カルデアの男子高校生の日常   作:柳瀬悠

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今回は軽い戦闘シーンが入ります。文章は雑なので文句があれば容赦なく指摘してもらって構いませんよ。気軽に見て下さないね


男子高校高校生と熱い友情

バシッ

 

普段は賑やかなカルデアの憩いの場「食堂」エミヤやブーディカなどのシェフによって様々な料理が出来上がり、古今東西の英雄達や職員達を満足させる平和な場所

 

だが今日だけは違った。

 

カルデアの職員の制服とは、別に青い制服に包む三人組とその近くには眼鏡を掛けた紫髪の少女とオレンジ髪のカルデアの魔術的技術が含まれた白い制服に身を包むオレンジ髪の少女がいた。

 

彼等は人類で唯一生き残った、サーヴァントを使役できるマスター達。普段は雑談などを楽しみながら夕食を食べる五人なのだが、オレンジ髪の少女

 

藤丸立香はある人物に飛び蹴りを喰らわしたのである。

 

「げぼぉぉ!」

 

青年は急な事で対応出来ずそのまま数秒程、飛ぶとそのまま仰向けに倒れ込んだ

 

「ヨシタケぇぇ!えぇいきなり何をするの立香さん」

 

「そうだぜ。それは流石に、まず何故そんなにお怒りなのかをお聞かせ願いたい」

 

共に駆け寄り、安否を確認すると大した事がなくほっとする。でも目の前の少女は人前で、攻撃をしたのである。恐る恐る相手の顔を見ながら、質問する。

 

頭に血管を浮かべながら、怒る少女に聞く。その背後には見覚えのある女性陣のがスタンばっている。美麗な顔で此方を見下す様に見ている

 

「あんた達、また私達のパンツを盗んだでしょう!」

 

「ちょっと待てくだせぇ、一体なんのお話でぃ、あの事件以降は俺達下着は盗んでいませんから」

 

「嘘つかないでよ!パンツを盗むのなんて貴方達以外いないでしょう」

 

以前のパンツ事件で明らかに疑われている3人は額に汗を滲ませ、必死に弁解を求める。

 

彼女の話では今朝着替えようとした時、タンスから彼女のブラが消息を立ったらしい。それは青いブラでお気に入りだったらしい。3日目前にクリーニングに出して今日着ようとしていた。

 

「いやいや、ちょっとまってくダセェ!あっしらがやったとして100%疑われるの分かってやったらおかしいでっせ」

 

「そうですよ。バレるのが分かっているのに、盗むなんて流石の俺達もしませんよ」

 

必死に彼女らの誤解を解こうと額に汗を浮かべながら弁解する。以前は2時間の説教で済んだが彼女等の発するオーラは、その程度では終わらないと本能で察する。

 

他の男性サーヴァント達に救援を求めようと周りをキョロキョロしているが、全員が顔を下に下げ必死に目線を合わせない様にする。

 

「ほぉー、あくまでシラを切るつもりですか。なら1人ずつ前に出て自白するまで「お話」でもしますか?」

 

「いや、それしていて、死ぬフラグバキバキに立ってる。っていうか俺達以外に容疑者なんて山程いるだろう」

 

「そうそう、やりそうな人なんているしね」

 

「あら、マスターさん達は何故私に視線を向けているんでしょうか。」

 

立香の後ろで可憐な微笑みで笑っている清姫に視線を集中した。言っては悪いが彼女も容疑者の一角であり、ストーカーとして不法侵入を繰り返す彼女もその点は信用がない。

 

「っていうか自分が周りから、無自覚にモテるからってさぁ自意識過剰なんじゃねえか」

 

立香から発生られるいい人オーラはある意味天性の才能だ。3人も多くの英霊と絆を結んできたつもりで死線を潜ってきている。

 

しかし彼女それは軽く凌駕して、少なくとも女性男性関わらず好意を抱いている相手を、ヨシタケは知っている。

 

「無自覚って何よ。私は別にそんなつもりもないし、正直アンタ達を好きで疑ってるわけじゃないの。事実確認、したいだけ」

 

「事実確認ねぇー‥まぁ人の事言える立場じゃねえけど、借りるならともかく盗むなんて俺達は決して‥‥ん?」

 

自分達の容疑を晴らそうと必死になっていると、目線が偶然にある一点に進んだ

 

視界の端に妙なものが写った。前方のヒデノリのシャツが見えた。食堂内では通路と違い暖房が付いている。室内は多少なりとも少し暑いなので汗などの老廃物も少なからず流れているのだ。

 

そして見てしまった汗が少し染みているシャツの中、正確にいえば胸の辺りで、「あるはず」のない胸当てが薄っら見えた。丁度青色の布だった。

 

「そうよね‥アンタ達の部屋の中探してみたけどないし‥まさか唯の勘違いかも」

 

「もしかしたら犯人は下着を着用しておるのではありませんか?見つからないように」

 

「いやいや、流石にないでしょう。悪ふざけで借りるなら兎も角。女子のやつ盗んで着用してるって変態じゃん」

 

アルトリアの推理に少し戸惑いながらも、焦りもせずにヒデノリは笑ってみせる。

 

「‥‥‥」

 

「と言うわけで、俺達で罠を監視する。そして犯人を叩き上げる」

 

カルデアの通路の真ん中にパンツを吊るし、周りに接近する者がいないか監視をする為、そこから100メートル程先の道角に3人は潜んでいた。

 

「マジで?」

 

「全く犯人なんて見つかる分けないって言うのにな」

 

ため息を吐きながら仕方ないと肩を下ろす。前回のパンツ盗難の負い目もある。それに犯人が別に存在するなら、お互いを監視して、別に犯人を捕らえたら、容疑も晴れる。

 

罠を設置した先を直視して微かな動きも見逃さないように見張る2人の背中を1人なんとも言えない顔で見ているヨシタケは、どうするべきかと1人悩む

 

犯人はもう分かっている。此処でさっさととっ捕まえて女子達に差し出せば、自分ともう1人の命も身柄も保証される。

 

しかし人一倍友情を重んずる彼は友人が行われるであろう地獄の拷問を頭に思い浮かべ、苦しむ。

 

「魔術師殿、呪腕のハサン今戻りました」

 

背後から声がするので振り向いて見ると、ヨシタケが契約しているアサシンのサーヴァントの髑髏の仮面を被る呪腕のハサンがいた。

 

「おお、呪腕さんじゃないか、っで罠の周りに不審な奴いた?」

 

ヒデノリがそう尋ねると、はいと一回頷く。

 

2メートル程の巨体でありながら、その髑髏の仮面と体を覆い隠す漆黒の黒い布の不気味な姿とは裏腹に丁寧な物腰で、答える。

 

「いえ、偵察してきたのですが。周りには我々以外の人物は確認できず、尚且つ魔術の使用した痕跡もありません。ヒデノリ殿」

 

「そうか、ありがとう」

 

でもそれもそうだ。好き好んであんな場所に飛び込むアホはいない。そう思いもう一度罠が設置されている廊下を見てみる。

 

廊下の奥には不自然に女性の下着が吊るされている。此処か100メートルほど先にあるしかしその道中には様々な試練がある。

 

一つ目はメディアが召喚した骸骨兵が武器を持って警備に当たっている。その先にはゲームでよく見る大きな鎌が振り子の様に揺れていてそれが四つ程前後に並べられ

 

それを超えてもパンツの周りを守るように、透明な触ったら即アウトの感知システムぐるぐると回って、触ったら最後ビームで撃ち抜かれてしまう。

 

「これぶっちゃけ入ったら死ぬな‥」

 

「皆んなの殺意がバキバキに感じる‥うん」

 

「あの、ハサンちょっと話があるんだけど」

 

マスターであるヨシタケが耳打ちに聞いてくる。何かを察しているハサンは「はぃ‥」っと何とも言えない声で答える

 

「あれは何とも‥分かっておりますが、あんなに分かりやすいのは」

 

自分と契約しているアサシンの中で特に呪腕の彼を信頼している。深く考える事が苦手な彼にとってアサシンは冷静沈着で、冷静な人物だ

 

彼に相談する。

 

最初のレイシフト先の冬木で初めて召喚に応じた人物故に付き合いもそこそこ長い、だから誰かに漏らす心配はしていない。

 

そんな、ハサンも視線の先に透けて見える青いブラがあった。ヒデノリは他のメンバーは未だ気づかれていないと思っているが、バレるのは時間の問題

 

「どうするつもりですか魔術師殿、この場で悩んでいてもいずれ女魔術師殿に見つかってしまいます。」

 

「わかってるこのまま何もしないつもりはない。しかし俺たちが不用意に指摘すればあいつは多分必死に誤魔化す。だからアンタに持ってきてもらった」

 

ヨシタケの視線の先には、呪腕の細い腕の先の手には黄色い水筒を持っていた。先程監視に着く前に予め、頼んでいた。

 

「この中身の熱々の紅茶。紅茶は普通よりも色がつくそれを白いtシャツの部分に拭きかければ目立つ。これをヒデノリに思いっきりぶっ掛ける」

 

ワザとと思われない様に、マジで熱々な温度で変な小細工をしていない証拠だ。そうアサシンに頼んでいる。

 

「吹きかけ、そして下着が透ける。そしたらヒデノリ殿は着替えに部屋に戻らなくていけない。」

 

そしてベタベタになったシャツを脱いでついでにブラも外す。シャワーに行った瞬間部屋に忍び込み、ブラを回収して。洗濯機に放り込んで偶然見つかった風を装う。

 

「これならアイツも殺されないし。俺達もお咎めなし。まぁ一応アイツはぶん殴って改心させる。」

 

「まぁ作戦自体は名案ですが、大丈夫なんですか?失敗しませんか」

 

「大丈夫」っと何の根拠もないがそう笑顔で答えると水筒を貰い、回して蓋の中に紅茶を入れる。

 

そして罠の方を見ながら2人で下らない話をしている。警戒していない背中に、ゆっくり迫っていく。

 

ゆっくりと接近して丁度手が届く距離まで近づくと、舌が焼けるほどの湯気がたつ紅茶を口に含む。強烈な暑さで舌が焼けるだが我慢してヒデノリに向かって吐く

 

瞬間

 

「そういえば、ヨシタケ。この前のトレーニングで借りたダンベル」

 

ヒデノリの背後に振り返ったタダクニは入ってきた。止めようにもマジで熱いので思いっきり上半身に向かって吹きかけてしまった。

 

「熱っ!アチアチ、なんだよこれ。めちゃくそアチーじゃねえか」

 

「ぶほっ、ゲホ‥‥ゲホ‥‥悪い‥‥ゲホっ。タダクニ‥‥頼んでいた。紅茶が‥‥熱くて‥‥ゲホっ、吹いちまった」

 

作戦失戦が失敗してしまった。ターゲットのヒデノリは何やってんだと呆れた顔で振り返った。これは二度目は不自然になってしまう。

 

とりあえず今は紅茶で濡れた制服を脱いでいるタダクニに謝罪をしようと彼に顔を向けた。

 

「悪りぃタダクニ、熱くなかった‥‥かぁ‥」

 

謝罪をしようとした口が一瞬止まった。何故なら青い制服を脱いで白いtシャツにも紅茶のシミがついた。その下には胸にあるはずの無い紫の布が付いていた。

 

この前女性陣のブラと一緒に、マシュの紫の下着を借りた時に見ているからすぐさま理解できた

 

お、お前もかよぉぉぉぉ。そう心の中でそう叫んだ。

 

「あいつ等一体何やってんだよ」

 

猛吹雪で吹き荒れる雪景色が見えるガラス越しの景色を見ながら、誰もいない通路で頭を抱えて1人彼は悩んでいた。

 

「まぁ、あんな女子達がいれば色々溜まんのは分かるけどよ。まさか知らない間にあんな風に拗らせやがって‥」

 

苦悶した結果。彼は2人に告げる事にした。一応言っておくが彼等は人類を救える数少ないマスター候補生である。マスター同士の信頼は生死に関わる

 

こんなしょうもない事で信頼は崩れてチームワークに多大な影響を生むかもしれない。

 

これで人類滅びましたなんて笑い話じゃない。

 

「まずあいつ等思いっきりボコボコにして、皆んなの前で一緒に頭下げるしかねえな。立香やマシュには後日スイーツでも奢って、詫び入れる」

 

彼はいつもアホの1人だが誰よりも「和」を重んじている。ムードメーカーな彼は仲間達の不和をなんとかしようと1人動いた。

 

「ハサンにはこれ以上関わらなくて良いって言ったし、俺のせいで気遣ったアイツが巻き添い喰らうのは避けねえとな」

 

情報収集やら、小細工を手伝ってもらってはいるが結局ヒデノリの悪友であるヨシタケ達の問題。

 

もしバレた時に深く関わって同様にお仕置きされるのは流石に避けた。

 

「‥魔術師殿、どうしようもなくなった時にこのハサンに助けを求めて下さい」と気を遣ってくれた。

 

犯行を知らずにやっていたとはいえ、自分にも非がある。この前の下着盗み事件で二人を誘ってしまった延長して事件に発展した。

 

「ふぅー、仲間が間違った方向いったら命を引き返しても、助けてやるのが、仲間だからな‥‥」

 

これから2人の部屋に向かおうとした足を止めた。

 

「それって仲間って言えるのか‥‥自分の責任から逃げてるだけじゃねえのか‥‥」

 

これで問題を全て解決した気になっている自分に疑問が沸々と湧いてくる。

 

友情を重んずると思ってはいるが、自分の身可愛さに言い訳をしている。

 

2人と同じく裁かれるべきではないか。

 

「仲間が罪を背負ったらどうするか‥‥よしっ!やるっきゃねえか!」

 

罠が起動したまま放置されている。巨大な鎌が時計の振り子のように時間を刻んでいる様に見える。

 

標的のいないと骸骨兵達は何もせず、ウロウロと周りを歩いている。手荷物剣や鎌、弓を弾くても緩めている。

 

そんな時前方から足音が聞こえてくる。コツコツ靴の音だ。アンドロイドも命令に忠実な様に此方に接近する人物に向けて武器を構えだす。

 

ヨシタケだ。しかし腰には牛の皮でできた茶色いホルダーの中に黒いリボルバーを入れている。

 

何故彼がそんな物騒なものを持っているのか。どれだけ強力な英霊がいたとしても、特異点を修復するのは容易ではない。特に素人の集まりである彼等にはかなりの難行である。

 

もしもの時は自分の身を守る術が必要である。カルデアの武器庫の中にあった二丁の拳銃を見つけた。

 

ヨシタケは小学校の時に特撮ヒーローの仮面を付け「ラバーシューター」っと呼ばれて、悪さをするいじめっ子をかったぱしからぶちのめしていた。

 

輪ゴムを片手で引いて相手に飛ばして、敵を怯ませボコボコにしてきた。それが戦闘スタイル、軽い足取りで移動しながら相手を倒す。

 

持ち前の運動神経を生かしながら戦うには、2丁拳銃はとても効率がいい。流石にサーヴァント相手に現代武器は効果を示さない。

 

骸骨兵は接近する敵に対して戦闘態勢に入り剣を振り上げながら接近していく。ヨシタケは慌てずに腰のリボルバーを抜くと一番前にいる剣を振り上げる骸骨兵の向かって銃引き金を引いた。

 

銃撃音の後には骸骨兵の頭を貫通してそのまま倒れてしまった。魔術師関係者の仲間に改造を施してもらっている為、魔獣やこんな使い魔程度なら充分に戦える。

 

今度出てきた2体目の骸骨兵の双剣を一歩後ろに下がって避け、右足の蹴りをお見舞いぐらついた瞬間に銃撃を腕に向かって撃ち。もう片方の蹴りで押さえる。

 

20体程の骸骨兵を相手に冷静に頭をぶち抜いていく。此方に弓を引こうとする弓兵には襲いかかってくる前方の敵の間をすり抜けぶち抜いていく。

 

最初の頃は直ぐに慌てて焦っていたが、それなりの修羅場を潜り抜けた彼にとってはこの程度の数は敵に数えられない。

 

球が無くなれば懐から予備の弾丸を取り出し、弾倉に球を打ち込み、カッチと装填したと確認すると眼前に迫っていた敵を撃ち抜いていく。

 

最後に残った骸骨兵を撃ち抜く。力なく倒れた敵が粒子になって消えるのを確認すると、リボルバーを腰にホルダーに入れる。

 

安心している暇がない彼は次の関門に向かって走る。巨大なカマが振り子の様に横の揺れている。鎌の剣先はキラッと光を反射して不気味に輝いている。

 

ヨシタケはスピードを落とさず走っていく。丁度振り子が一番端に揺れる瞬間を狙って真っ直ぐ走り抜ける。

 

走り抜けても油断は出来ない。パンツの周りを空気の塊がミキサーの刃の様に回っている。首の近くを通り過ぎようとしたそれを顎を上げてギリギリで避け、上半身、頭同時に狙ってくるそれを、しゃっと身を地べたに下げる。

 

確実にパンツに向かって歩みを止めず。接触しない様に目先に迫る刃をぎりぎり体を曲げ避けていく。

 

一瞬の油断が失敗に直結する。彼は唯避ける、避ける、潜る、進を繰り返す

 

パンツまで手を伸ばせば届く距離。60cm程度の高さの刃が同時に3本迫る。丁度成人男性の平均身長と同じくらいだ。

 

どうするどうすると脳裏で考える。触れた瞬間に終わるしかしヨシタケは揺るがない。僅かに出来た隙間に向かって刃の間に飛び込んだ。

 

下を見ると丁度体の真ん中を通り過ぎる刃を見た。

 

パンツが吊るされている円形に辿り着くと受け身を取って直様体を止める。

 

「はぁ‥‥はぁ‥‥危ねえ」

 

流石にギリギリの距離で流石に恐怖で息が上がってしまった。フラつく足を無理やり上げながら、目的に向かって歩く

 

様々な罠を潜り抜けて漸く手にれた目的の物。それを手に取った。青いブラだそれを頭にスポッと被った。

 

はっきり言って凶行だこんな事をすれば、世にも恐ろしい罰が降り掛かる。死ぬほど恐ろしい刑が待っている。

 

馬鹿の専攻隊長の彼でも理解できる。

 

しかしやらなくてはいけない。友が間違いを起こしたら共に背負い、罪の清算をするなら手を貸す。裁かれる事を望むなら喜んで裁かれよう。

 

真の友情を思う彼はそう心に決めている。物凄く何かが欠けている様に聞こえるだろうが、彼に取っての責任の取り方だ。

 

このままタダクニ達の所に行こうと考えていたが、被った青いパンツが一瞬揺れた。

 

「ん‥‥‥グホッ!」

 

突如青いパンツの布地が分かれ触手の様に別れたと思うとすぐさま彼の両足を縛ってしまった。一瞬の出来事で反応できず地べたに這いつくばる。

 

「何だこりゃ、何でパンツが」

 

「やっぱりやると思ったぞこの変態やろうが」

 

「カッコつけて銃ぶっ放したり、妙に体を曲げやがってカッコつけんな犯罪者が!」

 

さっきまで何のテンつもない壁、から緑のマントを来ている茶髪の青年が姿を現したと思うとマントの中には見覚えのある2人が、顔を青くしながら、ツッコミを繰り出してきた。

 

「お、お前らいつからそこに‥」

 

「オメェ、食堂にいた時から変な反応ばっかりしやがって、よそよそしていたから何んか隠していると思っていたんだよ」

 

「って事で、その旦那に頼まれた俺が密かにアンタを尾行していたんすっよ。案の定当てがあったちゃいまして」

 

ロビンフットがいつもの軽い調子で申し訳なさそうにメンゴと謝っている。つまり自分は先程から監視されていて、証人としてアイツからが立ち会っていたのか。

 

「オ、オメェら汚ねえぞ。俺はな、お前達の為に‥」

 

「今更言い訳とは見苦しいぞ。俺達を騙して女性陣の下着を盗もうとはな。まさかこんな罠の中をくぐり抜けていく程下着好きだとは‥流石に引くぞ」

 

は、嵌められた。今更になって気づいた。

 

「今すぐボコボコにしてボロ雑巾にしてやりてえが、此処はあのお方にやってもらいましょうかね」

 

「そういう事で「立香の姐さん」犯人をとっ捕まえましたぜ。アレお願いします」

 

逃走もできずに2人に両腕を掴まれて、無理やり立たされると、廊下の奥から足音が聞こえてくる。

 

廊下の奥から物凄いオーラが近づいていく。それが何のか肌で感じ取れる。顔から汗が止まらない。明確な死が彼に近づいていく。

 

「恐怖」を纏い少女は笑顔だった。何の変哲もない笑顔。カルデアの美女達には多少劣るかも知れないが可愛らしい顔つきである。

 

「ねぇ‥‥ヨシタケ。さっき私になんて言ったと思う。」

 

笑顔を固定しながら彼女は口を開いた。物腰は柔らかいが、ゴキゴキと拳を鳴らしている指の関節を柔らかくしてく。

 

「は、はい!」

 

「自意識過剰とか無神経とか何とも色々と言ってくれたよね。最初は私もそうかもっと悩んじゃったけど。‥違ったねぇ。」

 

「あの、アレはですね‥‥あのその。生意気な口を開いて‥‥すみませんでした。どうか命だけは」

 

必死になりながら言い訳の言葉を探すが既にもう手遅れだ。彼女は50メートルほど後ろに下がるとクラウンチングスタートの体制に入った。

 

「大丈夫‥‥私も前よりは手加減はできる様になったから、多分死なないと思う。暫く一時的に死ぬほど痛いけど」

 

そういうと彼女は踵を上げて駆け出した。右足を振り上げ迫っていく。もう終わりだヨシタケはそう確信した。

 

殺される明確な殺意が見えてしまっている。

 

「あぁ、そうさ。俺が取ったんだ全部俺が悪いだ。」

 

40メートル

 

「お、俺が」

 

30メートル

 

「お‥‥れ」

 

20メートル

 

「お、その」

 

もう捨て身で男らしく全てを背負おうとカッコつけてみるがどんどんと迫る恐怖に口が震えて、視界が定まらなくなっていく。

 

そして10メートル程の距離になると彼女は高く跳躍した。両足を振り締め遥か上空に飛んだのだ。

 

そして標的の男に向かって右足を向けキックの体制になると此方に落ちていく。

 

お、終わりだ全てを悟った彼は

 

「すみませんでした!たしかに下着は被りました。で、でも本当の犯人はこの馬鹿どもです」

 

「「き、貴様俺達を裏切ったな!」」

 

「死ぬときは一緒だ。馬鹿ども」

 

「死ぬ思いをしなさい変態ども!」

 

何ともしょうもない罪のなすり付け合い。真ん中の男を見捨てて逃亡しようにも既にヒデノリ達も手遅れだ。

 

「「「グホッ!」」」

 

三人の叫びと共に「カルデア下着盗難事件」は幕を閉じた。

 

近くにいて事の成り行きを見ていたロビンフットの証言によるとその後落ちてきた少女の蹴りによって3人は30メートル程飛んで地面に5、6回程バウンド。

 

少女は何の変哲もなく着地すると彼らの股間に向けて何十回も蹴りを入れてしまった。っと股間をモジモジしながら、青い顔をして言った。

 

その後暫く3人の姿を見た者はいないという。

 

 

 

 

 

 




溜め込んでいた物を一気に出していきます。この言い方だとなんか別のもの連想されない?設定としてはヨシタケは近接戦闘も出来るとも思ってます。

まぁ変に強化しすぎかも知れないけど、子供頃10人係で、化け物クラスのいじめっ子相手に死闘を繰り広げた経験はあるから、多少のピンチや恐怖は慣れてるんじゃないかと思って勝手に妄想しました。

戦闘シーンは真田色々と改良する余地があります。これからは上手く出来る様に頑張るっす
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