ノー『  』・ノーライフ   作:偽帝

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神の元での栄光数知れず。

「あ~、腹減ったなぁ~・・・」

 

 

シェイナは未だにお腹を押さえている。

 

 

(もしかして、しりとり終わるまで空腹なのかな・・・死ぬな。)

 

 

シェイナは軽いため息を吐いて空腹による餓死を少しだけ決意した。

 

 

「あのさ、『く』じゃなくて『ぐ』でも良い?」

 

 

「はい♪ルール上問題ありませんので♪」

 

 

「じゃあ・・・『グロリア』?」

 

 

シェイナがそう言うと丸い玉が光り、やがて二つに割れるとシェイナとジブリール二人の頭上で回っている。

 

 

「グロリア・・・!」

 

 

「ああ。ラテン語・・・って知ってるか?グロリアはラテン語で栄光って意味なんだ。ただこの頭上のは知らないけどな」

 

 

お互いに自分の頭上にある円を見ていると、そこから小さな紙切れのようなものが振ってきた。

 

 

「これは・・・グロリアカードとでも言いましょうか・・・」

 

 

「・・・何だそれ?」

 

 

上から次々と落ちてくる紙切れを二人は気にせず会話を続ける。

 

 

「この紙の色が対象者の栄光・・・つまり『グロリア』を現しているんです。白は栄光・・・光、赤は悪事・・・影、逆栄光を示しているんだと・・・・・」

 

 

この会話の間に二人の周りにはどっ、と紙が積もっていた。

 

 

シェイナは手で溢れんばかりの紙を掴む。

 

 

何回も何回も繰り返して見るが、シェイナの周りには赤色の紙は一枚も無かった。

 

 

「貴方は栄光が多いんですね・・・♪」

 

 

「ああ・・・」

 

 

(テト)の元にいたんだから、悪事も何もねぇよ・・・)

 

 

フッ、と鼻で笑ったシェイナは何気なくジブリールのほうを見た。

 

 

シェイナはジブリールが視界に入った瞬間手に掴んでいた紙切れを離して、自分以上に積もっている紙を見た。

 

 

「何でそんな赤が多い、んだ・・・?」

 

 

恐る恐るシェイナが聞いても、ジブリールはいつものテンションで返す。

 

 

「さあ?何ででしょう♪」

 

 

「さっき言ってた、生き物の首のせいじゃな・・・」

 

 

シェイナは続きを言おうとしたがいつの間にか目の前にいたジブリールに指で唇を塞がれ、言えなかった。

 

 

「それ以上は・・・わかりますね?」

 

 

殺気以上の何かが伝わったのでシェイナは大人しく首を縦に振った。

 

 

「・・・ふぁい」

 

 

「♪」

 

 

返事を確認したジブリールは笑顔をシェイナに返すと、自分の椅子に戻った。

 

 

「私は貴方方に興味しか抱いておりません・・・。つまりどんなことがあろうとも所詮、人類種(イマニティ)人類種(イマニティ)・・・その考えは変わりません♪」

 

 

ジブリールのその発言に流石のシェイナも少しカチンときた。

 

 

「そうかい・・・。なら絶対(なにがなんでも)勝って、その考えを変えてやるよ」

 

 

「フフ・・・それは楽しみですね♪」

 

 

「・・・・・」

 

 

二人は少しずつ動いていくゲームの中、静かに睨みあった。

 

 

 

 

しりとりはまだまだ続く。

 

 

 

 

 

 

 

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