鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました   作:挫梛道

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①イザイヤ…イザヤール(ドラクエⅨ)のイメージで?
 
②…出しちまったwww(≧▽≦)ゞ
 
③小説独自設定、入ります。
 



置き土産

▼▼▼

『…様!聞こえないのですか?

お応え下さい!』

「~んだよ? 《伝言(メッセージ)》で大声出すなっての。」

『も、申し訳御座いません…お願いです!水晶城に戻ってきて下さい!

ソロ様も、それを望まれている筈です!

あのアインズ・ウール・ゴウンとの戦、力をお貸し下さい!

先程も、貴奴等の物と思われる襲撃を受け…』

「…ヤなこった。

先に あの超DQN集団にケンカ売られたってなら まだしも、テメー等が先に上等こいたんだろうが。

俺を巻き込むなよ。」

『しかし私達は、正義の為に…!』

「バーカ。それが間違ってるんだよ。

その正義とやらが通じたのは、()()()()()()で、連中を相手にしたからだ。

此方の世界では既に、此方の平和が築かれている。

アッチ基準でテメー等だけの勝手な正義、押し付けてんなって話だよ。」

『……………………。』

「分かるか? 今、お前達が…いや、ソロが行っているのは、聖戦なんかじゃねぇ。

只のテロだよ、テロ。

…てゆーか、何時の時代も、『聖戦』を掲げて戦争始める奴って、端から見れば、どう見てもテロリストだよな。

俺は、そんなテロ集団と同じと見られるのはゴメンだ。

尚の事、其方に戻る心算は無えよ。

そもそも、1500人で押し寄せても返り討ち喰らったんだ。

今のセラフィムだけで、奴等に勝てると思えたのが不思議でならねぇ。

天に座す水晶城には攻めて来れないと思って、舐めて掛かっていたか?

…って、攻め込まれたんだよな?

もう既に…いや、最初から詰み(チェックメイト)だったんだよ。

イザイヤ。お前も逃げるなら、今の内だぜ?」

『皆を裏切れと?!』

「堅物だな~?

誰だよ?そんなクソ真面目設定した奴は…って、俺かw

まあ、それが嫌なら勝手にしろや。

()()を置いといたのは、気付いてるだろ?

好きに使って良いから、後はテメー等で、何とかしてみろよ。

…話は終いだ。

2度と話し掛けて来んなよ。じゃあな。」

『お、お待ち下さい…あざ★ぜる様!あざ★ぜる様あ!?』

 

▼▼▼

 

 

◆タナカside◆

さて、浮遊城攻略メンバーだが…

 

・俺、ネコ様大王国の皆さん

・デミウルゴスと その直属の魔将3名

・コキュートスとリザードマンの皆さん

・アウラ&マーレ、ルプスレギナ、ハムスケ、アウラの魔獣が数匹

・セバス、ソリュシャン、シズ

・クライム、ユリ、ナーベラル

 

…人数バラバラだな?

こういう時って、バランス取って振り分けない?

セバスとクライムのチームに、此方のネコ様、何人か回した方が…

 

「即席チームで連繋が噛み合わない方が、逆に危険と判断しました。」

成る程。一応、理解はした。

 

≫≫≫

「しっかし こーゆーのって、本当に久し振りだよね~♪」

「そ、そうだね、お姉ちゃん!」

これから始まる戦闘の前に、余裕を…寧ろ楽しみで仕方が無いような顔をしているアウラとマーレ。

デミウルゴスやプレアデス達も、緊張している感は無い。

セバスは…普段から気を引き締めている感じで、今も変わらず。

コキュートスも…表情は読めないが、多分、同じく平常心だろう。

 

「……………………………。」

そんな中に約1名、明らかにガッチガチに緊張している人物が。

 

「どうかしましたか?クライム。」

「デミウルゴス様…」

そんなクライムに、デミウルゴスが声を掛ける。

 

「……ふむ。

そう言えばクライムは此方に来てから、大掛かりな戦争は初めてでしたか。

大丈夫ですよ。キミもナザリックの…アインズ・ウール・ゴウンの一員。

そしてアインズ様が戦闘参加の許可を出した。

ならば後は、アインズ様の期待に応えたら良いだけ…簡単な仕事です。

罷り間違っても、アインズ様の期待を…アインズ様に慧眼が無かった等と言う結果を、作ったりしない様に。

もしも、その時は…」

「………………!!」

余計な緊張(プレッシャー)、与えてんな!

 

「あぁ、それから…クライム?」

そして思い出したかの様に、話を続けるデミウルゴス。

 

「キミは既に、私達と同じ階層守護者になったのです。

故に私達の事も、呼び捨てで構わないよ?」

…おぉっと?

 

 

◆タナカside・了◆

 

▼▼▼

 

◆デミウルゴスside◆

パンドラズ・アクター達が、浮遊城に施した転移先登録(マーキング)

此れにより私達は6つのチームに別れ、城内を進む事に。

 

 

『今回は唯単に、城を陥落させるのが目的では無い。

城内の生きとし生きる者、全ての排除だ!

…とは言え、一応 挑戦者(チャレンジャー)として、向こうのルールに従ってやろではないか。

GvGらしくな。』

 

 

…とのアインズ様の言葉により、この浮遊城の攻略ルールに習う事に。

 

【浮遊城攻略ルール(パンドラ調査)】

城本殿を中心に、6方に聳える塔の最上階に設置されてある、6つの魔水晶を破壊。

それにより、部外者が玉座の間の扉を開き、攻め込むのが可能となる。

 

…成る程。パンドラズ・アクターやアルベドが、我々を6つのチームに振り分けたのは そういう事でしたか。

既に城の心臓部と言って良い玉座の間にも転移先登録(マーキング)はしており、いきなり其処を全員で押し入り占拠して墜とすと言う選択肢も有りましたが、城の全てを潰すという考え。

これは一見、余裕にも感じられますが実は真逆、アインズ様の真の本気が窺えます。

 

≫≫≫

…さて、現在 我々が登っている塔ですが、パンドラの報告通りな杜撰な防衛体制です。

先の恐怖公とエントマの奇襲により、戦力の大半を削がれたとしても、ザル過ぎです。

申し訳程度に配備した、天使型モンスターを相手にする程度…その全てを同行している憤怒・嫉妬・強欲の魔将だけで蹴散らし、私の出番は有りません。

 

ギギィ…

 

そして ある程度 階を昇った先、それなりに豪華な扉を開けてみると、

「き、貴様、ヤルダバオト!?」

おや?其処に居たのは、以前、タナカ様達に殺されそうになっていた処を、私が逃がしてやった天使…確か、イザイヤという名前でしたか?…ではありませんか。

 

「…はて? 悪魔(ひと)違いではないでしょうか?

何処かで、御逢いしましたか?」

「巫山戯るな!

仮面こそ着けてないが、そんな赤のスーツに銀の尾の悪魔、彼方此方に居てたまるか!」

ははは、それも、ご尤もです。

 

ダダッ…!

 

そして この天使、私の お惚けにも真面目に返すや否や、剣を手にして猛ダッシュ。

 

「ハァアッ!」

 

ガィンッ!

 

しかし これは、我が配下の魔将によって、受け止められます。

 

「ハッ!」「…ちぃっ!」

その間隙を縫い、《悪魔の諸相:鋭利な断爪》で造り出した爪剣での一撃を狙いましたが、これは躱しますか。

 

「…《天使召喚(サモン・エンジェル) 1st(ファースト)》!」

 

シュィィン!

 

そして下級天使(モンスター)の集団を呼び寄せて使役。

舐めていませんか?

今更そんなモンスター、幾ら数を揃えようと、役に立たないのは解るでしょう?

 

「ふん!更にはコイツだ!」

 

ドッドドッ!x2

 

『クェェエッ!』『ギュボモモッ!』

むっ!?

更に2体。

あれは…スキルによる召喚モンスターじゃない。

獅鷲獣人(ジャミラス)魔薔薇邪(ローズバトラー)…上位のカキンガチャ・モンスターですか。

…しかし それでも まだ、少し役不足ですよ?

 

「…そして、これなら どうだ!

《配合》!」

 

ババッ

 

「…なっ?」

ですが、イザイヤは私の思考を読んだのか、不敵な笑みを浮かべると、呼び出した2体のモンスターに向けて魔力を開放。

 

「こ、これはっ?!」

 

ずぶぶぶ…

 

すると この2体…獅鷲獣人(ジャミラス)魔薔薇邪(ローズバトラー)が身を重ね…融合を始めた?!

 

バシュッ!

 

その間も武器や魔法で、我々に攻撃を仕掛けてくる召喚天使。

成る程。この天使共は、あの時間稼ぎ役でしたか。

 

「ふはははははは!

流石のアインズ・ウール・ゴウンも、《配合》と《邪配合》のスキルは知らなかった様だな!」

「《配合》…そして、《邪配合》ですと?」

「ユグドラシルには まだまだ、上位のプレイヤーにも明らかにされていない、未知の技能(スキル)が沢山在るという事だ!」

ほう?それは、新情報。

アインズ様に報告せねば。

 

『グゴォォオッ!!』

「な…!?」

そして2体のモンスターは、その《配合》とやらを終え、1体の巨大モンスターに。

見た目は四本腕に尻尾は蛇。

それに髑髏の首飾りを提げた、巨翼を持つドラゴン型?のモンスターですが…

 

ぶっおおおぉぉぉっ!

 

「………!!?」

コイツが いきなり灼熱炎を、しかも尻尾の蛇も、猛毒の霧を吐き出した!

これにより、このフロアは一瞬で毒渦巻く火の海に。

先に呼び出した天使(モンスター)も、これに巻き込まれて全滅。

魔将は…防御して無事な様ですね。

元々に炎は兎も角、毒等 効きませんし。

 

「あのデカブツは、貴方達に任せて良いですね?」

 

コクン…バッ!

 

私の言葉に3人の魔将は頷くと同時に散開、この巨大モンスターを取り囲みます。

そして私は当然、それを呼び出したイザイヤに爪剣を向ける。

 

「どうしました?

まさか、自分自身で戦うのは苦手ですか?」

「舐めるなよ、悪魔ぁっ!」

 

カッ… 

 

私の挑発に、この天使は顔中に太い血管を浮かべての怒りの形相。

手にしていた剣を投げ捨てると、額に封印していた?第3の眼を開き、そして空間(アイテム・ボックス)から別の大剣を取り出した。

ふむ。黒を基調(ベース)に金の装飾が為されている、中々に立派な剣です。

 

「それは…?」

「ふん!知りたいか?ならば教えてやろう!

これこそ我が創造主あざ★ぜる様が考え造り出した、最強の魔剣!

その名も閃光と暗黒(ブレイザー・シャイニング・)の龍絶剣(オア・ダークネス・ブレード)だ!!」

私が剣について問うのを期待していたかの様に3つの眼を輝かせ、嬉々誇らし気に剣を説明するイザイヤ。

 

「覇ァッ!」

 

ボッ!

 

そして再び体から魔力を放出すると、それに呼応したのか、その閃光と暗黒(ブレイザー・シャイニング・)の龍絶剣(オア・ダークネス・ブレード)から、白と黒、2本の…あれは剣氣ですか…が現れて龍の形となり、イザイヤの身体に纏わり憑く。

左右の肩からドラゴンが頭を出している その様子は、まるで3本首の異形天使。

明らかに()()()()()()()()()()のが、分かります。

…が、今 一番問題なのは、あの閃光と暗黒(ブレイザー・シャイニング・)の龍絶剣(オア・ダークネス・ブレード)

如何にもアインズ様が好まれそうな、あの魔剣…あれを如何に破壊する事無く、あの男を斃し持ち帰るか。

これに尽きます!

 

≫≫≫

「でぇいゃっ!」

 

ボボゥッ!

 

このイザイヤ、あの三ツ目の影響か、それとも大剣のチカラか、以前の戦闘を拝見した時と比べて、確かにパワーアップ(笑)しています。

特に剣から放たれる、光と闇の波動。

闇は兎も角、光の波動は悪魔種の私としては、相性的に少しだけ厄介です。

しかし、私も接近戦より距離を空けての魔力戦の方が、得意なのですよ?

 

「《獄炎の壁(ヘルファイヤー・ウォール)》!」

 

ブボォゥヮッ!

 

「ぬぉっ!?」

しかし それも、絶対脅威には及ばない。

そして逆に私の闇属性の魔法は、かなり有効な模様。

これは耐性(レジスト)の違いでしょう。

それと()()()()()()が、確実に現れているから…ですね。

 

「ハァ…ハァ…」

「おや?どうかなされましたか?

かーなーり、疲弊されてる様子ですが?」

「だ…黙れ…!

貴様…俺に、何をした?!」

おやおや。漸く、この小細工…自身の身体の違和感に気付きましたか。

良いでしょう。種明かしの時間です。

 

「実は この部屋に入った時から、アインズ様から授かっていた このアイテム、【退化の歯車】を使用していたのですよ。

当然 私達は別のアイテムで、対策済みですがね。」

 

サ…

 

「な…んだと…?」

懐から取り出した掌サイズの琥珀の小箱を見せると、愕然とした表情を見せる、三ツ目の男。

このアイテムの効果は、知っていましたか。

【退化の歯車】。

それは発動させると一定時間特定範囲で、その場の者全てのレベルを敵味方の区別無く、徐々に下げていくと云う、アインズ様曰く『ぶっ壊れゴミアイテム』。

しかし、イザイヤは知識だけ。

プレイヤーと違い、NPC(シモベ)である この男にはアイテム対策等は発想に無かった…

ユグドラシルから この世界に転移して日も浅いからか、GvG等に於ける基本戦術を教わる機会も無かったのでしょう。

余所のギルドに挑むなら、それは上の者が配下に真っ先に教え、心得させる事でしょうに。

主が無能…ですか。

その点だけは、同情してやっても良いですね。

 

『ぐぎぐゎゃぁ…っ』

 

ばたぁん!

 

「な…にぃ…っ!?」

そうこうしている内に、あの配合モンスターとやらも、魔将達に討たれたみたいです。

巨体が大音と共に前に のめり込む様に倒れ、そして消滅しました。

あの巨大モンスターも、普通に戦えば それなりな強敵だったのでしょうが、【退化の歯車】の効果には逆らえなかった様です。

 

ザッ…

 

「………っ!」

そして恐らくは人間の強者程度に迄レベルダウンした男を、私達4人で囲む。

はっきり言って詰みです、投了です。

 

「まだだ! まだ俺には、あざ★ぜる様から授かった、この魔剣が有る!

吼えろ! 閃光と暗黒(ブレイザー・シャイニング・)の龍絶剣(オア・ダークネス・ブレード)ォッ!!」

 

ゴォッ!

 

しかしイザイヤは、それでも敗けを認める事も命乞いもしない。

大剣を振り翳すと、その刀身から2体、そして最初から身に憑けていた2体、合計4匹の剣氣の龍を、我等4人に1匹ずつ飛ばしてきた。

 

シュ…

 

「あ…ぁあ…」

しかし それも本来ならば強力な一撃だったのでしょうが、レベルダウンにより弱体化した攻撃は、躱す価値すら無い軽い物となっており、私達の身体に傷1つ負わせる事無く、霧散しました。

 

「ヤルダ…バオトォオッ!」

 

ダダダッ…!

 

それでも戦意を衰えさせず、大剣を構えて私に対して距離を詰めてくるイザイヤ。

 

「跪きたまえ!」

「…??!」

 

カク…

 

此処でスキル、《支配の呪言》を発動。

大幅にレベルが下がっている事も有り、イザイヤは これに抗う事も出来ず、突進を止めて膝を落とす。

 

「元より この城の者は皆殺しとされていますが、魔導国を直接に攻撃してきた貴様だけは、特に赦せません。

覚悟するのですね。」

「ふっ…国の人間を殺したのが、そんなに赦せないのか?

随分と お優しい、悪魔様だな?」

「…その剣で、己の腹を割きたまえ。」

 

ザクッ!

 

「ぎゃぁあああぁっ?!」

………………?

何を言っているのですか?この男は?

…いえ、ある意味、間違ってもいませんか。

確かに下等生物(にんげん)が幾ら死のうが殺されようが、それは知った話では有りません。

しかし、魔導国の人間ならば、話は変わってきます。

魔導国の人間…いえ、人間に限らず、あの国に生きる全ての存在は偉大なる魔導王…即ちアインズ様の所有物!

それを断り無く破壊(ころ)した…奪ったのだから、万死に値する。

唯、それだけの話ですよ。

…もう少し嬲っても良いのですが、余り調子に乗ると、万が一…奇跡の大逆転が起きかねませんので、終わりにしましょう。

 

 

「それでは次に…いえ、最期に その剣で、自らの首を斬り落としなさい。」

 




①ジャミラスxローズバトラー=シドー
DQM(モンスターズ)ネタです。
 
②前書きでも触れましたが…出しちゃいましたw
 
③あざ★ぜる…モデル説明は不要ですよね?必要ですか?(笑)
 
④【退化の歯車】…小説オリジナルの神器級(ゴッズ)アイテム。
箱の蓋を開ければ、中には大小様々な歯車が埋め込まれており、ゆっくり動いている。
特性は本編通り。
ゲーム内での属性は時間系に分類されており、スキルやアイテムによる時間系の対策を備える、或いは世界級(ワールド)アイテムを所持する事で、効果は無効化される。
ユグドラシルでは時間系対策は常識とされており、活用の事例は少なかった。
…な、設定で。
 
⑤サブタイ…最初は『EvE(Engel vs Evil)』って考えていたけど、よく考えてみたらEngelじゃなくて()ngelじゃねーか!(笑)
…そんな訳で、この先のサブタイ、全部『〇v〇』で進める予定だったのが中止だよ!(泣)
 
次回『DvD(…の予定だった)』
乞う御期待! 
 
 
⑥今回のオマケ画像(笑)
【挿絵表示】

感想よろしくです。
 
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