人戦にあわせて上京することが決まった。
それまで俺たちはお互いに親が面識があったこともあって、よくどちらかの家に行って将棋を指したり二人で手をつないで道場破りに行ったりと将棋漬けの生活を続けていた。
やはり前世と同じように一人じゃ行けないような場所も金華ちゃんと手を繋いでいれば余裕でいけた。
前世とは違って金華ちゃんは身体が弱く無いようで楽しそうに走り回っているのを見て頬が緩んだのはここだけの秘密にしておこう。
小学生名人戦の予選は地元山形県で出場した。この予選で県代表に選ばれたらそこからは上京し東日本大会に向けて「歩夢」のもとで内弟子としてひたすら金華ちゃんと3人で将棋の勉強をすることになる。
小学生名人戦といってもやはりそこそこの棋力がある人はいるが予選の段階では親や金華ちゃんと比べると少し心もとなく感じてしまう。
そんな感じで予選は進んでいきついに決勝に駒を進めた。決勝の相手は去年小学2年生ながらこの大会で準優勝した実力者らしい。
お互いに一言も話さないまま対局が始まった。
相手がとってきた戦法は「一手損角換わり」だった。
「「夜叉神 天衣女王」に憧れて練習した俺の一手損角換わりに勝てるかな」
とそこで初めて相手が口を開いた。
「あ」と見学していた金華ちゃんが口を開く。
それもそうだそもそも「天衣」は俺の前世の2番弟子そして「一手損角換わり」は俺の得意な戦法でもあった。前世から極めてきた俺が小学生相手に負けるはずがなかった。
そうして俺は小学生名人戦の予選を突破して東日本大会に参加することが決まった。
俺は次の日に金華ちゃんと一緒に「歩夢」の家を訪れていた。「歩夢」の家は駅から徒歩2分で関東将棋会館までは電車で一駅と将棋を指すのにすごく適した位置にある。
今日ここで俺たちは「神鍋 歩夢永世名人」の内弟子となった。
次回キャラ紹介と状況説明を入れようと思います。