鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました 作:挫梛道
【ダンまち】クロスの続きだ!
◆タナカside◆
「ぎゃーーーーーーっ!?
タナカさん、死ぬ? マジに死にますって?!」
「大丈夫だ。適度に
すぱーん!
「あぅち!?」
「タナカ君!キミは一体、何をしているんだい!?」
…昨夜、皆で話して決めた事柄。
謎転移した先の世界にて、神ヘスティアから受けた恩(この世界の主だった情報や仮拠点の場所提供)を如何にして返すか?
先ずは俺達がダンジョンに潜って稼ぐのがボツになり。
ならばと俺と鈴木がアイテムボックスから手頃なアイテムを取り出し、それを換金するだけで かなりな額になるから それもアリかと思った。
しかし、それで自堕落生活に溺れる事になるのは、結果的に…自己責任かも知れないが、それでも間接的にだが恩を仇で返す事になりかねないとの事で、これもボツになった。
そんな中の、俺とデミウルゴスの提案が、彼女の眷属であるベル・クラネルの 魔改造 強化協力。
俺達が この世界を去った後を想定して、その時にベルが低く見積もって、俺達基準でアダマンタイト級冒険者の強さに
そして早速、ベルを鍛える事に。
ベルは本当に本の少し前に冒険者になったばかりで、まだ自身の戦闘スタイルを確立させていない。
武装も今は冒険者ギルドから支給された
本当に目の前だけで、一杯一杯な駆け出し。
だから とりあえずは そのナイフ、それに脚技を中心とした格闘術の併用を基本に教える事にしてた最中に、ヘスティアから
「何を…って、見ての通り、格闘の指南をしてr
「モンスター相手に関節技なんか使える訳無いだろ!」
≫≫≫
「良いですか、ベルさん。
目だけに頼っていては駄目です。
敵の動きをその呼吸、足音、移動の際の空気の流れ、それ等全てを含めた気配。
それを目で無く、身体全体で感じ取るのです。」
「はい!」
俺の次はセバスが教えている。
ベルを魔法で
これが実になれば、目眩ましをされた時や、姿を消した相手にも対処出来る。
因みにナイフの正しい扱いは
そして手加減誤って殺り過ぎない様に、
「何か私の呼び方だけ、雑じゃないスか?」
◆タナカside・了◆
≫≫≫
◆ヘスティアside◆
どん…
アインズ君がテーブルの上に、沢山の書物を置いたけど、これって…?
「見ての通り、魔導書だが?」
だよね!分かってるよ!だからボクは そんな高額品を、どうして そんなに持ってるかを聞いてるんだよ!
「私の手持ちのアイテムを売ったら、かなりな金額になったのだよ。
攻撃、支援、回復の魔法の書を、一通り買い揃えてみた。
ベル・クラネルに読ませると良いだろう。」
「…良いのかい?
これだけの品、相当なアイテムを売ったんじゃ…?」
「…その辺りは気にしないでくれ。」
(いや、本当に大丈夫だから!まさかユグドラシルのハズレアイテムが、あんなにも高額売買されるなんて、俺も吃驚だったから!)
…………………………………。
どうやら本当に、大丈夫みたいだけど…
彼等の世界って…?!
「それにしても、この世界の魔法のシステムも面白いな。
効果は1度きり。後は只の書物になるとは云え、ダウンロードとでも表現すべきか?
こんな本を読むだけで、誰でも魔法を使える様になるとはな。」
「…だうんろうど? ま…まあ、その辺は異国…いや異世界って事で お互いに納得しようよ。
…それから、ありがとう。」
◆ヘスティアside・了◆
≫≫≫
◆シズside◆
とんかんとんかん。
タナカ様とデミウルゴス様は今、廃教会を
神ヘスティアへの、この世界についての情報の対価。
それは私達が この世界を去った後のアフターケアと決定。
彼女の眷属のベル・クラネルを冒険者として一人前になる様に鍛える事に。
同時進行で、彼女達の住まいである崩れた教会も建て直す事となりました。
「しかし、本当に良いのですか、タナカ様?」
「バカヤロー。図面敷いたのは お前だろ?
だったら責任持って、お前が
最初は大工さん仕事を趣味としているデミウルゴス様を中心に、アウラ様マーレ様、そして私とエントマで進めていく予定でしたが、これに
タナカ様が自分の助手なポジションになる事に、デミウルゴス様が凄く恐縮しています。…その反面、タナカ様との共同作業が凄く楽しそう。
とんかんとんかん。
今も2人で教会の屋根に登り、その屋根を全面張り替えています。
その後は外壁の補修と塗り直し。
「それじゃ、そっち持って…」
「ん、せーのっ!」
「…よっと。」
「よいしょ、よいしょ♪」
アウラ様マーレ様、私とエントマは、建物内側の不要な家具や資材の撤去等の お手伝い。
尚、このタナカ様の
「タナカ様デミウルゴス様。
お茶の用意が出来ました。」
「ああ、ありがとう、シズ。
それではタナカ様、少し休憩に入りましょう。」
「へぃ、
「…それは止めろ貰えますでしょうか?」
◆シズside・了◆
≫≫≫
◆ヘスティアside◆
「ありがとうござんした。また、来なさんし~♪」
「ん~♪ シャルティアちゃん、また来るね~♡」
……………………………………ウケてる。
ウチに居候?する事になった、異世界から来た皆だが、単に食っちゃ寝してる訳じゃない。
きちんと宿代とばかり、色々と家の内や外で働いてくれている。
セバス君コキュートス君ソリュシャン君は、ベル君を鍛えてくれて(タナカ君の
タナカ君とデミウルゴス君は、我が家である教会のリフォームをしてくれている。
アウラ君マーレ君シズ君エントマ君は、そのサポート。
アルベド君とユリ君は、家事全般を。
アインズ君とパンドラ君は、
そしてシャルティア君は、ボクの隣で『じゃがまる君』の売り子をしているのだけど、その容姿と独特の言葉使いで、あっという間に人気者に。
ナンパしてくる男も少なくないが、その時は左薬指の指輪を見せて、『私、人妻でありんす♡』と軽く受け流している。
「……………失態だ失態だ失態失態失態失態失態失態失態失態失態失態失態失態失態…万死!」
因みにナーベラル君も一緒にバイトしてたけど、彼女は開始1分…最初のお客さん相手で、クビになってしまった。
現在大絶賛凹み中だ。
…まあ、あんな接客態度じゃ仕方無い話だけど…どんまい!
◆ヘスティアside・了◆
≫≫≫
◆アインズside◆
私とパンドラは、この世界での資金繰りとして、ユグドラシルのアイテムを売っていたのだが、ヘスティアから少し『待った』が掛かった。
曰く、『余り この世界のバランスが崩れる様なアイテムを外に流すのは止めておいてくれよ!』…だ、そうだ。
一応 私もパンドラも、その辺りは考えていたが、まだ匙加減を掴めてないのも事実だな。
何の付加効果も無い、単なる装飾品や芸術品等は特に制限されてないが、アクセサリーを含む装備品やマジックアイテム、それとポーションの類いは禁止された。
尤もバランスブレイカーとか言われたら、それに従うしかない。
商業系ファミリアを築いている、彼女の親友(神友?)の所には、一部のアイテムを売っても構わないとも言われたが。
そんな訳でパンドラは、薬品販売で生計を建てているという彼女の
べ、別に あんな格好をした同じ顔と、一緒に歩くのが痛々しくてイヤだった訳じゃないぞ!?
確かに銀髪ロン毛片目隠しが、最高にカッコいいとか思っていた時期も有りましたけど!
≫≫≫
「此処…か…」
そして私は、ベルが稼ぎに潜っているというダンジョンを構える巨大な搭、『バベル』の上層に在る武具の店を訪ねている。
この店の主も、ヘスティアの神友らしいが…
「へぃ らっしゃい!今日は、どんな御用で?
魔力増幅の
店に入ると同時、入り口傍のカウンターに居た店員が声を掛けてきた。
私の服装を見て、そう思ったらしい。
「材料は此方で全て用意するから、武具一式を打って欲しいのだが、可能かな?」
「はぁ…金額の程は、相談になりますが?」
「ああ、それで構わない。」
≫≫≫
「あ、アナタ! アナタ何者? こんな素材、何処から持ってきたのよ?!」
「ぁ…はい…」
…その後、別室に案内され、商談担当に手持ちの材料を見せたら、とりあえずは『あんた、
そして『こんなの自分じゃ無理!』…と、店の主…片目を眼帯で隠した美女…鍛冶神ヘファイストスを連れ出してきたのだ。
そして その彼女も、ヒヒイロカネを見た瞬間に隠してない方の眼を大きく見開き、先の やり取りに至るのだった。
「これは…こんな超稀少金属、幾らで売り付ける気だったの?
そしてコレで作った武具、幾らで買う心算だったの?」
いえ…其処まで考えていませんでした!
「ハァ…まあ、良いわ。
それで、どんな武具をお望みかしら?
やっぱり
何時もの黒ローブで無いにしろ、見るからに魔法使いな衣装からか、最初に店に入った時と同じ様な事を聞かれてきた。
「いや…私で無く、知り合いの少年の装備一式を、頼みたいのだが?」
①デミウルゴスの大工趣味は、原作公式設定。
②アルベドに『あのベルってコが悪くないのは解ってるけど、何故だかあの声が生理的にダメ』と言わせるネタを考えていましたが、使い処が見付からず、ボツにしましたw
同じく
『猪突猛進ん~っ!』
『愛!正しく愛なのDEATH!』
『クソ悪魔がぁ!首ちょんぱしてやんぜぇ!』
…なネタも考えましたが、どう考えても使えないと思い、ボツにしましたwww
③アインズ様の今の容姿は、4期1話の赤金ローブを黒くした感じと思って下さい。
次回『酒場の修羅場』(予定)
乞う御期待!感想よろしくです。