原神喰種   作:H/H 3i

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次回あたりに主人公の容姿とか書いておきます



雪山での初戦闘

栄誉騎士の少女とパイモンと呼ばれた宙に浮く白いのにお互い自己紹介をした。

 

「ごめんパイモンちゃん、あまりにも腹が減ってつい…」

「ついじゃない!おいらは食べ物じゃないぞ!」

「そうだよ。この子は私の非常食だから」

「おい!」

 

息ぴったりでなかなか仲の良い二人組のようだ。

 

「お腹が空いてるなら城内の案内ついでに鹿狩りに行こう」

「おお!そこの料理は絶品だからな! 早くいくぞ!」

「ああ。準備はもうできてる。 ノエルちゃん、騎士団には世話になった。いつか恩返しさせてくれ」

「はい!何か困りごとがあったらお任せを!」

 

冒険者協会で冒険者として登録した後、鹿狩りにて騎士団から餞別として受け取ったモラで腹を満たした。

その後モンド城の様々なものを見て回った。

 

「んん~ やっぱり鹿狩りの料理は最高だな! ハリマはどうだった?」

「あんな旨いものを腹いっぱいに食べられるのは最高だ。今までこんなことなかったからな」

「二人とも、ここがワーグナーの鍛冶場だよ。ハリマも丸腰じゃ戦えないでしょ」

「このワーグナーが作るものに不良品はない。どれを選んでもはずれはない」

「ではとびきり丈夫な棒が欲しい。大きさは俺の背丈ほどのものがいい

「はあ? あるにはあるが本当にいいのか?」

「ああ頼む。 値段はいくらだ?」

「いや代金はいらん。もともと処分する予定だったからな」

「「本当にそれでいいの?」かよ!」

「ああ。もし戦闘になったら任せてほしい。すごいものを見せてやるさ」

 

ワーグナーに礼を言った後蛍パイモンとともにドラゴンスパインへと向かった。

 

「結局この雪山に何をしに行くんだ?」

「アルベドっていう錬金術師になぜ私が神の目を使わずに元素の力を操れるか調べてもらうの。ハリマは?」

「俺は神の目が俺の体にどんな影響を与えているのか知りたくてな」

「影響ってどんなのだ?」

「先ほども話したが俺は皆が食べているようなものは今まで一切食べることが出来なかった。しかし神の目を手にしてからは普通に味わうことが出来るようになった。これがなぜなのか知りたいんだ」

「だから鹿狩りの料理をパイモンみたいにがっついて食べてたんだ…」

「おい!おいらはこいつほど食い意地はってないぞ!」

「ははは… あれだけ旨いものばかりだと食べ歩きが趣味になりそうだ。 ん?誰かいるぞ? おーーい」

 

雑談しつつ歩いていると、離れたところに何人か焚き木にあたっているのが見えた。他の冒険者か?と思い声をかけると突然武器を構えて近づいてきた。

 

「! あいつらファデュイだ! 気をつけろ!」

「なんでこんなところに! ハリマ私も戦う!」

「いや、ちょうどいい。こいつら悪い奴なんだろ?殺しゃしねえから覚悟しな!

 

そう言って東京で喰種相手に磨いた戦い方を見せることにした。

全身に甲赫を鎧のように纏わせ、ワーグナーから受け取った棒には甲赫と鱗赫をそれぞれ練り合わせた赫子を使い炎の大槍を形作る。

 

「おお! かっこいいぞ!」

「すごい…」

 

全身のRc細胞が沸騰するかのような高揚感。

ほんの数日だったがずいぶん久しく感じる感覚だ

 

「速戦即決」「強火で焼くぞ」

 

 

3人のファデュイがかかってくるがこちらも足に力を籠め全力で炎とともに体当たりする。他の小柄な杖を持った男、銃を持った赤い男は吹き飛び、バランスを崩しただけの一番大柄な紫の男に思い切り大槍の腹で打撃を与える。気絶したのを確認すると先ほど飛ばされた二人が戻ってきた。後は銃弾を避け槍でたたくだけだった。全員片付けると鎧を解除し、蛍、パイモンのところに戻った。

 

「すごかったぞ!お前結構強かったんだな」

「でもさっき戦ってた時口調変わってなかった?」

「あー 鎧を纏っている間は気分が昂ってああなるんだ。 それにしてもその格好じゃ冷えるだろ?ちょっとこっち来て」

「「?」」

 

二人が体をさすっていたのを見て、一ついいことを思いついた。

槍にしていた棒の先端に鱗赫を大きく丸めるようにし、発熱させることで暖をとることにした。

 

「おお~ あったかい!」

「それにしてもあの鎧とか背中から出てる触手みたいなものは何?」

「ああこれはな…」

 

二人の体が温まるまでの時間、喰種の体や赫子について話すことにした。

 

「へえ、喰種って不思議な生き物なんだね」

「不思議で済ませるのか!?」

「ははは 体は温まったか? 先に進むぞ」

 

てっきり距離を置かれるかと思っていたためむしろその反応は好ましかった。なぜか頬が熱くなったような気がしてそれを誤魔化すために二人に先に進むよう促した。

 

その後特に問題なく進みアルベドの研究所?ともいうべき場所にやってきた。件の錬金術師は何か作業をしていたがこちらに気づくと顔を上げた。

 

「おや、栄誉騎士。その隣の人は?」

「俺は播磨。あんたに俺の体と神の目の関係を調べてほしくてね」

「了解した。準備があるからしばらく待っててくれ」

 

「じゃあ準備できるまでお前がいたトーキョーの食べ物の続き話してくれ!おいらとっても気になるぞ!」

「私も気になるかな、いつか作ってもらえる?」

「ああ まずは鹿狩りの料理にも似たようなものもあったが東京では…」

 

ああ、この世界は本当に退屈しなさそうだ。

 




蛍ちゃんは男を無自覚に惚れさせそうで、
空くんは疲れ切ったOLに人気出そうなイメージ。
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