鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました 作:挫梛道
カラオケ祭りになってしまいました…
やり過ぎな自覚は有るが、反省も後悔も無い!
◆アインズside◆
『♪トロッコで~♪2人が辿り着いた~のは地獄よ♪』
現在シャルティア熱唱中。
今の状況を簡単に言えば、ナザリック地下…改め、天空大墳墓忘年会だ。
リフォームに伴い、拡張させた多目的空間。
これにユグドラシル時代からの者は勿論、エルフにドワーフ、リザードマンや その他、この
その皆が収容可能な広間での、盛大な宴だ。
『『『『『『♪にゃんにゃんにゃにゃん♪『♪WASSYOI!♪』♪にゃにゃにゃにゃにゃーにゃー♪にゃんにゃんにゃにゃん♪『♪WASSYOI!♪』♪にゃにゃにゃにゃにゃーにゃー♪』』』』』』』
「お前は混ざって歌わないのか?」
「ケッ!キャラじゃねーよ!」
「…はにゃーんもエイデイも、ノリノリで歌っているが?w
まあ、飲め飲め。」
「…ふん、貰ってやる。」
そして今回は、ネコ様大王国の皆さんも参加。
尚、もう30分後には、その儘 新年会に突入する予定。
以前、先輩が宝物殿で見付けたカラオケセットをBARに置いてみたら、これがナザリック内で大流行!
一般メイドを中心に、普段から社畜精神丸出しだったシモベ達が、休日に通い詰めてるんだよな。
守護者達も行ってたの見たし。
余りに流行るから、カラオケセットを複製アイテムでコピー。
そして以前、俺の偽者から奪ったアイテム
ん、ん。仕事以外の趣味を持つのは、非常に良い事だ。
休みの日を有意義に楽しんで過ごす。
これだよ、俺が皆に望んでいたのは!
しかも、それで日常業務には支障を来してないし。
ナザリックのシモベは有能です!
≫≫≫
『♪君が好きだ~とぉ♪叫び~ぃたい♪明日を変えてみよう♪
♪凍りついてくぅ
そして皆が次々と、マイクを廻して歌っていく。
『♪仕事電車通勤♪ムリムリ♪
♪自宅厳重警備♪フリフリ♪
♪た~まにサボぉっちゃっても♪私 責めない♪』
普段のカラオケ、まるで今日の為に練習していたみたいだ。
その成果を遺憾無く発揮している?
「はい、今年は お疲れさん。
来年も頑張っていこう。」
そんな中、ワインにビール、ウーロン茶を手にして、シモベ達に酌をして回っている人物が。
「は…はぃっ!が、頑張ります!」
「ぁぁあ…ありがとうございます!」
タナカ先輩だ。
当然ながら、酌される方は緊張恐縮しまくりガッチガチ。
「そんなに鯱張るなって。
こういう時は、上が下を労うのがルールなんだよ。
ついでに言えば、こーゆー時は無礼講だ、ブレーコー!」
「「「はぅぅ…無理ですぅ…」」」
…先輩、度が過ぎるとパワハラになりますよ?
それと、いくら自分が どれだけ飲んでも平気だからって、また皆を潰したりしないで下さいよ?
分かってます?先輩、前科持ちですからね?
「ほら、ソリュシャンもナーベラルも、ぐぐぐぃっと。」
「「は…はい!」」
プレアデス達にも、酒やジュースを注いでいく先輩。
この人、
「コミュニケーションだよ」って、俺も付き合わされたっけ。
≫≫≫
『♪きゅぅ~ん♪きゅぅ~ん♪きゅぅ~ん♪きゅぅ~んん~♪
♪わたぁしの かれえわ♪ぱいろぉっとお~♪』
…それにしても皆、キャラクター崩壊レベルにノリノリだなぁ。
何だか懐かしい。
ユグドラシル時代、何か有る度に皆で宴会して、あんな風に歌っていたなぁ…
≪≪≪
『♪時を!超えろ♪空を!駆けろ♪この星の為~!♪』
「ひゅーひゅー!」
「よっ!飛蝗ライダー!w…って、おや?モモンガさんは、歌わないんですか?」
「全然デンモク、弄ってないでしょ?」
「はい…俺は、遠慮しときます。」
「え~?」
「そんな~?モモンガさんも歌いましょうよ~?」
「不粋な事言ってないで歌いやがれ!こ~の、骨骨ロック!」
「ブルック!」
「ホラーマン!」
「キン骨マン!」
「ひ、酷くないですか?!」
「いや、空気読まずに空気になろうとしてるのが悪いですよ。
そんな訳で姉ちゃん、おにゃしゃす!」
「よし、任せろ弟。
モモンガお兄ちゃ~ん、私、モモンガお兄ちゃんの歌、聞いてみたいな~?♡」
「くはぁっ!? そ…その声は、卑怯ですよ?!
わ、分かりましたよ!
歌いますよ!歌えば良いんでしょ?」
「「「「おぉ~♪」」」」
「「「「ひゅーひゅー♪」」」」
♪♪♪~♪~♪
『♪M!U!S!C!L!E!MUSCL…
≫≫≫
……………………。
ん、懐かしい、良い思い出…だよな!
♪~♪♪~♪~♪~♪~
そして次の
次は先輩が歌うみたいだな。
◆アインズside・了◆
≫≫≫
◆クライムside◆
『♪燃やせ燃やせ♪怒りを燃やっせ~ぇぇ~♪』
タナカ様の次は、いよいよ私が歌う番か。
私としては、あの様に人前で歌う勇気は持ち合わせていなかったのだが…
しかしラナー様が『クライムが皆の前で歌うのを見てみたい』とか言われるから…
しかし私は、あのカラオケなる、ユグドラシルの歌を知る由も無く。
そして、それを知る為に相談出来る人物も限られて…
「ふむ…そうですか。
でしたらクライム様、この曲は如何でしょうか?
これならば少しの練習で、無難に歌えると思われますが?」
そうしてセバス様に薦められ教わった、この一曲。
今日の為に、深夜に1人隠れ、密かに練習していた成果を見せる時が!
…1度、タナカ様に その様子を目撃され、凄く
『…ィガ~~ァッ!♪』
あ、タナカ様が歌い終わられました。
いよいよ、私の番です。
やはり、人前で…しかも この大勢の前で歌うのは初めてなので、ききき、緊張しますね…
「クライム、頑張ってね♡」
は、はい!ラナー様!
よし!緊張が解れました!
はい!みゅーじっく、すたーと!
『♪ゆわ、しょっーーーーっく!♪
♪あいでぇそらが、おちてくーるぅ~♪』
◆クライムside・了◆
≫≫≫
◆アルベドside◆
『♪どんちゅーぎみよーらーゔぃんぱっしょん?♪
♪あいのーぼーだーしゅびっれっごぉ~ぃ!♪』
よーし!歌いきった!
どうですか、如何でしたか、届きましたか?セージ様?
貴方へ対する私の想い、綴ってみました♡
…って、誰ですか?『重いの間違いだろw』とか言っているヒトは?!
「よ、アルベド。上手かったぞ♪」
私お気に入りのカクテルを持ち、セージ様♡が声を掛けて下さりました。
こ、これは、私の愛!…が届いたのですね?そーですね?
「あ、有り難う御座います、セージ様!」
嗚呼、只でさえ美味しい お酒なのに、愛しい御方から頂けるとなると、より美味しく感じるわ!
そして心無し、酔いが早く回る気が…
はっ…!
ま、まさかセージ様、普通よりアルコール分が強い お酒を飲ませ、酔い潰れた私を介抱すると言って、この場から連れ出して、人気の無い場所で…はん♡あん♡はぁあん♡(腰クネ翼パタパタ)
いえいえセージ様、貴方のアルベド、セージ様が求めるなら、元より拒む心算は微塵も…って、あら?セージ様?
「ほい、アウラとマーレも、お疲れさん。」
「わぁ♪有り難う御座います、タナカ様!」
「ぁ、有り難う御座いますぅ…!」
「お~い、デミっち~?お前はビールよりワインかな~?」
「恐縮です、タナカ様。」
せ、セージ様ぁあ~?!
◆アルベドside・了◆
≫≫≫
◆アインズside◆
『♪手~のひらを太陽に~♪透かしてみれば~♪真~っ赤に流れる~♪僕の血潮~♪
……………………。
ん~、ナーベラルが
因みにナーベラル、現在3曲連続熱唱。
歌ってる最中のソリュシャンから奪った マイクを離そうとしません。
「( ¬_¬)…先輩?言いましたよね?」
「い、いや、ありゃナーベラルが弱すぎるんだよ!
ほら見てみろよ?一緒に飲ませたソリュシャンは、全然平気だし?」
深夜0時を回り、忘年会から新年会に移行した頃、俺の処にやってきた先輩に、ジト目で追及。…目、無いけどね!
すると、必死に言い訳する先輩。
まあ、そういう事に、しときますよ。
「そ、それよか、年明けの挨拶とか、しなくて良いのか?」
あ、誤魔化した。
「こんな良い雰囲気で盛り上がってる中、水を差す真似は不粋でしょう。
それに どうせ昼に、国民に向けての祝辞が予定されていますから、此処では お開きの時、軽く話すだけで充分ですよ。」
「確かに。…で、お前は歌わんの?」
「んがぅう?!」
そして いきなり、話題を変えてくる先輩。
此処で、その話に持っていきますか?
「え?アインズ様も歌われるでありんすか?」
「まあ?♪♡」
「ぇ…ぃゃ…」
不味い!これは、"あの時"と同じパターンだ?!
「鈴木…
ぬぉ…(精神鎮静)…
み、見られてた?!
いや、あれは、別に練習とかで無く、あくまでもストレス発散で、ふじこふじこ!
「「「「「(☆∀☆)キラキラ…」」」」」
…って、気付けば、シャルティアとアルベドだけで無く、周りで それとなく会話を聞いていたアウラとマーレや他の者達も目を輝かせて、完全に期待しているぅ!?
「わ、分かりましたよ、歌いますよ…」
ええ、分かってます。
これ、絶対に逃げられないパターンです。
「知らなかったのか?先輩からは逃げられない!w」
パワハラっ!
「よーし、皆~!次は、アインズ様が歌うそうだぞ~!」
「「「「「「「!!!?」」」」」」」
そして、この一言!
誰が大々的に発表しろと言いました?!
それまでガヤガヤ騒いでたのが、一気に静まり返ったじゃないですか!?
「オ…ォオ…」
「アインズ様が…」
「お歌いになられる…?」
しーん…&じー…
そして一瞬の ざわめきの後、無言で俺を見つめる、会場の皆さん100㌫。
止めて!そんな静聴刮目する価値なんて無いから!
さっきの先輩の時みたいに、適度に飲み食いしながらペンライト振って声援送るくらいで良いから!
「ハァ…」
突っ込み疲れたと思い、マイクを手に取る。
この広間の者全てが、期待と尊敬の眼差しで、俺を見ている。…約1名を除いて。
そう、1人だけ、笑うのを必死に我慢してる様な顔をして…
「wwwwwwwww~!」
…全く我慢していない!
「まぁ、良いか…」
ん。あの人は、善くも悪くも ああいう人だ。(諦め)
この世界に来て200年、俺の周りには、あんな感じに絡んでくれる人物なんて居なかった。
退く程に尊敬、忠誠を示す者か、俺(達)の力に最初は抵抗しながらも、最後には恐怖し、従う者か。
まあ、最後まで従順せず、消えた者も居たけど。
一応、友と呼べる存在も居るが、未だ互いに遠慮している感じは否めない。
…そう考えると、先輩みたいな存在は悪く思えず、本当に有り難いと思っている。
この世界、先輩の お陰で、面白く感じて生きていく事が出来るかもな。
いや、既に そう感じているか…
♪♪♪~♪
…そんな風に考えていたら、
よし、歌うぞ。
『♪
【The・End】
【今回の元ネタ動画(Let's検索!)】
・ナザリック勢がカラオケに行ったようです(ニコ動)
・オーバーロードのキャラがカラオケに行ったら(ニコ動)
・オーバーロードメンバーでカラオケ行ってみた(YouTube)
…本当は もう1つ有ったけど、削除されてる?
《後書き》
はい、今話を以て、『鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました』を一応の完結とします。
但し、サブな話等が浮かんだら、閑話としてアップするかも?
今まで駄文に付き合って戴いて、有り難う御座いました。
…作者の他作品も、宜しくお願いします。
使用楽曲コード:00276791,00808431,02087367,02229684,05400252,07778741,09570357,21131601,21153981,23301503,70473340,70963428