色々な没集   作:超人類DX

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別ルートみたいな……というか、整理してたら間違えて消してしまった。


ハードなその後ルート

 ただ生きたい。

 富なんて要らない。

 権力なんて邪魔なだけ。

 

 ただ、自由気儘に生きていたいだけ。

 

 その為に強くなる。

 

 我を押し通すには何よりも力が必要だから。

 

 だから強くなった。

 世間に胸を張っては言えない事も沢山やってきた。

 もっと強く。誰よりも強く。……全てに縛られぬ比類なき無敵の強さを持つ為に。

 

 何よりも、己と彼女の自由の為に。

 

 愛した悪魔、共に戦い続けてくれた最良の相棒の全てを失っても尚生き残ってしまった孤独な少年として。

 

 

 

 

 

 

 全てを終わらせてしまった男。

 世界そのものに反逆した男。

 そして、何もかも失ってしまった男。

 

 自由の代償を全て支払ってしまった少年は語られる事の無い伝説となったのかもしれない。

 しかしそんな名誉なぞ、少年にとっては塵にも劣るものであった。

 

 少年はただ自分の愛した者達と静かに暮らすことさえできればそれで良かった。

 なのに世界がそれを許さなかったから戦った。

 

 戦って、戦って……闘い続け。

 

 やっと手にした自由の代償は愛する者達との永久の別れ。

 

 その喪失感は計り知れぬ程に大きく。

 それは、求めていた筈の自由さえ自ら手離した少年は死地を求めてさ迷いはじめた。

 

 だが、自由を手に入れる為に人の理を超越してしまった少年は死にたくても死ねなかった。

 だから少年はやがて考えるのを放棄し、自らを封印した。

 

 封印し、何もかもを忘れて永遠に覚めない眠りにつく。

 それが今の少年にできた唯一の事であった。

 

 そして何年、何十年――いや、何百年と経ったこの日。

 最早世界そのものに闘いを挑み、勝利した龍の帝王の伝説は風化したこの日、自らを封じた少年はこの世から人知れず消え去る。

 

 勝利の為に人を越え、そしてすべてを失った人間(カイブツ)が……。

 

 そして何百年と寝ていた少年が目を覚ました時、少年は見知らぬ大地に立っていた。

 

 

「まさか本当にお主が上位世界の龍の帝王なのか……?」

 

「………」

 

 

 知らず知らずの内に異界から呼び出されるという形で。

 

 

 

 

 

 とある異界の伝説が一族間に伝えられてきた。

 神をも屠った人と龍が存在したと。

 

 所詮は伝説でしかないし、異界というのも眉唾でしかないと誰の一人も見たことは無かったのもあるので、一族でも『単なるお伽噺』と思っていた。

 

 しかしある日、偶々その伝説を思い出したとある竜の一族の長の血族者は、物は試しと『召喚の儀式』を適当にやってみた。

 まあ、本当に単なる思い付きだったし、普通にそんな存在がある訳もないと思っていた訳だったのだが、冗談半分で行ったその儀式は――なんと成功してしまった。

 

 嘘だろ!? と思ってしまうのも無理はない。

 

 だって本当に冗談半分でやってみたし、まさか本当に成功するとも思うわけもなかったのだから。

 とはいえ、偶々上手い具合に儀式のシステムが噛み合った結果、誰かを呼び出してしまっただけで、まさか本当に異界の伝説そのものを呼び出したとは思わない彼女は、赤い閃光が晴れたその場所に目を凝らし――そして見つける。

 

 

「……………………」

 

 

 目が死んでいる――されど、これまで誰からも感じたことのない強大な力の波動を放つ青年を。

 

 

(え、ええ……? ま、まさか本当に成功してしまったのか? あんな冗談半分の術式で? しかし感じる気配はまさに同族……)

 

 

 その強大な波動があきらに普通ではないと理解させられた。

 ちょっと目が死んでいる気はしないでもないが……。

 

 

「まさか本当にお主が、上位世界の龍の帝王なのか……?」

 

「……………」

 

 

 これが出会う筈の無い邂逅と始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰かに――相棒と愛した悪魔の少女に起こされた気がした少年は、実に数百年ぶりに目を覚ました。

 が、目を覚ましてみれば、自分を封じた場所とは違った見知らぬ土地であり、聞けばここは聞き覚えの無い地域の北端に位置する山脈らしい。

 

 

(意味がサッパリわからないんだが……)

 

 

 当然青年にしてみれば、自分が寝ていた場所から大きく離れた場所であると、自分を起こした――というか呼び出したらしい少女の説明を受けてもすぐには理解できなかった。

 

 だが、青年はその少女の言うことを大人しく聞いていた。

  この少女があまりにも、あの悪魔の少女に口調こそ全く違えど似すぎていたから。

 

 

(つまり、俺の悪名は全く違う世界でも伝説扱いされていて? その伝説の事をふと思い出したこの――竜族だかって子によって冗談半分の儀式で呼び出されたって? ……んなアホな、つーか何だよ伝説ってよ?)

 

「おー、今日もそこから一歩も動かないのか? 尻とか痛めやしないのか?」

 

(いやでも、ここまで自然が本当の意味で自然に存在している場所なんて俺の記憶している限りじゃもう無くなってたし……多分マジなんだろうが)

 

 

 だから少しずつ飲み込んでいった青年は、その日以降呼び出された山脈深く――それこそ並の人間では立ち寄れない洞窟の奥深く籠り、自分を呼び出したと宣うかつて愛した悪魔の少女に声がそっくりな竜の少女が持ってきてくれる食事を接種しながら、色々と考える。

 

 

「……………」

 

「おお、伝説の存在もちゃんと飯は食うのじゃな? 毎日見ていても飽きが来んぞ?」

 

「………………その伝説ってのはやめてくれ。

俺は別に伝説でもなんでもない」

 

「む? お主がそう言うのなら今後は言わないことを約束するが――お主の名はなんというのじゃ?」

 

「―――――イッセー」

 

「おお、イッセーというのか? 妾はティオ、ティオ・クラルスじゃ」

 

「…………」

 

 

 聞けば聞くほど、口調は違うが似すぎているその声に、ちょっとセンチな気分になってしまうイッセーと名乗る青年。

 ここ数日の間にこのティオなる少女から話を聞いてみれば、どうやら自分は異界にすら伝われるレベルでやらかしたという意味での伝説の存在に昇華されていて、竜といった種族達からはお伽噺の伝説扱いされているとのこと。

 

 このティオ自身はまだ若いドラゴンである為に、そういった伝説なんてただの作り話か何かだと思っていたらしく、だから偶々実家に伝わる碑文を読んで思い出し、まあ無いだろうと思いながら暇潰しで召喚の儀式をしたら自分が立っていた……らしい。

 

 

「まさか伝説は本当だったとはのぅ? うーむ、見れば見るほど妾とそう変わらないのじゃな?」

 

「俺自身は人間で、龍自身は俺の中に宿ってた二天龍と呼ばれたドラゴンの事だ。

つまり、俺は伝説でも何でもないんだよ」

 

「知っとるぞ? 伝説の赤き龍帝は異心同体で、二人合わせて赤き龍帝と呼ばれていたとな? して、イッセーに宿るとされる龍は……?」

 

「………もう居ないよ。俺に全部の力を託して先に逝っちまった」

 

「え……。あ、す、すまぬ……辛いことを聞いてしまったな?」

 

「別に……」

 

 

 どうやらそこそこ自分の事を知っていたらしい。

 が、自分の半身とも呼べた最良の相棒――赤い龍は既にイッセーの中には存在しない。

 残っているのは、その赤い龍――ドライグと呼ばれたドラゴンがイッセーに全ての力を明け渡し、先に逝ってしまったという事実。

 

 それにより人でもなければ龍にもなれない半端者となったのが今のイッセーであるということ。

 慌てて謝るティオにそっけなく言いながら、パンを噛るイッセーにとっては自分の心のひとつを喪失したも同然なのだ。

 

 

「それで? 面白半分で――俺は応じたつもりなんてこれっぽっちもなかったが、俺を呼び出したキミは俺に何をさせたいんだ? 今の俺が出来る事なんて殺しぐらいしかないぜ?」

 

「そ、そんなつもりで呼び出した訳ではない! そもそも本当にお主が現れるなんて思っていなかったのじゃぞ……」

 

「つまり、計画無しか……。

まあ別に元の世界に未練なんてねーし、また寝りゃあ良いからなんでも良いけどよ」

 

「ま、また寝る?

ここから出る気はないのか? ほ、ほれ、ここはお主にとっては異世界じゃぞ? 興味とかないのか?」

 

「無いね。

ドライグとリアスちゃんが今この場に居るんだったら、色々と見て回りたかったが、もう二人ともとっくに居ないし」

 

「リアスちゃん……?」

 

 

 活力の源がかつてのイッセーはリアスかドライグだけだったので、どちらとも永遠の別れとなった今、何をする気にはならなかった。

 有り体に言えば、単に燃え尽きていたのだ。

 

 

「どっかの誰かが言ってたが、会えば伝説じゃなくなるし、現実に直面すれば幻滅するものだろう? 俺はそもそもキミ等のいってるような伝説の存在じゃない。

気にくわない相手をぶん殴るだけのチンピラさ」

 

「いや、幻滅というよりは寧ろ親しみが持てたのじゃが……」

 

 

 ムシャムシャとティオに貰った食事を終えたイッセーは、その場にゴロンと怠惰な様子で横になる。

 

 

「ごっそさん、飯くれてサンキューな……」

 

「妾はまだ帰らないぞ? もっと色々な事をお主から聞きたい」

 

「面白エピソードなんて俺にはないっての。

ドライグを宿して赤龍帝になる前に外から神によって転生した人間に両親と一緒に殺されかけて、俺だけ生き残っちまったから、ソイツに復讐しようと生きてきて、同じようにソイツに敷いたげられてきた悪魔の女の子と出会って、その子を好きになって……ってそんな話ぐらいだし」

 

「悪魔の女……か。

魔人族のようなものなのかのぅ?」

 

「さぁな、その魔人族ってのを見たことはねーから何とも言えないけど」

 

「それで、妾の声がそのリアスという女にそっくりだった訳か。

妙な運命を感じるのじゃ」

 

「偶々だよ、口調は全く違うしな。

そりゃあ最初は驚いたがな」

 

 

 ゴロゴロとダメ人間宜しくにダラダラしているイッセーの言うリアスなる悪魔の女が気になって仕方ないティオだが、あまり多くは語ってはくれない。

 

 ただ、イッセーがリアスの事を語る時なとても優しげで、とても寂しげな表情で、とても深く愛していたのだろうという事以外は。

 

 

「勝手に此方が呼び出しておいてこんな事を言うのはおかしいとは承知している上で聞きたいぞイッセー。

お主はこれからどうする気じゃ?」

 

「さぁなぁ……別にやりたいことなんて無いし、この世界の種族間の抗争とか全く関係ないし、眠くなるまでダラダラ過ごしてみるぐらいかなぁ」

 

「もし良ければ妾の故郷に来るか? 妾は竜人族の族長の孫だから、妾が頼めば――」

 

「いーよ別に。俺は半端者だし、よそ者だ」

 

「しかし妾が冗談半分とはいえ呼び出してしまったのじゃ。

だからその責任を……」

 

「要らん要らん」

 

「むぅ……」

 

 

 あくまで此処から動く事は無いと言い切るイッセーに、ここ暫くイッセーと過ごしてきた内に、伝説なんて仰々しい称号とは無縁の、ただ普通の青年であると理解したティオは、自分が呼び出してしまったこともあって放ってはおけなかった。

 

 それにこの怠惰な姿が本来のイッセーとはどうしても思えず、ティオは一度でも良いから見てみたいのだ。

 神をも屠ったとされる異界の伝説……最強最後の赤き龍帝の姿を。

 

 

「それじゃあ妾の願いを聞いてはくれぬか?」

 

 

 なのでティオはふと思い出した『ある事を』共にしてくれないかとダメ元で頼んでみた。

 

 

「んぁ? なんだ、やっぱ殺してやりたい奴でも思い出したのか? 良いぜ? そいつの詳しい姿や名前なんか教えてくれりゃあ、すぐに殺しに行って――」

 

「違う! 何でもかんでもそっちに持っていくな! そうではなく、妾は実はある目的の為にこの人里に近い場所まで赴いていたのじゃ! ……まあ、ふとその時に伝説を思い出した結果、お主を呼び出してしまった訳じゃが……」

 

「目的ねぇ? なによ?」

 

「うむ、実は妾がイッセーを呼び出したように、異世界からこちらの世界に呼び出された者達がおるのじゃ……」

 

「……なんだって?」

 

 

 ゴロゴロしたまんまで話を聞いていたイッセーがティオの言葉にピタリと止まる。

 そして意外にもちゃんと座ってティオの話を聞く姿勢になった。

 

 

「………。この世界は別世界から誰かを呼び出すのがブームなのか?」

 

「種族間の抗争に勝利するための戦力を求めてじゃな。

……それでその目的というのは、今回呼び出された異世界人がどんな者達なのかを確認したいのじゃ。エヒトという神については前に聞いたじゃろう?」

 

「ああ、まあ……随分と俺がぶっ殺した『神』っぽい神みたいだが」

 

「まあ、神なんて大体そんなものじゃ」

 

「だろうな。

なるほど、その神が呼びつけた異世界人がヤバイかどうかを知りたいって訳か?」

 

「うむ……まあ大体そんな所じゃ」

 

「ふーん……?」

 

 

 イッセーの事を知っていく内に、どうもイッセーは神の類いを嫌っているのが喋り方して察する事ができる。

 そして異世界人という存在についても、その人生のせいか嫌に警戒している。

 

 

「ま、良いだろ。

暫く飯の世話をしてくれた礼ぐらいはしないとな」

 

 

 だから普通に関わりたくはないと断られるかなとティオは思っていたのだが、意外にもイッセーは立ち上がって全身の関節をパキパキと鳴らしてストレッチしながら、割りと簡単に協力すると言う。

 

 

「へ?」

 

「は?」

 

 

 そのあまりにも簡単な返答に、てっきりこっぴどく断られると思っていたティオも目を丸くするし、自分から言っておいて何でそんな反応なのかとイッセーもキョトンとする。

 

 

「え、ほ、本当に良いのか? 断られると思ったのじゃが……」

 

「暫く寝過ぎて眠れねーんだよ。

それに飯の礼もまだだったろ?」

 

「お、おぉ……!」

 

 

 『うげ、ダラダラし過ぎて軽く身体がバキバキだな……』と身体を軽く解そうとしているイッセーの、コンビニ感覚な返答に、ちょっとティオは感激した模様。

 

 こうしてティオ・クラルスはこの世界においても伝説と呼ばれた赤き龍の帝王とちょっとした冒険をはじめる事になる。

 

 

 

 

 

 

 

「んで? キミはドラゴンとしては若いみたいだが、どれくらいやれるわけ?」

 

「えーっと、一応一族の間では上位くらいは―――あ、あのイッセー? その赤い腕はもしや伝説の赤き龍の腕じゃ……?」

 

「まともな運動すら久しぶりだからな。

ちょっと俺に付き合えよ?」

 

 錆び付いた肉体の感覚を戻す為に、殺る気満々に指を鳴らしながら笑っているイッセーの言いたいことを理解したティオは、ここでまさか伝説と戦うはめになるのかと軽くビクビクしながらも、全力で戦うことになり……。

 

 

「うーん、寝起きならこんなものかな」

 

「あ、あうあう……。(い、一方的じゃった。妾は全力だったのにその尽くが通用せず、ボコボコにされたのじゃ……。伝説レベルの強さじゃ……)」

 

「でもやっぱり全盛期には程遠いな……。

全盛期の……二割ってところか」

 

「こ、これで二割じゃと!?」

 

「ドライグとリアスちゃんが居てくれたらすぐにでも全盛期に戻れるんだけどな……」

 

 

 笑ける程にボコボコにされてしまい。

 

 

「これから暫くは付き合って貰うからな?」

 

「え!? あ、う、うむ……。(こ、こちらの意思を無視してこんな一方的に……しかもまたボコボコにされてしまうのか妾は? ――し、しかし何故じゃ? またボコボコにされると分かっているのにこの胸の高鳴りは……!?)」

 

 

 ボコボコにされ過ぎて予定調和な扉がガラッと磯野家の玄関の扉みたいに開けてしまい。

 

 

「へー? これが魔物ねー? 喰えるのかな?」

 

(ああ、襲い掛かる魔物をあんな虫けらみたいに捻り潰しているのじゃ……。

妾も今夜の鍛練はああして捻り潰されてしまうかの……? ああ、早く夜になって欲しいのじゃ……)

 

「うーん、ビフテキ? ラム肉? ちょっと筋っぽいけど結構イケるなこれ」

 

 

 冒険の道中の晩のボコボコタイムにすっかりド嵌まりしてしまったり。

 

 

「キミを洗脳しようとした奴を見つけたんだが、取り敢えず殺さずに手足へし折って肥溜めの池に頭から叩き落としておいたぞ」

 

「まさか妾が精神を支配されるとは思わなかったのじゃ。

すまないイッセー」

 

「良いよ別に。洗脳とか俺嫌いだし」

 

 

 ある意味最強のボディーガードのお陰で後のゴタゴタが片付けられたり。

 

 

「なるほど、少しはやるようじゃな……しかしっ!」

 

「っ!? こ、コイツまだ――」

 

「ハジメ、危ない!」

 

「ただの竜ではないようです!!」

 

 

 邂逅したご一行と流れでバトルしてみたら、思いの外イッセーの鍛練のせいで進化していたせいで、ラスボス級になってるティオさんだったり。

 

 

「その目に焼き付けるのじゃ、それが妾の真の力だ……! ファイナル・ドラゴン波ァァッ!!!」

 

「はぁっ!?」

 

「山脈が……!? け、消し飛んだ……」

 

「な、なんて規格外な……」

 

 

 思いの外戦い方がイッセー式になってしまったり。

 

 

「すぴーすぴー……」

 

「本当にこの男がアンタより強いのか?」

 

「今は訳あって全盛期の半分以下まで力を落としているが、それでもこの世界において間違いなく最強の半人半龍じゃ」

 

「むにゃむにゃ……うへへ、リアスちゃぁん……へへへ」

 

「スケベな顔して寝言いってる……」

 

「な、なんか胡散臭いです……」

 

「つーか誰だよリアスって? アンタ等の仲間か?」

 

「……。いや、イッセーの昔の連れじゃ。妾も会った事は無い」

 

「さっきからアナタに抱きついて違う名前で呼ばれてるけど……」

 

「……。妾は構わんよ。

ちょっとだけ寂しいとは思うけど……」

 

「むにゃむにゃ……あれ? リアスちゃん……太った? あいてっ!? な、なんだ!?」

 

『……………………』

 

「お、おぉ? 何で皆さんして蔑んだ目を―――――どわっ!?」

 

「そんなに驚かれると結構傷つくんじゃが……」

 

「い、いや別にそういう意味じゃあ……わ、悪い」

 

「大丈夫じゃ。リアス・グレモリーに間違えられた挙げ句、太った云々言われても妾は全く気にしないのじゃ……」

 

「なっ!? ん、んな事言ったのか? ………す、すまねぇ」

 

 

 過去に生きていて今と未来(サキ)を見ない龍の帝王にしょんぼりさせられたりと、そんな冒険だったりするのかもしれない。

 

 

続きません




補足

勝ちはしたけど、失いもした。

そして、ドライグとリアスに託された事で人と龍と魔が入り雑じった状態――それがこの一誠。


その2
半人半魔の龍。
故にどこにも適応できないと自分では思っている模様。
しかし、二人から託されたものは絶対に手放したくはない模様。


その3
一誠にとって、その声質や種族的に165㎞火の玉ストレートらしい……色んな意味で。


その4
ベリーハード出身なので、他種族への殺意は無いし、一見すればそこら辺の青年です。
ただし、リアス馬鹿ですが。
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