「そうですかッ・・・」
怪しい笑みを浮かべたまま、ジブリールは話を続ける。
「我々
ジブリールは目を細めてじっ、とシェイナを見つめた。
するとバサッ!と勢い良く翼を広げる。
シェイナはビクッと驚くがすぐに身構えて体勢を整え、うろたえないように歯を食いしばる。
「私に命を賭けよと言う以上は、貴方もそれ相応のものを賭けるのですよね・・・?」
ジブリールのオーラに圧倒されながらも、シェイナは少し震えた声で言った。
「俺の『脳』を見せてやる」
ジブリールは一瞬目を見開いて驚いたが、直ぐに表情を戻してコップに口を付けた。
「確かに貴方には少し興味はありますが、脳を見たところで何の意味も・・・」
「俺は唯一神の所に五年間いた。俺の脳を見れるってことは、『世界』の情報が全てわかるってことだぜ・・・?」
それを聞いたジブリールは口に含んでいたのをシェイナの顔目掛けて噴出した。
突然の出来事にステフも驚いて悲鳴を上げる。
隣にいた白も流石に驚いて、目をぱちぱちさせている。
ジブリールはテーブルに勢い良く手を着くと一気にシェイナの顔前まで迫った。
「あ、貴方!あの、唯一神・テトの元にいたんですか!?道理で、何かに雰囲気が似ていると思ったんです!唯一神の情報・・・世界、『
「試しに頭触ってみな。天翼種はそういうことも出来るんだろ?」
ジブリールは素早くシェイナの後ろに移動するとゆっくりと彼の頭に触れた。
「・・・・!!これは・・・!!!」
ジブリールはゆっくりと自分の脳に伝わってくる聞いたことの無い情報に目を光らせた。
「こんな、こんな情報が・・・!あっ、沢山っ、沢山入ってくるっ・・・!!」
「な、本当だろ?じゃあそろそろ手を離して・・・」
シェイナはジブリールの手を離したが、離した途端ジブリールはシェイナにぎゅっと抱きついた。
「え・・・?」
「貴方が、欲しい・・・♪こんなに沢山の知識を持っている貴方の全てが・・・♪ふふ、ふふふふふふふふふ・・・・」
シェイナと同じくジブリールをなんとなく危険と思った白はぺちぺちとジブリールの頭を叩いた。
「・・・ハッ!私としたことが!!」
我に返ったジブリールは軽くシェイナの頭を撫でた後、抱き締めていた手を離した。
(コイツ、大丈夫なんだろうか・・・・)
初めて会ったときのジブリールとあまりにギャップがあり過ぎて、シェイナは少し引きかけた。