鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました 作:挫梛道
ダンまちクロス、ファイナル!
それから…【最終話】の後半をカットして、その部分を修正した上で、【閻魔殿編】の冒頭に移行させました。
尚、この【ダンまち編】は最初、【閻魔殿編】の少し後の話としていましたが、【最終話】の少し後の話と変更させて頂きます。
m(_ _)m
◆ヘスティアside◆
「何だい?何か、文句でも有るのかい?」
「…違う。」
あのベル君に無礼を働いた凶狼他、ロキ達は撤退。
夕食再開と店に入ろうとした時、そのロキ・ファミリアの有力メンバーの1人が呼び止めた。
ヴァレン某。
ベル君が一目惚れしたという、【剣姫】の二つ名を持つ冒険者だ。
「…そちらの、彼。」
「え?」
その、ヴァレン某が、ベル君を指差す…って、ま、まさか?!
…って、ベル君!キミも何、顔を赤くしてるんだよ!?
「数日前、ダンジョンで会った時は、間違い無く弱かった。
ミノタウロスを前にして、恐怖で硬直する程に。
それでも今日は、ベートさんを圧倒した。
…何故?どうして急に、そんなに強くなった?」
なるほど、そういう事か!(©デミウルゴス君)
少し安心。
どうやらヴァレン某は、ベル君個人じゃ無くて、ベル君の強さ…正確には、急激なパワーアップに興味を持った様だ。
「それは…」
チラ…
それはタナカ君…は修行初日で僕がクビにしたけど、セバス君達による指導の成果だ。
しかし、僕が勝手に それを教えて良いかと、彼等にアイコンタクトで聞いてみる。
「それは、俺達が鍛えたからだよ。」
するとタナカ君が代表で答えた。
いや、タナカ君、キミは1日しか教えてないだろ?
確かに あの凶狼との勝負、決まり手はキミが教えた技だったけど?
「私も、一緒に修行しt
「嫌だね。」
「それは色々と、問題が出てくるだろう。」
「お断りしますわ。」
そして その修行をヴァレン某も一緒にしたい…その申し出を言い終わる前に、タナカ君コキュートス君ソリュシャン君が速攻拒否。
「…………………………。」
セバス君だけは別に構わなかったのか、この3人の即答に、何か思う事が有るっぽい顔をしてるが、和を重んじてか、敢えて何も言わない感じだ。
「お金なら、払う。
…体を対価で望むなら、それでも構わない。」
「はっはぁあ゙??!」
「アルベド、スティスティ。そういう問題じゃないし、 そういうのは せめて、Cカップになってから言って下さい。大体 俺、嫁さん居るし、ついでにアンタ、どーせマ〇ロだろ? そっち方面の意味でもお断りだ。そんなの望んでないから。」
「外の者の貴女に、何故 我々が その様な手解きをせねばならないか、その理由も価値も見出だせませんね。
しかも貴女はベル君を散々に言ってくれた、あの愚か者の身内なのでしょう?」
「ボウフラの分際で、タナカ様達に教えを乞うだと?…恥を知れ。」
………………………。
改めて思うけど、彼等は本当、身内以外は塩対応だなあ。
「は、放しなさい!この女、よくも私のセージ様にヌケヌケと!
「アルベド、落ち着くでありんす!」
「この、馬鹿力…!」
「だ、ダメですぅ!?」
そして爆弾発言に怒りな形相で…何だか、闇紫なオーラみたいのが見えてるんだけど?…ヴァレン某に飛び掛かろうとしてるアルベド君を、シャルティア君アウラ君マーレ君が取り抑える中、
「兎に角、俺達はアンタに何かを教える心算なんて、全く無いから。」
「娘、諦めろ。」
「お帰りは、あっちぃ~♪」
「アイズ・ヴァレンシュタイン様…でしたか?
皆様が温厚に振る舞ってくれている内に、退く事をお勧めしますが?
…と言いますか、アルベド様に殺される前に、この場を去るのを勧めます。」
「Fräulein、今直ぐ逃げて! 超!逃・げ・て!…いや、マジ逃げた方が良いですよ、はい、ですよですよ?」
タナカ君達が ヴァレン某の申し出を一蹴。
「ヘスティアとキミの処の主神は、最高に仲が悪いのだろ?
それを、其方の上位者で有るキミが余計に拗らせる様な真似をするのは、控えた方が良いと思うが?」
「…………………………………。」
そしてアインズ君が、差し障り無い言葉選びで彼女を窘める。
≫≫≫
「ん~、ベルっち~?もしかして、凹んでいるっスか~?orzっスか~?」
「ぅぅ…」
結局、ヴァレン某は無理矢理に納得して貰い、お帰り頂いた。
そして店に戻り、何事も無かった様に食事を再開したが、ベル君の様子が少し変だ。
あのケンカを気にしてる…感じでも無いみたいだし?
「あの、お人形さんみたいな女と一緒に修行出来なくなったのが、そんなに残念だっスか~?」
「んがうっう!?」
べ、ベル君~~~~~~~っ?!
ルプスレギナ君の言葉に、食べていたパンを喉に詰まらせる。
…ってベル君!まさか、キミは本当に?
「ベル…」
此処で、タナカ君がベル君に話し掛けてきた。
「所詮、あの女とはロミジュリだったんだから、諦めろ。」
「ぅ…」
そうだよベル君!『ろみじゅり』の意味は分からないけど、タナカ君の言う通りだよ!
「…ったく、鈍感系主人公にも程が在るぞ?
届く筈の無い夜空の星に手を伸ばしてばかりで、すぐ傍の宝石に気付いてない。」
「タナカさん?」
「こんな具合に、な。」
「え?」
そう言って、タナカ君はベル君の手をとると、
ぽん…
「「ひゃあぁあぁあぁあっ??!」」
そのベル君の手を、ぼ、ぼぼぼ、僕の胸の上に置いてきた!
べ、ベル君に
「す、すすす、すいません~、神様あっ!」
即座に土下座、謝るベル君。
「うゎぁ…」
「( ¬3¬)タナカ様…それ、セクハラですよ?」
「えと…僕も、そう思います…。」
「ぎゃはははははははは!」
そしてタナカ君の方は、女性陣(マーレ君含む)から冷たい視線やら爆笑やらを浴びせられる。
「ごめんなさい!ごめんなさい神様!」
その間、ベル君は ずっと謝りっぱなし。
いやベル君? ベル君は悪くないし、僕は全っ然 大丈夫、気にしてなんかいないよ?
…そしてタナカ君!
…ありがとうな。
≫≫≫
「な、何じゃあ こりゃあ~~~?!」
「か、神様?」
そして その夜、ベル君のステータス更新をしてみたら、レベルが…レベルもだけど、他の項目も とんでもない事になっていた。
【
高みを知り、その頂を目指す事により、成長率が急激に飛躍する
その信念を棄てない限り、効果は持続する
何なんだい? この意味不明な…ぃゃ、ある意味、凄く分かり易いスキルは?
それから…
「………………………………。」
「神様?」
「いや、何でもないよ。
只、間違い無く さっきのケンカが原因だろうけど、いきなりレベルアップしてるから少し驚いただけさ。」
いや、ベル君の背中、初めて恩恵を渡した時と比べて、筋肉とか体付きが もう別人なんですけど?
本当に どんだけな修行すれば、こんな風になるんだよ?
「神様?」
「ね…ねえベル君?
タナカ君が全~部 悪いのは承知で言うけどさ、僕、男の人に胸を触られるの、初めてだったんだよね?
だから…その…
≫≫≫
どんっ!
「兎にっ角だ!アインズ君達には冗談なんて一切 通用しないから、変な ちよっかいとか仕掛けない様にしてくれよ?
良いかい?絶対にだぞ?断じて振りなんかじゃないからな!」
翌週。テーブルを思いっきり叩きながらの熱弁。
勿論これは、彼等に その了承を得ている。
アインズ君達も、態々 要らぬ火の粉を被るのは好みじゃないそうだ。…その代わり、敵対者には情け容赦無いけど。
「ハッキリ言って、今回ばかりはドチビに同意や。
恩恵無しで、ウチのベートを一撃瞬殺。
更には その恩恵を受けたばかりの
「その大立ち回りは見てないけど、本当に彼等が規格外の存在なのは、本当よ。」
そして この件に関しては、ロキ…そして『ゆぐどらしる』の素材を見て、彼等のレベルを察しているヘファイストスにもフォローをして貰った。
「良いかい? 僕は伝えたからね?
本当に くれぐれも、下手な手は出さないでくれよ?」
≫≫≫
「マジかいな…いや、納得は出来るけどな…」
「これは初めてのパターンだね?」
「ロリ巨乳の眷属パねぇw」
そして、次の お題はベル君。
タナカ君達に鍛えられ、ロキ・ファミリアの凶狼ベート・ローガを倒したベル君は何と、レベル1だったのが一気にレベル5に跳ね上がっていたのだ。
僕はベル君が初めての
その一方で、『凶狼を倒した』事で、莫大な経験値を得た事で…と納得する者も。
ベル君が
そしてベル君は【
≫≫≫
翌日の夜。
「えーと、ヘルメス、アポロン、フレイヤの3
「もしかして羽根帽子を被った神の事か?
それなら街中で馴れ馴れしい、ヒトを舐めた様な態度で接してきたから殺したぞ?…シャルティアとナーベラルが。」
「昼間、謂われ無き因縁を衝けてきた冒険者が居まして…
彼等を〆め上げたら、それは自分達の主神の指示だと言いましたから、その者のファミリアに凸して、その神と、それと一緒に抗戦してきた者を皆殺ししたのは私ですが?
あ、無抵抗だった者には、一切 手出ししておりませんよ?」
「セージ様とベルきゅんに、変な色目を向けてきた牝豚なら1匹殺したけど、それの事かしら?」
「それで
「いえ、殺す心算は無かったのです!」
「すまない。止める暇も無かった。
それからユリは、相手が弱過ぎた。」
「あぁ、私もだ。」
「…………………………。」
はぁ…バカか?!
あれだけ注意した次の日に、いきなりコレかいっ!?
「その神々、昨日のヘスティア様の呼び掛けで逆に、興味を持ったのかも知れませんな。」
「…フラグ回収。」
…だとしてもだよ!
それからフラグ、言うな!
≫≫≫
「えーと、タナカ君ベル君。その
「そ…それが…」
「この前の騒ぎを聞き付けたのか、俺とベルの前に、サポーターとして自分を売り込んできたから、どうせならと、このコの所属ファミリアの神とOHANASHIして、正式にウチの団員にと連れてきたんだけど?
丁度 良かったじゃないか。
何時までも、俺の
……………………………………。
「今後は あの子の武器防具のメンテ、彼に担って貰う事になるけど、それで良いわね?
大丈夫。彼には私の持てる技術、全てを教え込んだわ。」
「そういう訳で、世話になります。」
………………………………………。
「も、申し訳有りませんヘスティア様!
わ、私には
しかし、アポロン様には信じて貰えず…」
「えーと…キミ、誰?」
「神ヘスティア。この娘、件のファミリアに所属していたらしいのですが、どうやら彼女は未来予知系の
………………………………………。
ま、まあ、団員が増えるのは、決して悪い事じゃ、ないんだけどね?
≫≫≫
3週間後。
「あら? アインズ君達は何処に行ったんだい?」
「そ、それですがヘスティア様。
リビングのテーブルに、こんな手紙が…」
「ん?どれどれ…手紙①?」
※※※
ヘスティア。
貴女が この手紙を読んでいるなら、その時 私達は此の場に居ないのだろう。
大丈夫だ。前々からデミウルゴスやパンドラに調べさせていた、この世界の3大災厄…即ち、黒竜、水龍、巨獣。
此等の所在が判ったので、ちょっと皆でレイドボスのイベントに行ってくるだけだ。
心配無い。直ぐに…夕食時には帰るさ。
尚、何故 其等を知ったかには、深く考えないで欲しい。
決して、バベルの資料書庫の奥、厳重封印された扉の先に勝手に入ったりなんて、してないからな?
アインズ
※※※
………………………………………。
な、何なんだよ、コレは?!
いや、本当に心配なんだか余裕なんだか…どういうリアクションすりゃ良いのか、分からないよ!?
…で、もう1枚…手紙②には…
「はぁあっ?!」
※※※
ヘスティア。
ベルにも一応 注意したけど、夜の音量♡は、もう少し抑えた方が良いと思うぞ。
リリ助やヴェルフ、カサ子が凄く気不味そうなんだけど?
俺や鈴木(正確にはアルベドとシャルティア)を見習え。
それから、昨夜のベル、凄かったろ?
俺が教えた
タナカ
※※※
…………………………………………。
た、た、だ、タナガ君ん~~っ?!
ビリビリビリビリ!
…あ、ありがとうな。
◆ヘスティアside・了◆
▼▼▼
◆ベルside◆
『ゴアァァァァアアッ!』
「
「皆、下がって!コイツは僕が倒す!」
「ベル様!お気を付けて!」
「大丈夫だよ、リリ。」
「バカヤロー、リリ助が心配してんのは、お前じゃねぇよ!」
「また殺り過ぎて、魔石を粉々にしてしまわないか、そっちが心配なんです!」
「この前科持ち!」
「す…すいません…」
あれから…タナカさん達が姿を消して、半年が過ぎた。
そう、タナカさん達は あれから、帰ってこなかった。
尤も、僕や神様、リリ達も、全く心配していない。
「相手が黒竜海龍だろうが、あの鬼畜外道師匠達が殺られる場面が想像出来ねぇ。」
「同感です!」
否定はしないけど、もう少しソフトな言い方って出来ない?
多分、時間切れ。
アインズ君達は黒竜達をやっつけてウチに帰る途中に
神様は そう言ってるけど、僕達も そんな風に思っている。
「てやぁっ!」
斬ッ!
『グァワァァッ?!?』
どすッ…
「ヒュー♪」
「お見事です、ベル様!」
ふぅ…
普通、ダンジョンに入り始めて1年も経ってないのに、階層王を倒すなんて有り得ないよね?
「いーえ、1年足らずで このレベルというのが、先ず有り得ませんから。」
「それは俺達も…だけどな。鬼畜師匠、マジ パねぇ。」
ははは…そうだよね。
でも その お陰で、階層主と渡り合える強さを持てたんだから、感謝しないと。
…ありがとうございます。
「さて、今日は帰ろうか。」
「そうだな。リリ助のリュックも、
「ですね!」
冒険者として、全くな弱虫だった僕を、これ程の
元の世界では、アインズさんが一国の王様らしいですけど、元気にしていますか?
僕達は毎日、元気にダンジョンに潜ってますよ。
はい、そういう訳で、ダンまちとのクロス、終了です。
先に言っときますが、作者、アイズたんを嫌いな訳じゃ無いですよ?
只、ヘスティア様の方が…な、だけです。
しかし この【ダンまち編】、最初は2~3話で終わらせる予定だったのが…
思った以上に引っ張ってしまいました(笑)。
次、また何かネタが浮かんだら、更新します。