鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました   作:挫梛道

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m(_ _)m
今回の辻褄を合わせる為、第8話(他)を少し修正しています。
 



大勝利!!

◆アインズside◆

え゙っえぇぇーーーーーーーっ?!

どうして先輩がダメージ…それも結構な大ダメージ受けてるっぽいんですけど?

 

「クハハハハハ…フハハハハハ…!

これがダメージを受けるという感覚、痛みか?」

言うてる場合ですか!?

基本、先輩って、関節技以外は、ダメージ無しな筈じゃ?

確かに以前、色々と試してみて、例外とかも有りましたけど?

 

検証①

怖い系…ホラー映画を見せてみると、一瞬ビビったぽいけど、直ぐに精神安定した感じ。実質効果無し。但し、ユリの『頭ポーン』はダメらしい。

それから恐怖公、というかは、普通に平気。でも、エントマが召喚した蟲の大群は、何故かダメ。

 

検証②

激辛料理…某メーカーのインスタントの激辛焼きそば(レベル鬼)と、同コラボのポテチを、普通に美味しそうに食べやがりました。

 

検証③

アルコール…全く効かず。デミウルゴス、セバス、コキュートス、パンドラを纏めて潰せる豪傑!

「翌日の鈴木君は、凄く怖かったです、まる」

 

検証④

動物系ドキュメント動画…号泣(笑)

ついでに『かけそば』でも泣いた。『蛍○の墓』に到っては、途中ギブアップ。

 

検証⑤

擽り系…普通に笑う程度

 

検証⑥

テーブルの脚角に足の小指打った…死ぬほど のたうち回って悶絶してた(爆)

「ふじこふじこ」

 

検証⑦

足裏マッサージ…検証役のニューロニストに、声にならない声で泣いて謝ってた。

「ふじこふじこ」

 

検証⑧

お風呂…バラエティ番組に出ても、視聴者的に全然 面白くない高熱耐性。ついでに熱々鍋料理も同様。

「おら、さっと押しやがれ!w」

 

検証⑨

耳元でメガホン越しに『わっ!』と言ってみた…思いっきり殴られた(泣)

 

検証⑩

肌にガムテープ貼って、じわじわと剥ぐ…普通に痛がってた。

「一気にやれ!(怒)」→殴られた(涙)

 

検証⑪

河豚等の毒…「ウメーウメー」

 

検証⑫

嗅覚系攻撃…そもそもユグドラシルは現実(リアル)の電脳法関係で、嗅覚に訴える攻撃スキル等は無かったから、普通に考えて悪臭等の耐性は並みと判断。

とゆーか、この先輩 何処から持ってきたか、○ュールストレミングを地下で開けようとした時は、皆で必死で止めた。

…とゆーか!誰だよ、あんなのナザリック内に持ち込んでたのは?!

どーせ、るし☆ふぁーサンだろうけど!

  

…等々。

他にも、戦闘関係…魔法やスキルとは無関係な部分…弱い面が有ったり。 

兎に角、だ。

今は何故、先輩がダメージを受けたのか…それを分析しないと。 

敵が使ったのは《暗黒重力子弾(ダーク・グラビドン)》。

一応、実行にはMPを消費するが、分類的には重力系()()()に該当する攻撃。

効果範囲内の敵の、『現状HPの1/3を削り、更に其処から【1~[現HP-1]】の乱数(ランダム)ダメージを与える』…だと?

ま、まさか?

現在のナザリックには俺を含めて、割合や乱数系の攻撃手段を持つ者が居なかったから試せなかったが、先輩は割合とか乱数とか固定等の『そっち系』の攻撃は、普通に効く?

今回の場合、割合ダメージは重力属性だから無効化出来ただろうけど、その後の乱数ダメージは魔法でも物理でも、そして吐息(ブレス)系等でも無い無属性攻撃だから、卑怯(チート)防御を通り抜けてダメージを与えたって事か?!

これ、多分、正解だろ?

ヤバいじゃん?

今も先輩、その乱数ダメージで、結構な()()()を引いたみたいだし、下手すりゃ もう1回、同系の攻撃受けたら死んじゃわない?

この人、回復系魔法も弾くんだよ?

 

 

◆アインズside・了◆

 

≫≫≫

 

◆アルベドside◆

『絶対防御』の筈の、セージ様がダメージを負われた件。

アインズ様御考察の、『割合』『乱数』『固定』によるダメージという言葉が、私には どういう意味かは理解に至らない。

…が、兎に角それが、セージ様が さぶみっしょん以外で、ダメージを受ける可能性の有る攻撃だとか。

いえ、そんな事より問題は、セージ様が貧相貧乳猫娘の召喚獣の回復魔法を弾き、回復不可な現状。

しっかーし!これも小さき問題。

セージ様がの絶対魔法防御が、回復魔法すら受け付けないのは、かなり前から判っていた事。

はぁ?絶対防御だから、回復手段は必要無い?

事実!今!それが必要な状況と、なっているでしょうが!

200年前、我々が この地に足を踏み入れた時、アインズ様は仰有られた。

 

物事は常に、最悪を想定しろ。

現実は常に、その斜め上を行く!

 

…と。

今が正しく その時!

ふっふっふ…だからこそ、私は用意していたわ!

治癒用のポーション(最高級品)を、

 

ス…

 

この胸の谷間(なか)に!

 

「タナカ様、タナカ様?!」

解析(アナライズ)。タナカ様、残存HP、7。…結構 危ない。」

猫娘(と、シズ)が心配そうにセージ様に寄り添ってますが、お退きなさい!

其処は妻である、私のポジションですよ!

そう!私はセージ様の、(つ・ま)

はん♡はん♡はあん♡

…コホン、兎に角、貴女の魔法ではセージ様を癒す事が出来ないのですから、引っ込んでなさい!

待っていて下さいセージ様!

貴方の、貴方のアルベドが、今 愛の癒しをぉっ! 

 

◆アルベドside・了◆

 

≫≫≫

 

◆タナカside◆

危なかった~!

アルベドの持っていたアイテムで全快。

 

「うっ…ぉ~りゃっ!」

 

ブォオオオッ!

 

バキッ!

 

セフィロスが凍てつく波動を放つ中、突進してのサマーソルト・キックを顎先に打ち付ける。

 

打々々々々々々々々々!

 

そして左右の掌打を連発!

 

ブォオオオ!

 

そしてセフィロスが繰り出すのは、またも凍てつく波動。

 

ブォオオオオオオォッ!

 

………………………?

おかしくね?

さっきから波動、連発し過ぎだろ?

此方としては、無意味な行動だから有り難い話だけどな!…だりゃっ!

 

ビシィッ!

 

 

◆タナカside・了◆

 

 

≫≫≫

 

◆デミウルゴスside◆

タナカ様が近接格闘戦を仕掛ける中、あの天使はタナカ様に対して凍てつく波動しか、仕掛けてこない。

…………………………。

奇妙を通り越えて、不気味だ。

アレだけな戦闘レベルな物を創造したプレイヤーが、判断力の設定を疎かにしたとは考えにくい。

何か、タナカ様の油断を誘ってからの策でも有るのか?

…に、しても、私ですら違和を感じているのだ、それにタナカ様が気付いてない筈も無い。

……………?!!

 

「ま、まさか?」

「何か気付いたのですか、デミウルゴス殿?」

バステト女史が、私に尋ねてくる。

 

「「「「「……………………。」」」」」

他の面々も、私に説明を求めている様な顔付きだ。

 

「ぅ…うむ、デミウルゴスよ…」

「承知致しました、アインズ様。」

その中、流石はアインズ様は、私と同じ答えを出している様で。

解りました。私としても、まだ仮説の域ですが、アインズ様に代わり、皆に説明させて戴きます。

 

「恐らく…ですが、あの敵は その創造主から、ある一定レベルを越えた強化(バフ)を得た者が居た場合、優先的に其を無効化する様に設定されているのでしょう。」

「でも、セージ様は…ハッ?!」

「アルベド。貴女も気付きましたか?

その通りです。

確かにタナカ様は、物理に魔法、その他、各防御力が最高レベルに達しています。

そして それは、魔法やスキル、或いはアイテムで得た強化で無く、元からの…タナカ様の"素"の御力!

しかし、タナカ様の、其の余りにも…謂うならば規格外の防御力を、後方支援を得た物と誤認したのでしょう…後は、解りますね?」

「ツマリ、ヤツハ タナカ様ニ対シテ…」

「常に防御強化している物だと思い込み…」

「あの、強化無効のスキルを放ち続ける…で、ありんすか?」

「その通りですよ。…まだ、確証は在りませんがね。」

 

ビシィッ!

 

そう話している間に、タナカ様の強烈な回し蹴りが、あの天使に決まりました!

 

 

◆デミウルゴスside・了◆

 

≫≫≫ 

 

◆アインズside◆

さすデミ!

解説ありがとう!

成る程、あの凍てつく波動の連発は、そういう事だったのか!

ん、納得出来た!

 

ブォオオオ!

 

そしてセフィロスは、未だ その強化無効化(バフ キャンセル)のスキルを連発しているが、当然 先輩には意味が無い。

 

ドッゴーーーーーーーーッン!!

 

しかし、流石に学習したのか、戦法を変えてきた。

破壊力では(術者のレベルにもよるが)ユグドラシルでも かなり上位となる、爆裂魔法(エクスプロージョン)だ!

 

残念(ずゎんぬぇん)♡」

だが、これも 先輩には、やはり効いていない。

 

『………………!?』

しかも、格闘戦が出来る程の至近距離からの魔法行使は、自身も その爆発範囲に居た為、セフィロスも…セフィロスだけがダメージを負ってしまう結果に。

そして この時セフィロスの顔が、怒りか屈辱か、或いは恐怖か、初めて歪む。

 

ヴォォォオォッ!

 

「「「「「!!!?」」」」」

しかし、次に繰り出してきたのは、現状で唯一、先輩にダメージを与える事が可能と判明している攻撃スキル、《暗黒重力子弾(ダーク・グラビドン)》!

 

「くっ!」

「「ぬぉっ?!」」

「うわっ!」

「「「「「きゃぁっ!?」」」」」

「グワッ…!」

この強力な広範囲攻撃を皆が受ける中、

「…っらぁ!」

 

ドスッ!

 

『……?!』

同様にダメージを受けている筈の先輩が、セフィロスの鳩尾に右の膝を突き刺す!

今回の乱数(ランダム)ダメージは、大した数値じゃなかったみたいだ。

 

ぐぃ…

 

そして体を『く』の字に曲げたセフィロスの頭を又に挟み、その身を大きく上方に持ち上げ、パワーボムの体勢から、更に上空へと飛翔。

 

ギュォォオ…

 

「鈴木ぃーいッ!()()()()()()()!!」

更に更に、今度は高速の縦回転で降下しながら、俺に大声で合図。

…成る程、そういう事ですね!

 

「ハァァ…!」

 

ボヮッ!

 

今迄の展開の中、ずっと高めていた魔力を開放させる。

ぃゃ…俺だって唯単に、皆が戦っているのを何もせず、黙って見ていた訳じゃないからな!

狙う座標は、先輩が落地点と定めている…セフィロスが最初に落とした…隕石の上面中心。

 

ヴゥゥゥウン…!

 

「「「「おぉっ!」」」」

「「「「何と?!」」」」

「「「「これは…」」」」

「「「「綺麗…」」」」

「「「「素晴らしい…!」」」」

其処に創り出すのは、黄金に輝く、黄道12星座盤をイメージした様な、巨大な多重式立体魔法陣。

 

ギュォォオオォ…!

 

「行くぜ、鈴木!」

「了解ですよ、先輩!」

そして その身を、黄金に燃える闘氣を纏わせた先輩の技にタイミングを合わせ、魔力を一気に爆発させる!

これは絶対魔法防御を備えた先輩が相手だからこそ、可能な連携技(コンビネーション)だ。

 

「《黄道十二宮爆裂感嘆撃(ゾディアック・エクスクラメーション)》ーーーっ!!」

「スターダスト・ボォーーームっ!!」

 

弩ッ轟嗚々々々々々々々~ッ!!

 

黄金の大爆発が起き、その中心地となっていた隕石は、その爆心地にクレーターが出来たと思えば、其処から巨大な亀裂が走り、バラバラに砕け散った。

  

「「ぷっふゎぁーーーっ!♡」」

………………………………………。

そして これを見て、約2名が幸せ満面な笑みで鼻血を噴き、白眼を剥いて卒倒。

しかし、両者共に器用に翼だけは動かし、落下する事は無い。

 

≫≫≫

『…………………!!』

空中に居た者達も地上に降り、その場の全員(シャルティアとアルベド含む)で、セフィロスを取り囲む。

 

 

『『『『♪Estuans♪interius♪ira♪ vehementi♪

♪Estuans♪interius♪ira♪ vehementi♪

♪Sephiroth!♪Sephiroth!♪』』』』

4体の小型天使もセフィロスと共に地に堕ち、何事も無いかの様に その背後で合唱を続けている中、血塗れな異形の天使が俺達を…先輩を睨む。

 

ヒュンッ!

 

「「「「!?」」」」

既に空飛ぶ程の…逃げる余力も無いのか、セフィロスは最後の抗いとばかりに、右腕の黒翼の羽根を無数に飛ばすが、

 

ビシッ…

  

「ケッ!こんなので俺達をどうにか出来るとでも、思っていたのか?」

「本当、失礼な話だよね~?」

「全くっス!」

「Es ist eine Verschwendung!」

猛毒か麻痺の効果が有ったのだろうが、それ等は全て払い落とされた。

…パンドラは帰ったら、説教だ。

 

ザッ…

 

「皆、退いてろ…。俺が終わらせてやる。」

「セージ様?」

「「「タナカ様!」」」

そして先輩が、前に出る。

 

「覇ァッ!」

 

ボゥヮッ!

 

武闘家スキルを全開させ、再び体全身を黄金の闘氣で纏い、

 

 

 一 撃 必 殺

 

 

その背に効果文字演出(エフェクト)を浮かび上がらせた。

 

『…………………………。』

それを見ても、セフィロスは動じない。

目は虚、先の黒羽根が本当に最後の抵抗だったのだろう、既に思考停止(考えるのを止めた)状態だ。

 

「てぇえぃやっ!!」

そんなセフィロスに先輩は鋭い踏み込みから、黄金の闘氣の全てを左手に集中させ、

 

バッシィッ!!

 

其処から放たれた強烈な燃える左掌打が、セフィロスの首から上を吹き飛ばした。

 

『『『『…♪Sephiroth!♪』』』』

 

シュゥゥ…

 

この一撃で首が消し飛び、それに続いて身体も光の粒子となり、天使系ギルド【セラフィム】の最後の置き土産の、異形の天使は完全に消滅。

同時に あの合唱天使も同様に消滅。

周囲を照らしていた光源も失せ、夜の砂漠も月明かりが差すだけの、本来の姿へと戻った。

改めて今回のGvG、俺達の完全勝利だ!

 

「ふぅ~…

何とか年が暮れる前に、片付ける事が出来たか。

さ~て、何をやってるんですか、鈴木…いや、アインズ・サマ?

勝ち名乗りの音頭は、大ボスの仕事ですよ?」

 




 
はい、天使ギルド編、締めました。
 
次回予告『魔改造ナザリック!(予定)』
乞う御期待! 感想よろしくです。
 
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