今回はあのパロディ回です。今回は皆んな大好き傲慢な王様も出ます。でも口調とか可笑しいから、なんか違和感あれば指摘を
「そこにさぁ、不気味な仮面つけた人魚が、水面から飛び出したんだよ。がっちに、ビビったね」
「またその話かよ。俺なんて、ロマニが寝不足すぎて、歩きながら書類分けしてるところ見た。目閉じたまま」
極寒の吹雪が吹き荒れる外の景色がガラス越しに見える通路、エネルギー削減に為上着を着用していても肌にはその寒さが伝わってくる。
ブリーフィングを終えたいつもの3人組は片手に、会議で貰い受けた作戦内容や陣形の細かい配置分けなどの重要な情報の書かれた資料を持ちながら自室に戻ろうとした。
二人の下らない世間話をしている前方では話に参加する気のないタダクニが大きな欠伸をして、眠気に負けないように歩いていた。
「ん?‥‥あれって」
ふっと立ち止まると、前方の通路に落とし物を発見した。それはキラリと光る剣であった。それに近づき恐る恐るそれを拾い上げた。
それは剣と云うには、余りにも美しい金の光沢と精錬している剣先には刃こぼれなどなく、握りをもっても違和感なくしっくりと収まった。
「聖剣エクスカリーバー」
アーサー王伝説でアーサーが引き抜いた剣であった。何故こんな物が平然と床に落ちているのか、持ち主は何処にっと周りを見渡してみたが、目的の金髪少女の姿がない。
「何でこんなが落ちてんだ。まぁいい後で返す‥‥っは⁉︎」
ふと背後に違和感を感じた。第六感が危険を警告してきた。背後の人物は「何か」を振り上げている。
これを素手で受け止めるには無理がある、仮にこれが鋭い剣の場合防ごうと振り上げた手は切り裂かれる。
ならばっと既に持っているこの剣で反撃せねば
「デリャぁぁぁぁ!」
「ぐっは!?」
振り上げた人物の姿を確認せず、剣が相手の体に触れない感覚で横に一閃切る振りをする。襲い掛かってきたヒデノリは手元の書類を地面に落とすと、膝を曲げ地面に倒れる
彼は信じられないものを感覚した様に驚愕の表情浮かべた。
「ば、馬鹿なまさかこの私が‥‥「神速の騎士」と呼ばれた。私が破れるとは」
その言葉は自分の絶対的な剣技に自信を持つ騎士の姿であった。しかし彼は騎士でもなければ役者でもないただの高校生である。
そんな彼を見て呆れるタダクニ
「いや、そんな設定とかいいから別に‥」
「こうして聖剣に選ばれた。騎士タダクニの運命の歯車が大きく動き出したのである」
ゲームのナレーションの様な棒読みで、テキストを読む様に喋るヨシタケ、この二人の茶番に参加する気が、全くないタダクニは直ぐに前に進み始める。
恐らくこれは、ドラクエなどのrpgなどのゲームごっこなのであろう、だが作戦会議で疲れている彼は一切やるつもりがなく
「動かないし、やらねぇから‥先行くぞ」
「待ちなさい。青年よ。剣を早く装備しないと大変な事が‥」
「しつこいぞ!」
必死にしがみつく、手を振り解くと右手の剣を見ながら歩き始めた。やはり実際に持つと見るだけとは決定的な違いがある事を教えられる。
落ち着いて剣を見ながら歩くタダクニの後方で彼について行く二人。諦めたのかと思ったがどうやら違うらしい
「タダクニは500ダメージを受けた」
「‥‥しかし、いい剣だな。小説でしか実際見た事ない空想の塊みたいなもんだしな」
「ピロピロピロピローピロロー!」
「うるせぇ!やらねぇって言ってるだろう。つぅーか何で死んでんだよ」
無視しようとするが我慢できずにツッコンっでしまった。
「それを見て、考えろ。たかが数ダメージで済むわけがないだろう。早く教会へ急いで生き返させてもらえ!」
「やっぱこれも装備しないといけないの?じゃあ何やっぱりそうしないと刃を握っている状態なの危ねぇよ」
脳裏には刃先を持ち、血飛沫が自分に降りかかっていながら平然としている。何ともグロテスクてサイコパスの様な恐ろしい姿が思い浮かぶ
「おっと、こんな所に資格者と出会うとは何という何という神のいたずら。少年よ俺についてきな」
「誰だよお前は!」
壁に背中を預ける謎の男風に、カッコつけるヒデノリにツッコミをする
全く気にせず、闇を感じるオーラを放つ彼は不気味にニヤリを笑いながら、手を差し出す。
「俺はレーベル。この地獄っと言ってもいいブリテンに変革をもたらす。そんな王を探し、長い時を消費した哀れな騎士さ」
「頼むから、無駄に壮大な話にするな!これ部屋に着くまでに終わるんだろうな?」
「あんたは知らないだろうが、その剣は王を選定し導く剣。それを引いた瞬間。貴様は運命から逃れる術はない。さぁ私と共に行くぞ。この国の破滅の運命を、変えるためにな」
「おい無理矢理話進めんな。俺やらねえからな。部屋帰るからな」
混乱するタダクニにメモくれずに二人の間をゆっくりと歩くヒデノリ
「チャラーララーラララ、ラララーラララチャーンちゃーん‥‥レーベルが仲間になった」
「長いし、何の音だよ?」
「ほら仲間になると流れるbgm」
「いちいち説明しなくていいわ!」
謎の音楽に対するツッコミを冷静に解説するヨシタケ、そしてヒデノリは数多の想いを胸に秘め、真っ直ぐ前に顔を向けた。
「では行くとするか青年よ。これが王道の最初の一歩だ!」
そして片足を一歩前に出して地面を踏みしめた。これから冒険が始まる高揚感とドキドキが同時に彼の身体を包んでいた。
そして彼は‥‥
「レーベルは死んでしまった」
「武器ちゃんと装備してなっかたんかぁぁぁい!」
片手から大量の血が流れている姿を想像して、思わずツッコミを繰り出した。
「なぁこれ、部屋に着くまでに終わるんだろうな。まじで頼むぜ」
「喧しいぞ小僧。お前の様な尻に毛も生えてない毛虫が、俺の言う通りについてくればいいんだ」
「やばい、この人毛虫って言ったぞ。俺の事」
自分も上司のなる筈の王、タダクニに暴言を吐きながら腰を低くして大股で歩いていく。
この話に参加する気などないが、この道を進まないと結局自分の部屋には到着できない。結局付き合う形になってしまった。
カルデアの外側の通路は円形になっている。直角の曲がり角は内側にしか存在せず、円形側に部屋がある。他の2人も同じ場所に部屋が用意されている。
「モンスターが現れた」
「うぉっ!いきなりなに?」
曲がっていた先に無表情のヨシタケが、腰を低くして戦闘体制に入っていた。どうすればいいのか分からないタダクニはレーベル(ヒデノリ)に意見を求める
「ど、どうするレベル上げを意識するなら此処で倒してもいいと思うんだけど‥」
「目線を合わせるな‥‥無視しよう」
「無視っ!勇者兼、王様がそんな塩対応でいいのか!」
コールドな態度に困惑しながらも、そのまま彼の指示に従う。その場に立っているヨシタケの横をゆっくりと素通りしていく。
一瞬悲しそうに目元をうるうると濡らしていたが、目線を逸らして歩き続ける。
「おっと、そこの旅人の一向。ちょっとすまない」
そのまま歩き続けると道の隅っこに白いフードを被った青年が現れた。彼はシンクの様な白い髪をした美しい容姿をしているが、何処か胡散臭さを感じずにはいられない。
っというか見覚えがありまくりだ。
「マーリン!お前何やってんの。」
「マーリン、誰のことだかわからないな。まるで絶世の美男子であり天才宮廷魔術師の様な名前の御人は僕は知らない。僕は唯のしがない魔術師さ」
「言ってない。言ってない。そんなこと言ってない。」
彼もまさかこの茶番に付き合っているのか。っと疑問に思うが彼は軽く交わして話を続けている。
「いきなりで悪いけど、良かったら君達のパーティに入れてはくれないか、見たところ君達は前衛向きの職業についているから後方のサポーターが、必要だと思う」
「な、成る程。別に断る理由もないし。いいよ別によろしくえっと‥」
「僕の名前はべレスっと呼んでくれ。君達の旅の果てを共にする魔術師さ‥」
別に断る理由もないし、ゲーム上のイベントなのだろうと軽く済まそうと、やっつけ気味に手を差し出して、握手しようとする
「とぅ!」
「ぐべぼっ!」
その手は交わされることはなく、背後から現れた足の蹴りにより目の前のべレスは後方に吹き飛ばされた。
「この散れものが、王となる男の手に気軽に触れるな愚か者」
「っておい、お前何してんの折角仲間になってくれそうな相手、張り倒すなんて‥」
「ふっん。馬鹿め貴様はもう既に聖剣を抜いている。それを奪おうとする賊はいないわけではないのだ。それにこの男が気に入らない‥」
レーベル(ヒデノリ)の言い分は分からないわけではないが、別に無視して進めることもできたであろうと思う。
「気に入らなって、まぁ確かにぶっちゃけ胡散臭いけど、こんなイベントドラクエ定番じゃん。深く考えなくても」
「いや、この男に邪悪なものを感じる。きっと後々王を陥れ導くと言っておきながら、無責任な状況に追い詰め、最後には逃げる。そんな予感がある」
「めっちゃ具体的っていうか。それお前の感情じゃないだろうもっと別の誰かの思いだろう」
「後、勝手に乱入してきたのが気に食わない!後この男の声が俺の兄なのが不愉快」
「最後の個人的な理由じゃねえか!仕方ねえだろう。それは中の人の事情だろう。って一緒にやる予定じゃなかったの?」
白目を向いているべレスを捨て置いて結局進むことになった2人、数分ほど歩くと、足を止める
「ついたぞ。青年よ此処はブリテンを治める1人の王の宮殿だ」
周りを見てもさして背景は変わらず通路だ。そういう程で進んでいく。
「おぉーよくぞこられた。エクスカリバーに選ばれた王になる資格を持つ人よ」
「何故、皆んなそのポーズなんだ」
また腰を低くして待ち構えているヨシタケ
「お待ちしておりましたぞ。我が王が貴方達と謁見させろと煩く言っておられるささ、王の間へ」
腰を低くしたまま、進んでいく。素直に従う事にして進んでいく。進んでいく事に足が震えるこの先から流れる気は尋常ではなかった。
「何か」がいるそれは体全体の機能がそう告げている。
その先にいたのは短い金髪と美しい容姿をした傲慢そうな自分達と2、3歳年上であろう青年だった。
「おぉー、貴様達が我以外に王を名乗る雑種の不届きものか。ちと期待してみたがまだまだひよっこではないか」
「あ、アンタはギルガメッシュ何やってのアンタ。」
「ふん、ギルガメッシュだと寝ぼけた事を言うな我はこのブリテンを治める真の王であり、孤高にして絶対の王、ゴールドギルガメッシュ」
「‥いやギルガメッシュじゃん」
この英雄王はノリノリで高らかに笑うと、赤いまなこで此方を見てくる。まさかこの男も茶番に付き合っているのか。
まぁそもそもこの男は面白い事に首を突っ込む子供みたいなところがあって偶に乱入してくる事は結構ある。
まぁノリが結構良くて、中途半端に辞めると怒って面倒な事になるから、一緒に遊ぶ事になる。
「貴様はまさか‥‥中ボスか」
腕を構え戦闘体制に入るレーベル
「いやいやいや、オーラからして違うだろうラスボスだろう。ほらやばい雰囲気醸し出してるじゃねえか!逃げようぜ」
「ほほぉー、ブリテンに「神速の騎士」として呼ばれていた男。見事な観察眼。褒めてやろうそう我は最強の‥中ボス」
「中ボスなの、めっちゃオーラ垂れ流しにしている人が中ボスでいいの、可笑しすぎない」
不気味な笑みを浮かべながら此方に歩み寄ってくるゴールドに、レーベルは構えを解かずに近づいてく。
そしてお互い至近距離に近づくと
「とぉ!」
「ぐぉぉぉぉぉぉ!」
ヒデノリは軽くチョップすると、ギルガメッシュは大きな叫びと共に仰向けに倒れてしまった。
「展開が早すぎるは!」
「まさか貴様がこの俺を越えるほどの力を隠し持っていたとは認めよう‥貴様は俺よりも強いと」
「はぁ‥‥はぁ‥‥よし王の1人の暗殺に成功したぞ。しかし片腕を失ったのはいたい。しかしっ!ラスボスの1人を倒すにはこれぐらいの代償など」
「今のラスボス!部屋が近いからって展開が無理矢理すぎるだろう」
怒涛の展開についてこれずにいる。しかしそんな2人を嘲笑う様に、その様子を見ていたヨシタケがある事に気がつく
「おい、ヒデノリそういえばお前書類どうした」
「あっ、書類、さっき倒れた時に置いてきちまった」
「何をやっておるのだ雑種ども、いい展開でお前達の失態で残念いなってしまったではないか!」
起き上がったギルガメッシュに怒られるヒデノリ。この後の展開を待ち焦がれていた彼にとってはこんなトラブルは喜ばしくない。
「仕方ない。書類を取り戻したら最初っからやり直しだ。次は我が隠しボスになる事で手を打とうではないか!」
「いや、アンタのラスボスか手前って感じじゃない。しかし分かりましたぜ。タダクニも一緒に戻るぞびゅーにゅー」
立ち上がった4人は、いっせいに来た道を走って行った。ふいに手に持っていた聖剣を放り投げた。
4人が水平線の向こう側に走って行った後、
「ぷ‥‥」
っとすぐ近くの曲がり角にある少女がいた。少女の名前は立香、偶然にアホやっている4人を見つけ見つからないように隠れていたのだ。
その後彼女がスマホで隠しとった4人のドラクエごっこでタダクニ達は弄られる件になったが、これは後々話そう。
聖剣なのだが、ヒロインX襲撃された。アルトリアリリィが逃げる際落としてしまったという話だった。
次回はタダクニ達がfgo 女子達と怖い話する予定です。ちょっこと着物美人の残念な彼女も出るかもしれません。