「私がいつでもこのゲームを終わらせることができるということを、お忘れなく・・・。『雨降り』」
ジブリールはさっきとは違う声のトーンで言った。
するとポツ、ポツと雨が降り始める。
雨は少しずつ強くなっていき、お互い自分の声が聞こえるか聞こえないかくらいの強さで降っている。
「そっか・・・じゃあ俺もなんか考えないとな・・・」
「・・・♪」
ジブリールはニコッと笑ってシェイナに期待しながら、じっと見ている。
「じゃあ・・・『陸離』!・・・で合ってるかな」
シェイナはたまたま手を置いていたステフの方を見た。
ステフも視線に気付いてシェイナの方を見る。
「お兄様?」
「ステフ・・・多分お前今から光るから。よろしく」
「え・・・?」
ステフが目を点にしていると、体が少しずつ光っていく。
「こ、これは?え?え?」
完全に自分の体の状況を理解できていないステフにもう一度シェイナは肩に手を置く。
「・・・頑張れ」
「???」
やがてステフの体全体が眩しく光ると、ステフは銅像のように固まってしまった。
「ステ、フ、まぶ、しい・・・」
結局満足に何も言えずに固まってしまったステフは体の中で光は反射しあい、綺麗に光っている。
ただこの近距離で見るととてつもなく目に悪い。
「ま、陸離ってこういう現象だからな・・・」
言い終わった後、二人はステフに向かって合掌した。
(精霊回廊→・・・外核→
シェイナは唇を噛むと、ジブリールを見つめた。
「珍しい言葉を知ってますね♪ですが・・・まだまだですよ♪」
再び殺気のオーラを放ちながら、ジブリールは言った。
「『朝』」
瞬間、辺りが真っ暗になり何も見えなくなる。
勿論自分の手も見えないし光のステフも裸マフラーの白も見えないが、テーブルの向こうのジブリールの存在は暗闇からでもなんとなく感じ取れた。
シェイナはできるだけ白の体を触らないようにして、白を近づけさせた。
「俺が言ったらおもいっきり息を吸ってくれ」
「りょー、かい・・・!」
白の返事を聞いたシェイナは暗闇の中ニッ、と笑った。
「『酸素』!!」
「!!!!」
シェイナと白は同時に大きく息を吸い込んだ。
光のステフも息苦しそうに両手で首を押さえている。
勿論ジブリールも
(
ジブリールは目を細めてニヤリとしながら、暗闇の先のシェイナを見つめた。