(どこでしりとりを間違えたんだろう・・・)
シェイナは椅子を持ちながら、ヤシの木の木陰に持っていって今の光景を改めて見る。
「貴方もこっちにきたらどうです・・・?気持ちいですよ?」
「スイ、カ食べ・・・る?」
「お兄様、今は・・・駄目ですっ!」
三人それぞれに反応するのが何か面倒くさいと感じているシェイナは適当に手を振った。
(何で三人とも真っ裸なんだ・・・?俺、何か言ったか・・・?)
「ふふッ・・・」
不敵な笑いが聞こえ、シェイナは首を動かしてジブリールを見た。
しかしコンマ何秒の差があったのか見たときには先ほどと同じように砂浜で日光浴をしていた。
(俺はジブリールにのせられたのか・・・)
そんなことを思いながらシェイナは視線をステフの方向にやった。
「・・・ッ!」
視線を感じたステフは即座に腕で胸を隠すが、視線の正体がシェイナだとわかるときつく抑えていた腕を少しだけ緩めてくつろいでいるシェイナの元へと歩いた。
「・・・どした?」
シェイナは椅子から立ち上がりステフに言うが、ステフは無視してシェイナをヤシの木に追いやった。
「何だ、ステフ・・・?怒ってる、のか?」
「違い・・・ますわ」
ステフは突然胸を押さえていた腕を解いた。
瞬間、大きな胸が反動で上下に揺れる。
「え・・・?」
シェイナは全く持って状況がわからなかった。
ステフはシェイナの目の前まで来ると、ゆっくりと顔を上げた。
頬は綺麗な赤色に染まっていて、シェイナからはステフの藍色の目涙なのか太陽の反射なのかキラキラ光って見えた。
にゅっ
「~!!!」
目の前のステフが突然胸板に胸を押し付けてきた。
シェイナは痴漢的行為をしないために両手を上げようとするが、ステフにガシッと掴まれてしまう。
「どうですか・・・?私の胸・・・?」
ステフは左右に小さく体を動かしてシェイナの胸板に胸を押し付ける。
(なにこの十八禁展開・・・。てか当たってるよ・・・・・)
シェイナはシャツ一枚なので、ステフの胸の先端が当たる。
「んぅッ・・・」
ステフも感じてる(?)のか目を瞑りながら、押し付け続ける。
「ステフ、もう止めろって・・・」
シェイナは出来るだけ直視しないように顔を横に逸らしながら言った。
「お兄様・・・」
ステフは押し付けるのをやめると、シェイナの顔を両手で触りながら自分の顔を近づけた。
「好きです・・・」
「ステh・・・」
シェイナが言おうとしたときにはもう、ステフの唇が目の前にあった。
シェイナの両頬に手を置きながら、ステフは目を瞑ってキスに専念した。
「んッ・・・」
シェイナは何とか止めさせようと思っていたが、キスしているうちに次第にそんな考えもなくなっていった。
「ッ!」
ステフがようやく口を離したと思いきや、今度は下を入れてきた。
「んっ・・・ちゅぷっ、はむっ・・・」
舌を絡ませながら目を細めて自分を見てくる妖艶なステフにシェイナも頭がボーッとしてくる。
「んはっ・・・んむっ・・・ぷはっ!」
ボーっとしている頭で何とかタイミングを見つけて、シェイナは口を離した。
「お兄様・・・」
ステフはまだキスをしたそうに顔を近づけてねだってくるが、我に返ったシェイナニに対しては意味が無かった。
「どうかしてるぞ、お前・・・」
キスは気持ちよかったが、兄妹でのソレは駄目だとしっかり知識にあるシェイナはぺちぺちとステフの頭を叩いた。
「すいません、その・・・、無かったことにして下さい」
「ああ・・・」
シェイナはとりあえずステフを抱き締めると、頭を撫でた。
するといつも以上に嬉しい笑顔をステフは作った。
(最近、あまり構ってやれてなかったかもな・・・)
ニ、三分撫でていると、いつの間にか服を着たジブリールが砂浜から立ち上がった。
「では、そろそろ続きをしましょう?」
「そうだな・・・」
同時に白がシェイナに歩み寄り、六分の一カットのスイカを渡した。
「スイカ、おい、しい・・・」
「ありがとな・・・」
シェイナにスイカを渡すと、白は一足先に椅子に座って片手に持っていた自分汚水かを食べ始めた。
「さ、行くぞステフ・・・」
「はい・・・」
少し元気が無いステフにシェイナはわざと胸を触った。
「ひゃあッ!」
「いつも通りじゃん。行くぞ!」
「はい!!」
ジブリールの魔法のおかげでステフは元の服になり、シェイナの椅子の隣に立った。
再び丸い玉が現れ今にもしりとりが再開されようとしている時、ステフは小さく呟いた。
「いつまでも気持ちは変わりませんわ。お兄様・・・」