鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました   作:挫梛道

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天使ギルドのキャラのモデルの、()()はドラクエ関連で。
大半…即ち、全てじゃない。
 



Did we do something wrong?②

◆パンドラズ・アクターside◆

スタタタタタ…

はい、現場のパンドラズ・アクターです。

この水晶城(仮称)、その造りだけは、ナザリック地下大墳墓に匹敵する広さを持っていますね。

しかし、広く、雅やかなだけ。

侵入者を想定した仕掛け(ギミック)

城の本殿に進入する条件に、少しだけ面倒な仕組みが施されている以外は、全くと言って良いほど、設置されておりません。

要所要所に武装天使を1~2人、配しているだけ。

ザル警備です。

宝物殿にも ほら この通り、簡単に入り込めてしまいます。

そして此の部屋に仕舞われているアイテムを全てチェック。

中には使えそうな物も、幾つか有りますか?

 

≫≫≫

…………………………………。

現在、ギルド長ソロの私室に忍びましたが、これは…

またと言いますか、もしかしてまだと表現した方が正しいのでしょうか?

…に、してもアナタ達、これ程の近くに忍んでいるのに気付きませんか?

いくら弐式炎雷様の隠密スキルが素晴らしいと言っても、少し鈍過ぎませんか?

そんなに集中しているのですか?

まさか、実は気付いてるけと気付いてないフリしてる…とかじゃないでしょうね?!

 

≫≫≫

「…様は、見つかったのか?」

「いや、城の何処にも、姿は見られない…」

「一体、何処に行かれたと言うのだ?」

現在、中央エントランス。

このギルドのシモベの大半は、天使型とエルフ型な様ですね。

他にも異形種も僅かですが、確認出来ています。

そしてプレイヤーですが、彼等の会話からして、ギルド長のソロの他に もう1人、此方の世界に やってきた模様。

しっかーし! その者は少し前、アインズ様とタナカ様がスレインでソロと邂逅した後辺りから、行方を眩ませているとか。

更に言えば、そのプレイヤーはエ・ランテル襲撃の指揮を執っていた天使の創造主な様ですね。

行方知れずなプレイヤー。

此れは凄く、貴重な情報です。

直ぐに、ん~アインズ様!…に御知らせしなければ!

 

 

◆パンドラside・了◆

 

▼▼▼

 

◆アインズside◆

パンドラズ・アクターから、《伝言(メッセージ)》で緊急の報告。

1つは、セラフィムのプレイヤーはソロと もう1人だと言う事。

但し、その もう1人は現在、行方不明だとか。

AOG(オレたち)と戦争状態になった事で逃げたか、それとも…?

それと、もう1つ。

奴等、今度はエ・ランテルだけで無く、魔導国内の複数の都市を、同時に強襲する計画を立てているらしい。

 

「連中、俺達は『悪のギルド』だから、それを誅するなら何をやっても善いんだとよ。

ゲームの理を、異世界(リアル)と一緒くたにするなっての。

自分達が今 、テロってるのを気付いてないのかね?」

それを聞いて、先輩が不機嫌顔全開で吐き捨てる。

そして その手順だが、前回の様な街の外で旅人や行商人を襲っての入れ替わり、内側からモンスターを喚び出して攻撃するで無く、今度は最初から大群で、街の外から直接 襲撃する心算だとか。

…ふん。前回の襲撃を省みて、現在 魔導国の警戒レベルは最大級に迄 上げている。

先ずは転移不可の結界を範囲(エリア)拡大して、外様が いきなり街の直ぐ其処に姿を現す事は出来ない。

街から少し離れた場所から、徒歩、或いは飛行して近付くしか無いのだ。

次に都市間を結ぶ主要な街道には警備のアンデッドを多数配置。

各都市にも防衛用ゴーレムを送り込んでいる。

更には魔導国として、国の戦士団の配備だけで無く、冒険者組合にも街の警備を依頼。

当然、報酬をケチったりは しない。

そして どの都市を何時 襲うかは、既に筒抜け。

迎撃体勢は万全だ。

それから最後、それでも危ないと判断した場合は、何時でもナザリックから()()()()()()を現地に飛ばせる用意も出来ている。

迎撃体勢は、万全だ!2回目!

  

 

◆アインズside・了◆

 

▼▼▼

魔導国第2の都市、エンリ・カルネ。

 

「怯むな!絶対に この化け物共を、街の中に入れるなよ!」

「「「「「「おおっ!」」」」」」

その砦門の前で、この街の魔導国警備隊、そして冒険者チームと、天使型モンスターの集団との戦闘が繰り広げられていた。

 

「くっ、数が多過ぎるるぞ!」

「うゎぁぁあん! カ、カヅアさーん!

このモンスター、一応は天使型だけあって、私の神聖魔法が全っ然 効かないんですけどー?!」

「えぇい、面倒です!此処は やはり私が、爆裂魔法で一気に…!」

「大馬鹿野郎! いくら お前でも この数を全滅させるのは、無理だろうが!

…で、魔力体力全部使っちゃって、その場で倒れる訳なの?馬鹿なの?

お前は頭脳明晰じゃなかったのかよ?このロリっ娘!」

「何おーーーっ?!」

そして その中心となっているのは、ユグドラシル・プレイヤーの子孫と思われるカヅア・サトウ率いる冒険者チーム『アクセル』…

 

「キミ達、今はケンカしてる場合じゃないだろう?」

「痴話喧嘩は後にしてよね!」

「…来るで御座る!」

「よーし、殺っちゃうよ~!♪」

「「痴話喧嘩じゃねーしぃ?」

        ありません!」

…で無く、この街 最強と言われる冒険者チーム『アルマジ』の面々。

メンバー全員が10代半ばの少年少女、そして全員が魔法詠唱者(マジック・キャスター)と云う、少しばかり異色のチーム。

チームとしての階位はミスリルだが、リーダーの少年はアダマンタイト、副リーダーの少年もオリハルコン。

他のメンバーも皆ミスリル級と、実力は本物。

 

「《爆炎波動(バースト・ウェイヴ)》!」

「《風精乱舞刃(シルフィード・ダンサーズ)》!」

「《雷神剣(ライデイン・カッター)》!」

 

ブジュゥォオッ!

 

その彼等の魔法によって、天使達は炎で焼き払われ、風で斬り裂かれ、雷に貫かれる。

  

「《聖盾(イージス)》!」

「《筋力増強(パワーズ・ライズ)》!」

 

バシュ…バキィッ!

 

そして天使が放つ聖属性の光弾は同じ属性の魔法壁で弾き、身体能力を魔力で高め、飛躍的に破壊力が増した拳で天使の身体を撃ち砕く。

 

太陽光圧縮閃熱砲(サンシャイン・レーザー)!!」

 

カァッ…

 

極め付けは強烈な太陽光の一撃。

天から光熱の帯が無数に降り注ぎ、其れ等を受けた天使の群は欠片も残さず その身を蒸発させ、消えていった。

 

「「「「「( ;゚Д゚)……………………。」」」」」

その規格外、桁外れの威力に、他の冒険者達や警備隊は、戦闘中にも関わらず、唖然と動きを止めてしまう。

 

「「「「「…え?」」」」」

それに対して彼彼女等は その自覚が無いのか、何故 皆が その様な反応なのか、イマイチ理解出来ていない模様。

 

「成る程…魔法特化のチームか。

偶然だが、私が この街に出向いたのは、正解だった様だな。」

「「「「「「!!!?」」」」」」

そして天使が殆んど全滅した このタイミングで、モンスター群の後方で構えていた、此の場の敵指揮官と思われる、日緋色の人影が動き出した。

 

「お…お馬さん?」

 

▼▼▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆タナカside◆

セラフィムに攻められている、エンリ・カルネの防衛がヤバイらしい。

鈴木の要請で、冒険者・獣神のタナカで無く、ナザリックのセージ・タナカとして、獣神皇(カイザー・ライオン)の姿で転移門(ゲート)を潜り、現場に来てみると、

「「「う…」」」

「「「うぅう…」」」

イケメンが2人と筋肉が1人。

それから、美少女が()…2人と、美幼女が1人。

この6人がボディがヒヒイロカネで作られた金属生命体(ゴーレム)によって倒され、今 正に止めを刺される直前だった。

 

「悪いな。選手、交替だ。」

その場に割って入り、其れを阻止。

 

「な…何で態々、美幼女とか区切るんですかぁ?

其処は美少女3人で、良くないですかぁ?!

…助けてくれたのは、有り難う御座いますぅ。」

…………………………………。

この前も思ったが、この世界のロリには、他人のモノローグを読む異能(タレント)が標準装備されているのだろうか?

 

「あ…貴方…は…」

「魔導国からの助っ人だよ。

よく、頑張ったな。もう、大丈夫だ。」

そして この這い這いな金髪ロリっ娘の訴えは無視(スルー)

チームリーダーっぽい血塗れの黒髪イケメンが、無理に体を起こしながらの話し掛けてきた。

それに心配無用と返し、この彼の隣に倒れている青髪の少女に

 

パサ…

 

「ぁ…」

治癒薬(ヒーリングポーション)(赤)を振き掛ける。

 

「動けるな?…後は任せるぞ。」

「は、はい!」

これによって全快した回復役(ヒーラー)の少女は、俺の『任せる』の言葉を理解。

自分の仲間の他、倒れた面々に魔法による治療を開始した。

 

「待たせたな。

それじゃ、戦ろうか?」

「…気にするな。如何に主の命と云えど、弱者を甚振るのは、やはり趣味に合わん。」

回復中に邪魔しないとか、コイツは この前のハゲと違って、多少は話せるヤツな様だ。

コキュートスみたいな武人系?

 

ザシャ…

 

そして俺が格闘の構えを見せると、敵も騎槍と盾を構えての戦闘姿勢に。

 

「名乗らせて貰おう。

我が名はシグマ!

セラフィムの騎士、シグマだ!」

「……………………………。」

これ、俺も名乗らないといけない流れだよな。

しかし、今の状況で『タナカ』は名乗れない。

知り合いが何人か居るし。

現実世界(リアル)だったら"田中"なんて名前、ありふれているから幾らでも誤魔化しが利くが、此方では そうは行かないだろう。 

 

「…ヤマダ、だ。」

m(_ _)m 世界中の山田さん、勝手に名前使っちゃって ごめんなさい。

 

「気を付けてください!

ソイツが持っている盾は、あらゆる魔法を跳ね返します!」

此処で、さっきまでダウンしていた金髪のイケメンBが叫ぶ。

助言感謝。…でも、俺は魔法は全然なんだから、余り関係無いんだよな。

しかし成る程。迂闊に魔法攻撃は出来ない…それでロリ1号(りえりん)は、攻めあぐねていたのか、元気な状態だったのか。

 

「貴方 今、凄く御無礼な事を考えてますよね?!」

…だから、脳内台詞に突っ込むなっての。

 

「それじゃ、行くぜっ!」

「参る!」

そして全身ヒヒイロカネ製、頭部が馬な騎士型ゴーレムとの一騎打ち(タイマン)が始まった。

 

≫≫≫

「五月雨突き!」

 

ババババババ…

 

シグマが光速の連戟を放つが、当然ながら所詮は手数と速さだけな、普通の物理攻撃だ。

俺には通用しない。

 

「くっ、雷光一閃突き!」

 

ズガアッ…!

 

…ならばと、今度は正確さと破壊力(おもさ)を重視の攻撃で来たが、やはりノーガードでも、槍の先端は突き刺さらない。

 

「相手が悪かったな。

俺に物理攻撃は、通用しない!」

「な…っ?!

レベル無視の、物理攻撃無効スキルなのか?」

はい、50点。

物理だけで無く、魔法や その他、あらゆる攻撃が無効の、絶対卑怯(チート)防御だよ。

文句はクソ運営(by鈴木)とやらに言ってくれ。

そして俺に痛み(ダメージ)を感じさせたいなら、関節技で仕掛けて来い! 

 

ぶぅん!

 

「…!」

そして今度は此方の攻撃。

ハイキックから裏拳の連打を、馬並み以上な跳躍で躱すシグマ。

しかし、それも俺の狙い通りだ。

 

バサッ…

 

雷鳳の鎧の附属品(パーツ)の翼を広げて飛翔。

 

ガシッ

 

「なん…だt」

シグマの()()以上の()()で、空中で そのヒヒイロカネのボディを背後で捕らえると、

 

ドガァッ!

 

「がはっ…!」

その儘 急降下のバックドロップで、脳天を地面に叩き付ける。

更には相手が立ち上がる前、右腕は両足で確とロック、左腕を両手でガッシリと掴んでからの、

「獣神鬼殺しーーーぃっ!!」

 

べキィッ!

 

「う…ぎゃぁあっ?!」

 

 

  

 

 

 

 

 

 

▼▼▼

 

◆続・タナカside◆

「だ・か・ら!そのヤマダ様と言うのが、凄く強くてカッコ良かったのですよ!

…技は地味でしたけど。

あの馬野郎の腕を文字通りにバキッて へし折って、厄介な魔法反射の盾を使えなくした所で、私達魔法詠唱者(マジック・キャスター)組に魅せ場を譲ってくれたのです!

そして最後は、爆裂魔法と超光子魔法の共演(コラボ)で決着!…って、聞いるんですか?」

翌日。

ネコ様大王国・仮店舗で、昨日の戦闘について熱く語る りえりん。

 

「聞いてるって。ヤマダ・サマが無双したんだろ?

…で、最後は りえりんとアルマジのリーダー君が、『お前等 少しは加減しろ!』って都市長に散々と説教されたんだよな?w」

「うぐぐ…」

言えないけどさ、そのヤマダ様って、俺だからな?(笑)

あぁ、カッコ良いって言ってくれたのは、有り難う。

そのパンケーキセット、奢ってやるよ。

…それと、地味って言うな。

 

 

◆タナカside・了◆

 

▼▼▼

 

◆アインズside◆

セラフィムによる魔導国同時襲撃から2日が経過した今日、奴等の拠点である浮遊島を調べていた、パンドラズ・アクターが無事に帰還してきた。

そのパンドラ製作の、浮遊城(ダンジョン)の内部マップや住人達について詳しく書き込まれた資料。

 

「成る程…成る程…!」

それを見たデミウルゴスは、早速に何か閃いた様だ。

 

「パンドラズ・アクターが浮遊城の各所に、転移先登録(マーキング)をしてくれています。

これにより、この広い城内各所、同時に此方から精鋭を送り、瞬時に畳み掛ける事も可能ですが、最初は敢えて… 

 




 
①【獣神】以外の冒険者チームは基本、カマセ、ネタ、オチ要員です。
②シグマ…シグマ(ダイ大)のイメージで
③『アルマジ』のモデルについては、説明不要?(笑)
 
次回『GvG(今度こそ)』
乞う御期待!
  
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