鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました 作:挫梛道
♪塩酸しめじヒラメ出目金♪〇代!♪
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◆アインズside◆
色々と話題になっていたパワードスーツは、女性陣の活躍で、片付いた。
これは、相性の勝利だったな。
これで残すは、大ボスのソロ1人のみ。
『シン…シア…?』
そのソロだが、恋人?のエルフが斃された事で、一瞬 茫然としたが、
『貴様等…よくも…!
絶対に、絶対に赦さんぞ!!』
ブォッ…
『『『『『うぐぉっ!?』』』』』
憎悪・怒りの形相で強烈な真空波を放ち、自身を包囲していた男性陣を吹き飛ばすと、
『召喚ッ!』
ボォオオッ!
喚んだのは、全身を紅蓮の炎で身を纏った巨大な鳥…
『上等だ!掛かってこいや!』
真空波に飛ばされた(ダメージは無いだろう)先輩が逸速く起き上がり、迎撃の構えを見せるが、
『クェェッ!』
そのフェニックスは先輩を無視するかの様に、ソロに向かって一直線の急降下、
ドスッ…グボォオオオオッ!!
『…っ!』
その儘、ソロに直撃すると大炎上。
巨大な火柱となり、次第に消えていった。
誤爆か? いや、違うな。アレは、恐らく…
◆アインズside・了◆
≫≫≫
◆タナカside◆
「ガァァアッ!」
ドッドッドッドッ!
「ぐっ!」「チィッ!」「ググム…」
あの火の鳥の誤爆?の後、ソロは狂った様に、デカい魔法を連発してきた。
「クッ、タナカ・バリアーでも、全てを防ぎ様は…」
その表現は止めろ!
「「「きゃぁあっ!」」」
しかし、ベートの言う通り、広範囲の魔法攻撃は、あのロボットを倒し、此方に合流した女性陣にも被害が飛んでおり、
「出よ! 光の眷属よ!」
シュィィィイ…
またしても、モンスターを大量召喚。
見た目から察するに、最上級天使な様だが…
「それは いい加減に、飽きました。
もっと他に、芸は無いのですか?」
天使が聖光のビームを乱打させる中、それが弱点なのを構わず、デミウルゴスがソロに特攻を仕掛ける。
ジャキ!
流石はナザリック知恵者3巨頭の一角。
あのソロが、接近戦を得意としないのを見切っている。
爪を延ばし、1本の大剣の様に揃えての斬撃を繰り出す。
それはタイミング的に
「《
ピキィッッ!
「な、何と?!」
ソロは咄嗟に、防御系の魔法で それを凌いだ。
「馬鹿ナ!? 1対多数ノ状況デ、アノ魔法ヲ…ダト!?」
「有り得ませんな!」
コキュートスやセバスが、天使に攻撃しながらも、何やら呟いている。
しかし、それも仕方無いだろう。
あの魔法は、云わば俺の
確かに あらゆる攻撃を受け付けないが、自身も全く動けなくなる…殆んど意味を持たない、俺から言わせたらネタ魔法だ。
魔法解除されるタイミングは予想出来るから、その時に集団でフクロにしたら、もう それで終わりだ。
「フン!
「ストップです!コキュートス!」
そして、その完全防御に対して唯一?有効なスキル、"凍てつく波動"をコキュートスが発しようとした時、デミウルゴスがそれに「待った」を掛ける。
「これは とても…良い
ずずす…ガシッ!
「キェェエィ!」
ガァンッ!バキッ!ドガッ!
そして魔法で自分の右腕を体回り位に筋肥大させると、動けないソロの足を掴み、それを鈍器の様に振り回して天使を攻撃し始めた!
「200年振りですな…」
それを見たセバスがボソリ。
つまり、デミウルゴスは以前も敵さんを鈍器代わり(…しかも多分、普通に生身で)に振り回した事が有る…と。
やべー。何か凄く酷い画が浮かんだぜ。
◆タナカside・了◆
≫≫≫
◆シズside◆
デミウルゴス様が敵のリーダー自身を武器にして、敵モンスター攻撃中。
「い、いい加減にしろ!《
ゴォッ!
「ぅお?!」
その途中、硬化が解け、デミウルゴス様に雷撃魔法を浴びせる敵。
至近距離からの それは、デミウルゴス様も回避出来ず、掴んでいた足を放してしまう。
「……!」
「「???」」
ダダダッ!
そして敵ボスは周囲を見渡すと、一瞬 目が合った私…と(隣に居た)
バガッ!
「が…?!」
「…何をやっているんだ、テメーは!」
「「タナカ様!」」
しかし、その間に素早く割って入った、タナカ様のカウンターのヤク〇キックが炸裂。
「情けないヤツだな。
わざわざ小さいのを狙って、人質にして逃げようとしたか?」
私達を庇う様に前に立ち、冷たく話すタナカ様。
「ふっふふ…違うよ。
お前なら間違い無く、こうすると この間に飛び込んでくると、確信してただけだよ!」
ガシィッ…
「お前?」
すると敵リーダーは不気味に笑うながら、タナカ様の頭を両手で鷲掴みして、魔力を集中。
…は良いけど、
「つま先…」
「…思いっきり浮いてますね。」
170㌢程度の身長で、
「…テメー、まさか??!
俺には
「…しかし、他の連中は、どうかな?」
「…お前等、俺の後ろに回れ!早く!」
「「「「「「タナカ様?!」」」」」」
バサァッ!
しかしタナカ様は慌てた様に鎧の
「…《
チュッドドォーーーーッン!!!
…直後、暴走した魔力による大爆発が起きた。
≫≫≫
…約10秒後。
魔力の奔流が鎮まり、周りを見れば、壁や天井は完全に崩れ、床も私達…いや、タナカ様の後方だけが、
「で、デミウルゴスさん!デミウルゴスさんん~?!」
「大丈夫…では無いですね。
情けない話ですが、ダメージが大き過ぎる様です。
マーレ。回復を、頼めますか?」
「は、はい!《
この惨状、私達全員が、無事に退避出来た訳じゃない。
回復役を優先させる様に、デミウルゴス様は避難が間に合わないと判断したマーレ様を後ろから安全圏へと突き飛ばし、その行動の分だけ、御自身が遅れ、爆発に巻き込まれてしまったのだ。
幸いにも最悪は免れて、マーレ様が治療をしている。
「…………………。」
同じく退避が遅れたセバス様も、内気功で自己回復している。
「ケッ!結局 最後は自爆…それも完全に外すって、とことん情けない雑魚だったな!」
「「それ、フラグ。」
だから!」
タナカ様子分①の台詞に、私とタナカ様の言葉が重なった。
◆シズside・了◆
≫≫≫
◆タナカside◆
グボォオオオオッ!!
「「「「「「……??!」」」」」」
『クェェッ!』
そして それは巨大な鳥となり、天高く飛翔し、その姿を消す。
さっきの誤爆の、巻き戻しみたいな光景だった。
ムク…
そして何事も無かった様に、起き上がるソロ。
…成る程、そういう事ですか!(©デミえもん)
つまり、あの不死鳥は、事前の予約蘇生みたいな魔法だった訳だ。
「…で、どうする気だ?
単に、振り出しに戻っただけだ。
同じ
「………………………。」
ザザ…
前衛後衛に別れ、全員でソロを包囲。
「さあ、最高にデカい一撃を喰らって楽に死ぬか、集団で大技連発喰らって死ぬか、体中の関節ベキベキになって死ぬか、好きなヤツを選べ!」
「「「( ;゚Д゚)?!!!」」」
俺の台詞に、数名が何かを思い出したのか、青い顔をしてるが、それはスルーだ。
『…いや、最後はトップ同士の衝突だろう。』
「「「「「「!!!?」」」」」」
そんな中、何処からともなく低い声が。
ヴォン…
そして俺達の前に開かれる転移門。
「…真打ち登場だな。」
其処から姿を見せたのは、大仰な黒いローブを着込んだ骨だった。
「「「「「アインズ様!?」」」」」
「この前振りだな、【セラフィム】のギルドマスターよ。」
「も、モモンガァッ!」
唐突な登場にデミウルゴス達が驚くが、鈴木は それを気にせず、ソロに話し掛けると、相手は まるで家族の仇にでも会った様な顔を浮かべ、鈴木に斬り掛かる。
ガィン!
「大丈夫ですか?あいんずサマ?」
それは俺が受け止めたが、
「うむ…って、何だか発音が微妙に可笑しいが…先輩、もしかして怒ってます?」
…と聞いてくる鈴木君。
「別にぃ~?
俺が出発前に言ってた、『王様ってな、最初は自陣で ずでんと構えてりゃ良いんだよ。』…てのを無視して のこのこ顔を出してきた事になんて、全然キレてないし~?」
「いや、だからアレは『最初は』…でしょ?
今は もう、
必死に自己弁護な鈴木。
「…さ、さて、そんな事は、どうでも良い。
【セラフィム】のマスター、ソロよ。
貴様の行った愚行…
スレインの罪人共への施しは、あの者達が との様な者だったかを知らずの事として、不問にしてやろう。
但し、その後の魔導国への襲撃。
そして何よりユグドラシル時代、ナザリック地下大墳墓への襲撃…その呼び掛け、扇動の落とし前は、着けさせて貰う!」
おお。ソロに如何にも…な台詞をぶつけて、誤魔化しやがった。
まあ良いよ。勘弁してやるよ。
◆タナカside・了◆
▼▼▼
「………………………………。」
ソロは、少しだけ焦っていた。
ユグドラシル運営の最後のクソ案とも言える、初心者サービスを受け、殆んど無敵と化している
そんなプレイヤー2人、そして その
普通のプレイヤーなら、孤立した現状に全てを諦め、降伏宣言しても不思議では無い。
「だが、まだだ…!」
しかし この男は、決して まだ折れていない。
仮にも一時期は、ユグドラシルでランキング1位に座した事のあるギルドのトップだ。
そのランキング特典で得た…単なるランク上位ギルドの
そして…
あのモモンガは、所詮は
聖属性や火炎属性で攻めれば、問題無い。
そして あのタナカとかいう男も、如何にクソ運営のチート設定を受け取ったと言っても、絶対に何かダメージを与える術が…斃す方法が有る筈だ!
何よりもアイツ等は
そして僕が正しい
だ・か・ら、この僕が負ける筈が無い!
…正否は兎も角、己の信念の基、自分の勝利を疑っていなかった。
「…で、どうするかね?
私としては、一騎討ちに応じても構わない。
それで万が一にも、お前が勝った場合は、残る者達全員をこの場から退がらせ、今後は お前から手を出さない限りは、此方も手を出さない事を誓おう。」
その中、アインズがソロに
「誰が!巫山戯るな!…《
カァアッ!
「「「「「????!」」」」」
それに対する、ソロの応えは『否』。
ダメージこそ無いが、眩い光を発する魔法を全方向に放ち、
ダダダッ…!
「あっ!」
「逃げたっス!」
その目眩ましの隙に、玉座の裏側、カーテンを捲った先の階段を掛け上がっていった。
≫≫≫
ソロが階段を上った先。
その小さな部屋に置かれていたのは、3つの台座。
その1つには、不気味に光を放つ麻雀の白牌の様な物が13ヶ程 並べられ、その1つには、古めかしい造りの1振りの長槍が。
そして中央の台座には、白から黒へグラデーションする模様の、卵が置かれていた。
「は…ははははっ!」
その卵を見て、ニヤリと嗤うソロ。
「あざ★ぜるサン、
これで終わりだ、モモンガ!アインズ・ウール・ゴウン!!
はは…あっはははははははっ!」
まるで壊れた様に笑うと、ソロは13の白牌をその配列を崩すかの様に床にバラ撒けると同時に、槍を自身のアイテム・ボックスに仕舞い込む。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
それが原因なのか、突如 城が地震に遭ったかの様に揺れ始め、崩壊を起こし始めた。
「ソロ!」
「貴様、何をした!?」
丁度 其処に、アインズとタナカが駆け付ける。
「何をした?
さあ?単に この城を創っていた
尤も、それが理由で、この城は崩れ落ちるのが確定だけどね。」
「貴様…!」
「良いのかい?
君達の お仲間さん、皆が飛行能力を持ってる訳じゃないだろ?
この高さから落ちたら、死んじゃうんじゃない?」
ギリ…
「私が言うのも何だが、貴様…最悪だな…!」
勝ち誇った様に嗤うソロに、アインズが歯を軋ませる。
「《
既に察しているだろうが、直に この城は崩れ落ちる!
飛行手段を持たない者の、フォローを頼むぞ!」
『既に万端で御座います、アインズ様。』
そしてデミウルゴスに《
「ふふ…逃げる用意は、早いみたいだね。
面白いよ。決着は
…《
「……《
そしてソロとアインズは飛行魔法で、タナカも鎧の翼を広げて飛翔、崩れる城から脱出した。
▼▼▼
◆タナカside◆
「全員、無事だな?」
その後、水晶城は その土台である浮遊島諸共に崩壊。
その下の砂漠に崩れ落ち、砂の中に沈んでいった。
魔導国の面々は、ある者は自身の翼で、ある者は飛行魔法で。
また ある者は飛行能力の有る魔獣を喚び出して その背に乗り、ある者は重力操作の魔法で静かに着地する等して、難を逃れていた。
「ふん、流石だよ…と言っておくよ。」
「その意味フな自信は、何処から沸いてるんだ?」
そして今、ソロを全員で囲んでいるのだが、未だに勝ち気な態度を崩そうとしない。
それはハッタリか、それとも まだ、何か仕込んでいるか…
「勘違いするなよ。
お前達の相手は、僕じゃない。
ス…
「「「「!!?」」」」
そう言ってソロが夜空を指差すと、天に太陽の様に光輝く球体が現れた。
それにより、辺りは昼の様に明るくなる。
シュゥ…
そして その両脇に、小さな堕天使?が4体程 姿を見せたと思えば、
『『『『♪Estuans♪interius♪ira♪ vehementi♪
♪Estuans♪interius♪ira♪ vehementi♪』』』』
いきなり
ズズズ…
更には その歌声に呼応する様に、光る球体は変形を開始。
「な…」
「何と…?!」
「ははははは!驚いたかい?
これこそ我等【セラフィム】の最終兵器!
ギルド随一の研究家、あざ★ぜるサンが創った究極天使だよ!」
全員が驚愕。
其処に現れたのは、長い銀髪の(認めたくないが)
但し、その右腕は黒い翼。
そして下半身は無数の白い翼を集合させた様な、異形の天使?だった…!
次回、決着!乞う御期待!!