鈴木悟の職場の先輩が、ユグドラシルのサービス最終日に新規ユーザー登録しました   作:挫梛道

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時系列はタナカ先輩転移の100年前になります。
 


【追記・閑話】 
【閑話】ぼっちロード


『ねえ、今日でユグドラシル、終わりなんだって。』

 

 

『皆とも、今日で お別れなんだ。』

 

 

『私は…嫌だな。』

 

 

『もっと皆と…いや、ずっと皆と、一緒に いたいな…』

 

 

『一緒に、いたかったな…』

 

 

『……………………………………。』

 

 

『結局…此処、誰も来なかったね…』

 

 

『せめて、今日は最後まで一緒にいよう、ね?』

 

 

『……………………………………。』

 

 

『それから…アナタ達と、お喋りとか、したかったな…』 

 

 

▼▼▼

 

 

≫≫≫

 

 

◆マーレside◆

アインズ様の言われる、『揺り返し』と言われる時期に入りました。

ユグドラシルのプレイヤーが、僕達みたいにシモベと、そしてギルド拠点と一緒に、この世界に転移してくる時期です。

そして実際に、バハルス帝国の領地に、それらしい建物が突然に現れたと、報告が有りました。

 

「良いな。深入りは するな。

危険を感じたら無理に戦闘せず、無事に帰還する事を優先させろ。」

「「はい、アインズ様!」」

アインズ様の命令で、僕と お姉ちゃんが、その調査に行く事が決まりました。

 

≫≫≫

 

バサァッバサァッ…

 

「あ、あれかなぁ? お姉ちゃん。」

「ん。他に考えられないしね。」

そして皇帝さんから聞いた場所に、ドラゴンに乗って空から近付いてみたら、言われた通り、草原が いきなり広い範囲の お花畑に変わり、その中心に赤煉瓦の大きな御屋敷が。

 

「マーレ、気を付けなよ。

あの花、毒を撒いてる可能性も有るからね。」

「そ、そうだね、お姉ちゃん。」

プレイヤー対策として一応、アインズ様から世界級(ワールド)アイテムをお借りしてるけど、油断は大敵です。

 

「シャルティアみたいに、不様は晒せないからね~♪」

「ぅ…うん…」

…でも、椅子の代わりにアインズ様に背中に座られるのは、少しだけ興味が有るかも…?

 

バサァッ…

 

ドラゴンから降りて、御屋敷の正面扉の前に。

扉には、呼び鈴が付いています。

 

「じゃ、いくよ!ごめんくだs」

 

バタンッ

 

「へい らっしゃい!」

「ぅわぁっ?!」

「ひゃぁああ!?」

お姉ちゃんが呼び鈴を鳴らそうとする前に扉が開き、そこから出てきたのは、白黒の仮面を着けた、男の人でした!

 

「フハハハハハハハ!

汝等の驚きの悪感情、美味であーる!」

 

≫≫≫

「あら?お客様?いらっしゃい!

わあ♡ 初めての お客様だわ♪」

「「……………………………。」」

そして、白黒仮面の悪魔さんに案内され、奥の部屋で僕達を迎えてくれたのは、黒髪紅眼の女の子でした。

 

「えっと…何して遊びます?

チェス…は、3人じゃ出来ないから、トランプ?それとも人生ゲーム?

あ、その前に、お茶と お菓子を用意しなくちゃ!」

「「……………………………。」」

 

 

◆マーレside・了◆

 

≫≫≫

 

◆アインズside◆

「全く…それで君達は、只 遊んで帰ってきた訳かい?」

「う…面目無い…。」

「す、すいません~…。」

さて、アウラとマーレが戻ってきて、調査報告だが、その内容にデミウルゴスは少し不満そうだ。

分かったのは…

 

ギルド名は『ミリオン・パーティー』。

ギルドマスターの種族は人造人間(ホムンクルス)で、職業はアーク・ウィザード。

プレイヤーは彼女以外に確認出来ず、NPC(シモベ)最上位悪魔(アーチ・デヴィル)竜騎兵(ドラゴン・ライダー)他多数(但し、その殆んどは非戦闘系)。 

 

アウラとマーレを『お客様』として大層な歓迎をしてくれて、沢山の お菓子をお土産として渡してくれた…らしい。

 

「すいません…何と言うか、相手のペースに乗せられて…」

「つ…ついつい、ゲームとかしてしまいました…ごめんなさい…」

いや、別に『潰せ』とか命令した訳じゃないし、調べる事は きちんと調べてるから、俺的には問題無いぞ。 

尚、お土産として渡された菓子も、魔法鑑定してみたが、毒は勿論、バフもデバフ効果も何も無い極々普通の…少しばかり高級なだけのスィーツだった。

しかし、その量は余りにも多過ぎた為、守護者、プレアデス、一般メイド達女性陣(マーレ含む)で美味しく戴いて貰う事とした。

 

「お茶会っス!女子会っス!」

「おっ菓子♪おっ菓子ぃ~♪」

 

≫≫≫

「如何 思われますか?アインズ様?」

「そうだな…」

報告が終わった後、デミウルゴスと再度、件のギルドについて話し合う。

ミリオン・パーティーなんてギルド、聞いた事が無いから、ランキングは圏外だろう。

ギルマスの名前も同様。

しかし、アーク・ウィザードの(クラス)を得ていて、仮に課金していたとしても、最上位悪魔(アーチ・デヴィル)のシモベとか造っている位だから、レベルは低くないのは判る。

アウラ達への対応からして、カルマ値もプラス、極善と窺える。

拠点(ホーム)の防衛設備も完全で、お花畑が広がる地域(ゾーン)は、物理、魔法、スキル、アイテム使用他、あらゆる攻撃、破壊的行動が出来なくなっているとか。

世界級(ワールド)アイテムを持たせたアウラ、マーレも その効果を突破出来なかったのだから、相当なスキル…或いはアイテム、それも世界級(ワールド)アイテムなのだろう。

そして、ギルマスの少女だが、『また、遊びに来てね♡』とか言って、多量の お土産を渡したりと、本当に敵意は無いのかも知れない。

て、ゆーか…

 

「デミウルゴスよ…

そのギルマスの少女だが、1つ仮説を思い付いた。

自分でも『そんな馬鹿な…?』と思う様な事だが、それだとギルドの状況やアウラ達への対応、全ての辻褄が合うのだ。」

「アインズ様、私も、実は同様な…『そんな事が…?』と思わせる様な答えが1つ、浮かんでおります。」

「ほう? それでは、答え合わせしてみるか?」

 

 

「「彼女は…ぼっちだ。」

         です。」

やはり そうか!

いや、訪ね人に対するテンションの高さからして、本当に そんな気がしてたんだよ!

俺だって、1人でAOG(アインズ・ウール・ゴウン)を維持していた時、いきなりギルメンとか やって来た時は、似た様なアクションしてる自信が有るぞ!

 

「ふっ…どちらにしても、ユグドラシルからの転移者と判れば、私も挨拶に行く必要が有るな。

アウラ達の もてなしの礼も、主として言わねばならぬしな。」

「アインズ様自らが、お礼?…成る程、そういう事ですか!

ならば、私とコキュートス、他にも…」

「いーや、それは違うぞ!

お前が思っている様な、()()なんかじゃないからな!

今回は純粋に、アウラとマーレが世話になったみたいだから、本当に主として純粋に、お礼の挨拶に伺うだけだぞ!」

今回だけは この男が、どんな勘違いな深読みしてるか解ったよ!

 

 

 

 

 

 

 

≫≫≫

「わあ♡ アウラちゃんマーレちゃん!また来てくれたのね!」

「う…うん…」

「ど、どうも…」

「そして、アナタがアウラちゃんマーレちゃんの処のギルマスさんですか?

ようこそ いらっしゃいました!

直ぐに お茶の用意しますから、待ってて下さいね!」

「あ…はい…」

う~む…初見でアンデッドな俺を見て、たじろがないなんて この娘、思った以上にメンタル強いね!

 

「それで、今日は何をして遊びますか?

また人生ゲーム?大富豪? あ、今日は4人居ますから、麻雀とか どうですか?

それともシモベの皆も呼んで…」

そして かーなーり、拗らせていらっしゃる!…何だか彼女とは、仲良くやっていけそうな気がするよ。

  

 

 




 
サブタイで、オチは察せた?(笑)
ネタは浮かんだけど、新作にするには話が続かないと思い、エピソードの1つとしました。
 
現在、別のオバロ原作執筆中なので、そちらもヨロシクです。
 

【駄文:アニメ4期について】
作者、オバロはコミックとアニメ、Wikiの知識しか無いのですが…
 
①4期OPを見て、『あ、コイツ絶対にフィリップだ!』と思ってたら大当りw
 
ヒルマさん…
( ー_ー)つ{胃薬}
 
②同じくOPを見て。
聖女棍棒は地上波NGでも、ニグレド登場はOKですか?
 
③「ぶおー頑張れー!頑張れ ぶおー!ぶおー殺ってしまえ!殺れー!行けーぶおー!止めを刺せ!殺れ!殺れぶおー!止めだ!止めを刺すんだ!ぶおー!殺れー!殺ってしまえ ぶおー! ぁ…」
櫻井さん…アナタは私を、笑い死なす気ですか…www
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