「コホン・・・」
わざと咳をすると、ジブリールは何事も無かったかのような顔をした。
「あ、あのさ・・・」
シェイナは小さく挙手してジブリールに頼む。
「その翼、触っても良い・・・ですか?」
するとジブリールは少し頬を赤らめ、一瞬細目でシェイナを見るとこくんと頷いた。
「じゃ、遠慮なく・・・」
シェイナはもしかしたら攻撃されるかもしれないと内心思いながらも、ゆっくりと手を白い翼に伸ばした。
今までに触ったことの無いくらいフワフワしている翼を撫でるようにしていると、ジブリールは人差し指をくわえて声を出さないように我慢していた。
「何やってんすか・・・」
シェイナは撫でる手を止めて髪の中から生えてる耳のような触覚のようなものをピクピク動かしているジブリールを見た。
「ごめんなさいッ・・・そこ、性感帯なんです・・・・」
「え・・・?」
ジブリールは小さく息を吐きながら、咥えていた指を抜いた。
「我々は何をする時でも『精霊回廊』という成分を使います。その精霊回廊が集中している翼はッ!感じッ、やすく・・・てぇッ!!」
勝手に手が動いて触っていたことに気づいたシェイナはジブリールの色っぽい声を聞いた瞬間、止める気になれなかった。
「もう少しだけ・・・触って良い?」
ジブリールはガシッ、とシェイナの手を掴んで翼を無理矢理触らせた。
「存分に、どうぞッ!アアンッ!!」
シェイナは返事をすることなく、ジブリールの翼を触った。
角度を変えたり、触る強さを変えたり、少しつねったり引っ張ったりといろいろな方法をシェイナは試した。
「ああッ!そこッ、ソコ駄目ぇッ!んっ!あッ!!・・・・・・」
ジブリールは最後声を漏らした後、両手で口を塞ぎながら少しだけ反り返った。
小刻みに体を震わせて息を吐きながら、シェイナにだけ聞こえる音量で呟いた。
「下も・・・ヤりましょう?」
それに気づいたシェイナがゆっくりと手を伸ばしてきたジブリールの手を握ろうとした時ーーー、
「これ以上は駄目ですわ、お兄様!!」
頬を赤くして恥ずかしがっているステフがシェイナの手を握って叫んだ。
「神を殺すための兵器って聞いたのに・・・拍子抜けですわッ!」
羞恥心を捨てて必死に言ってるステフに、ジブリールは不満そうな顔をする。
「冗談です♪その変わりもっと、ここの部分を・・・」
ジブリールは翼の一部分を指差してシェイナに合図する。
「了解。そこね・・・」
「ンアッ!はああんッ!!」
シェイナが撫でるとジブリールは再び頬を赤らめて喘ぎ始める。
ステフは白の近くに言って、今度は白を説得しようとした。
「白!あの二人を止めてください!!このままだと・・・」
しかし白は止めようとはせず、どこから取ったのか本を読みながら言った。
「翼触ってるだけ・・・じゅうはちきんじゃ、ない・・・」
「・・・もうっ!!」
ステフは諦めてその場にへたりと座り込んだ。
その後・・・
「ふあああああんッッ!!!」
エルキアの図書館に謎の喘ぎ声が響き渡った。