「むしろ楽しませたいくらいだ・・・」
シェイナは口元に手を当てて、考えようとしたが直ぐに浮かんでニッと笑う。
(
「精霊回廊!」
シェイナが言った瞬間、ジブリールの翼が先から一瞬光る。
「ごめん。何か体に負担があったりする・・・?」
「いえ。少しだけ魔法を制限されるだけです。気にしないで下さい・・・・・」
ジブリールは平然とした口調で言ったが体はそわそわしていた。
「何でソコを抑えてんの・・・?」
シェイナがジブリールのソコを指差す。
「こ、これはちょっとムズムズするだけです・・・」
ジブリールは少し俯きながら股に両手を入れてふとももを交互に動かしている。
「精霊回廊の影響だな・・・」
シェイナがそう言うとジブリールは片手でソコを抑えながら、言い寄る。
「直してくれますか・・・?」
「いや、今ゲーム中でしょ?」
するとジブリールは以外にも直ぐに我に返る。
「そうでしたねっ・・・。では・・・『馬』で」
同時に巨大な馬が現れ、目の前に居たステフに威嚇する。
「ひいいいいっ!!」
(馬って・・・間接的に馬鹿にしているように感じるなぁ)
はあ・・・と特に意味のないため息を吐いてシェイナは即座に次の言葉を言おうとする。
「まんk・・・・」
さいごの言葉を言う前にハッ、とシェイナが気づき直前で言うのをやめる。
しかし二文字目までハッキリと聞いてしまっている三人はジーッと(テーブルの向かいだけ違うが)シェイナを見つめている。
(危ない危ない・・・言うところだった。絶対にまん○なんて言ったら駄目だ!)
「えーと・・・」
どうやらジブリールも空気を読んでノーカンと判断してくれたようでコホンコホンとあからさまな嘘の咳を繰り返している。
「ま、『舞妓』!」
どうにかしてシェイナが言うと、再び丸い玉が光る。
「き、綺麗ですわ・・・」
声を聞いてシェイナが振り返るとだらりの帯を身にまとっているステフの姿があった。
(ジブリールの魔法、なんか適当な感じがするな・・・)
ステフが意外と似合っているとい事実をあえてスルーして、シェイナは向き直る。
「さあ、どうぞ・・・」
「そろそろこの場所も飽きましたね・・・」
ジブリールは殺気の時とは違う、普通の笑みを浮かべた。
「『ビーチ』」
瞬間、景色が南国のようなビーチに変わる。
砂浜や、ヤシの木などは一般的だが海の上には見たことも無い変な形の岩が浮いていた。
(このビーチは、ジブリールの知識の中でのビーチか・・・。だからあんな変な岩があるのか)
シェイナは次の言葉を考えながら、涼むためにさりげなく席を離れて海の方へ行った。
「少し休憩にしましょう♪」
ジブリールの言葉につられ、さりげなく後ろからニ人が付いてきているのをシェイナは知らない・・・。
ビーチの岩の中には角度を変えてみるとアレに見えるのがあるとか無いとか・・・?