鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました   作:挫梛道

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さあ、第1話だ。
よろしくお願いします。
 
完結に伴い、全話修正、調整中です。
 


ユグドラシル

某月某日。

 

「それじゃ、俺は お先に失礼します。」

「お~う、お疲れさん。…って、何だか凄く御機嫌だな?」

「はい、明日は…いや、既に今日ですか?

久し振りに土曜(きょう)日曜(あした)が休みですから!

尤も、月曜は4時起きですけど…」

「羨ましいねぇ~。

俺も漸く、日曜は普通に休めるけどな。

まあ、しっかり休めや、鈴木。」

「はい、田中先輩。」

時刻はAM1:35。

とある事務所(オフィス)での会話だった。

 

▼▼▼

翌日の日曜日の昼過ぎ。

 

「ん~、ユグドラシル、今日でサービス終了…ねぇ?」

安いアパートの一室で、情報収集の為にパソコンのニュースサイトを漁っていた男…田中誠司の目に止まったのは、とあるゲーム配信サービス終了の見出し。

 

 

そう言えば鈴木がハマってるゲームって、確かコレだったかな…

 

 

そのゲームのタイトルを見て、数年前の職場の後輩との遣り取りを思い出す田中。

 

「…話のネタには、なるかな?」

そう言うと彼は、パソコンに付いている端子を手にすると それを()()()()()()()()、やはりパソコン付属のヘッドギア型ディスプレイを装着。

そしてゲームアクセス画面を起動、数多く並べられたゲームタイトルから『ユグドラシル』を検索。

それにカーソルを合わせてクリックするのだった。

 

 

 

 

≫≫≫ 

「此処…は…?」

次の瞬間、彼は真っ暗な空間に居た。

彼の意識は、このゲーム…『ユグドラシル』の仮想空間にダイブしたのだ。

 

【あなたの名前を入力して下さい】

そして目の前に浮かぶ白い文字と、キーボード状の紫の光。

 

pipipi…

 

「セージ・タナカ…っと。」

そのキーボードを操作して、自分のプレイヤーとしての名前を入力する田中。

どうせ今日だけだからと、凝った名前は考えず、殆んど本名そのままを打ち込み、最後にEnterボタンを押す。

 

 

 

♪でけでけでけでけでけでけでんでん♪

 

『ユグドラシルの世界に ようこそ!

セージ・タナカさん!!』

「!!?」

すると、何とも縁起が悪そうなファンファーレと共に、白銀基調の全身鎧に真紅のマントを羽織った、騎士?が現れた。

白銀鎧の騎士。

普通のゲーマーの大半は、此処で聖騎士(パラディン)等のキャラクターを思い浮かべるだろう。

…が、目の前の男の鎧は色こそシルバーだが、正に刺々しいの表現相応しく、随所に鋭利な刺が付いており、その兜にも幾本の角が生え、仮面も髑髏を模したかの禍々しい造型。

寧ろ魔王である。

 

『我が名は うん=えぃ!

このサービス最終日の今日、態々 新規登録した物好きな貴殿に、最終日新規登録特別特典を授けし者!』

 

バサァッ…ビシィッ!

 

そしてオーバーアクション気味にマントを翻し、J〇J〇立ちの様なちポーズを構える男…うん=えぃ。

 

「………………………。」

やや引き顔なタナカを尻目に、うん=えぃは その、特別特典の説明を始めた。

その内容は要約すると、本来ならば かなりゲームをやり込まないと所得出来ない職種から種族、スキルやアイテム等を、初期(ニューゲーム)の段階で設定、所持出来るという物。

 

『因みに課金ポイント換算すると、ん100万円は越えますね。

これもゲーム最終日だからこそ!』

「………………………。」

うん=えぃ…ゲーム運営側からすれば、どうせサービス最終日に新規登録するユーザーなんて居ないだろうwww…的な考えだったのだろう。

だからこその大盤振る舞い。

 

『それでは残り時間、既に24時間を割っていますが、ユグドラシルの世界を堪能して下さい。

そして何時か、【ユグドラシル2】が出た時…その時は宜しくね♡』

…或いは、何時か配信する予定なのであろう、ゲーム続編に興味を持たせる為の大サービスか、その言葉を最後に、うん=えぃは姿を消す。

同時、田中の視界は切り替わり、初期設定画面へと移る。

 

「多っ!??」

そして その設定の選択肢の量に、田中は驚愕。

職種・種族は勿論だが、外観(アバター)…髪型は言うに及ばず、目、鼻、口、輪郭…そして身長や体格まで、細か過ぎる程に選べるパーツ数に、目を点にさせていた。

…結果、アバターから職種に種族、スキルや初期装備等、初期設定を全て完了させるのに、1時間以上を費やしてしまう。

名前は何も考えてなかったが、その他の項目の選択肢の幅に、ついつい拘りを見せてしまったのだ。

因みに外見だが、()()現実(リアル)の己の容姿を少しだけ若くした形で、完全に再現している。

最後にゲーム内に於ける禁忌行為…特にR-18的行為…等の簡単な説明を受ける。

そして、【用意はOK?】と目の前に浮かぶ文字(しつもん)に対して、『yes』にカーソルを合わせてクリック、ゲームスタートするのだった。

  

 

 

▼▼▼

「駆け出しプレイヤーが集う町、マハジリに ようこそ!」

全ての初期設定を終らせ、転位した先は、立派な外壁と門を構える町。

ゲーム最初の お約束なのか、いきなり その門の近くに居た人物が、田中…タナカに声を掛けてきた。

完全に説明な台詞に苦笑するタナカ。

 

「あれって、話し掛けても同じ台詞しか喋らないヤツか?」

そう思って今度は先程の、歩き去っていく人物…NPCの男に声を掛けると、

「…何か用か、兄ちゃん?」

振り返り、普通に応対してきた。

ある程度の会話は、可能な仕様の様だ。

 

「酒場…ね。

まぁ、基礎ちゃ基礎だな。」

そして『何かの情報が欲しいなら酒場に行けば良んじゃね?』という言葉に従い、タナカは町の酒場に足を向けるのだった。

 

≫≫≫

酒場に入り、中に居る人物…NPCに片っ端に声を掛け、情報を集めるタナカ。

得られた情報は、普通にゲームを進めた場合、次に訪れるであろう町の話や、マハジリの近くに在る洞窟の話。

そして酒場のマスターからは、現状でプレイ可能なイベント等の話。

曰く、『少し前から町の周辺で、本来ならば この地域には出現しない筈の、珍しい怪物(モンスター)が頻繁に現れる』らしい。

 

「アインズ・ウール・ゴウン?」

「そう。このユグドラシルで、最強で最凶で最狂なDQNギルドよ。

特にギルマスのアンデッドが、ヤヴェマジヤヴェガチヤヴェってもんぢゃあない。

尤も、今の時期こんな町で活動してる様な新入り君は、関わる事は無いでしょうけどね。」

そして この店の中、全員がNPCだと思っていたら、1人だけ自分と同じゲームプレイヤーが居た。

この魔法詠唱者(マジックキャスター)風衣装の女からは、ゲーム内でのトッププレイヤー等の話を聞かされたり。

その後も一通り、酒場に居る者から話を聞き、更には町往く人々からも得られる情報を全て得たと判断したタナカ。

 

「外は危険です。お気をつけて。」

そして いよいよ冒険とばかり、番兵の言葉を背に門を潜り抜け、壮大なフィールドに足を踏み入れた。

 

≫≫≫

「ケケケ…ユグドラシルに ようこそ!」

「グヘヘヘ…」

「ギャハハハ…」

「…………………………………。」

そんなタナカを、最初に待ち構えていたのは怪物(モンスター)で無く、同じゲームのプレイヤーだった。

 

「PK…プレイヤー狩りか。

さっき話は聞かされたけど、外に出て直ぐに出会すとはね…

もしかしなくても、町の出入口で張ってたよね?」

PK(プレイヤー・キラー)

名の通り、ゲームクリアで無く、他のプレイヤーを襲うプレイヤー。

多くはユグドラシルのゲーム難度に付いて行けず、通常クリアは諦め、他者のプレイ妨害を目的…趣味としている崩れゲーマーである。

タナカの前に現れたのは、その中でも最も質が悪いとされている、新人狩り(ルーキー・キラー)と呼ばれる者達。

早い話、弱い者苛め集団である。

 

「ま、今回は先輩様からの有り難い洗礼やと思うて、受け止めや!」

「今日でゲーム終了だから、次は無ぇけどな!」

「ギャハハハハハハ!!」

軽鎧に長剣…揃いの装備の3人が、タナカに迫る。

 

「おーらっ!」

 

斬!

 

そしてリーダー格と思われる男の剣、両手持ちの一閃が、タナカの肩口に振り落とされた。

 

 

 

≫≫≫

「ぐぐぐ…」

「がが…」

「う…ご…。」

「今日が最後ってのに、そんな真似だけの為にログインしてるなんて、在る意味 尊敬に値出来る暇人だな。

良かったな、もしも俺が今日ゲーム始めてなかったら、ずっと この場で時間を無駄にしていたぜ?」

数分後、タナカの前には倒れ蹲る襲撃者が。

彼等は揃って、ダメージから立ち上がる事が出来ない。

 

「テメェ…な、何でダメージ受けてねぇんだ…?」

「て、てゆーか、さっきのスキルも、レベル1で覚えられるもんじゃないだろーが!?

どんなイカサマチート使った?!」

自分達を返り討ちにした、タナカの強さを怪しみ、怒鳴り付けるプレイヤー狩り。

 

pi…

 

「おい、聞こえとるかクソ運営!

此処にイカサマしとるヤツが居てるで!

チートや!チーターや!」

そして直接にゲーム運営サイドと連絡を取る機能、GMコールを使用。

タナカの強さをデータの不正改造をした物と決め付け、運営側に報告しようとする。

端から見れば、襲撃失敗からの逆怨み、かなり情けない姿だ。

しかし、その運営からは、

『御言葉を返しますが、そちらのプレイヤー様は、不正行為を一切 至しておりません。』

「「「はぁあっ?!!」」」

この応え。

 

「【(`Δ´)】テメェ…一体、どんな裏技使いやったんだ!?」

ルーキー狩りの男達が怒り顔のアイコン表示と共に問い質す。

 

「裏技も何も…今日 新規ユーザー登録してみたら、最終日登録特典とかで色々と設定出来ただけなんですけど…?

因みにダメージ受けなかったのは、【高レベル物理完全無効】ってスキル、レベル1で攻撃力過多なのは、いきなり武闘家系の最上位職、【拳神(ゴッドハンド)】を設定したから?」

「「「【(`Д´)凸】ざっけんな!!!」」」

「【(≧∀≦)ゝ】てへ♡」

そして そのタナカの返答に、プレイヤー狩りは更に憤怒。

それは普通ならば かなりの戦闘経験を積まなければ、或いは かなりの金額を課金しなければ、得られない物ばかり。

それをいきなりニューゲームで、しかも無課金で所持出来たから、しかも結果、高レベルとは言わないが、それなりなレベルである自分達を歯牙にも掛けない強さになっていた…自分達の弱い者苛め行為は完全に棚上げ…からだ。

 

「ん~、これって やっぱり、昔からのプレイヤーからしたら、羨ましい事なの?

まぁ良いじゃん?どーせ最終日の今日、限定の話だし?

…って、ゆーかぁ、ねぇねぇ今、どんな気持ち?

集団で弱い者苛めしようとしてたら、逆に たった1人相手…しかも戦闘経験無しのレベル1に、手も足も出せずに敗けちゃったって、どんな気持ち?」

それを察してか、片膝を着いている相手に自分も身を低くして、下から掬い見上げる様な姿勢で煽る様にタナカが言葉を続けると、

「黙れや!」

「ぶっ死なす!」

「調子に乗んなよ、テメーッ!!」

その耐性が無いのか、ルーキー狩りの3人は起き上がり、再びタナカに攻撃を仕掛ける。

 

「「「うおおぉっ!」」」

怒りの儘に、大振りの構えで飛び込んでくる3人に、タナカは慌てる事無く戦闘姿勢(ファイティングポーズ)を取る。

そして『集中』『力溜め』『気合い溜め』『息吹き』『肉体凶器化』『反応加速』…これら複数のスキルを『時割』のスキルを使い同時に、瞬時に発動。

 

「でぇい!」

 

バキッ!

 

「が…っ?!」

 

シュゥゥ…

 

先ずは1人目。

斬撃を最小限の動きで躱すと、顎先目掛けてカウンターの掌打をお見舞い。

すると この男は体を粒子化して、この場から姿を消した。

ダメージ蓄積による、戦闘死亡扱いでの強制ログアウトだ。

 

「テメェっ!舐めた真似しやがって!!」

それを見た残りの内の1人が、仲間の仇とばかり、刺突の構えで突進。

それをタナカは先程同様に紙一重で それを避けると、

 

ズバァッ!

 

「ぐ…ぬねわぉ…」

浴びせ蹴りで踵を側頭部にヒットさせる。

 

シュゥゥ…

 

強制ログアウト2人目。

そして直ぐに体勢を整え、最後の1人、リーダー格の男を見据えるタナカ。

 

ボヮ…

 

その背後に、怒れる猛き獅子の姿が青白く浮かび上がる。

新規特典ポイントを消費して得た効果幻像(エフェクト)だが、

「「【( ;゚Д゚)】ひぇっ?!」

ちょ…ま、待て!ワイが悪かった!話し合おう!…な?」

その効果は覿面だった様だ。

プレイヤー狩りは漸く力量差を理解したのか、武器を投げ捨てると両膝を着き両掌を合わせ、許しを懇願するポーズを見せるが、

「いや…今更そりゃ無い…だろ?」

「な…何でやーーーーーーー!??」

 

グィ…

 

タナカは そんな男の申し出を笑いながら一蹴すると頭部を腋に捕らえ、その体を上下逆さ、縦一文字に抱え上げる。

 

ドスゥッ!!

 

「ギャーッ!?」

そして自身は後方へ背中受け身を取る形で倒れ込み、相手の脳天を真っ直ぐ地面に打ち付けた。

プロレスで云う、垂直落下式ブレーンバスターだ。

 

シュゥゥ…

 

これにより、タナカに ちょっかいを仕掛けてきた者は、全て この場から消え失せる。

戦闘敗退での強制ログアウト。

ユグドラシルでは この場合24時間、ゲームアクセスが不可になる。

つまり彼等のプレイヤー狩りを生業としていたユグドラシルの最後のプレイは、逆にプレイヤーに…しかもゲームを始めたばかりのルーキーに狩られての終了となった。

 

♪チャラチャーチャーラッチャー♪

 

「??!」

此処で、軽快なファンファーレがタナカの耳元で奏でられた。

どうやら今の戦闘で、レベルアップした様だ。

相手は、レベル1のタナカからすれば それなりに経験値を持っていた様で、一気に15レベルのアップ。

これによって、筋力や耐久、反応速度等のステータスが大幅にアップ。

更には武闘家としての新たな職業スキルを獲得出来たが、

「ん、微妙!」

それ等は全て、既に登録特典で得たスキルの下位互換な技能ばかりで、これにはタナカも苦笑。

 

ガサガサガサガサ…

 

そんな中、今度はプレイヤーでなく、怪物(モンスター)の群れが現れた。

そして その姿を見て、

「【(゚∀゚)】成る程。酒場で聞いた、珍しいモンスターって、コイツ等かよ!」

タナカは少し嬉しそうに呟く。

それは確かに、この一般的RPGからすれば、序盤に遭遇する事は先ず有り得ないタイプのモンスター。

 

「殺ぁって殺るぜぇっ!!」

タナカは その怪物の群れの中、その姿を人型から人外…異形へと変え、嬉々として突撃して行った。

 

 

▼▼▼

それから数時間後。

 

「巫山戯るなよっ!!」

 

ガァン…!

 

…場所は移り、マハジリから遥か彼方、ユグドラシル最深マップに在る迷宮・ナザリック地下大墳墓。

その最下層での広い宮殿内を思わせる一室で、立派な装飾が為された黒のローブを纏った人物が1人、声を荒げながら、巨大な円卓の天板を己が拳で打ち叩いていた。

その手は肉は無く、磨かれた白磁の様な骨の手。

いや、手だけで無く、フードから覗ける顔も、髑髏その物。瞳無き眼穴からは、赤い光が瞳の如く光っている。

種族・死の支配者(オーバーロード)

このアンデッド最強種の彼こそ、ユグドラシルプレイヤー達から()()()()()のDQNギルドと恐れ称される『アインズ・ウール・ゴウン』のマスター…名はモモンガである。

但し、最強と畏怖されたのも昔の話。

全盛期には41人居たギルドメンバーも、其々の事情でゲームから1人去り2人去り…今はモモンガ1人。

ゲーム最終日の この日、彼はゲーム内の掲示板に『最後は皆さん揃って語りませんか?』と呼び込んでいたが、それに応じて顔を出したのは只の1人。

その1人も、「明日は仕事が早いから…」と、最後の時を迎える前にログアウト。

仮想現実(ゲーム)より実生活(リアル)の方を優先させるのは理解している心算だが、それでも、『それじゃ これまで皆で、あれ程迄に盛り上げてきたのは一体何だったんだよ?』という思考も棄てきれない。 

 

「ハァ…」

溜め息1つと共に感情を無理矢理に落ち着かせたモモンガは、傍に控えていた数名のNPCを引き連れ、ギルド内の王の間に移動。

残された数分を玉座に座り、最期の時を待つ事にした。

 

「…………………………………。」

そんな時、彼の旁に立っている白いドレスを纏った、長い黒髪の美女と目が合う。

ギルドの王を補佐し、NPCを纏める役回りとして創造(せってい)された彼女は、無言で自分の主に微笑んでいる様に見えた。

 

「………………………。」

 

pi…

 

それは本当に、何となくだった。

モモンガは この美女…ナザリック守護者統括のアルベドの設定画面を開いてみると、 

「長っ…!」

その設定文の量に驚愕。

 

「そう言えば、このアルベドを創ったタブラさんは設定魔…ってゆうか、設定厨だったよなぁ…」

何やら思い出しながら、その設定文を丁寧に読み始める…なんて事はせず、その長い文章画面を一気にスクロール。

 

『因みに、ビッチである。』

 

「え゙…?」

そして最後の一文を見て、一瞬だが思考を止めてしまう。

その上の行に書き込まれている、『正に世の男性からすれば、理想の女性像である。』の文から察するに、この長過ぎる設定文は彼女をあらゆる面で優秀と説明しているのだろう。

…その締めの文章が、これである。

正に、上げて墜とす。

 

「い、いやいやいやいや、コレは流石に無いですよタブラさん!…って、あの人、ギャップ萌えでもあったよね…」

しかし改めて嘗てのメンバーの性格を思い出し、納得してしまうモモンガ。

そして再び物言わず微笑んでいるアルベドを見つめると、

「しかしアルベドって、見れば見る程…」

そう言いながら、設定に在った『因みにビッチである』の文字を削除すると、

「まぁ、最後だから良いよね!」

…と、一文程、新しい設定文を書き加える。

 

≫≫≫

そして その数分後、時刻は日付変更…即ちゲーム配信サービス終了を告げる、0:00を表示した。

 

 




 
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