「大変気持ちよく触らせていただきました・・・」
シェイナはジブリールに軽く頭を下げた。
「いえいえ・・・」
ジブリールもシェイナに対して少しだけ頭を下げると人差し指を口元に置いた。
「貴方は本当に
ジブリールの言ったことにステフと白の二人がピクッ、と反応した。
直ぐにステフが平然としているジブリールに言い返す。
「お兄様は私と血の繋がった兄弟ですわ!つまり立派な
白もジブリールを見ながら、頷く。
「悪気があって言ったわけではありません。何というか・・・貴方には不思議な雰囲気があって、他の
「何か・・・?」
シェイナはポツリと呟いた。
「もしかして、
唇が触れ合いそうなくらいの距離にジブリールがいて、シェイナはバランスを崩しそうになるがジブリールが手を掴んでそれを阻止する。
「ゲームの件、承諾します。ただ、神の持ってる知識を全て手に入れるとなると等しいものがなかなか見つかりませんね・・・」
「さっき
シェイナは床を指差してジェスチャーするが、見事にジブリールはガン無視して閃いたように両手を合わしながら言った。
「私の'全て'でどうでしょうか?」
「「「・・・・・!!!」」」
それを聞いた三人は言葉も出ずにフリーズする。
「白たちが勝った、ら・・・ジブリー、ルの権利を貰、う・・・。それで、良い・・・?」
白は平然とそう言うと、「はい♪」とジブリールは快く承諾してくれた。
「あと、暇なときで良いのですがお茶しに来て下さい♪」
「あ、ああ・・・」
戦う前から勝った気でいるジブリールにシェイナは少しムッと眉を動かした。
「もし俺等が勝ったら要求・・・頼みを追加しても良いか?」
「はい♪貴方からは不思議な感じがしますが私に勝つことは出来ないと思うのでもし勝った暁には何なりと♪」
ジブリールはゆっくりと体を起こして少しだけ翼を広げた。
ゴウウウウウウウウ
ジブリールと一緒に三人はエレベーターに乗っている。
ひたすら、下に下りていくエレベーター、もう地下十何階位の所まで来てるだろう。
エレベーターは壁に囲まれていないので、沢山の本が目に入る。
いろいろな大きさの本や、さまざまなジャンルの本が何千冊もあると思うと、シェイナは改めてここの偉大さを感じた。
エレベーターのスピードが少しずつ遅くなり、新たなに降りる床との距離が近くなる。
鈍い音を立ててエレベーターが止まると三人はそこから降りて天井まで続くくらいまである本棚を見上げていた。