ノー『  』・ノーライフ   作:偽帝

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九遠第四加護はテトも使えます(多分)

「ああっ!もうイヤですわああああぁぁぁ!!」

 

 

ステフは頭を抱えてどうしたらいいのかわからずわたわたしているが、飼い犬状態なので思うように動けなかった。

 

 

「先行は貴方からどうぞ。何でも好きな言葉を・・・」

 

 

ジブリールが真ん中の玉に手を伸ばしていたのでシェイナもそれを真似して手を伸ばす。

 

 

「う~んと・・・」

 

 

シェイナは目を瞑って最初の言葉は何が良いか考えた。

 

 

すると脳裏に昔、テトと話したとある会話を思い出した。

 

 

 

 

「シェイ君、原爆って何か知ってる・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(結局、'げんばく'が何か教えてもらってないな・・・)

 

 

ということで、シェイナは直ぐにそれを呟いた。

 

 

 

「原爆」

 

 

シェイナが言った瞬間、玉が光りだし膨張すると同時にテーブルの上に長く太い爆弾のようなものが現れてそれが膨張しだした。

 

 

 

「げんばくって、爆弾・・・?」

 

 

まさかの正体にシェイナは唖然としながら少しずつ破裂しそうになっている爆弾を見つめる。

 

 

ジブリールは危険を感じたのか顔に余裕の表情がなかった。

 

 

ギチャッ

 

 

爆弾の信管スイッチのようなものが押された音がして、シェイナはさらに焦る。

 

 

(俺、完全にやっちまったな・・・・・)

 

 

突然、ジブリールは立ち上がり爆発数秒前に状態の爆弾に向かって叫んだ。

 

 

 

 

九遠第四加護(クーリ・アンセ)!!!!」

 

 

 

瞬間、爆弾が光とともに爆発する。

 

 

 

モクモクモクと雲のように煙が空中に舞い上がっていき、やがてそれは巨大なきのこ雲の形を作り出した。

 

 

飲み込まれそうな速さで大きくなっていく雲はなんともいえない恐怖感を与える。

 

 

きのこ雲の根元の煙が風で流され、シェイナたちの様子が露になる。

 

 

何も無くなった焦土のような土地でドーム上のバリアの中に三人がいた。

 

 

 

九遠第四加護(クーリ・アンセ)・・・第一級魔法か、流石だな・・・・・)

 

 

とてつもない威力の原爆から自分達を傷一つ付けないで守った魔法を見ながらシェイナは驚いていた。

 

 

 

「最初から自爆なんて止めてください・・・」

 

 

声が聞こえたのでシェイナは顔を上げると、翼を広げ空中をホバリングしているジブリールがいた。

 

 

 

「それは最上封印魔法・九遠第四加護(クーリ・アンセ)・・・。もし私が守ってなかったら、ゲームは終わってましたよ?」

 

 

シェイナは申し訳なさそうな顔をして軽く頭を下げた。

 

 

 

「ごめん。まさか原爆がこんなだとは知らなくてさ。それに君・・・?が見捨ててゲームを放棄するってのはどうも考えれなかったしね・・・」

 

 

シェイナはそう言うと何事も無かったかのように再び椅子に座って、ジブリールが向かいの席に座るのを待った。

 

 

 

やがてジブリールも座ると、椅子の上で体育座りをして満面の笑みで言った。

 

 

 

 

「くれぐれも、空きさせないで下さいね・・・!」

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